【2022年】桜マーク×自動膨張式ライフジャケット26選。コスパ最強モデルも!

自動膨張式ライフジャケットのスペック比較

船釣り用に桜マークが入ってるライフジャケットを買わないといけない!

いろんな種類があるけど、結局安くてイイのはどれ?
船釣りには必須のライフジャケット(救命胴衣)。
平成30年から桜マーク入りのライフジャケットが着用義務化になり、マイボートオーナーだけでなく遊漁船など利用する方もライフジャケット購入を検討している人も多いのでは。
ということで本記事では有名メーカーの高額だけど安心モデルから安いライフジャケットまで、いろんなライフジャケットスペックをまとめてみました。
(※ガスボンベ容量や初期浮力など、公表していないメーカーについては非掲載。また全商品共通の浮力7.5kg/24時間は桜マークの基準を満たしてるってこと)
ちなみに選定基準は腰巻(ウエスト)式または肩掛(ショルダー)式で落水時に自動で膨張するタイプのみで手動膨張式は除外しています。
結論から言うと、特定メーカーにコダワリがないのであれば、「ブルーストーム(高階救命器具)」から選んどけば間違いなし!
手動膨張式はダメで自動膨張式である必要性とは?
商品紹介の前に、手動膨張式がダメな理由を。
転覆などが原因で落水した場合に、衝撃により気を失ったりパニックになる可能性があり、手動で膨張させることが難しいからです。
自動膨張式であれば落水して気を失っても自動で膨張し、顔を出した状態で海上で浮遊できるので救助してもらえる確率があがります。
また、膨張時の形状にも注意が必要です。
安いライフジャケットにありがちな「コ」の字型で前面がオープンな形状で膨張するタイプだと、手動でバックルを止めないといけません。
手動でバックルを止めないといけないのではせっかくの自動膨張式の意味があまりないので、膨張後に前面まで覆ってくれるタイプがオススメ。

何度も言いますが、この条件を満たすのも「ブルーストーム」
自動膨張式で気を付けないといけないのは、降雨や何らかの形で水を浴びてしまって誤作動で膨張してしまうこと。
しかし国土交通省の認定した商品(桜マーク付き)であれば、型式承認検査においていろんな角度から20分ほど流量600L/hで水を噴霧した上で、それでも誤作動せず落水時には膨張するという不注意膨脹試験というのが行われてます。

通常の降雨では考えられないような水量での試験をクリアしていますので、そこまで心配ないでしょう
その他、桜マークなどについての説明についてはコチラ
ブルーストーム(高階救命器具)
昭和10年創業の老舗メーカー。
商業船舶など業務用救命胴衣を専門に製造しており、世界的にも実績がある。
メーカー知名度はそこまでないが高性能な商品で、メーカーやデザインのコダワリがないのであれば、間違いなくコスパに優れオススメ。
腰巻(ウエスト)タイプ
ソバーウエスト BSJ-5920RSⅡ

もっともスタンダードで安価なライフジャケット。
スリムな形状であるが、3点ベルト方式により浮遊姿勢の安定感、反転能力や口元の高さなどはしっかり確保されている。
ボンベ、センサーの装着状態や使用状態が一目で確認できるシングルインジケータ搭載。
- 初期浮力:9.0kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- 炭酸ガスボンベ:16g
- サイズ:70~100cm
- 定価:¥16,500(税込)
モーゲットウエスト BSJ-9320RSⅡ

従来品の約1/2サイズというコンパクトでありながら最低限以上の浮力もキープしているのが特徴。
ただしブルーストームの他商品は膨張時に全面まで覆われる形状であるのに対し、「モーゲットウエスト」は前面がオープンの「コ」の字型。
落水時に不安があるなら、多少サイズが大きくても他商品の方がイイかも。
シングルインジケータ搭載。
- 初期浮力:9.0kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- 炭酸ガスボンベ:16g
- サイズ:70~100cm
- 定価:22,000円(税込)
ティバノウエスト BSJ-5620RSⅡ

ボンベ、カートリッジの両方の状態を一目で確認できるダブルインジケータ搭載。
またガスボンベ容量も少し大きく高浮力な上位モデル。
- 初期浮力:11.5kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- 炭酸ガスボンベ:18g
- サイズ:70~100cm
- 定価:23,100円(税込)
肩掛(ショルダー)タイプ
ソバー BSJ-2920RSⅡ

シングルインジケータ搭載のエントリーモデル。
スリムな形状であるが、3点ベルト方式により浮遊姿勢の安定感、反転能力や口元の高さなどはしっかり確保されている。
- 初期浮力:9kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- 炭酸ガスボンベ:16g
- サイズ:70~100cm
- 定価:16,500円(税込)
ティバノ BSJ-2620RSⅡ

ガスボンベ容量が18gにアップしたスタンダードモデル。
サイズは少し大きくなってしまうが、初期浮力11.5kgで安心感がある。
ダブルインジケータ搭載。
- 初期浮力:11.5kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- 炭酸ガスボンベ:18g
- サイズ:70~100cm
- 定価:23,100円(税込)
モーゲット BSJ-8320RSⅡ

高摩耗性に優れるCORDURA記事と防水性の高いターポリン生地で高耐久なモデル。
さらにサイズが従来モデルと比較すると約1/2と軽量でコンパクト。
もちろんその分膨張部分も減少はしてしまうが、浮遊性能や浮力などは最低限以上の基準は満たしている。
シングルインジケータ搭載。
- 初期浮力:9kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- 炭酸ガスボンベ:16g
- サイズ:70~100cm
- 定価:22,000円(税込)
ダイワ
釣り具といえばダイワ。という人も多いのでは。
カラーバリエーションがたくさんありオシャレ、またサイズが幅広いなどが特徴。
腰巻(ウエスト)タイプ
DF-2222

コンパクト化し腰ベルト耐久性がアップした2022年新型モデル。
ダブルインジケータ搭載、また落水時にはベルトに沿ってしっかり膨張するレールシステムも採用。
- 初期浮力:非公表
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:70~130cm
- 定価:26,000~26,500円
DF-2220

コンパクトタイプでありながら浮力などの性能はノーマルタイプ同等。
- 初期浮力:非公表
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:70~100cm
- 定価:22,400円
DF-2709

インジケータ非搭載ながら軽量でスリム、そしてお安いノーマルタイプ。
ウエスト55cm~調整可能で細身の方にオススメ。
- 初期浮力:非公表
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:55~140cm
- 定価:18,700円
肩掛(ショルダー)タイプ
DF-2021

2021年モデル。ダブルインジケータ搭載。150cmまで調整できるウエストベルト×背面アジャストベルトで幅広い体形にフィット。
またセンターバランスのデザインにより釣りの邪魔になりにくく、脇ベルトアジャスタの採用で着用後の調整も簡単に。
- 初期浮力:非公表
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:55~150cm
- 定価:27,500円
DF-2608

インジケータ非搭載のスタンダードモデル。
- 初期浮力:非公表
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:55~140cm
- 定価:19,900円
シマノ
こちらも有名どころシマノ。
腰巻、肩掛1種類ずつのラインアップで、正直これといった特徴が見当たらない。
しいて言えば肩掛タイプの小物収納ポケットは他社にはあまりないタイプであること。
腰巻(ウエスト)タイプ
VF-052K

インジケータ搭載のスタンダードモデル。
- 初期浮力:非公表
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:60~105cm
- 定価:21,000円
VF-053U

小型、軽量モデル。
ただしその分前面がオープンの「コ」の字型であるため、落水時の体勢の維持が必要。
- 初期浮力:非公表
- 浮力:非公表
- サイズ:70~100cm
- 定価:22,700円
肩掛(ショルダー)タイプ
VF-051K

インジケータ搭載、ウエストと背面ベルトそれぞれ調節できて幅広い体形にフィット。
小物を収納できるファスナーポケット付き。
- 初期浮力:非公表
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:~130cm
- 定価:23,800円
ラグゼ(がまかつ)
腰巻、肩掛1種類ずつのラインアップ。
それぞれラグゼ版とがまかつ版があるが、デザインの違いだけでいずれもブラックのみという男らしいカラーラインアップ。
腰巻(ウエスト)タイプ
LE-2176(ラグゼ)
GM-2176(がまかつ)
インジケータ搭載のスタンダードタイプ。
上記2商品はラグゼとがまかつでデザインが違うだけでスペックは同じ。
- 初期浮力:非公表
- 浮力:11.5kg
- サイズ:フリー
- 定価:27,800円
肩掛(ショルダー)タイプ
LE-2182(ラグゼ)

GM-2181(がまかつ)
インジケータ搭載のスタンダードタイプ。
こちらもラグゼとがまかつでデザインが違うだけでスペックは同じ。
- 初期浮力:9.7kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:フリー
- 定価:29,800円
エバーグリーン
腰巻、肩掛とも高額ですが、初期浮力等ハイスペック。
さらにメッシュパッドや滑り止めラバー、地味ながら海難事故通報番号「118」がプリントされているなど、細かい部分にもこだわりを感じる。
腰巻(ウエスト)タイプ
E.G.ライフベルト タイプ4
ダブルインジケータ搭載、初期浮力17kgというハイスペックモデル。
腰に接する部分はメッシュ素材で通気性よく、滑り止めラバーも付いているなど使い勝手もグッド!
その分高い!!
- 初期浮力:17.0kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:70~100cm
- 定価:29,000円
肩掛(ショルダー)タイプ
E.G.インフレータブルジャケット タイプ5
ダブルインジケータ搭載。
体にフィットしズレにくいように背面ベルトを交差させる形状「バッククロスシステム」採用。
さらに体に接する部分には3Dメッシュパッドで通気性が良く蒸れにくい。
でもやっぱり高額。
- 初期浮力:9.7kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:フリー
- 定価:29,000円
ワイズギア(ヤマハ)
ボートや船外機メーカーでもあるヤマハの子会社であるアクセサリーメーカーワイズギア。
スタンダードなモデルと、他社にはあまりないハイブリッド式も。
腰巻(ウエスト)タイプ
YWW-5620

インジケータ搭載のスタンダードタイプ。
- 初期浮力:約10.5kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:フリー
- 定価:23,200円
肩掛(ショルダー)タイプ
YWV-2620

こちらもインジケータ搭載のスタンダードタイプ。
- 初期浮力:約9.7kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:70~100cm
- 定価:24,000円
YVH ハイブリッドライフジャケット

自動感知式と固形型浮力体を組み合わせたハイブリッドモデル。
基本的に落水時には自動で膨張しますが、万が一膨張しなくても固形の浮力体により顔面だけでも水上にキープできる。
- 初期浮力:約9.4kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:70~100cm
- 定価:22,900円
プロックス
腰巻、肩掛それぞれ1種類ずつのラインアップ。
他社製OEM、しかも旧型製品ということもあって?基本性能的には特にこれといって特筆すべき点はなく、金額は安め。
腰巻(ウエスト)タイプ
PX032A

インジケータ搭載。
ブルーストームのOEM商品(旧型)。
- 初期浮力:非公表
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:フリー
- 定価:18,800円
肩掛(ショルダー)タイプ
PX030A

インジケータ搭載。
前面に大きめのファスナー付きポケットや、ずれ防止のファスナーも搭載で機能性に優れる。
デザイン面では好みが分かれるところでしょうか。
- 初期浮力:非公表
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:フリー
- 定価:18,000円
オーシャンライフ
値段の安さが売りのメーカー。
スペックだけ見ると初期浮力は高くて高性能だが、インジケータ非搭載で特に腰巻式は膨張後の形状に不安が残る。
腰巻(ウエスト)タイプ
WR-1

自動膨張式で初期浮力も高性能ではありますが、コの字型の形状に膨らむため膨張後に前面のバックルを手動で止める必要があります。
(※他社製品(主に高階製)は丸型に近く前面までカバーできる形状)
インジケータも非搭載。
- 初期浮力:18kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:75~120cm
- 定価:18,000円
肩掛(ショルダー)タイプ
RE-5

カバーを外して洗えるのが特徴。インジケータは非搭載。
- 初期浮力:10.8kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:~140cm
- 定価:18,500円
LG-1

スタンダードな自動膨張式ライフジャケット。インジケータ非搭載。
- 初期浮力:18kg
- 浮力:7.5kg/24時間以上
- サイズ:~150cm
- 定価:18,500円
まとめ
以上各社自動膨張式の桜マーク付きライフジャケットまとめでした。
デザインやカラーリングなど多彩ではありますが、冒頭で述べたように浮力など基本性能や膨張後の形状など安心感があるのはやはり「ブルーストーム」。
高性能のわりに金額も割と安くコスパにも優れます。
ということで最後に個人的コスパ最強モデルを選出してみた。
ティバノウエスト BSJ-5620RSⅡ

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炭酸ガスボンベ18g、初期浮力11.5kgを誇るハイエンドモデル「BSJ-5620RSⅡ」。
ガスボンベ、カートリッジの状態が分かるダブルインジケータも搭載、膨張後の形状も前面まで大きくカバーできて安心。
金額は若干高めではありますが、自分の命を守ってくれると思えば安いものでは。

泳げない筆者も愛用中なのであります
ティバノ BSJ-2620RSⅡ

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続いて肩掛式のオススメも同じくブルーストームの「BSJ-2620RSⅡ」。
初期浮力10kgオーバーの高浮力タイプでダブルインジケータ搭載。
他メーカーではガスボンベ容量や初期浮力などが公表されていない商品も多いため、なんとも言えない部分もあります。
しかし実は高階救命製造で他メーカーにOEM供給している商品も多く(ダイワなど)、それだけのシェアがあり信頼できるということでもある。
ということでやっぱりメーカーとして信頼性があるのは「ブルーストーム(高階救命器具)」でしょう。