がまかつ、ジャッカル、アブガルシアのひとつテンヤマダイロッド8選!価格別にまとめてみた。

ひとつテンヤマダイに使えるロッド8選。価格別に並べてまとめてみた。

ひとつテンヤマダイロッドが欲しい。けどダイワやシマノはみんな使っててイヤだからそれ以外のメーカーのがイイ!

ダイワ、シマノで自分に合ったひとつテンヤマダイロッドがない…
こういった方々は稀かもしれませんけど(失礼)、きっといらっしゃるはず。
以前にはダイワ「紅牙テンヤゲーム」シリーズやシマノ「炎月」シリーズの紹介してきました。
しかし本記事では、ダイワとシマノに対抗する、それら以外のメーカーのひとつテンヤマダイに使えるロッドを8種類ピックアップしてみました。
激安だったり、ダイワやシマノにはない特徴を持ったロッドもあったり。
それぞれの特徴とスペック、価格を簡単にまとめてみましたので、ひとつテンヤマダイロッド選びの参考になれば幸いです。
※実売価格はAmazonでの参考価格です。時期により変動する場合があります。
※スペック内の定価はすべて税別価格です。
アンダー1万円。OGK 真鯛テンヤ EX2
2015年発売、実売価格は約6,000円と今回紹介する中で最安商品。
真鯛テンヤ EX2の特徴
実売価格約6,000円と本記事にて紹介するロッドの中では最安。
最近のルアーロッドの主流はカーボン素材割合が90%以上、物によってはほぼ100%というのもあるぐらいですが、「真鯛テンヤEX2」はカーボン割合が83%(残りはグラス素材)と若干少なめ。
カーボン割合が少ないと、「重くなり、感度も落ちる」ということ。
実際に自重は152gとかなり重く、感度も正直そこまでは期待できない…
穂先で小さなアタリをとって積極的に掛けていくひとつテンヤは向いてなさそう。
グラス素材が多めということは追従性が良い=バラシにくいというメリットがあり、ソリッドティップであることも合わせて「乗せる」釣りには相性が良いでしょう。
- とにかく安い
- 従来通りのゆっくり動かして、自然に乗せるひとつテンヤマダイ向き
- キビキビしたアクションをつけたり、積極的に掛けていくのは苦手
真鯛テンヤ EX2のラインアップ
MTEX2240
- スピニング ソリッドティップ
- 全長(m):2.4
- 自重(g):152
- 先径(mm):1.1
- 元径(mm):12
- 錘負荷(号):3-10
- カーボン含有率(%):83
- 定価:OPEN
約1万円。アブガルシア オーシャンフィールド ヒトツテンヤ
2016年発売、実売価格約10,000円。
オーシャンフィールド ヒトツテンヤの特徴
約10,000円という価格に対してカーボン割合ほぼ100%、自重、先径の細さ、テンヤやPEラインの適合範囲などの仕様はバランスよく、いろんな状況に使えてコスパに優れる。
また、真鯛専用モデルではないため上記のようにいろんな魚種を狙って幅広いひとつテンヤゲームにも使えます。
「ひとつテンヤマダイを突き詰めて釣りをしたい!」っていうより、「ひとつテンヤでいろんな魚を狙いたい!」という方にオススメ。
X状にカーボンテープで締め上げる技術が使われており、ネジレやブレを防止しています。
ソリッドティップであることから小さなアタリを弾かず自然に「乗せる」釣りを得意とします。
反対にひとつテンヤをキビキビとアクションさせて、アタリに対して積極的に掛けていく釣りは苦手。
- 約10,000円ながらほぼフルカーボンで軽量、感度良し
- 強度を上げる技術もあって、大物とのやり取りも安心
- 真鯛狙いだけでなくいろんな一つテンヤゲームに使えてコスパGood!!
オーシャンフィールド ヒトツテンヤのラインアップ
OFHS-250MS

- レギュラーファースト ソリッドティップ
- 全長(m):2.5
- 自重(g):124
- 先径(mm):1.0
- 元径(mm):12.3
- 錘負荷(号):3-12
- カーボン含有率(%):98
- 定価:14,500円
約1万円。プロックス 桜魚テンヤSE
2016年発売、実売価格は約12,000円。
桜魚テンヤSEの特徴
繊細なソリッド穂先で違和感なく食わせることを得意としておりながら、8:2と先調子であることを活かしてフッキングさせるバットパワーも持ち合わせています。
カーボン割合も97%とほぼカーボン素材でできているため、最低限の軽量性、感度も確保。
時には0.4号と言う極細PEラインを使ってキャストやアクションをするひとつテンヤマダイにおいて糸絡みは天敵。
穂先も0.9mmという極細なため、糸絡みに気づかずリーリングしてしまうと簡単に折れてしまいます。
それを防ぐため「アルコナイトリングKガイド」が採用され、糸絡みしにくい形状になっています。
オモリやラインなど使える範囲が幅広いスペック。
逆に言うとコレ!と言った得意な釣り方、状況というのが見出しにくいということはありますが、ロッド1本でいろんな状況に使えて安いロッドを探している方にはオススメ。
自重は135gと一つテンヤロッドにしては少し重め。
またその他のスペックも、同価格帯のロッド(上記アブガルシアやこの後紹介のテイルウォークなど)の方が優れている部分が多かったり。
一概にどちらがイイ!とは必ずしも言えませんが、スペック的に「桜魚テンヤSE」はコスパはあまり良くないかも。
- 8:2の先調子で積極的に掛ける釣りができる
- 糸絡みしにくいガイド
- 幅広く使えて安い。逆に状況をしぼった釣り方は不向きかも。
- 同価格帯の別商品の方がコスパには優れるかも…
桜魚テンヤSEのラインアップ
SKUTS250
- 8:2調子
- 全長(m):2.5
- 自重(g):135
- 先径(mm):0.9
- 元径(mm):11.4
- 錘負荷(号):3-15
- PEライン(号):0.4-1.0
- カーボン含有率(%):97
- 定価:OPEN
1万円台。テイルウォーク ソルティシェイプダッシュテンヤ
2016年発売、実売価格は約12,000円~18,000円。
ソルティシェイプダッシュテンヤの特徴
取り回しがよくプレジャーボートや混雑する乗合船で活躍する7ftのショートモデルと、大きなアクションやアワセができてパワーもある8.3ftのロングモデルのラインアップ。
硬さもそれぞれ2種類から選ぶことができ、自分のしたい釣り方や状況に合わせたロッド選択ができます。
ショートモデルの「S70L」と「S70ML」の自重はなんと83~86gという超軽量仕様で、今回紹介するひとつテンヤマダイロッドの中では最軽量。
ちなみにダイワやシマノを含めても「ソルティシェイプダッシュテンヤ」の7ftモデルが最軽量。
(※ジャッカルは自重の公表していないため不明)
軽量テンヤ、極細ラインを使用するひとつテンヤにおいてはロッドも軽量である方がバランスが良く、感度向上、疲労感軽減にもつながり大きな武器となるでしょう。
逆に強度や剛性を上げる技術もそこまでは使われていないため、不意の大物とのやり取りや激しいアクションなど負荷が掛かる釣りには不向き。
ロングモデルである「S83M」はオモリ負荷18号まで対応。
15号オーバーのテンヤ対応しているロッドは割と珍しく、深場や急流なポイントでの大鯛狙いに使える。
- 自分の釣りに合わせて4モデルから選択できる
- ショートモデルはとにかく軽量
- ロングモデルは18号まで使えるパワーを誇る
ソルティシェイプダッシュテンヤのラインアップ
S70L

- 全長(ft):7
- 自重(g):83
- 錘負荷(号):1.5-8
- PEライン(号):-0.8
- 定価:17,000円
S70ML

- 全長(ft):7
- 自重(g):86
- 錘負荷(号):3-12
- PEライン(号):-0.8
- 定価:18,000円
S83ML

- 全長(ft):8.3
- 自重(g):117
- 錘負荷(号):3-12
- PEライン(号):-0.8
- 定価:19,000円
S83M

- 全長(ft):8.3
- 自重(g):125
- 錘負荷(号):5-18
- PEライン(号):-0.8
- 定価:20,000円
2万円台後半。ジャッカル 青帝PRIZA(セイテイプライザ)
2017年発売、実売価格は約27,000円前後。
ジャッカルのロッド全般に言えますが、Amazonや楽天など通販サイトでは売り切れになっていることも多く、コレ欲しい!って方はアラート登録したり、釣具屋さん店頭で発見したら即買するのがオススメ。
青帝PRIZA(セイテイプライザ)の特徴
全長や調子をはじめチューブラー、ロングソリッド、ショートソリッドティップなどモデルごとに異なる仕様になっています。
以下モデルごとのスペック欄に簡単に記載しておりますが、「深場狙い」「マゴチひとつテンヤ」「ロング・巻き」モデルなど、使い方や状況を絞りこんだラインアップに。
「STPC-230MH-ST」はベイトモデル。
フォールの操作性が良く、アタリもとりやすいなどベイトの良さを活かしてベイトひとつテンヤマダイができます。
またシマノ製ロッドにもよく採用されているスパイラルガイド搭載で糸絡みも軽減。
「ステンレスフレームSICガイド」という小口径ガイドにより糸絡み軽減し操作性、感度アップ。
また「スリムシェイプグリップ」でも操作性アップや疲労感軽減も。
- 自分のしたい釣りにマッチしたロッド選択ができる
- ベイトひとつテンヤモデルの登場
- 売り切れ状態が多く見つけたら買い!
青帝PRIZA(セイテイプライザ)のラインアップ
STPC-210H-TT

- 深場狙いモデル
- チューブラーティップ
- 全長(m):2.1
- 錘負荷(g):-130
- PEライン(号):0.6-1.2
- 定価:28,500円
STPS-210M-ST
- テンヤマゴチモデル
- ソリッドティップ
- 全長(m):2.1
- 錘負荷(号)(最適負荷):1-15(3-10)
- PEライン(号):0.4-1.0
- 定価:28,500円
STPC-230MH-ST
- ベイトひとつテンヤモデル
- ソリッドティップ
- 全長(m):2.3
- 錘負荷(号)(最適負荷):3-15(8-15)
- PEライン(号):0.4-1.0
- 定価:28,500円
STPS-245ML-TT
- 汎用モデル
- チューブラーティップ
- 全長(m):2.45
- 錘負荷(号)(最適負荷):1-15(3-10)
- PEライン(号):0.4-1.0
- 定価:27,500円
STPS-260ML-ST
- ロング・巻きテンヤモデル
- ソリッドティップ
- 全長(m):2.6
- 錘負荷(号)(最適負荷):1-15(3-10)
- PEライン(号):0.4-1.0
- 定価:27,500円
STPS-245MH-ST
- パワーモデル
- ソリッドティップ
- 全長(m):2.45
- 錘負荷(号)(最適負荷):3-15(8-15)
- PEライン(号):0.4-1.0
- 定価:27,500円
約3万円。テンリュー レッドフリップ リアクション-テンヤ
2019年発売、実売価格およそ30,000円~33,000円。
レッドフリップ リアクション-テンヤの特徴
「マグナフレックス製法」という、ロッドの先端から根元にかけてカーボンとグラスという異素材同士を融合させたり、弾性の違うカーボン素材をセクションごとに使用する技術が採用されています。
これによりソリッドティップモデルであれば、ブランクとの接合部で曲がりが阻害されるのを抑制することで感度と食い込みの良さを両立。
またチューブラーティップが採用されているベイトモデルでは、誘いやフッキング時などのパワーロスが減少し、よりアクションを演出しやすい仕様に。
京都西陣発祥の絹織物の最高峰「西陣織」。
時代の流れとともに着物需要の減少により業界が衰退していく中で、この文化や技術を次世代に継承してくために職人さんたちによって考えられたのが、「新しい素材を使って、新しい分野へ進出すること」でした。
そこで着目されたのが炭素繊維(カーボンファイバー)。
一方「国内生産のロッド=日本の「技」や「文化」を取り入れる必要がある」と考えていた天龍の職人さんたちが、このカーボン素材の「西陣織」に出会い、ロッドへ融合するという形になりました。
このようにして「レッドフリップ リアクション-テンヤ」のグリップ部には西陣織が採用されており、渋くて深みのあるデザインに。
ステンレスで強度があり、また小口径のガイドにより糸絡みがしにくい設計。
「レッドフリップ リアクション-テンヤ」はどのモデルも全般アクションを意識した設計になっており、キャストやアクションを多用するひとつテンヤマダイに相性はバッチリでしょう。
- 全般にアクションを重視したスタイルにマッチ
- アクションをつける釣りにピッタリのステンKガイド×SiCリング
- 「西陣織」とのコラボで日本の伝統技術を支える
レッドフリップ リアクション-テンヤのラインアップ
RF2292S-MLS

- 7:3調子 ソリッドティップ
- 全長(m):2.29
- 自重(g):102
- 先径(mm):1.0
- 錘負荷(号):1.5-12
- PEライン(号):-1.0
- カーボン含有率(%):100
- 定価:38,000円
RF2342S-MS

- 8:2調子 ソリッドティップ
- 全長(m):2.34
- 自重(g):105
- 先径(mm):1.0
- 錘負荷(号):2-12
- PEライン(号):-1.0
- カーボン含有率(%):95
- 定価:39,500円
RF2342S-MHS

- 8:2調子 ソリッドティップ
- 全長(m):2.34
- 自重(g):111
- 先径(mm):1.2
- 錘負荷(号):3-15
- PEライン(号):-1.2
- カーボン含有率(%):95
- 定価:40,500円
RF2112B-MHT

- 8:2調子 チューブラーティップ ベイトモデル
- 全長(m):2.11
- 自重(g):133
- 先径(mm):1.4
- 錘負荷(号):3-15
- PEライン(号):-1.4
- カーボン含有率(%):95
- 定価:39,000円
約4万円。がまかつ がま船 ひとつテンヤ真鯛II
2015年発売、実売価格およそ30,000円台後半~40,000円ほど。
ひとつテンヤ真鯛IIの特徴
繊細、高感度かつ高強度のソリッド穂先「スーパートップ」が採用されています。
がまかつのお得意な磯竿にも使われている技術で、巻き込み強度はがまかつ社の従来品比で2倍以上で以下写真のように巻きこんでも折れないという強度を持つ。

※がまかつHPより
105~110gという軽量さと0.8mmという極細先径、さらに99.9%カーボン素材であり、とにかく感度に優れます。
1日に1度あるかないかのごく小さなアタリをとる必要がある渋い状況を攻略するには、高感度であること、また軽量が故に疲労しにくい=集中力の持続といった面からもこの「ひとつテンヤ真鯛II」は大きなアドバンテージになるでしょう。
手感度重視また目感度重視もしくはバランス重視というのもモデルにより性格分けされており、自分のひとつテンヤのスタイルにあったロッドを選択できます。
このあとご紹介するがまかつの新型モデル「ラグゼ 桜幻 鯛テンヤ」は数千円アップで、最新技術が数点新たに採用され、感度や強度の大幅アップが期待できます。
そのため「ラグゼ 桜幻 鯛テンヤ」の方がコスパには優れるかも。
- 「スーパートップ」で高感度、高強度
- 渋い状況を攻略!超繊細仕様
- 釣りスタイルに応じて手感度か目感度重視か選択できる
がま船 ひとつテンヤ真鯛IIのラインアップ
M-250
- 7:3調子 ソリッドティップ
- 全長(m):2.5
- 自重(g):105
- 先径(mm):0.8
- 元径(mm):11.7
- 錘負荷(号):1.5-12
- カーボン含有率(%):99.9
- 定価:39,500円
MH-250
- 7:3調子 ソリッドティップ
- 全長(m):2.5
- 自重(g):107
- 先径(mm):0.8
- 元径(mm):12.3
- 錘負荷(号):3-15
- カーボン含有率(%):99.9
- 定価:39,500円
H-250
- 7:3調子 ソリッドティップ
- 全長(m):2.5
- 自重(g):110
- 先径(mm):0.8
- 元径(mm):12.9
- 錘負荷(号):6-20
- カーボン含有率(%):99.9
- 定価:39,500円
約4万円。がまかつ ラグゼ 桜幻 鯛テンヤ
2019年発売、実売価格約43,000円。
がまかつ ラグゼ 桜幻 鯛テンヤの特徴
航空宇宙向けに開発された高強度かつ高弾性の炭素素材「T1100G」は世界最高クラスの引張強度を持ち、また複数のポリマーを微分散させることで従来材料の特性を向上させる「ナノアロイR」も採用。
ややこしくてよく分かりにくい言葉で説明されてますが、要はパワーと強度が上がっているってこと。
しかもそれによりロッドが太くなったり、重くなったりすることなく、細くて軽量、感度も保ったまま、上記のような最新技術が使われることで強くなっているということですね。
リールシート内部を中空構造にする「リザウンドグリップ」により軽量化と手に伝わる感度がアップ。
下位モデル「がま船 ひとつテンヤ真鯛II」も軽量で超繊細仕様でしたが、「ラグゼ 桜幻 鯛テンヤ」も同じく103~110gと軽量、先径0.8mmと極細で極小さなアタリをとっていける超繊細仕様となっています。
下位モデル「がま船 ひとつテンヤ真鯛II」との価格差は3,000円~5,000円ぐらいとそこまで大きくない割に上記のような最新技術が採用されており、コスパに優れます。
モデルも2019年発売と新しく、できればコチラの方がオススメ。
- 「T1100G」と「ナノアロイR」、「リザウンドグリップ」で軽量化、高強度、高弾性、感度アップ
- 軽量、極細、高感度でありながら強度、パワーアップ
- とにかく小さなアタリをとって渋い状況を攻略したい!方にオススメ
がまかつ ラグゼ 桜幻 鯛テンヤのラインアップ
S82ML

- ソリッドティップ ファストアクション
- 全長(m):2.49
- 自重(g):103
- 先径(mm):0.8
- 元径(mm):11.4
- 錘負荷(号):1-10
- カーボン含有率(%):99.9
- 定価:42,500円
S82M

- ソリッドティップ ファストアクション
- 全長(m):2.49
- 自重(g):106
- 先径(mm):0.8
- 元径(mm):12.1
- 錘負荷(号):2-12
- カーボン含有率(%):99.9
- 定価:43,000円
S82MH

- ソリッドティップ ファストアクション
- 全長(m):2.49
- 自重(g):110
- 先径(mm):0.8
- 元径(mm):12.7
- 錘負荷(号):3-15
- カーボン含有率(%):99.9
- 定価:43,500円
S78H

- ソリッドティップ ファストアクション
- 全長(m):2.34
- 自重(g):105
- 先径(mm):0.8
- 元径(mm):12.5
- 錘負荷(号):3-20
- カーボン含有率(%):99.9
- 定価:42,500円
まとめ
以上、ひとつテンヤマダイロッドを8種類ピックアップしてご紹介してきました。
どの釣種のロッドにも言えることですが、やはり高額になるにつれて「軽量・感度・強度」の3点の項目が優れたものになってきます。
ですから例えば本記事内の話で言えば最高額である「がまかつ ラグゼ 桜幻 鯛テンヤ」を選択すれば軽いし、感度は良いし、強度もあるということで最強のロッドであることは明らかですね。
しかし4万円オーバーとなかなかの金額になってきますので、予算に合わせてどこかに目をつぶって下位機種を選ばざるを得ない、ってことも多いでしょう。
では下位機種が必ずしも高額なロッドにすべてで劣るかと言えばそうではなく、各モデルが持っているいろんな個性や特徴を最大限に引き出せれば上位モデルにも負けない性能はあると思います。
例えば「アブガルシア オーシャンフィールド ヒトツテンヤ」であれば幅広く使えたり、
「ジャッカル 青帝PRIZA」は各モデル使い方や状況をかなり絞った設計されています。

個人的には「西陣織」をまとい日本の伝統文化の継承に貢献するという意志がそそがれた「テンリュー レッドフリップ リアクション-テンヤ」が欲しい。見た目と気持の問題で、性能にはほぼ関係なさそうだけど(笑)
ダイワやシマノより個性あふれるロッドたち、使いこなすことができればひとつテンヤマダイ攻略の大きな武器になってくれるでしょう!