シマノのエギングに使えるリール11選の性能比較とコスパ最強2台はコレだ!!
エギングリール、シマノ編。
エギングにオススメリールはどれ?ちなシマノ派
エギング専用リールじゃないとダメ?
リールを購入するときに検討することといえば、性能はもちろん、デザイン、カラーリング、実際に触ってみたフィーリング…など。
デザインなどは感覚的なもので一概にこれがベスト!なんてのはないですが、性能はカタログ上でも数値として公表されてて分かりやすい判断基準の一つ。
とはいえ性能を見ているとベアリングが何個入ってるだの「Xプロテクト」だの「マイクロモジュールギア」だの…突き詰めていけば結局高いリールほどええやん!ってなりがち。
高ければ必ずしもイイかといえばそうでもなくて、自分の釣り方に合わせて最低限以上の性能を持ち合わせていれば十分
まあ上を見ればキリがない。って話ではありますが、価格に対してコスパが良いリール、悪いリールがあるのも事実ですよね。
ということで本記事ではシマノのエギングに使えるリール11種をピックアップ。
それぞれのリールの性能や価格差をできるだけ分かりやすく比較、解説してみたつもりです。
最後に個人的コスパ最強ランキングも作ってみたので、長文読むのがメンドクセー!時間ねえよ!って方はそこだけでも見てみてね!
エギングに使えるリールとは?
ちなみにエギングに使えるリールはどんな条件でしょうか?
- 3000サイズがあること
- できるだけ軽量
- しゃくりやすいハンドル形状
まず第一にシマノでいうと3000サイズのリールがエギングにはおすすめ。
もちろんそれより小さいor大きいリールでも使えなくはないけど、エギングに使うなら3000サイズ選んどけば間違いなし。
秋のコロッケサイズ~春の親イカまで、幅広く活躍してくれる!
エギングはとにかくシャクり!がもっとも大事な釣り。
ガンガンシャクってガンガンキャストする釣りですから、リールの軽量性はものすごく大事になってきます。
軽いほど「シャクリやすい&疲れにくい&感度も良い」と良いことずくし
軽量であると同時に、ハンドル形状も超重要で、個人的には「ダブルハンドル×I型ノブ」がおすすめ。
ただ今回リストアップしているリールの中には「シングルハンドル×T型」といった、エギングには少々使いにくいものもあり、注意が必要です。
本文でも書いてますが、エギングをメインに使うならせめて小型ノブにするとか、ハンドルカスタムすれば操作性がよくなるでしょう。
それではリール紹介、いってみよう!
約7,000円「サハラ」(2022年発売)
「サハラ」の特徴
- とにかく安い!
- 「サイレントドライブ」搭載
- ダブルハンドルモデルも!
本記事で紹介するリールの中で最安、実売価格約7,000円という安さ。
さらに安いだけでなく、以下紹介するように最低限の機能も持ち合わせていて、コスパもよし!
ギアの大型化や精度アップ、最適配置させる「X-SHIP」と精密冷間鍛造と言われるシマノ独自の技術で仕上げた「HAGANEギア」搭載。
さらに2022年モデルより「サイレントドライブ」も新たに採用され、より軽く滑らかな回転性能を誇ります。
以下紹介するリールには当たり前のように搭載している(上位モデルはもっと高性能なギアになってくるけど)ギアシステム。
「サハラ」より下位モデルになるとこれらが非搭載になる割に金額差もそこまで大きくない。
ということでエギング用リールをシマノから選ぶときは最低限「サハラ」以上と考えた方が良い、ゼッタイ
「C3000DH」はダブルハンドル×I型ノブでエギングに最適!
と、ここまでは安いのに高性能でダブルハンドルまで!とイイところばかり上げましたが、もちろん安いなりに悪い点も以下のようにいくつかあったり。
注意点としては大きく上記3点があげられるかと。
重いのはパワーと根性と気合でカバー!
浅溝スプールじゃなくても、たくさんライン下巻きすればOK!
かもしれないけど、ノーマルギアのみ、またT型ハンドルというのはエギングの方法によってはシンドイかも。
そこまで大きく激しくシャクらないのが好みならアリかもしれませんね。
「サハラ」エギングにオススメモデル
「サハラ」の3000サイズは上記3種のラインアップ。
エギングにオススメな3000サイズはダブルハンドルの「C3000DH」。
サハラ C3000DH
- ギア比:5.0
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):265
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):73
- ハンドル長(mm):40
- ハンドルノブ形状:ダブルハンドル×I型
- ベアリング数(ボール/ローラー):4/1
- 本体価格(円):9,800
約10,000円「ナスキー」(2021年発売)
「ナスキー」の特徴
- コアプロテクト、防水ドラグが新たに採用
- その他基本スペック、ラインアップは「サハラ」同等
基本的なスペックやラインアップは下位モデル「サハラ」と同等で、防水システムの「コアプロテクト」と「ウォータープルーフドラグ」が追加で採用されています。
これらの追加で約2,000円ほどの価格アップになりますが、「防水性能アップ→耐久性アップ→寿命が長く!」と長い目で見ると「ナスキー」の方がコスパ良いかも。
「ナスキー」エギングにオススメモデル
「ナスキー」の3000サイズは「サハラ」同様3種類。
エギングにオススメはやはりダブルハンドルモデルの「C3000DH」。
ナスキー C3000DH
- ギア比:5.0
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):270
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):73
- ハンドル長(mm):40
- ハンドルノブ形状:ダブルハンドル×I型
- ベアリング数(ボール/ローラー):6/1
- 本体価格(円):13,900
約11,000円「ミラベル」(2022年発売)
「ミラベル」の特徴
- CI4+のボディ・ローターで軽量!
- ダブルハンドルモデルは無し…
CI4+素材で軽量かつ高剛性の「マグナムライトローター」を採用。
さらにボディ素材も同じくCI4+素材で、「ナスキー」より30g以上の大幅軽量化。
「ミラベル」も3000サイズはダブルハンドルモデルのラインアップがなく「シングルハンドル×T型ノブ」モデルのみのため、「エギングは絶対ダブルハンドルや!」って方には残念。
「エギングに使うならハンドルのカスタマイズ前提がいいかも
ただ、純正カスタムハンドルは高い…これも買ってたら上位リール買えるやん…てことになっちゃうんので、社外品の格安カスタムハンドルもアリかもしれませんね。
「ミラベル」エギングにオススメモデル
「ミラベル」の3000サイズは上記2種のラインアップ。
ダブルハンドルモデルは無く、またT時ハンドルノブ、またPE1号400mと深溝スプールだったり、エギング用としてはもう一つ…な部分もありますが、強いてオススメを挙げるならハイギアの「C3000HG」でしょうか。
ミラベル C3000HG
- ギア比:6.2
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):205
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):91
- ハンドル長(mm):55
- ハンドル形状:シングルハンドル×T型
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):15,700
約13,000円「セフィアBB」(2022年発売)
「セフィアBB」の特徴
- 「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」でより滑らか回転
- 防水システム「Xプロテクト」に進化
- ベアリングが「S A-RB」に
- その他ドラグ、キャストシステムも性能アップ
シマノのエギング専用スピニングリールのラインアップの中で、1万円台で買える最安モデルとなっています。
安いとはいえエギング専用とうたわれるだけあって性能は問題なし。
本来シマノでは「ヴァンキッシュ」(定価約60,000円)やフラッグシップモデル「ステラ」(定価79,800円~)といった最上位クラスのリールに採用されているギアシステム「マイクロモジュールギアⅡ」や「サイレントドライブ」。
高耐久で静か、かつ滑らかで軽い回転性能を実現するこれら技術がまさかのエギング最安モデル「セフィアBB」に採用、1万円台で買えちゃうのです。
防水システムもこれまでの「コアプロテクト」から、より高耐久かつ回転の軽さも維持できる「Xプロテクト」に進化しました。
ボディ部とラインローラー部に採用されていて、特にラインローラ部の耐久性はシマノ社従来品比で5倍以上ものアップしているとのこと。
ベアリングに特殊防錆処理を施した「S A-RB」が新たに採用。
こちらも「セフィアBB」より上位機種には当たり前のように搭載される技術です。
そのままですが、錆びにくいように処理されたベアリングを使うことで耐久性がアップしています。
「セフィアBB」より下位機種だとベールに継ぎ目があり、そこでラインが擦れてダメージを与えてしまうことも。
ごくわずかなことではありますが、PE0.8号や0.6号など細糸を使うエギングではそんな些細なダメージもイザという時に痛い目に合うかもしれません。
ってことでこの「ワンピースベール」だと擦れたり引っかかったりという心配がないため安心。
こちら「ロングストロークスプール」も以前は最上位級モデルに搭載されていた技術。
スプールの糸巻部の幅を長くすることで、飛距離アップなどキャスト性能の向上が期待できます。
また少しのドラグノブ回転で大きく調整できる「ラピッドファイアドラグ」が採用されています。
シャクリやフッキングのために普段はキツめのドラグ設定にしておいて、ファイト中にはドラグを緩める。またはその逆など。
イカのサイズや引き、状況に応じて細かくドラグ調整することが多いエギングにおいて「ラピッドファイアドラグ」のおかげで瞬時に調整できるのは意外と大きなメリット。
昨今のエギングはPE0.6号または0.8号がメジャーですが、「セフィアBB」はそれにピッタリの浅溝スプールで下巻いらず。
筆者の知っている限り9割以上の方が0.6か0.8号どちらか使ってる気がする。残り1割は0.4号というチャレンジャー。
以上のような性能を持ち合わせている「セフィアBB」ですが、エギングリールとしてあえて弱点をあげるとすると235g(シングルハンドルモデルは225g)と若干重いこと。
1万円台と安価ですから目をつぶるべきではあるのでしょうが、シャクる基本動作を1日続けるエギングという釣りにおいてタックルが重いというのは想像以上にデメリットになると思います。
まあそこは気合とパワーと根性でカバーしていただきたい部分でもありますが、軟弱な方にはもうちょっと奮発すると上位の「セフィアSS」が220g(シングルハンドルは205g)、さらに予算は関係ねぇ!って方はエギング専用最高モデル「セフィアXR」で185g(シングルハンドル175g)…
上を見るとキリがないですね。
「セフィアBB」エギングにオススメモデル
品名 | ギア比 | 1回転巻取長 | 自重 |
C3000S | 5.3 | 78cm | 225g |
C3000SHG | 6 | 89cm | 225g |
C3000SDH | 5.3 | 78cm | 235g |
C3000SDHHG | 6 | 89cm | 235g |
3000サイズのみの全4種のラインアップ。
シングルハンドルモデルはノーマルギア「C3000S」とハイギア「C3000SHG」、ダブルハンドルモデルも同じくノーマル「C3000SDH」とハイギア「C3000SDHHG」(長い…)。
専用リールだけにもちろんすべてエギングには使えますが、個人的にオススメはハイギアの2機種。
セフィアBB C3000SHG
- ギア比:6.0
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):225
- PE糸巻量(号ーm):0.6-200、0.8-150、1-120
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):89
- ハンドル長(mm):55
- ハンドル形状:シングルハンドル×EVA小型
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):18,500
セフィアBB C3000SDHHG
- ギア比:6.0
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):235
- PE糸巻量(号ーm):0.6-200、0.8-150、1-120
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):89
- ハンドル長(mm):45
- ハンドル形状:ダブルハンドル×EVA小型
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):20,600
約13,000円「アルテグラ」(2021年発売)
「アルテグラ」の特徴
- セフィアBBと同等の性能
- ダブルハンドルモデルは無し
上記「セフィアBB」と同等の性能で金額もほぼ同じ。
エギングに使うならやっぱり「セフィアBB」のほうがおすすめ。当たり前だけど。
「アルテグラ」はシングルハンドル×T字型ノブのみのラインアップのため、ハンドルカスタム前提で検討した方がいいかも。
「アルテグラ」エギングにオススメモデル
「アルテグラ」3000サイズは3機種。
「ミラベル」同様にダブルハンドルモデルは無し、T時ノブ、またPE1号400mと深溝スプールという仕様でエギング用としてはマイナスポイント。
強いてオススメを挙げるなら、個人的にはハイギアの「C3000HG」でしょうか。
アルテグラ C3000HG
- ギア比:6.0
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):225
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-180
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):89
- ハンドル長(mm):55
- ハンドル形状:シングルハンドル×T型
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):17,800
約21,000円「セフィアSS」(2023年発売)
「セフィアSS」の特徴
- エギング専用「セフィアBB」の上位モデル
- CI4+素材のマグナムライトローターで軽量×回転軽い
- リジッドサポートドラグで安定したドラグ性能
シマノのエギング専用リールとしては「BB」と「XR」の中間に位置する「セフィアSS」。
基本性能としては「セフィアBB」を受け継ぎながら以下のような新技術採用により30g以上の軽量化や回転性能アップ、ベアリングの追加など進化しています。
もちろんエギング専用リールらしくダブルハンドル×ハイギアモデルのラインアップも。
軽量かつ高強度な「CI4+」素材で左右非対称の「マグナムライトローター」採用。
重量バランスなど最適な配置になるように設計されており、回転が軽くなり操作性や感度もアップしています。
もう1点「セフィアBB」から追加になっているのが「リジッドサポートドラグ」。
メインシャフトとスプール内のベアリングの2点でスプールを支える構造になっていて、安定したドラグ作動をサポートしてくれます。
「セフィアSS」エギングにオススメモデル
品名 | ギア比 | 1回転巻取長 | 自重 |
C3000S | 5.3 | 78cm | 190g |
C3000SHG | 6 | 89cm | 190g |
C3000SDH | 5.3 | 78cm | 200g |
C3000SDHHG | 6 | 89cm | 200g |
専用モデルということですべて3000サイズ。
ノーマルギアorハイギア×シングルハンドルorダブルハンドルの計4種のラインアップですが、もちろんすべてエギングに使える。
個人的なオススメを挙げるならハイギアの「C3000SHG」と「C3000SDHHG」。
セフィアSS C3000SHG
- ギア比:6.0
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):190
- PE糸巻量(号ーm):0.6-200、0.8-150、1-120
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):89
- ハンドル長(mm):55
- ハンドル形状:シングルハンドル×EVA小型
- ベアリング数(ボール/ローラー):7/1
- 本体価格(円):28,200
セフィアSS C3000SDHHG
- ギア比:6.0
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):200
- PE糸巻量(号ーm):0.6-200、0.8-150、1-120
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):89
- ハンドル長(mm):45
- ハンドル形状:ダブルハンドル×EVA小型
- ベアリング数(ボール/ローラー):7/1
- 本体価格(円):30,900
約21,000円「ストラディック」(2023年発売)
「ストラディック」の特徴
- ボディが金属(アルミ)製に
- 「インフィニティテクノロジ」ほか最新機能搭載
- 約20,000円とコスパ優秀
- エギング用としてはもう1歩おしい…
これまでボディの材質としてCI4+や高強度樹脂が使われていましたが、「ストラディック」は剛性、強度に勝るアルミ製の「HAGANEボディ」採用。
なおかつリール全体の自重は軽量化され、「軽くて強い」正常進化しています。
ドライブギアとピニオンギアの噛み合う接地面積が向上することで、ギアの歯面にかかる負荷を広範囲へ分散する技術「インフィティクロス」を新採用。
従来の巻き上げを軽くする機構「X-SHIP」がさらに進化し、メインシャフトを特殊低摩耗ブッシュで支持することで摺動抵抗が大幅に減少する「インフィニティドライブ」が採用されました。
さらにメインシャフト自体にも特殊表面処理や加工を施すことで回転トルクも大幅に低減。
高負荷時でも軽く巻き上げることができる仕様となっています。
従来のドラグワッシャーを構成する繊維方向にクロスするように新しい繊維を織り込み強化した「DURAクロス」も採用。
耐摩耗性能をシマノ社比較で10倍以上アップし、シマノ史上最強のドラグ性能を誇ります。
滑り出しから滑らかに、かつ耐久性も高い「カーボンクロスドラグワッシャ」(3000サイズ以上)、摩擦が少なく軽い回転性能を持つ「低摩擦ローラークラッチ」、不意のベール返りを防ぐ「新設計ベール開閉機構」などの機能が盛りだくさん。
以上のようにコスパ最強!と言ってきましたが、エギング用リールとしては「アルテグラ」同様にもう1歩惜しい。
という理由は以下のとおり。
ほとんどはハンドル形状の問題ですから、「3000サイズ×ハンドルカスタム」すれば解決するのがほとんどではあります。
うーん、やっぱり高い…
Amazonなどで「ゴメクサス」など安価な社外品もあるので、デザイン含め「ストラディック」に似合うハンドル探しも楽しいかも!
「ストラディック」エギングにオススメモデル
「ストラディック」の3000サイズは上記4種類。
ダブルハンドルモデルは無く、またハンドルノブもT字型はエギングにおいてマイナスポイントではありますが、オススメはコンパクトボディでハイギア以上の「C3000HG」「C3000XG」の2機種。
ストラディック C3000HG
- ギア比:5.8
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):225
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):86
- ハンドル長(mm):55
- ハンドル形状:シングルハンドル×T字
- ベアリング数(ボール/ローラー):6/1
- 本体価格(円):29,100
ストラディック C3000XG
- ギア比:6.4
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):225
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):94
- ハンドル長(mm):55
- ハンドル形状:シングルハンドル×T字
- ベアリング数(ボール/ローラー):6/1
- 本体価格(円):29,100
約25,000円「ヴァンフォード」(2020年発売)
「ヴァンフォード」の特徴
- 汎用リールながらダブルハンドルもあり
- ボディ、ローター素材は「CI4+」で超軽量
シマノ軽量リールモデル最高峰の「ヴァンキッシュ」の下位モデルとしての位置づけであり、ダブルハンドルモデルの「C3000SDH」で180gという軽量性。
汎用リールには意外とラインアップがなかったりする、ダブルハンドルモデルもあります。
超軽量な「ヴァンフォード」はこれまでコスパ優秀リールとして君臨しておりましたが、2021年にセフィアシリーズ最強「セフィアXR」の登場により影が薄くなった感が。
「セフィアXR」のほうが高性能で2,000円ほどの差ですからね
「ヴァンフォード」エギングにオススメモデル
品名 | ギア比 | 1回転巻取長 | 自重 |
C3000 | 5.3 | 78cm | 180g |
C3000SDH | 5.3 | 78cm | 180g |
C3000HG | 6 | 89cm | 180g |
C3000XG | 6.4 | 94cm | 180g |
3000MHG | 5.8 | 86cm | 200g |
「ヴァンフォード」の3000サイズは5種類と豊富なラインアップ。
エギングにオススメはダブルハンドルモデルの「C3000SDH」、またはハイギアの「C3000HG」でしょうか。
ヴァンフォード C3000SDH
- ギア比:5.3
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):180
- PE糸巻量(号ーm):0.6-200、0.8-150、1-120
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):78
- ハンドル長(mm):45
- ハンドル形状:ダブルハンドル×I型
- ベアリング数(ボール/ローラー):9/1
- 本体価格(円):35,900
ヴァンフォード C3000HG
- ギア比:6
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):180
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):89
- ハンドル長(mm):55
- ハンドル形状:シングルハンドル×T型
- ベアリング数(ボール/ローラー):7/1
- 本体価格(円):33,700
約26,000円「セフィアXR」(2021年発売)
「セフィアXR」の特徴
- ボディ、ローターなど「CI4+」素材で軽量
- 「ヴァンフォード」よりコスパ優秀
「セフィアXR」ではボディやハンドルまで「CI4+」素材で自重は175g(ダブルハンドルモデルは185g)とさらに軽量化。
「セフィアXR」と同じく軽量性が売りだった「ヴァンフォード」と比べると、「リジッドサポートドラグ」の追加やベアリング数も増加していながら、金額差は2,000円ほど。
「セフィアXR」のほうがコスパよし!
「セフィアXR」エギングにオススメモデル
品名 | ギア比 | 1回転巻取長 | 自重 |
C3000S | 5.3 | 78cm | 175g |
C3000SHG | 6 | 89cm | 175g |
C3000SDH | 5.3 | 78cm | 185g |
C3000SDHHG | 6 | 89cm | 185g |
「セフィアSS」と同じくすべて3000サイズでノーマルギアとハイギア、それぞれシングルハンドルとダブルハンドルモデルの組み合わせで計4種類のラインアップ。
個人的にオススメはハイギアの「C3000SHG」とダブルハンドルの「C3000SDHHG」。
セフィアXR C3000SHG
- ギア比:6.0
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):175
- PE糸巻量(号ーm):0.6-200、0.8-150、1-120
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):89
- ハンドル長(mm):55
- ハンドル形状:シングルハンドル×EVA小型
- ベアリング数(ボール/ローラー):9/1
- 本体価格(円):37,300
セフィアXR C3000SDHHG
- ギア比:6.0
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):185
- PE糸巻量(号ーm):0.6-200、0.8-150、1-120
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):89
- ハンドル長(mm):45
- ハンドル形状:ダブルハンドル×EVA小型
- ベアリング数(ボール/ローラー):9/1
- 本体価格(円):40,400
約50,000円「ヴァンキッシュ」(2023年発売)
「ヴァンキッシュ」の特徴
「インフィニティクロス」「インフィニティドライブ」など回転性能やギア耐久性を上げる「インフィニティテクノロジ」を採用。
さらに高耐久で滑らかな「デュラクロス」やライントラブル抑制する「アンチツイストフィン」などももちろん採用。
「ストラディック」には無かった機能として、スプールの上下動速度を圧倒的に低速化することで、ラインが超密巻きされる「インフィニティループ」を搭載。
ラインの放出抵抗が減少し、スムーズなライン送り出しが可能となりました。
ボディはマグネシウム(一部)、CI4+製マグナムライトローター、他にもハンドルやベール形状、素材などが徹底的に見直され、究極の軽量化と感度も手に入れました。
その重量は3000サイズでなんと約170g!
さらにラインローラー部の特殊撥水BB仕様や傷に強いスプールリングなど最低限の強度や耐久性も確保し「軽くて強い」の究極ともいえるリール。
「軽くて強い」とは言いましたが、ボディ全体金属製の「ステラ」には強度、剛性だけでいうと及ばないでしょう。
(※「ステラ」はローターも金属製」)
あくまで比べた場合の話で、「ヴァンキッシュ」でもエギングに必要な最低限以上の剛性
「ヴァンキッシュ」エギングにオススメモデル
品名 | ギア比 | 1回転巻取長 | 自重 |
C3000SDH | 5.1 | 75cm | 175g |
C3000SDHHG | 5.8 | 86cm | 175g |
C3000MHG | 5.8 | 86cm | 170g |
C3000XG | 6.4 | 94cm | 170g |
3000MHG | 5.7 | 84cm | 185g |
「ヴァンキッシュ」の3000サイズは上記5種のラインアップ。
エギングにオススメは、ダブルハンドルモデルの「C3000SDH」または「C3000SDHHG」。
ヴァンキッシュ C3000SDH
- ギア比:5.1
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):175
- PE糸巻量(号ーm):0.6-200、0.8-150、1-120
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):75
- ベアリング数(ボール/ローラー):13/1
- 本体価格(円):67,500
ヴァンキッシュ C3000SDHHG
- ギア比:5.8
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):175
- PE糸巻量(号ーm):0.6-200、0.8-150、1-120
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):86
- ベアリング数(ボール/ローラー):13/1
- 本体価格(円):67,500
約72,000円「ステラ」(2022年発売)
「ステラ」の特徴
言わずと知れたシマノのスピニングリールフラッグシップモデル。
2022年にモデルチェンジ、3つの「インフィニティ」技術を身につけさらに進化しています。
ボディはもちろん、ローター、ドラグノブ、ハンドルキャップにいたるまで金属製。
ラインローラー部にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)処理でラインへの摩擦を低減したり、チタンコートスプールリング、「Xプロテクト」などももちろん採用されており耐久性も確保。
「ヴァンキッシュ」に軽量さでは劣るものの、剛性、強度、耐久性はシマノ製スピニングリールでは群を抜いているでしょう。
「ヴァンキッシュ」同様「マイクロモジュールギアⅡ」や「サイレントドライブ」、「インフィニティテクノロジー」ももちろん搭載。
ベアリング数13個もシマノの中ではトップの数。
「ステラ」エギングにオススメモデル
品名 | ギア比 | 1回転巻取長 | 自重 |
C3000SDH | 5.1 | 75cm | 220g |
C3000SDHHG | 5.8 | 86cm | 220g |
C3000MHG | 5.8 | 86cm | 210g |
C3000XG | 6.4 | 94cm | 210g |
3000MHG | 5.7 | 84cm | 235g |
「ステラ」の3000サイズは上記5種類と豊富なラインアップ。
この中からエギングにオススメは、ダブルハンドルモデルの「C3000SDH」と「C3000SDHHG」。
ステラ C3000SDH
- ギア比:5.1
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):175
- PE糸巻量(号ーm):0.6-200、0.8-150、1-120
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):75
- ベアリング数(ボール/ローラー):13/1
- 本体価格(円):67,500
ステラ C3000SDHHG
- ギア比:5.1
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):175
- PE糸巻量(号ーm):0.6-200、0.8-150、1-120
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):75
- ベアリング数(ボール/ローラー):13/1
- 本体価格(円):67,500
まとめ
以上シマノのエギングに使える11種のスピニングリールでした。
一応エギング専用!とうたわれているのは「セフィア」シリーズの3種類ですが、その他汎用リールもエギングに使える(正直ちょっとシンドいのもあるけど)のです。
マイボ!が選ぶコスパ最強リール
では最後に恒例、個人的コスパ最強エギングに使えるリール2機種を発表。
自分がしたい釣り方に合わせて選択基準は変わってくると思いますが、筆者が重視するのは操作性。
やはりアクションを加えるのが基本動作であるエギングにおいて、操作性というのはかなーり大きなポイント。
つまりダブルハンドルモデル、かつ軽量であることが重要で、これを踏まえたランキングになっています。
セフィアSS
コスパ最強リール1機種目は2023年モデルの新型「セフィアSS」。
専用リールとしては「BB」と「XR」の中間モデルで、「マグナムライトローター」「リジッドサポートドラグ」採用されていたり、ローターは「CI4+」素材で軽量。
性能的にはほぼ上位の「セフィアXR」並み(自重が少し重い)で約20,000円とコスパ優秀。
セフィアBB
結局エギング専用リールばっかりやん!というツッコミはあるかもですが、コスパ最強リールもう1機種はエギング専用リール最安モデルの「セフィアBB」。
最安モデルとはいえ「マイクロモジュールギア」などにより滑らかな回転性能や「Xプロテクト」や「ウォータープルーフドラグ」など防水システムも充実。
上位モデルと比べると自重200gオーバーと若干重めではありますが、1万円少々の価格を考えるとコスパ最強でしょう!
やはり「セフィア」シリーズはエギングにおいては間違いないということが改めてわかりました
本記事がエギング用リール選びの参考になれば幸いです!読んでくれてありがとう!!