タイラバ用リールの選び方!ローギヤとハイギヤはどっちがいいの?

タイラバリールのギア比、ローギアとハイギアどっちがいいの?

PGとかHGとかXGとか…いろいろあってよくわからん!
タイラバリールを選ぶとき、ギア比は避けて通れないポイント。
ローギア(PG)は等速巻きしやすい、ハイギア(HG)は手返しがいい…なんてよく聞きますが、実際どっちを選べばいいかは釣りのスタイルやフィールドで変わります。
この記事ではギア比の基本から、ローギア・ハイギアそれぞれのメリット・デメリット、さらに2026年の最新リールで具体的にどのモデルを選べばいいかまで解説します。

最近はハイギア人気が高まってますが、ローギアにしかできないこともある。そのへんの「使い分け」も含めてまとめました!
この記事でわかること
- ギア比(PG・HG・XG)の基本と、タイラバでの意味
- ローギアのメリット・デメリット
- ハイギアのメリット・デメリット
- フィールド・スタイル別のギア比の選び方
- 2026年版 ギア比で選ぶおすすめタイラバリール5選
ギア比の基本 — PG・ノーマル・HG・XGの違い
まずギア比の基本から。
ギア比とは「ハンドル1回転でスプール(糸を巻いている部分)が何回転するか」の比率です。
たとえばギア比5.8のリールなら、ハンドルを1回転させるとスプールが5.8回転。
ギア比が高ければハンドル1回転あたりの巻取り量が多くなり、低ければ少なくなります。

変速付き自転車と同じ仕組み。ローギアは坂道に強いけどスピードは出にくい、ハイギアはスピードは出るけどペダルが重い。
タイラバリールの場合、メーカーの型番に付くアルファベットでギア比がだいたいわかります。
| 表記 | 意味 | ギア比の目安 | 巻取り量の目安 |
|---|---|---|---|
| PG(パワーギア) | ローギア | 4.8〜5.8 | 54〜62cm |
| 無印 / ノーマル | ミドルギア | 6.2〜6.9 | 63〜72cm |
| HG(ハイギア) | ハイギア | 7.0〜7.4 | 73〜82cm |
| XG(エクストラハイギア) | 超ハイギア | 8.0〜8.9 | 81〜96cm |
※ メーカーやシリーズによって基準が異なるため、あくまで目安です。
ちなみにダイワの紅牙シリーズは「P(パワーギア)/ 無印(ノーマル)/ H(ハイギア)」の3段階、シマノのオシアコンクエストCTは「PG / MG / HG / XG」の4段階とギア比ラインナップが充実。
同じシリーズ・同じ価格でギア比だけ選べるのがタイラバリールの特徴で、これが逆に「どれを選べばいいの?」という悩みの原因になっています。
ローギア(PG)のメリットとデメリット
メリット① 等速スロー巻きがしやすい
タイラバの基本は「等速巻き」。
リールを一定のスピードで巻き続けることで、タイラバのスカートやネクタイが安定したアクションを生み出します。
ローギアはハンドル1回転あたりの巻取り量が少ないので、ゆっくり巻いてもハンドルの回転速度自体は一定に保ちやすい。
特にスロー巻きでしか反応しない渋い状況 — 水温が低い冬場や春先、海底のエビ・カニを捕食しているパターン — では、ローギアの優位性が際立ちます。

ハイギアでもゆっくり巻けなくはないけど、ハンドルの回転が極端に遅くなるのでどうしてもムラが出やすい。
メリット② 巻き上げトルクが強い
ギア比が低い=てこの原理で巻き上げる力が強くなります。
大鯛が掛かったとき、潮流が速くて巻き抵抗が大きいとき、ハンドルが軽い力でグイグイ巻けるのはローギアの大きな武器。
特にドラグを締めてゴリ巻きしたい場面では、ハイギアだとハンドルが重くなりすぎて腕がパンパンになることも。
デメリット — 回収が大変、手返しが悪い
ローギアの最大のデメリットは巻取り量が少ない=回収に時間がかかること。
たとえば水深80mのポイントでタイラバを回収する場合、巻取り54cm(PG)と巻取り80cm(HG)では必要なハンドル回転数がこれだけ違います。
| ギア比タイプ | 巻取り長 | 80m回収に必要な回転数 |
|---|---|---|
| PG(ギア比4.8) | 約54cm | 約148回転 |
| ノーマル(ギア比6.3) | 約70cm | 約114回転 |
| HG(ギア比7.1) | 約80cm | 約100回転 |
1回ならまだしも、1日で何十回も繰り返すとトータルのハンドル回転数は数千回の差に。
深場メインの釣り場だと疲労感がかなり変わってきます。

水深60m以上のポイントが多い人は、正直ローギアだけだと帰りの腕の疲労がキツい。
ハイギア(HG/XG)のメリットとデメリット
メリット① タッチ&ゴーが速い
タイラバで最もアタリが集中するのは、着底直後の「巻きはじめ」。
いわゆるタッチ&ゴー — 着底したら即座にラインスラック(糸フケ)を回収してタイラバを動かし始める動作です。
ハイギアは巻取り量が多いので、着底後のラインスラック回収が速い。
コンマ数秒の差ではあるものの、潮が速いポイントや活性が高いタイミングでは、このわずかな差が釣果に響くことがあります。

近年ハイギア人気が高まっている最大の理由がコレ。着底後の「もたつき」がなくなるのは想像以上に快適です。
メリット② 回収が楽、手返しが良い
ローギアのデメリットの裏返し。
回収スピードが速いので深場でも疲れにくい。
タイラバは「落として巻いて」を繰り返す釣り。
1日の総ハンドル回転数が減る=体力を温存できる=集中力が持続する=結果的に釣果アップ、という好循環が生まれやすいのはハイギアの大きな強み。
メリット③ ほかの釣りに流用しやすい
タチウオジギング、ライトジギング、ひとつテンヤなど、船釣り全般ではハイギア寄りのリールが好まれます。
タイラバ専用のPGモデルは極端にギア比が低い(4.8前後)ため、ほかの釣りには正直使いづらい。
1台をいろんな釣りに使い回したいなら、HGのほうが圧倒的に汎用性が高いです。
デメリット — 超スロー巻きが苦手
ハンドル1回転あたりの巻取り量が多い=超スロー巻きをしようとするとハンドルの回転が極端に遅くなる。
人間の手で「極端にゆっくり・ムラなく」ハンドルを回し続けるのはかなり難しい。
結果、タイラバの動きがギクシャクして食いが悪くなる場面が出てきます。
とはいえ、これが実釣で致命的になるケースはそう多くはない印象。

真冬の激渋パターンとか、究極のデッドスローが必要な状況に限られるかなと。普段使いならHGでも十分等速巻きできます。
結局どっち? タイプ別おすすめギア比
ここまでのメリット・デメリットを踏まえて、タイプ別に「最初の1台」を選ぶなら?という目安をまとめました。
- タイラバ初心者でよくわからない:HG(ハイギア)。回収が楽+タッチ&ゴーしやすい=快適に釣りを覚えられる
- スロー巻きメインの渋い海域が多い:PG(ローギア)。デッドスロー域の安定感はPGが圧倒的
- 深場(60m超)のポイントが多い:HG。回収が楽で体力温存できる
- 浅場(30m前後)のポイントがメイン:どちらでもOK。PGでも回収の負担は少ない
- 大鯛・青物が混じるエリア:PGまたはノーマル。巻き上げトルクが強いほうが安心
- タチウオやライトジギングにも使いたい:HG一択。PGだと他の釣りで使いにくい
- 2台持ちできる予算がある:PG+HGの2台体制が理想! 状況で使い分けられる

迷ったらHG。正直、最近のタイラバシーンではハイギアのほうが「つぶしが利く」場面が多いです。
もう少し掘り下げると、ノーマルギア(ギア比6.2〜6.9)はPGとHGの「いいとこ取り」。
スロー巻きもそこそこ安定するし、回収もそこまで苦じゃない。
ダイワの紅牙シリーズには無印(ギア比6.3)のラインナップがあるので、「PGほどスローに振り切らなくていいけど、HGだと速すぎるかも」と感じる人には無印がちょうどいい選択肢です。
ギア比で選ぶ おすすめタイラバリール
ここからは、ギア比のラインナップが充実していてPGとHGを選び比べられるおすすめモデルを紹介します。
ダイワ・シマノの定番シリーズから、エントリー〜プレミアムまで5シリーズをピックアップしました。
エンゲツBB(シマノ)
| ギア比ラインナップ | PG(5.5)/ HG(7.2) |
| 自重 | 200g |
| 最大ドラグ力 | PG: 6kg / HG: 5kg |
| ベアリング(BB) | 4個 |
| 価格(税抜) | 17,500円 |
| モデル | ギア比 | 巻取り長 | 最大ドラグ | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| 100PG | 5.5 | 55cm | 6kg | 17,500円 |
| 101PG | 5.5 | 55cm | 6kg | 17,500円 |
| 100HG | 7.2 | 72cm | 5kg | 17,500円 |
| 101HG | 7.2 | 72cm | 5kg | 17,500円 |

「まずタイラバを始めてみたい」ならこのリールで十分。PGとHGで巻取り量が17cm違うので、ギア比の違いを体感しやすいモデルです。
シマノのタイラバ専用エントリーモデル。
PG(ギア比5.5)とHG(ギア比7.2)の2種類がラインナップされていて、1万円台でローギアとハイギアを選び比べできる数少ないモデル。
PGモデルはドラグ力6kgとHGより1kg高いのもポイント。
スロー巻き重視ならPG、手返し重視ならHG。
価格が同じなので純粋に釣りのスタイルで選べます。
カウンターは非搭載ですが、まずギア比の違いを体感したい入門者にはコレがベスト。
紅牙(ダイワ)
| ギア比ラインナップ | ノーマル(6.3)/ XH(8.1) |
| 自重 | 205g |
| 最大ドラグ力 | 5.5kg |
| ベアリング(BB) | 5個 |
| 価格(税抜) | 31,400円 |
| モデル | ギア比 | 巻取り長 | 最大ドラグ | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| 100 | 6.3 | 63cm | 5.5kg | 31,400円 |
| 100L | 6.3 | 63cm | 5.5kg | 31,400円 |
| 100XH | 8.1 | 81cm | 5.5kg | 31,400円 |
| 100XHL | 8.1 | 81cm | 5.5kg | 31,400円 |

205gの軽さで3万円台。カウンターは非搭載だけど、HyperDrive Design搭載で巻き心地はかなり上質。
ダイワのタイラバ専用ベーシックモデル。
ノーマルギア(6.3)とXH(8.1)の2ギア比構成で、巻取り量の差は18cm。
注目は自重205gという軽さ。
カウンターレスな分、軽量&コンパクト。
ノーマルギア(6.3)はPGほど極端にスローではないけれど、等速巻きの安定感と回収のバランスが良好な「ちょうどいい」ギア比。
逆にXH(8.1)は81cmの巻取り量で回収も速巻きもラクラク。
タチウオやライトジギングへの流用もいけます。
エンゲツCT(シマノ)
| ギア比ラインナップ | PG(5.8)/ HG(7.3) |
| 自重 | 230g |
| 最大ドラグ力 | PG: 6kg / HG: 5kg |
| ベアリング(BB) | 5個 |
| カウンター | 搭載(デプスアラーム付き) |
| 価格(税抜) | 34,800円 |
| モデル | ギア比 | 巻取り長 | 最大ドラグ | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| 150PG | 5.8 | 58cm | 6kg | 34,800円 |
| 151PG | 5.8 | 58cm | 6kg | 34,800円 |
| 150HG | 7.3 | 73cm | 5kg | 34,800円 |
| 151HG | 7.3 | 73cm | 5kg | 34,800円 |

カウンター付きでこの価格帯。「水深を正確に把握しながらギア比も選びたい」人にぴったり。
シマノのタイラバ専用カウンター付きモデル。
PG(5.8)とHG(7.3)の2ギア比で、巻取り量の差は15cm。
カウンター搭載なので水深やヒットレンジを正確に把握できます。
タイラバは「どの水深で当たったか」が超重要な情報。
カウンターで水深を数値管理しつつ、ギア比も自分のスタイルに合わせて選べるのがエンゲツCTの魅力。
PGモデルはドラグ力6kg、HGモデルは5kgと1kg差があるのもエンゲツBBと同じ傾向。
スロー巻き+パワーファイト重視ならPGです。
26紅牙 IC 150(ダイワ)
| ギア比ラインナップ | P(4.8)/ ノーマル(6.3)/ H(7.1) |
| 自重 | 235g |
| 最大ドラグ力 | 5kg |
| ベアリング(BB) | 6個 |
| カウンター | 搭載(ICカウンター) |
| 価格(税抜) | 49,300円 |
| モデル | ギア比 | 巻取り長 | 最大ドラグ | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| 150P | 4.8 | 54cm | 5kg | 49,300円 |
| 150PL | 4.8 | 54cm | 5kg | 49,300円 |
| 150 | 6.3 | 70cm | 5kg | 49,300円 |
| 150L | 6.3 | 70cm | 5kg | 49,300円 |
| 150H | 7.1 | 80cm | 5kg | 49,300円 |
| 150HL | 7.1 | 80cm | 5kg | 49,300円 |

P・ノーマル・Hの3ギア比をそろえているのはダイワ紅牙シリーズならでは。「ギア比で迷う」すべての人に応えてくれるラインナップ。
ダイワのタイラバ専用ハイエンド。
2026年モデルとしてリニューアルされた最新機種です。
P(4.8)/ ノーマル(6.3)/ H(7.1)の3ギア比ラインナップが最大の特徴。
巻取り量は54cm / 70cm / 80cmと、PからHで26cmもの差があります。
デッドスロー特化の150P、バランス型の150(無印)、手返し重視の150H。
ICカウンター搭載で水深管理もバッチリ。
自重235gと軽量で、HyperDrive Design搭載の滑らかな巻き心地。
ギア比の違いによる巻き感の差を、リール本体の性能がしっかり活かしてくれます。
オシアコンクエストCT 200(シマノ)
| ギア比ラインナップ | PG(4.8)/ MG(5.7)/ HG(6.5) |
| 自重 | 295〜300g |
| 最大ドラグ力 | 8kg |
| ベアリング(BB) | 10個 |
| カウンター | 搭載(カウンター付きモデル) |
| 価格(税抜) | 55,000円 |
| モデル | ギア比 | 自重 | 最大ドラグ | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| 200PG | 4.8 | 300g | 8kg | 55,000円 |
| 201PG | 4.8 | 300g | 8kg | 55,000円 |
| 200MG | 5.7 | 295g | 8kg | 55,000円 |
| 201MG | 5.7 | 295g | 8kg | 55,000円 |
| 200HG | 6.5 | 295g | 8kg | 55,000円 |
| 201HG | 6.5 | 295g | 8kg | 55,000円 |

マイクロモジュールギアⅡの巻き心地は別格。丸型ボディの剛性感も含めて、ギア比の違いを最も「気持ちよく」体感できるリール。
シマノのタイラバ最上位クラス。
丸型ボディのオシアコンクエストにカウンターを搭載したモデルです。
PG(4.8)/ MG(5.7)/ HG(6.5)の3ギア比から選べます。
注目はMG(ミディアムギア / 5.7)の存在。
PGだとスロー過ぎる、HGだと速すぎる…という人のために用意された「ちょうど中間」のギア比。
等速巻きの安定感と回収効率のバランスが絶妙です。
丸型ボディならではの剛性と最大ドラグ力8kgは大鯛や青物とのファイトでも安心感バツグン。
5万円台と価格は高めですが、ギア比選択の「正解」を見つけたい上級者におすすめの1台です。
よくある質問(FAQ)
タイラバ初心者はローギアとハイギアどっちがいい?
迷ったらハイギア(HG)がおすすめ。
回収が楽で体力を温存でき、タッチ&ゴーもスムーズ。
タイラバ以外の釣りにも流用しやすいので、最初の1台としてはHGのほうがつぶしが利きます。
ノーマルギア(無印)はPGとHGのどちらに近い?
感覚としてはHG寄りです。
ノーマル(ギア比6.2〜6.9)は等速巻きの安定感を維持しつつ、回収もそこそこ楽なバランス型。
「PGは遅すぎるけどHGだと速すぎるかも」という人にちょうどいいポジションです。
ハイギアでも等速巻きはできる?
できます。
ハンドルをゆっくり回せばいいだけなので、普通の等速巻きならHGでも十分対応可能。
ただし「超スロー巻き」(デッドスロー)はPGのほうが安定します。
通常のスロー巻きなら実用上問題ないレベル。
PGとHGの2台持ちは必要?
理想を言えばあったほうがいいですが、必須ではありません。
年間通して同じ海域で釣ることが多いなら、そのエリアに合ったギア比1台で十分。
いろんなエリアや時期に釣りに行く人は、PG+HGの2台体制にすると状況対応力が格段に上がります。
XG(エクストラハイギア)はタイラバに向いている?
タイラバ「専用」としてはあまり向きません。
ギア比8.0超のXGは巻取り量が80cm以上になるため、等速巻きの速度コントロールが難しくなります。
ただしタチウオジギングやライトジギングにも使い回したい場合はXGの汎用性が活きてきます。
ダイワとシマノでギア比の表記は同じ?
表記ルールが異なります。
ダイワは「P(パワー)/ 無印 / H / XH」、シマノは「PG / MG / HG / XG」とアルファベットが違います。
さらに同じ「ローギア」でもダイワのPは4.8、シマノのPGは4.8〜5.8と数値が微妙に異なるので、ギア比の数値で比較するのが確実です。
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※ スペック表の価格は税抜き定価です。
※ 本文中の価格はAmazon等の実勢価格を参考にしています。
※ スペックはダイワ・シマノ公式カタログ(2026年版)に基づきます。

