ジギングと落とし込み、タックル兼用できる?おすすめスロージギングロッド&電動リールも紹介!2026年版
ジギングで沖に出たとき、隣の船で落とし込み(ノマセ)釣りが爆釣してる…。
逆に、落とし込みでベイトが掛からないのに、ジグには反応してる…。
どちらのパターンでも「手持ちのタックルで対応できたらなぁ」と思う瞬間、ありますよね。

ジギングタックルのまま落とし込み仕掛けに変えたら釣れるの?

逆に落とし込みタックルでジギングってできるの?
結論から言うと、どちらの方向も条件付きで可能です。
カギはスロージギングロッドと電動リールの組み合わせ。
この2つが揃っていれば、ジギングと落とし込みの両方に1タックルで対応できます。

スロージギングと落とし込みは実はタックルの共通点が多い釣り。1セット持っておけばどちらの状況でも対応できるので、マイボートや遊漁船で釣り方の幅がグッと広がりますよ!
この記事でわかること
・ジギングタックルと落とし込みタックルの違い(ロッド・リール)
・スロージギングロッドが両方に使える理由
・ジギングタックルで落とし込みに挑むときの注意点
・落とし込みタックルでジギングに挑むときの注意点
・兼用におすすめのスロージギングロッド3本と電動リール2機種
・予算別おすすめタックル組み合わせ3パターン
ジギングタックルと落とし込み専用タックルの違い
まず「そもそも何が違うのか」を整理しておきましょう。
落とし込み釣りはサビキ仕掛けでベイト(エサとなる小魚)を掛けてから、そのまま底付近に落として大型魚を狙う釣り。
ジギングとは仕掛けの構造もアクションもまったく異なります。
ロッドの違い
| 項目 | ジギングロッド | 落とし込み専用ロッド |
|---|---|---|
| 全長 | 約1.8〜2.0m(6ft前後) | 約2.1〜2.4m |
| テーパー | ファースト〜スロー | スロー(胴調子) |
| 穂先 | チューブラー(張りがある) | グラスソリッド等(柔軟) |
| 素材 | カーボン100% | カーボン+グラス複合 |
| 自重 | 110〜160g | 200〜300g |
| 適合オモリ | ジグ100〜300g | 60〜120号 |
最大のポイントは穂先の柔軟さとロッドの長さ。
落とし込み専用ロッドは、穂先がグラスソリッドなどの柔軟素材で作られていて、ベイトが仕掛けに食いついたときに弾かない設計になっています。
全長も2m以上あるので、船べりでの取り回しや仕掛けの操作がしやすいのが特徴。
対してジギングロッドはジグをシャクるための張りと反発力重視。
穂先が硬めなので、小さなベイトのアタリを弾いてしまいやすいという弱点があります。
リールの違い
| 項目 | ジギング用ベイトリール | 落とし込み用電動リール |
|---|---|---|
| 駆動方式 | 手巻き | 電動 |
| 自重 | 200〜400g | 500〜700g |
| ドラグ力 | 5〜10kg | 10〜16kg |
| 糸巻量 | PE1.5〜3号×300m | PE3〜5号×300m以上 |
| フォール制御 | クラッチON/OFF | フォールブレーキ搭載 |
リールは駆動方式が最大の違い。
落とし込み釣りは仕掛けの上げ下ろしが頻繁で、大型魚とのやり取りもパワー勝負になりがちです。
電動リールなら仕掛けの回収が圧倒的にラクで、長時間の釣りでも体力を温存できます。
また、フォールブレーキ機能で仕掛けの落下速度をコントロールできるのも大きなメリット。

一番の違いはベイトの掛けやすさですね。ジギングロッドだとアタリを弾きやすくて、ベイトがなかなか掛からないことがあります。
スロージギングロッドがジギングにも落とし込みにも使える理由
ジギングロッドの中でも、スロージギング(スローピッチジャーク)専用ロッドは落とし込みとの相性が良いです。
その理由は大きく3つ。
まず、スロージギングロッドはフォール中のアタリを取る設計になっている点。
落とし込み釣りもフォール(仕掛けを沈める動作)がキモの釣りなので、穂先でアタリを感知する設計思想が共通しています。
次に、胴調子のブランクスがベイトに違和感を与えにくいこと。
ロッド全体がしなやかに曲がることで、掛かったベイトが暴れても不自然な動きになりにくい。
ベイトが自然に泳ぐので、ターゲットの大型魚が警戒せずに食ってくる確率が上がります。
最後に、レングスの問題。
スロージギングロッドは6ft6inch前後のモデルが多く、落とし込み専用ロッド(7ft以上)に比べると短め。
仕掛けの操作性では専用ロッドに劣りますが、ベイトが多い状況なら短いロッドでも十分にベイトを掛けられます。
むしろ短いぶん、大型魚とのファイト時にロッドを操作しやすいメリットも。
体感としてはかなり使える印象です。

スロージギングロッドは「ジグをフォールで食わせる竿」なので、落とし込みの「仕掛けを沈めて食わせる」コンセプトと重なるんですよね。
逆もまた然り:落とし込みタックルでジギングするなら
逆に落とし込みタックルでジギングする場合も、スロージギングが共通解。
落とし込み専用ロッドはスローテーパーで胴調子、フォール重視の設計。
これはスロージギングのフォール中にアタリを取る釣り方と非常に相性が良いんです。
ただし注意点もあります。
落とし込みロッドは自重200〜300gとジギングロッドより重く、グラス素材が多いのでハイピッチジャークのような激しいアクションには不向き。
ジグを大きくシャクると穂先が追従しすぎてアクションが入らないか、最悪ロッドの破損につながります。
電動リールで仕掛けを回収して、そのまま電動ジギングに切り替えるという使い方が現実的。
「ベイトが掛からない、でも魚はいる」という状況で応急的にジグを投入するには十分な選択肢です。

落とし込みロッドでジギングはあくまで「応急策」。本気で両方やりたいなら、最初からスロージギングロッドを選んでおくのが正解です!
ジギングにも落とし込みにも使えるおすすめスロージギングロッド
ここからは、落とし込み釣りにも流用しやすいスロージギングロッドを紹介します。
選定のポイントは胴調子+フォール性能+パワーの3点。
落とし込みで使うことを考えると、PE2号以上に対応できるパワーモデルがおすすめです。
ダイワ アウトレイジSJ
| ブランクス素材 | HVF NANOPLUS |
| ブランクス補強 | X45フルシールド |
| リールシート | ZERO_SEAT(丸型リール対応) |
| ガイド | ステンSiC |
| 継数 | 1ピース |

HVF NANOPLUSの粘り強さが落とし込みの大物とのやり取りでも安心感あり。X45フルシールドでネジレにも強いです。
アウトレイジSJのブランクスにはHVF NANOPLUSが採用されています。
カーボン繊維の密度が高く、軽さと粘り強さを両立。
ベイトが掛かった状態で大型魚がヒットしても、ロッド全体で負荷を受け止めてくれます。
リールシートにはZERO_SEATを採用。
丸型リールはもちろん、電動リールの装着にも対応しているので、落とし込み兼用時にもシートの心配がいりません。
落とし込み兼用なら61B-3がおすすめ。
PE3号まで対応できるので、80cm超えのブリがヒットしても安心して勝負できます。
実勢価格で3万円台後半。
スロージギングメインで落とし込みも試したい人にピッタリの1本です。
シマノ 25グラップラー タイプスローJ
| ブランクス補強 | スパイラルX + ハイパワーX |
| リールシート | フルホールディングシート(CI4+) |
| ガイド | ステンSiC |
| 継数 | グリップジョイント2ピース |

2025年モデルでスパイラルX+ハイパワーXのダブル補強に。グリップジョイントで持ち運びやすいのも嬉しいポイントです。
ブランクスをカーボンテープで斜め方向と直交方向から締め上げる二重補強構造。
大型魚とのファイト時に発生するブランクスのネジレを効果的に抑えてくれます。
落とし込みで青物が突っ走ったときも、ロッドがブレずにファイトに集中できるのがありがたいですね。
CI4+素材のフルホールディングシートは、手にフィットして握り疲れしにくい設計。
落とし込み釣りは仕掛けの上げ下ろしを繰り返すので、グリップの握りやすさは地味に効いてきます。
定価3万円台前半ですが、実勢価格だと3万円前後で手に入ることが多い印象。
アウトレイジSJとの価格差約1万円で、この補強構造が手に入るならコスパは十分です。
シマノ 21グラップラーBB タイプスローJ
| ブランクス補強 | ハイパワーX |
| ガイド | ステンSiC |
| 継数 | グリップジョイント2ピース |

正直、1万円台でこの性能なら「まず落とし込みを試してみたい」って人には十分すぎるかなと思います。
上位モデルのスパイラルXこそ非搭載ですが、ハイパワーXによるカーボンテープ補強は搭載済み。
入門機とはいえ、ネジレへの強さは実釣で十分に感じられるレベルです。
定価は2万円台ですが、Amazonでは実勢1万円台で見つかることも。
「落とし込みにハマるかわからないから、まず安く試したい」という人には最有力候補。
2ピースのグリップジョイント仕様なので、仕舞寸法がコンパクト。
ジギングロッドと一緒に車に積んでおいて、「今日は落とし込みも試そう」と気軽に持ち出せます。
ジギングにも落とし込みにも使えるおすすめ電動リール
落とし込み釣りでは仕掛けの上げ下ろしが頻繁に発生するため、電動リールがあると圧倒的にラクです。
ここでは落とし込み兼用に適した電動リールを紹介します。
ダイワ 26シーボーグ300J
| モーター | MAGMAX-Gモーター(3年保証) |
| ギア比 | 6.3 |
| 最大ドラグ力 | 16kg |
| 自重 | 570g |
| PE糸巻量 | 3号-400m / 4号-300m |
| ハンドル巻上長 | 87cm |

570gで16kgドラグは正直ヤバいです。近海の落とし込みならこれ1台でほぼカバーできます。
新開発のMAGMAX-Gモーターは、巻き上げスピードとパワーを高い次元で両立。
メーカー3年保証付きなので、高額な電動リールでも安心して使い込めます。
PE3号が400m巻ける糸巻量は、落とし込みには十分すぎるスペック。
水深100m以上のポイントでも余裕を持って対応できるので、深場の落とし込みにも安心です。
300番サイズの電動リールとしては570gはかなり軽量な部類。
スロージギングロッドとの組み合わせでも、手持ちで1日釣りしても疲れにくいバランスに仕上がっています。
シマノ フォースマスター600
| モーター | MUTEKI MOTOR |
| ギア比 | 6.5 |
| 最大ドラグ力 | 10kg |
| 自重 | 490g |
| PE糸巻量 | 2号-300m / 3号-200m |
| ハンドル巻上長 | 79cm |

490gは電動リールとしてはかなり軽い。タッチドライブの操作性が良くて、巻き上げスピードの微調整がしやすいですよ。
シマノ独自のMUTEKI MOTORは、高負荷時でも安定したパワーを発揮。
大型魚がヒットしたときの電動巻き上げでも、モーターが粘り強く回り続けてくれます。
600番ボディとしては非常にコンパクトで490gの軽さ。
スロージギングロッドとの組み合わせでもタックル全体の重量を抑えられるのが魅力です。
タッチドライブはレバー式の巻き上げ速度調整機構。
仕掛けの回収から大物とのファイトまで、指先ひとつでスピードをコントロールできます。
ただしドラグ力は10kgと控えめなので、ブリの10kgクラスが頻繁にヒットするポイントだとやや心もとないかもしれません。
手巻きリールでも落とし込みはできる?
結論から言うと、手巻きリールでも落とし込み釣りは条件次第で可能です。
ただし「何でもOK」というわけではなく、いくつかの条件があります。
手巻きでもOKな条件
・ベイトが小さめ(イワシ10cm前後)
・オモリ50号程度
・水深30〜50m程度の浅場
・ターゲットが中型青物(ハマチ〜メジロクラス)
このくらいの条件なら、ジギング用のベイトリール(PE2号300m程度)でも十分に対応できます。
手巻きがNGな条件
・ベイトが大きめ(アジ30cm等)で仕掛けの操作に力がいる
・オモリ80号以上の重い仕掛けを使う
・水深80m以上の深場で釣りをする
・ブリ・ヒラマサなどの大型青物がメインターゲット
深場やオモリが重い条件では、仕掛けの上げ下ろしだけで体力を消耗します。
大型青物がヒットしたときの巻き上げもかなりの重労働。
1日やりきるのが厳しくなるので、深場メインなら素直に電動リールを用意したほうがいいですね。

マイボートなら周りを気にしなくていいので手巻きでもOKですが、遊漁船だと取り込みに時間がかかって周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。
おすすめタックル組み合わせ3パターン
ここまで紹介したロッドとリールの中から、予算と用途に合わせた組み合わせを3パターン提案します。
本格派セット
ロッド: ダイワ アウトレイジSJ 61B-3
リール: ダイワ 26シーボーグ300J
予算目安: 実勢10万円前後
スロージギングと落とし込みの両方を本気でやりたい人向け。
HVF NANOPLUSの粘りとMAGMAX-Gモーターのパワーで、ブリクラスの大物にも余裕を持って対応できます。
PE3号でジギングから落とし込みまでカバーできるのが強み。
コスパ重視セット
ロッド: シマノ 25グラップラー タイプスローJ B66-3
リール: シマノ フォースマスター600
予算目安: 実勢8万円前後
シマノで統一したバランスの良いセット。
フルホールディングシートとタッチドライブの組み合わせで、操作性と快適さが高いレベルでまとまっています。
中型青物がメインなら、ドラグ10kgでも必要十分なパワー。
入門セット
ロッド: シマノ 21グラップラーBB タイプスローJ B66-3
リール: 手巻きリール(既存ジギング用ベイトリール流用)
予算目安: 実勢1.5万円(ロッドのみ)
「まず落とし込みを体験してみたい」という人の最小コスト構成。
ロッドだけ新調して、リールは手持ちのジギング用ベイトリールを流用するパターンです。
水深50m以内・中型青物狙いならロッド1本買い足すだけで落とし込みデビューできます。
ハマったら電動リールを追加すればOK!
よくある質問(FAQ)
スピニングタックルでも落とし込みできる?
基本的にはおすすめしません。
スピニングリールはフリーフォールの制御が難しく、落とし込み仕掛けのベイト掛けには不向きです。
ベイトリール(手巻きまたは電動)のほうが、クラッチ操作でフォールを自在にコントロールできます。
落とし込みの仕掛けはどうすればいい?
サビキ仕掛けの下にオモリをセットするのが基本形。
市販の「落とし込み専用仕掛け」が手軽で確実です。
ハリの本数やサイズはベイトに合わせて選びましょう。
ジギングロッドでベイトが掛からないときは?
穂先が硬すぎてベイトのアタリを弾いている可能性が高いです。
仕掛けをゆっくり上下させてみたり、フォール速度を落としてみるのも手ですが、それでもダメなら素直にジグに戻すのがストレスなく釣りを楽しめます。
電動リールのバッテリーはどうするの?
遊漁船の場合は船の電源(12V)を使えることが多いので、乗船前に確認しておきましょう。
マイボートの場合は専用バッテリーの持参が必要です。
ダイワのスーパーリチウムやシマノの電力丸が代表的な選択肢ですね。
PEラインの太さはどのくらいがいい?
落とし込み専用で使うならPE3号がバランス良くておすすめです。
ジギングと兼用する場合はPE2号でも対応可能ですが、大型青物がヒットしたときのラインブレイクリスクは上がります。
ドラグ設定を控えめにして、無理なファイトを避けるようにしましょう。
落とし込みロッドでジギングする場合、ジグの重さは?
ロッドの適合オモリ表記を参考に、ジグウェイトを選びましょう。
落とし込みロッドでおもり負荷80〜100号(300〜375g)対応なら、150〜250g程度のジグが扱いやすい範囲です。
ただしハイピッチジャークは避けて、スローピッチで使うのが鉄則。
1タックルで落とし込みとジギングを両立するならどの組み合わせ?
スロージギングロッド(B66-3クラス)+電動リール(300番クラス)が万能な組み合わせ。
ジグにも仕掛けにも対応できるパワーと、電動ジギング・落とし込みの両方で活躍する電動リールのセットが一番つぶしが効きます。
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