安くてタイラバに使えるリールは?
そんなワガママなタイラバ初心者の方、またはベテランの方でも腕に自信があって安いリールしばりでタイラバを楽しみたい方、サブ機を探している、そんな方々に見ていただきたい今回の記事。
安いタイラバリールを探せば釣具店やAmazonで5,000円を切る無名メーカー製もあったりしますが、少し不安ですよね。
できれば安くても最低限の性能を持った有名メーカー製で安心して使いたい。
で、有名メーカーと言えばダイワとシマノ。
ダイワやシマノというと高額なイメージもありますが、約1万円以内のタイラバに使えるリールは結構あります。
ってことで今回はダイワとシマノから予算約1万円のタイラバに使えるリールをまとめて紹介します。
(※若干10,000円オーバーしてしまってるのもありますが…汗)
最後にその中から特にオススメのコスパに優れる機種紹介もあるので、本文読むのメンドクセエわ!って方は飛ばしてくださいませ。
定価7,700円!シマノ「ゲンプウ」
ゲンプウのラインアップ
200PG(右)/201PG(左)
ギア比:5.5
最大ドラグ力(kg):5.0
自重(g):190
PE糸巻量(号ーm):1.5-260、2-200、3-130
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):59
ハンドル長さ(mm):55 シングルハンドル
ベアリング数 S A-RB/ローラー:1/1
ゲンプウの特徴
2020年発売。
ダイワ、シマノ通じて最安ベイトリール!
シマノ、ダイワ通じてそれなりにタイラバに使えるであろうベイトリールの中では最安の商品。
ベアリング数が1個だけだったり、シングルハンドル仕様というのは値段の通りで仕方なし。
ただ最大ドラグ力5.0kgや自重190gという軽さはタイラバにも十分使える最低限の性能。
とりあえずタイラバできればイイ!とにかく1円でも安いリールを探している!そんな方に。
定価7,700円!ダイワ「プリード」
プリードのラインアップ
150H
巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):71
ギヤ比:6.3
標準自重:215
最大ドラグ力:4
標準巻糸量PE(号-m):2-150、3-100
ハンドル長さ(mm):55 シングルハンドル
ベアリング(ボール/ローラー):4/1
150SH-DH(右)/150SH-DH-L(左)
巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):79
ギヤ比:7.0
標準自重:205
最大ドラグ力:4
標準巻糸量PE(号-m):2-150、3-100
ハンドル長さ(mm):100 ダブルハンドル
ベアリング(ボール/ローラー):4/1
プリードの特徴
2016年発売。
ダイワ最安のタイラバに使えるリール。ダブルハンドルもあってコスパ良し!
先ほどのシマノ「ゲンプウ」と同じ定価で、ベアリング数4個に増加、さらにハイギアの150SHはダブルハンドルに。
さらに「スーパースプールフリー」によりスプールがスムーズに回転、タイラバを素早くフォールさせることができます。
逆に自重は若干重く、ドラグ力は若干弱まるものの、ハイギアが好みにあえば「プリード」の方がオススメ。
定価10,400円!シマノ「ソルティーワン」
ソルティーワンのラインアップ
HG(右)/HG(左)
ギア比:7.1
最大ドラグ力(kg):4.5
自重(g):210
ナイロン糸巻量(号ーm):3-165、3.5-145、4-120、5-100
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):76
ハンドル長さ(mm):45 ダブルハンドル
ベアリング数 S A-RB/ローラー:3/1
PG(右)/PG(左)
ギア比:5.1
最大ドラグ力(kg):4.5
自重(g):205
ナイロン糸巻量(号ーm):3-165、3.5-145、4-120、5-100
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):54
ハンドル長さ(mm):40 ダブルハンドル
ベアリング数 S A-RB/ローラー:3/1
ソルティーワンの特徴
2011年発売。
耐久性がアップした機種。しかしモデルが古く…
錆びに強いベアリング「S A-RB」や超高強度真鍮大径ドライブギアが採用され、巻き上げ性能や耐久性アップ。
さらに遠心力ブレーキ「SVS」によりちょっとしたキャスティングができたり、「スーパーフリースプール」により仕掛けの素早いフォールが可能になりました。
フィールドに合わせてハイギア、ローギアモデルも選ぶことができます。
いろんな機能がいろいろ付いてて良さそうだけど、モデルが古いということもあり、このあと紹介するダイワ「フネX」の方がコスパ良くてオススメ。
定価11,500円!ダイワ「フネX」
フネXのラインアップ
100H(右)/100HL(左)
巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):68
ギヤ比:6.8
標準自重:190
最大ドラグ力:5
標準巻糸量PE(号-m):1.5-200、2-150
ハンドル長さ(mm):100 ダブルハンドル
ベアリング(ボール/ローラー):4/1
フネXの特徴
2018年発売。
安い!軽い!コスパ最強!?リール。
「プリード」と同じベアリング数4個ながら、若干の軽量化と最大ドラグ力アップ。
いわゆるマグネットブレーキである「MAGブレーキ」によりブレーキ力の調整ができて、かつ「スーパースプールフリー」も搭載しており軽いキャストにも対応しています。
シマノ「ソルティーワン」より定価1,100円のアップでドラグ力アップ、ベアリング数4個、さらに軽いということで、ギア比の好みが合うならダンゼン「フネX」がオススメ。
さらにこの後紹介する定価が同額の「ゲンプウXT」よりほぼすべての項目において「フネX」の方が上回っていて、またタイラバ専用リールであるシマノ「炎月BB」(定価15,000円)並みのスペックを持っています。
名前は地味ながらコストパフォーマンスに優れるリールです。
定価11,800円!シマノ「ゲンプウXT」
ゲンプウXTのラインアップ
150(右)/151(左)
ギア比:6.3
最大ドラグ力(kg):4.5
自重(g):195
PE糸巻量(号ーm):1.5-200、2-150、3-100
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):67
ハンドル長さ(mm):55 ダブルハンドル
ベアリング数 S A-RB/ローラー:3/1
200PG(右)/201PG(左)
ギア比:5.5
最大ドラグ力(kg):5.0
自重(g):195
PE糸巻量(号ーm):1.5-260、2-200、3-130
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):59
ハンドル長さ(mm):60 シングルハンドル
ベアリング数 S A-RB/ローラー:3/1
ゲンプウXTの特徴
2020年発売。
ほぼすべての項目において「フネX」を下回るスペック…
「ゲンプウ」よりベアリング数増加、ダブルハンドルモデル追加、「S A-RB」「スーパーフリースプール」などの追加。
ただ上述の通りドラグ力、ベアリング数等ほぼすべての項目において同額のダイワ「フネX」の方が優れている…
定価14,200円!ダイワ「タナセンサー」
タナセンサーのラインアップ
150DH(右)/150DH-L(左)
巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):54
ギヤ比:4.9
標準自重:240
最大ドラグ力:5
標準巻糸量PE(号-m):1.5-250、2-200
ハンドル長さ(mm):100 ダブルハンドル
ベアリング(ボール/ローラー):4/1
150H-DH(右)/150H-DH-L(左)
巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):69
ギヤ比:6.3
標準自重:240
最大ドラグ力:5
標準巻糸量PE(号-m):1.5-250、2-200
ハンドル長さ(mm):100 ダブルハンドル
ベアリング(ボール/ローラー):4/1
タナセンサーの特徴
1万円以下というタイトルですが、実はこの辺から若干実売価格1万円を超えてきちゃってますwすいません…
2018年発売。
カウンター搭載、最新技術も採用されててコスパ良し!
タナセンサーは水深表示できるカウンター搭載。
さらにタイラバに必要な最低限の基本スペックを満たしたうえに最新技術もいくつか採用されててコスパGood!!
その技術特性としてまずATD(オートマチックドラグシステム)。
- より滑り出しがスムーズ
- 柔らかくドラグが効くことにより魚に違和感を与えにくい=無駄に暴れさせない
- ドラグ設定に関わらず、ドラグにネバリがでてファイト中のドラグ調整の頻度が減る
つまり「ファイト中のドラグ調整を減らし、ラインブレイクを防ぎながら魚を速く獲り込むことができるドラグ」です。
次に「スーパーメタルフレーム」。
金属製のフレーム。樹脂製に比べて強度が強く剛性が高い。
剛性が上がることにより、大物とのやり取りでネジレや歪みが発生しにくくなり、巻き上げの力をロスせず伝えることができます。
さらに異音の原因になるスプール軸の歪みなどの発生も抑えることができ、耐久性のアップにも繋がります。
以上のような技術や基本性能もしっかりしていながら、カウンター付きリールとして最安の実売約1万円というコスパに優れるリールです。
定価15,000円!シマノ「グラップラーBB」
グラップラーBBのラインアップ
200HG(右)/201HG(左)
ギア比:7.2
最大ドラグ力(kg):5.5
自重(g):185
PE糸巻量(号ーm): 1-440、1.5-290、2-200
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):77
ハンドル長さ(mm):51 ダブルハンドル
ベアリング数 S A-RB/ローラー:4/1
グラップラーBBの特徴
2016年発売。
とにかく軽さが武器!実は「炎月BB」と同じ筐体のハイギヤ版。
「グラップラーBB」最大の売りは185gという軽さでしょう。
「CI4+」というカーボン素材のボディ採用により軽量化しながら、耐久性や剛性も確保されています。
さらに「カーボンクロスワッシャ」という滑らかで粘り強くドラグが作動し、耐久性もあるワッシャ採用。
実は「炎月BB」ハイギアモデルとカラーリングや糸巻量の違いのみでほぼ同じ筐体、スペック。
定価15,000円!シマノ「炎月BB」
炎月BBのラインアップ
100PG(右)/101PG(左)
ギア比:5.5
最大ドラグ力(kg):5.5
自重(g):185
糸巻量PE(号ーm):1-200
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):59
ハンドル長さ(mm):51 ダブルハンドル
ベアリング数 S A-RB/ローラー:4/1
100HG(右)/101HG(左)
ギア比:7.2
最大ドラグ力(kg):5.5
自重(g):185
糸巻量PE(号ーm):1-200
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):77
ハンドル長さ(mm):51 ダブルハンドル
ベアリング数 S A-RB/ローラー:4/1
炎月BBの特徴
2016年発売。
シマノタイラバ専用リールの最安モデル
先述の通り、「グラップラーBB」とほぼ同じボディ、スペックですが、「炎月BB」はローギアモデル。
もちろん「CI4+」「カーボンドラグワッシャ」など採用されていて最低限の耐久性や剛性、巻きの滑らかさを持っている。
糸巻量も少なく、よりタイラバ向きの仕様に。
定価15,000円!「紅牙X IC」
紅牙X ICのラインアップ
紅牙X IC 103
巻取長さ(cm):54
ギヤ比:4.9
自重(g):240
最大ドラグ力(kg):5
標準巻糸量PE(号-m):0.8-300、1-200
ハンドル長さ(mm):100
ベアリング(ボール/ローラー):5/1
紅牙X ICの特徴
2019年発売、カウンター付きながら実売価格約10,000円の「紅牙」シリーズ最安モデル。
約1万円ながらカウンター付き!さらに基本スペックも十分。
「紅牙X IC」最大の特徴は水深表示されるカウンター搭載しながら、約1万円という安価であること。
基本スペックも最大ドラグ力5kgやベアリング数も5個、ダブルハンドルであったりタイラバ用リールとしては十分のスペックを持っています。
「スーパーメタルフレーム」で高強度、高剛性、高耐久!
さらに「タナセンサー」同様「スーパーメタルフレーム」という金属のフレームが採用。
ただ、金属フレーム+カウンター付きということもあって、タイラバリールとしては若干重めの240g。
少しでも軽量さや高感度を求めるなら上位クラスを目指した方がイイかも。
とはいえ数年前であれば2万円以上していたようなスペックで、約1万円としては十分すぎるスペックの「紅牙X IC」でした。
定価15,000円!「LIGHT SW X IC」
LIGHT SW X ICのラインアップ
LIGHT SW X IC(右)/LIGHT SW X ICL(左)
巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):69
ギヤ比:6.3
標準自重:240
最大ドラグ力:5
標準巻糸量PE(号-m):0.8-300、1-200
ハンドル長さ(mm):100 ダブルハンドル
ベアリング(ボール/ローラー):5/1
LIGHT SW X ICの特徴
2019年発売。
タイラバ専用「紅牙X IC」のハイギヤ版。
タイラバ専用リール「紅牙X IC」と同じ筐体、ほぼ同じスペックで、若干ハイギヤなモデル。
さらに「タナセンサー150DH」ともソックリで、ベアリング数が1個多いことと糸巻量が若干少ないぐらい。
それで定価800円だけのアップですから、カウンター付きで安いリールを探している方は「LIGHT SW X IC」の方がコスパは良さそう。
まとめ コスパに優れる2機種はコレ!
以上約1万円以内で買えるダイワ、シマノのタイラバに使えるリールを紹介してきました。
(最後の方は購入店舗、タイミングによっては若干1万円オーバーしてしまいますが…)
この中からカウンターなし、カウンター付きそれぞれのコスパに優れるオススメを挙げると以下の通り!
どちらもダイワということで、この価格帯のリールはスペックだけで比較するとダイワに軍配があがりますね。
ベアリング数や自重、最大ドラグ力など基本スペック、使われている技術など充実していながら安いということでコストパフォーマンスに優れる機種が多いです。
初心者の方やサブ機に、とりあえずこの辺を選択しとけば間違いないでしょう!

