一つテンヤロッドの代用7種を判定!短さをカバーできればなんとかなる!?
一つテンヤの竿は、船竿のなかではかなり長い部類に入ります。
専用ロッドは2.30〜2.45mが中心で、タイラバロッドの2.06mより30cm前後長い。
そのうえスピニングが主流なので、手持ちから代わりを探すと、まずこの2つで引っかかります。

エギングロッドなら長さは足りてますよね?あれで一つテンヤって無理なんですか?

うちはメバル竿ですね。2.3mでスピニングだし、いけそうな気がするんだけどなあ…
扱うのは「一つテンヤの専用ロッドが無いとき、手持ちの何で代わりになるか」という向きの話です。
逆向き、つまりテンヤの竿を他の釣りへ持ち出すほうならひとつテンヤとティップランのロッドは代用OKに書いてます。
判定に使ったのは、ダイワとシマノの公式スペックにあるテンヤ負荷(号)・先径・全長の3つだけ。
並べた代用元は、ティップラン、イカメタル、タイラバ、ショアエギング、メバリング・アジング、船のライトゲーム、バスの7種類です。

先に白状しておくと、7種類のなかに○はひとつもありませんでした。ただ×も3つだけで、残りは条件さえ選べば釣りになります。
釣り方から知りたい人・専用機を見比べたい人はこちら
そもそも一つテンヤをやったことがない、あるいは代用ではなく専用機を1本、という段階なら下の2本のほうが話が早いです。
手持ちを1本ずつ照らし合わせるのが面倒な人には、ダイワの紅牙テンヤゲームX MH-240が答えです。
2.40mのスピニングで、テンヤ負荷2〜15号、先径1.2mm、適合PEは0.6〜1.2号。
定価22,300円(税抜)で、バスロッドやエギングロッドを1本買い足すのとほぼ同じ金額。
手持ちの竿で済ませたい人向けの話は、ロッドごとの節にまとめました。
代用できるかは、3つの数字でだいたい決まります
竿に印字された釣りの名前だけで、使えるかどうかは決まりません。
効いてくるのは、ぶら下げるテンヤの重さと、アタリを映す穂先の細さ、それに船べりでの取り回しを決める長さ。
判断に使ったのは、次の3つの条件です。
- テンヤの重さ:公式の「テンヤ負荷(号)」か適合ルアー重量が、その日使う号数を含んでいるか。常用は3〜15号で、深場や急潮で20号まで
- 穂先の細さ:先径がおおむね1.5mm以下か。一つテンヤは穂先の動きでアタリを見る釣りなので、ここが太いと何も映りません
- 全長:2.15〜2.45mに収まるか。短いと誘いの幅とフォールの間が足りず、長すぎると船で持て余します
3つのうち2つ通れば、条件を選んで釣りにはなります。
3つともクリアして、ようやく専用ロッドと比べられる位置に立てます。
一つテンヤ専用ロッドの数字を先に置いておく
比較の物差しになるので、入門クラスから中堅クラスまでの公式スペックを先に並べます。
| モデル | 全長 | 自重 | 先径 | テンヤ負荷 | 適合PE | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 235M | 2.35m | 119g | 1.4mm | 2〜12号 | 公式表に記載なし | 22,100円 |
| 235MH | 2.35m | 124g | 1.5mm | 3〜15号 | 公式表に記載なし | 22,100円 |
| 235HH | 2.35m | 129g | 1.5mm | 5〜25号 | 公式表に記載なし | 22,100円 |
| M-245 | 2.45m | 110g | 1.2mm | 1〜12号 | 0.4〜1.0号 | 22,300円 |
| MH-240 | 2.40m | 114g | 1.2mm | 2〜15号 | 0.6〜1.2号 | 22,300円 |
| XH-230 | 2.30m | 128g | 1.3mm | 4〜30号 | 0.8〜1.5号 | 22,300円 |
| MH-235MT・J | 2.35m | 107g | 0.6mm | 2〜15号 | 0.4〜1.2号 | 49,000円 |
| H-215・J | 2.15m | 93g | 0.8mm | 3〜20号 | 0.6〜1.5号 | 47,500円 |
全長は2.15〜2.45m、先径は0.6〜1.5mm、テンヤ負荷は1〜30号。
おもしろいのは先径の幅で、入門機と上位機で倍以上ひらいています。
値段の差がほぼそのまま穂先の細さに化けている、と言ってもいいくらい。
ということは、代用元の穂先が1.5mmを切っていれば入門クラスの専用機と同じ土俵には乗るわけです。
テンヤの号数をグラムに直す
ここでひとつ壁があって、一つテンヤ側の適合は「号」、ルアーロッド側の適合は「g」で書かれています。
単位が違うので、そのままでは比べられません。
換算の根拠になるのが、ダイワのイカメタルロッドのスペック表。
スッテサイズの欄が「20〜95g/5〜25号」「40〜150g/10〜40号」のようにgと号の両方で併記されていて、割り算すると1号あたり3.75〜4gに収まります。
この換算で置き直すと、テンヤ3号で11g、8号で30g、15号で56g、20号で75g前後。
以降のロッド別の表では、g表記のものをこの数字でテンヤの号数に読み替えています。

「ルアー最大30g」と書いてある竿は、テンヤ8号までの竿だと思えばだいたい合ってます。ここさえわかると、棚の前での判断が一気に速くなりますね。
同じ「テンヤ」でも、岸と船では話が違う
名前が同じでも中身が違う、という例をひとつ。
自分は岸のタチウオテンヤに、シーバスロッドのディアルーナ(シマノ)を使っていました。
これが全然問題なかったんですよね。
そんなにアクションもつけない釣りなので、どちらかというと柔らかめのほうが有利な気がしています。
それこそダイワのほうが良かった気もするくらいで、次はそっちでやってみるつもり。
ただし、これは岸のタチウオテンヤの話です。
ディアルーナは10ft、つまり3m以上あるのでボートには長すぎます。
船の一つテンヤは真下に落として、竿を立てて誘って、フォールでアタリを待つ釣り。
2.45mでも長いほうなのに、そこへ3mを持ち込んだら、誘うたびに穂先が水面や隣の人のほうへ行きます。
「テンヤ」という同じ名前でも、岸と船で通る竿がまったく違うのはこのあたりですね。
イカメタルロッドは一つテンヤに使えますか?
7種類のなかで、数字がいちばん近いのがここでした。
ダイワのエメラルダスX IKAMETALは、スッテサイズがg表記と号表記の両方で載っています。
| モデル | 全長 | 自重 | 先径 | スッテサイズ | 適合PE | リール | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 65ULB-S・J | 1.96m | 88g | 0.8mm | 20〜95g/5〜25号 | 0.4〜1.0号 | ベイト | 19,800円 |
| 65LB-S・J | 1.96m | 90g | 0.8mm | 30〜115g/8〜30号 | 0.4〜1.0号 | ベイト | 19,800円 |
| 65LS-S・J | 1.96m | 90g | 0.8mm | 30〜115g/8〜30号 | 0.4〜1.0号 | スピニング | 19,800円 |
| OR70MLS-S・J | 2.13m | 100g | 0.9mm | 40〜150g/10〜40号 | 0.4〜1.0号 | スピニング | 19,800円 |
スッテ5〜25号という守備範囲は、一つテンヤの常用域である3〜15号をまるごと飲み込んでいます。
先径0.8mmも、専用の入門機どころか中堅機の水準。
引っかかるのは全長のほうで、1.91〜2.13mは専用の2.30〜2.45mより17〜54cm短い計算になります。
一つテンヤは竿を立てて持ち上げ、そこから送り込んで落とすので、その1ストロークの幅がまるごと削られる形。
もうひとつ、6アイテム中3つがベイトという点も効いてきます。
スピニングは65LS-S・Jとオモリグ用の2本だけなので、手持ちがベイトだった場合はリールごと組み直しになります。
判定は△。

水深40mくらいまでのバーチカルなら、これでけっこう釣れると思います。ただキャストして広く探る釣り方をする船だと、2m弱の竿では飛距離で置いていかれますね。
エギングロッド(ショア用)は代用できますか?
手持ちの代用候補としては、たぶんこれが一番多いパターンでしょう。
そして意外なことに、長さと穂先だけ見ると入門クラスの専用機とほぼ同じ数字が並びます。
| モデル | 全長 | 自重 | 先径 | 対応エギ | 適合PE | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 76UL-S・J | 2.29m | 90g | 0.8mm | 1.5〜2.5号 | 0.2〜0.4号 | 19,800円 |
| 79L-S・J | 2.36m | 93g | 0.8mm | 1.5〜3.5号 | 0.3〜0.8号 | 19,900円 |
| 79ML・J | 2.36m | 93g | 1.4mm | 1.8〜3.5号 | 0.5〜1.0号 | 18,000円 |
| 83M・J | 2.51m | 103g | 1.4mm | 2.5〜4.0号 | 0.5〜1.2号 | 18,600円 |
| 86M・J | 2.59m | 106g | 1.4mm | 2.5〜4.0号 | 0.5〜1.2号 | 18,900円 |
| 83MH・J | 2.51m | 106g | 1.4mm | 3.0〜4.5号 | 0.6〜1.2号 | 19,200円 |
全長2.36〜2.51mは、専用ロッドの2.30〜2.45mとほぼ重なります。
適合PE0.5〜1.2号も、紅牙テンヤゲームXの0.4〜1.5号にきれいに収まります。
先径1.3〜1.4mmという数字にいたっては、エンゲツBBの1.4〜1.5mmよりむしろ細い。
ではなぜ○にならないのか。
ショア用エギングロッドの公式スペックには、背負える重さがグラムで書かれていません。
あるのは「対応エギサイズ 2.5〜4.0号」という、エギの大きさの表記だけ。
エギの号数は長さの規格なので、重さで決まるテンヤの号数とは別ものです。
つまり「テンヤ何号までなら安全か」が、メーカーの数字からは読めない。
もうひとつ、同じ1.4mmでもエンゲツBBのソフチューブトップはしなやかさを足すために特殊設計されたチューブラーで、エギを跳ね上げる前提のショア用とは中身がまるで違います。
太さの数字が同じでも、張りは別。
実際、浅場で5号前後の軽いテンヤを使うぶんには成立させている人をよく見かけます。
判定は△。
メバリング・アジングロッドは代用できますか?
ここは調べていて一番惜しかったところです。
| モデル | 全長 | 自重 | 先径 | ルアー重量 | テンヤ換算 | 適合PE | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 74UL-S | 2.24m | 75g | 0.7mm | 0.3〜5g | 約1号まで | 0.1〜0.3号 | 14,300円 |
| 76L-S | 2.29m | 79g | 0.7mm | 0.5〜8g | 約2号まで | 0.1〜0.4号 | 14,300円 |
| 710ML-T・J | 2.39m | 81g | 1.2mm | 1.5〜10g | 約2.5号まで | 0.15〜0.5号 | 40,500円 |
| 83M-T・J | 2.51m | 86g | 1.3mm | 2〜15g | 約4号まで | 0.2〜0.6号 | 41,000円 |
全長2.24〜2.51m、先径0.7mm。
この2つだけ見れば、5万円クラスの専用機と同じか、それより細くて長いくらいです。
それでも×にしたのは、残る1つがどうにもならないから。
ルアー重量の上限が5〜15gで、テンヤに直すと1〜4号あたりで頭打ちになります。
一つテンヤで軽いほうに入る3号が11gなので、アジメバルXの2機種はいちばん軽いテンヤすら上限を超える計算。
そこへ2kg、3kgのマダイが乗ります。
適合PEも0.3〜0.6号止まりで、専用機の0.4〜1.5号とは上限が2倍以上ちがう。
細くて長い穂先は活きるのに、その下がまるごと足りていない、というのがメバル竿の立ち位置ですね。
判定は×。

浅場で3号縛りなら理屈上は成立します。でもマダイの引きに耐えられる保証がないので、竿を折る覚悟がないなら見送ったほうがいいと思いますよ〜。
船のライトゲームロッドならどうですか?
LTアジや五目に使う船竿なら、同じ船釣りだし合いそうに見えます。
| モデル | 全長 | 自重 | 先径 | 錘負荷 | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| 73M195 | 1.95m | 137g | 1.2mm | 15〜60号 | 22,000円 |
| 73MH230 | 2.30m | 150g | 1.2mm | 20〜80号 | 23,000円 |
| 73H195 | 1.95m | 144g | 1.2mm | 30〜100号 | 22,500円 |
| 73H230 | 2.30m | 157g | 1.2mm | 30〜100号 | 23,500円 |
| 73HH195 | 1.95m | 151g | 1.4mm | 40〜120号 | 23,000円 |
2.30mという全長は専用ロッドと重なりますし、先径1.2mmも十分に細い。
問題は錘負荷です。
シリーズ最軽量の73M195でも下限が15号で、これは一つテンヤ専用機の上限に近い数字。
常用の8号を吊るしても、竿はほぼ何も感じていません。
穂先が細いのは「オモリ80号を背負ってなお底を取れるように」という設計で、テンヤ8号の30gではそもそも曲がらないわけです。
重さの条件は、下に外れても落ちる。
判定は×。
ただし深場で20号を超えるテンヤを使う地域なら、話は変わってきますね。
バスロッドで一つテンヤはできますか?
一つテンヤはスピニングが主流なので、バスロッドもスピニング側で見るのが筋でしょう。
| モデル | 全長 | 自重 | 先径 | ルアー重量 | 適合PE | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| S64UL | 1.93m | 85g | 1.3mm | 0.45〜3.5g | 0.15〜0.8号 | 20,300円 |
| S69L | 2.06m | 93g | 1.5mm | 0.9〜7g | 公式表に記載なし | 21,300円 |
| S68MH | 2.03m | 110g | 2.2mm | 3.5〜21g | 0.8〜2.0号 | 21,800円 |
| C611H-2・SB | 2.11m | 124g | 1.7mm | 11〜113g | MAX5号 | 21,800円 |
スピニングはS69Lの2.06mが最長で、専用ロッドより24〜39cm短い。
ルアー重量も最大21g、テンヤに直すと5号あたりで打ち止めです。
さらに地味に効くのが、適合PEが公式表に載っていない機種が多いところ。
バスロッドはフロロやナイロンを巻く前提で作られているので、そもそもPEの号数が想定されていません。
水深50mでテンヤを落とす釣りにナイロンを巻くと、伸びてアタリが手元まで届かなくなります。
ベイトのC611H-2・SBならルアー11〜113gでテンヤ30号まで背負えますが、先径1.7mmでは穂先にアタリが映りません。
判定は×。
ティップランロッドとタイラバロッドは、どちらも長さだけが足りない
この2つは、すでに1対1で検証した記事があるので結論だけ。
ティップランロッドは全長1.80〜2.13m、先径0.8〜1.0mmのソリッド、適合エギ15〜90g(テンヤ4〜24号相当)。
穂先と重さは合っていて、足りないのは長さだけ。
条件と相性のいい番手はひとつテンヤとティップランのロッドは代用OKに書いてます。
タイラバロッドのほうは、スピニングの紅牙X 69MHS-Sで全長2.06m、先径1.0mm、ルアー20〜65g(テンヤ5〜17号相当)、適合PE0.6〜1.2号。
数字だけならほぼ揃っていて、やはり長さが2.06m止まりというところで引っかかります。
リールも含めた組み合わせはタイラバタックルでひとつテンヤ兼用のほうにあります。
どちらも判定は△。
一つテンヤロッドの代用 可否早見表
7種類を、3つの条件の通り方で並べ替えました。
| 代用元のロッド | テンヤ換算の重さ | 先径 | 全長 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| イカメタル | スッテ5〜40号(20〜150g) | 0.8〜0.9mm ソリッド | 1.91〜2.13m | △ |
| ティップランエギング(ボート) | エギ15〜90g=約4〜24号 | 0.8〜1.0mm ソリッド | 1.80〜2.13m | △ |
| タイラバ(スピニング) | ルアー20〜65g=約5〜17号 | 1.0mm ソリッド | 2.06m | △ |
| ショアエギング(8フィート台) | 公式表に重さの記載なし(エギ号数のみ) | 1.3〜1.4mm チューブラー | 2.36〜2.59m | △ |
| メバリング・アジング | ルアー5〜15g=約1〜4号 | 0.7〜1.3mm | 2.24〜2.51m | × |
| 船のライトゲーム(LTアジ・五目) | 錘15〜120号 | 1.2〜1.4mm グラスソリッド | 1.80〜2.30m | × |
| バス(スピニング) | ルアー0.45〜21g=約5号まで | 1.3〜2.2mm | 1.85〜2.06m | × |
○がひとつも無いのは、3つの条件がきれいにトレードオフになっているから。
穂先が細くて重さも合う竿(イカメタル・ティップラン・タイラバ)は、船で振り回す前提なので短い。
逆に長さが合う竿(ショアエギング・メバル)は、岸から投げる前提なので重さかラインで外れます。
2.3m級で、テンヤ10号を背負えて、穂先が1mm前後。
この3つを同時に満たす竿は、結局「一つテンヤロッド」という名前で売られているものだけでした。
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| 基準|一つテンヤ専用 | 基準|一つテンヤ専用 | 基準|一つテンヤ専用 | 基準|一つテンヤ専用 | △ 条件付き | △ 条件付き | △ 条件付き | △ 条件付き | × やめたほうがいい | × やめたほうがいい | × やめたほうがいい | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ロッドのタイプ | シマノ エンゲツBB 一つテンヤマダイ(入門クラス・6機種) | ダイワ 紅牙テンヤゲームX 一つテンヤ専用(入門クラス・4機種) | シマノ エンゲツSS 一つテンヤマダイ(中堅クラス・5機種を抜粋) | ダイワ 紅牙テンヤゲームMX 一つテンヤ専用(上位クラス・2機種) | イカメタル ダイワ エメラルダスX IKAMETAL | ティップランエギング(ボート) 本記事は結論のみ(別記事で1対1に検証) | タイラバ(スピニング) ダイワ 紅牙X 69MHS-S | ショアエギング(8フィート台) ダイワ エメラルダスX | メバリング・アジング ダイワ アジメバルX/月下美人MX | 船のライトゲーム(LTアジ・五目) シマノ ライトゲームBB | バス(スピニング) ダイワ ブレイゾン |
| 掲載機種(記事のスペック表) | 235M/235MH/235MH+/235H/235HH B235MH+(ベイト) | M-245/MH-240/H-235/XH-230 全機種スピニング | 240M/225MH+/240MH+/240HH B240H(ベイト)※全10アイテムから5つ | MH-235MT・J/H-215・J | 65ULB-S・J/65LB-S・J/65LS-S・J OR70MLS-S・J ※全6アイテムから4つ | 本記事にスペック表なし 「ひとつテンヤとティップランのロッドは代用OK」に番手別 | 69MHS-S 紅牙Xでスピニングはこの1機種 | 79ML・J/83M・J/86M・J/83MH・J(チューブラー) 同シリーズの76UL-S・J/79L-S・Jは0.8mm・2.29mのメガトップソリッド | アジメバルX:74UL-S/76L-S 月下美人MX:710ML-T・J/83M-T・J | 73M195/73MH230/73H195 73H230/73HH195 | S64UL/S69L/S68MH(スピニング) ベイトのC611H-2・SBは早見表の対象外 |
| テンヤ換算の重さ | 錘負荷 2〜25号 2〜12/3〜15/3〜18/4〜20/5〜25の5段階 | テンヤ負荷 1〜30号 1〜12/2〜15/3〜20/4〜30 | 錘負荷 1.5〜25号 | テンヤ負荷 2〜20号 2〜15/3〜20 | スッテ5〜40号(20〜150g) | エギ15〜90g=約4〜24号 | ルアー20〜65g=約5〜17号 | 公式表に重さの記載なし(エギ号数のみ) | ルアー5〜15g=約1〜4号 | 錘15〜120号 | ルアー0.45〜21g=約5号まで |
| 先径(穂先) | 1.4〜1.5mm ソフチューブトップ | 1.2〜1.3mm チューブラー | 全機種 0.9mm タフテック(240Mのみタフテックα)のソリッド | 0.6〜0.8mm MH-235MTはメタルトップ | 0.8〜0.9mm ソリッド | 0.8〜1.0mm ソリッド | 1.0mm ソリッド | 1.3〜1.4mm チューブラー | 0.7〜1.3mm | 1.2〜1.4mm グラスソリッド | 1.3〜2.2mm |
| 全長 | 全機種 2.35m | 2.30〜2.45m | 2.25〜2.40m | 2.15〜2.35m | 1.91〜2.13m | 1.80〜2.13m | 2.06m | 2.36〜2.59m | 2.24〜2.51m | 1.80〜2.30m | 1.85〜2.06m |
| 適合PE | 公式表に記載なし | 0.4〜1.5号 | — | 0.4〜1.5号 | 0.4〜1.0号 | — | 0.6〜1.2号 | 0.5〜1.2号 | 0.1〜0.6号 | — | 0.15〜2.0号(記載なしの機種あり) |
| リールタイプ | スピニング5/ベイト1 | スピニング | スピニング4/ベイト1 | スピニング | ベイト2/スピニング2 全6アイテム中3つがベイト | — | スピニング | スピニング | スピニング | — | スピニング |
| 定価(税抜) | 22,100〜22,600円 | 22,300円(全機種同額) | 31,400〜33,200円 | 47,500〜49,000円 | 19,800円(抜粋4機種とも) | — | 16,500円 | 18,000〜19,900円 | 14,300〜41,000円 | 22,000〜23,500円 | 20,300〜21,800円 |
| 条件① 重さ:テンヤ3〜15号を含むか | ○ 常用の3〜15号を5段階に刻んで持つ | ○ 1〜30号で常用域をまるごと含む | ○ 1.5〜25号 | ○ 2〜20号 | ○ スッテ5〜25号が常用3〜15号をまるごと飲み込む | ○ 4〜24号で常用域をまたぐ | ○ 5〜17号 | × エギ号数は長さの規格。テンヤ何号まで安全かが読めない | × 1〜4号で頭打ち。常用の下限3号(11g)すら超える機種がある | × 最軽量の73M195でも下限15号。重さは下に外れても落ちる | × 21gで打ち止め=テンヤ5号あたり |
| 条件② 先径:おおむね1.5mm以下か | ○ 1.5mmで枠の内側。専用機ではいちばん太い | ○ 1.2〜1.3mm。番手を変えてもほぼ動かない | ○ 0.9mmはイカメタル・ティップランと同じ細さ | ○ 0.6mmはこの表で最も細い | ○ 専用の入門機どころか中堅機の水準 | ○ 0.8〜1.0mm | ○ 1.0mm | ○ エンゲツBBの1.4〜1.5mmよりむしろ細い | ○ 0.7mmは5万円クラスの専用機と同じかそれより細い | ○ 1.2mmで十分に細い | △ 1.5mm以下はS64UL・S69Lだけ |
| 条件③ 全長:2.15〜2.45mに収まるか | ○ 2.35mで統一 | ○ 4機種とも2.30m以上 | ○ 2.25〜2.40m | ○ 2.15〜2.35m | × 専用の2.30〜2.45mより17〜54cm短い | × 1.80〜2.13mで届かない | × 2.06m止まり | △ 2.36mなら収まるが2.51〜2.59mは船で持て余す | ○ 2.24〜2.51m | △ 2.30mの2機種なら専用と重なる | × S69Lの2.06mが最長で専用より24〜39cm短い |
| 判定 | 基準 | 基準 | 基準 | 基準 | △ | △ | △ | △ | × ※ | × ※ | × |
| 引っかかるポイント | 先径1.4〜1.5mmは今回並べた専用ロッドで最も太い。 公式スペック表に適合PEの記載もない | 番手で先径が動かないので、穂先の細さで選ぶ余地はない。 浅場で軽いテンヤを繊細に、なら上位のMXへ | 定価3万円台前半で入門機の1.4倍近い。 先径が全機種0.9mm固定で番手を選ぶ余地がない | 定価47,500〜49,000円で入門機の2倍以上。 値段の差がほぼそのまま穂先の細さに化けている | 竿を立てて送り込む1ストロークの幅が、短さのぶん削られる。 手持ちがベイトだとリールごと組み直しになる | 穂先と重さは合っていて、足りないのは長さだけ | 数字だけならほぼ揃っていて、やはり長さで引っかかる | 太さの数字が同じでも張りは別。 エギを跳ね上げる前提のチューブラーで、ソフチューブトップとは中身が違う | 細くて長い穂先は活きるのに、その下がまるごと足りない。 適合PEも上限が専用機の半分以下 | 穂先が細いのはオモリ80号を背負って底を取るための設計。 テンヤ8号(30g)ではそもそも曲がらない | フロロ・ナイロン前提でPEの号数が想定されていない。 ベイトのC611H-2・SBは30号まで背負えるが先径1.7mmでアタリが映らない |
| こんな人に向く | 通う海域のテンヤ号数が決まっている人。 錘負荷を5段階からピタリと選べる | エギングロッドやバスロッドを1本買い足すのと 価格がほとんど変わらない。まず1本ならMH-240 | 代用組がそろって落ちた「細い穂先」と「2.3m級の長さ」を 最初から両立させたい人 | 浅場で軽いテンヤを繊細に扱いたい人。 先径0.6mmは入門機の半分以下 | 水深40mくらいまでのバーチカルなら十分。 キャストして広く探る船だと飛距離で置いていかれる | 逆向き(テンヤ竿でティップラン)のほうがよく通る。 条件と相性のいい番手は別記事に | リールごと兼用したい人。 組み合わせは「タイラバタックルでひとつテンヤ兼用」に | 浅場で5号前後の軽いテンヤなら成立させている人が多い。 選ぶなら2.36mの79ML・J | 見送り推奨。浅場で3号縛りなら理屈上は成立するが、 2kg・3kgのマダイに耐える保証がない | 深場で20号を超えるテンヤを使う地域なら話は変わる | 代用しない判断が正解。 1本買い足す金額が専用の入門機とほとんど同じ |
ダイワ・シマノ各公式製品ページ(2026年9月時点)の数値をもとに作成。テンヤ換算は1号=3.75gで割り戻した目安。○は専用ロッドの範囲内、△は条件しだい、×は範囲外。判定は記事本文の「一つテンヤロッドの代用 可否早見表」と同じで、○(そのまま使える)に当てはまる代用元はありませんでした。※は3つの条件のうち2つが通っていても、重さの不足が致命的なため×にしたもの。「テンヤ換算の重さ/先径/全長」の3行は早見表と同じシリーズ全体の幅、「掲載機種」の行は記事本文のスペック表に載せた番手です。「—」は記事のスペック表に欄が無い項目。

△が4つもあるなら、初回くらいは手持ちで行けそうですね!

手持ちの竿で行けるなら、まずはそれで行くのが正解です。ハイシーズンに実績のある船へ乗れば、タックルが何であろうとそれなりに釣れてしまうもの。年に1回あるかないかの「たまーにしかしない釣り」のために、最初から専用竿を揃える必要はないと思っています。
代用より、この1本を足したほうが早い場合
とはいえ、同じ日に同じ船で並べば、専用竿の人のほうが数は伸びるし、正直そのほうが楽しい。ここは認めざるを得ないところです。
2回、3回と行く回数が増えて「もっと釣りたい!」が口から出るようになった時が、専用を買うタイミング!だと思う。
ここから3本は定価の高い順。
シマノ エンゲツSS 一つテンヤマダイ
代用元をひととおり並べたあとで見ると、この竿の位置づけがはっきりします。
先径0.9mmは、イカメタルやティップランの0.8〜1.0mmと同じ細さ。
そのうえで全長が2.25〜2.40mあるので、代用組がそろって落ちた長さの条件を最初からクリアしています。
| モデル | 全長 | 自重 | 先径 | 錘負荷 | リール | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 240M | 2.40m | 110g | 0.9mm | 1.5〜12号 | スピニング | 31,400円 |
| 225MH+ | 2.25m | 109g | 0.9mm | 2〜18号 | スピニング | 31,600円 |
| 240MH+ | 2.40m | 113g | 0.9mm | 2〜18号 | スピニング | 32,200円 |
| 240HH | 2.40m | 115g | 0.9mm | 4〜25号 | スピニング | 33,200円 |
| B240H | 2.40m | 121g | 0.9mm | 3〜20号 | ベイト | 32,600円 |
弱いところを挙げるなら、定価3万円台前半で入門機の1.5倍近くになること。
それと先径が全機種0.9mmで固定なので、穂先の細さで番手を選ぶ余地はありません。
ダイワ 紅牙テンヤゲームX
今回いちばん言いたかったのがここです。
エギングロッドやバスロッドを1本買い足す金額と、一つテンヤ専用の入門機を買う金額が、ほとんど変わりません。
| モデル | 全長 | 自重 | 先径 | 錘負荷 | 適合PE | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| M-245 | 2.45m | 110g | 1.2mm | 1〜12号 | 0.4〜1.0号 | 22,300円 |
| MH-240 | 2.40m | 114g | 1.2mm | 2〜15号 | 0.6〜1.2号 | 22,300円 |
| H-235 | 2.35m | 122g | 1.2mm | 3〜20号 | 0.6〜1.2号 | 22,300円 |
| XH-230 | 2.30m | 128g | 1.3mm | 4〜30号 | 0.8〜1.5号 | 22,300円 |
4機種すべてが先径1.2〜1.3mmで、上位機のようなメタルトップではないものの、この価格帯としては十分に細い。
自重110〜128gと軽めなのも、竿を立てて誘い続ける釣りでは効いてきます。
弱点は、番手を変えても先径がほとんど変わらないところ。
浅場で軽いテンヤを繊細に扱いたいなら、先径0.6mmまで落としてくる上位の紅牙テンヤゲームMXという手も。
シリーズ全体の並びと上位機との差はダイワのひとつテンヤロッド「紅牙シリーズ」全5種の性能と価格比較に書いてます。

全機種同じ値段なので、番手で悩んでも予算が動かないのは地味に助かります。まずはMH-240でいいと思いますね。
シマノ エンゲツBB 一つテンヤマダイ
先に弱いところから。
先径1.4〜1.5mmは、今回並べた専用ロッドのなかでいちばん太い数字です。
穂先の動きでアタリを取りたい人は、ここで一段上を選ぶ理由が出てきます。
そのぶん何を持っているかというと、錘負荷の刻み方。
| モデル | 全長 | 自重 | 先径 | 錘負荷 | リール | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 235M | 2.35m | 119g | 1.4mm | 2〜12号 | スピニング | 22,100円 |
| 235MH | 2.35m | 124g | 1.5mm | 3〜15号 | スピニング | 22,100円 |
| 235MH+ | 2.35m | 124g | 1.5mm | 3〜18号 | スピニング | 22,100円 |
| 235H | 2.35m | 126g | 1.5mm | 4〜20号 | スピニング | 22,100円 |
| 235HH | 2.35m | 129g | 1.5mm | 5〜25号 | スピニング | 22,100円 |
| B235MH+ | 2.35m | 130g | 1.5mm | 3〜18号 | ベイト | 22,600円 |
2〜12号/3〜15号/3〜18号/4〜20号/5〜25号と、5段階に振り分けられています。
通う海域のテンヤの号数が決まっている人なら、そこにピタリと合わせられるという意味。
ソフチューブトップは、軽量なチューブラーにソリッド並みのしなやかさを足した特殊設計の穂先で、太さの数字ほど硬くはありません。
ベイトが選べるのも、深場で細かくタナを取りたい人には効いてきますね。
一つテンヤロッドの代用でよくある質問
シーバスロッドは代用できますか?
ボートシーバス用の2m前後なら重さとPEは近いところに来ますが、穂先が1.7〜1.9mmのチューブラーなので、テンヤのアタリは映りません。
ショア用の9〜10ft、つまり2.7〜3.0m級は長さの時点で船では扱いきれないところ。
テンヤの号数は何グラムですか?
1号が3.75〜4gです。
ダイワのイカメタルロッドのスペック表がスッテサイズを「20〜95g/5〜25号」のようにgと号で併記していて、そこから割り戻せます。
3号で11g、8号で30g、15号で56g、20号で75g前後という換算になります。
一つテンヤのロッドは何mが標準ですか?
2.30〜2.45mが中心です。
浅場でテンポよく誘う地域向けに2.15m級のショートモデルもありますが、まず1本なら2.35〜2.40mが扱いやすいところ。
代用するとき、リールとラインはそのままでいいですか?
ラインは見直したほうがいい場面が多いです。
メバル竿やアジング竿に巻いてあるのはPE0.2〜0.3号で、マダイの突っ込みには細すぎる番手です。
号数の組み合わせはひとつテンヤのライン・リーダーおすすめ8選に早見表があります。
ベイトロッドでも一つテンヤはできますか?
できます。
専用シリーズにもベイトモデルがあり、深場で細かくタナを取り直す釣り方ならクラッチ操作のぶん有利です。
ただ数のうえではスピニングが圧倒的に多いので、代用元にベイトしか無い場合は選択肢が一気に狭まります。
代用ロッドで大鯛が掛かったらどうなりますか?
穂先が太いと、アタリを弾くか、浅く掛かったまま途中でバレるか、どちらかになりがちです。
竿が折れる心配より、バラシが続いて嫌になる心配のほうが先に来ます。
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※ スペックと定価は、ダイワ・シマノの各公式製品ページ(2026年9月時点)の数値です。
※ 価格は税抜き定価です。
※ 表中の「テンヤ換算」は、ダイワのイカメタルロッドがスッテサイズをgと号で併記していることを根拠に、1号=3.75gで割り戻した目安です。

