タイラバ(リール)

タイラバにおける最大ドラグ力の重要性とは?タイラバリール最大ドラグ力ランキングも。

タイラバリールの最大ドラグ力の重要性?

今回はタイラバのリール選定にあたって、いろんな項目がある中で最大ドラグ力ってどれぐらい重要なの?っていうお話。

リールの最大ドラグ力は強ければ強いほど大型魚に対応できる。って言うシンプルな話ではあるんだけど、ドラグ力の重要性についてもうちょっと細かく見ていきたいと思います。

最後にタイラバリールの最大ドラグ力ランキングも作ってみました。

※ランキングはマイボ!調べ。僕が知ってるタイラバ専用リールを発売している全メーカー(ダイワ、シマノ、アブ、テイルウォークなど…)の中からピックアップしてみました。

ドラグ力とは?

そもそもどのメーカーのカタログにも書いてある「ドラグ力」とは?

まず初めに「ドラグ」(drag)とは、日本語で言うと「引く」とか「引っぱる」、「無理やり引きずり出す」という意味です。

パソコン用語で「ドラッグ&ドロップ」という何かしらのファイルやフォルダを移動させる用語がありますが、マウスでファイルをドラッグ(引っ張って)&ドロップ(落とす、移動させる)ということ。

ほかにも「ドラッグレース」という約400mの直線コースでのスピードを競う車のレースがあり、これは車がゴールからまっすぐ「引っ張られている」ように見えるからこのように呼ばれているとか。

野球でも「ドラッグバント」っていう用語があって、バットを「引きながら」(=drag)バントする、つまり打球の勢いを弱めるバントという意味です。

マイボ!
マイボ!
「これらはすべて日本語で表記すると「ドラッグ」になってますが、「ドラッグ」か「ドラグ」かは「drag」の発音の仕方の問題で、同じ意味。」

「ドラグバント」って言ってもいいし、リールの「ドラッグがー」って発音するオッチャンもいますよね。話が逸れてきた(笑)

本題に戻りまして、このようにドラグが意味するように、リールのクラッチがオンの状態からラインを「引きずりだす」システム。

そのラインを引きずりだすために必要な力を「ドラグ力」と呼びます。

つまり「最大ドラグ力」とはドラグを最大まで締めこんだ状態からラインを引きずりだすために必要な力。

ドラグは何のためにあるの?

ドラグ(またはドラッグ、どっちでもいいw)とは何か理解できたところで、では何のためにドラグというシステムはあるのでしょうか?

ドラグシステムによって、より大型魚を釣り上げることができる

まず大型魚がヒットしたら、魚に近い順にフック→ライン→ロッドそれぞれに強い力が掛かります。

魚に引っ張られて急激な力が加わったときに、フックが折れたり、ラインが切れたり、最悪ロッドが折れたりと、タックルの中で最も弱い部分がやられることに。

そんな時にドラグを働かせて、ある一定の負荷がかかったらあえてラインを引き出して負担を逃してやることが可能なのです。

マイボ!
マイボ!
「一定以上の負荷に対してはラインを引き出しながら魚とファイトすることで、釣り上げる可能性を高められるということですね!」

ロッド、メインライン、メインラインとリーダーの結束部分、リーダー、リーダーとフックの結束部分、フックという構成の中で、例えば最も弱い部分がフックで5kgの負荷まで耐えられるとします。

それ以上の負荷を与えるような大型魚がヒットすると、まずフックがのびたり折れてしまいます。

しかしこんな時ドラグ力を5kg未満に設定しておけば、フックに5kgの負荷がかかる前にドラグが働いてラインが引きずり出されるためフックはのびることはありません。

このように、タックル全体で耐えられる負荷以上の力を与えるような大型魚がヒットした時に、ラインをうまく出しながら対抗できるのがドラグシステムであります。

ですからどんな大型魚がヒットしてもタックルが耐えられる負荷以下でドラグを働かせれば、糸が切れたりフックがのびたりすることはない!ということです。(理論上は)

極端な例をあげると、5kgまでの負荷に耐えることができるタックル+ドラグ力を5kg未満に設定したリールの組み合わせだと、100kgのマグロを掛けてもドラグが働いてラインが引っ張り出されるためラインが切れたりフックがのびてしまうことはありません。(理論上はね)

マイボ!
マイボ!
「ただラインは切れなくてもドラグの働きすぎにより発熱→リールがぶっ壊れたり、どっちみちラインが放出され続けて無くなっちゃうだろうけど(笑)」

じゃあ結局最大ドラグ力はどれぐらいがベストなの?

では結局最大ドラグ力はどれぐらいがベストなのでしょうか?

次は先ほどの例とは逆に最大ドラグ力がタックル全体で耐えられる力より弱まるとどうなるでしょうか。

例えばラインやフックなどは4kg以上耐えられる設定なのにリールが最大ドラグ力3kgしかないとすると、3kg以上の負荷がかかるとどんなにドラグを締め込んでもラインが出ていってしまうため、ラインやフックの性能をフルに生かすことができません

タイラバ初心者くん
タイラバ初心者くん
「じゃあ結局リールの最大ドラグ力は強ければ強いほどイイんだね!」

リールの最大ドラグ力が強いほど、タックルの強さに合わせて強弱の設定のキャパが広がるっていう意味では確かにその通りでしょう。

「大は小を兼ねる」とも言いますし。

ただ、これはドラグシステムとタックルの耐えられる負荷に関してだけ考えた場合。

むやみに最大ドラグ力だけを意識してとにかく強いリールを!って考えると、ほかの部分にしわ寄せがきます。

例えば現在ダイワで発売されているタイラバ専用「紅牙」シリーズのリールは3種類ありますが、どれも最大ドラグ力は5~6kgまで。

それ以上でメーカーがタイラバに使えると謳われているリールを探すと「ソルティガBJ」っていう丸型リールが最大ドラグ力7kgあります。

最大ドラグ力マニア
最大ドラグ力マニア
「最強ドラグリール!ウホウホ!」

ウホウホドラグ力マニアの方であれば最高かもしれませんが、やはりデメリットもあるわけで。

例えば、デカい、重い、(金額が)高い、など。

ロッドがライトなものであったり、ラインが0.4号など超細糸を使おうとしているのに、リールだけこんなにパワーのあるものを選んでも性能を活かしきれないし、アンバランスですね。

ベストな最大ドラグ力は一概に強ければ強いほどイイ!ってワケではなく、結局タックルバランスに合わせて選択する必要がある。という無難な答え。

タイラバに必要なドラグ力とは?

ではドラグについてクドクド語ってきましたが、最後にタイラバに必要なドラグ力とは?

無難にタックルバランスに合わせて…という回答だけではイマイチですので、もうちょっと具体的に。

タイラバにおいての狙いはもちろん真鯛。

真鯛は大型になると10kgクラスの記録もありますし、外道としてブリなどの青物がヒットすることも。

では釣れる可能性のある真鯛の重量分(最大10kgほど?)のドラグ力が必要なのかと言うと、一概にそうでもありません。

空中に魚をぶら下げるともちろん魚の重量分すべての負荷がかかりますが、海中に魚がいる場合は海の浮力が働くため、実際には魚の重量分すべての負荷がタックルにかかるわけではないのです

浮力とは…水中にある物体が上向きに水圧を受ける力のこと

理科の授業を思い出しますね!

ただ、これ以上の深い知識は持ち合わせておりませんのでじゃあその浮力はどれぐらいなんだ!とか言われても分かりません…

ということで浮力の話は横に置いて先ほどから言っているタックルバランスから考えてみましょう。

まず例えばメインラインの強度を基準に考えると、PE1号だと大体9kgぐらいの強度があります。(※メーカ、種類によって異なります)

最近はタイラバではもっと細糸を使用することもあり、僕も0.4号使用しています。

マイボ!
マイボ!
「細糸を使用するのは小型、軽量のタイラバを使いたい、ラインにかかる水抵抗を少なくしたい、などの意図があります」

0.4号PEラインだと強度4kgぐらいですから、リールの最大ドラグ力が4kg以上あればそのPEラインの性能をフルで活かすことができます。(理論上は

逆にいうとドラグ力4kg以上、極端に8kgとか10kgの性能があってもそれは無駄ということになります。

その他フックやリーダー、フックとの結束部分などの強度にも依存してきますが、こんな感じで考えるとタイラバ用リールとして必要なのはやはり各社ラインアップのある最大ドラグ力5kg~6kgぐらいかと思います。

そうではなく大鯛、大型青物も対象だからPE1号以上でタイラバしてる!って人はそれに合わせて8kgとか9kgの最大ドラグ力あれば安心

このクラスになるとタイラバ用ではなくライトジギング、ジギング用リールになりますね。

そして最後に、間でちょこちょこ書いてるようにこれらはすべて理論上の話。

実際はドラグガチガチに締めて釣りすることは少ないし、ロッドの角度や潮流によっても引き抵抗が変わったり一概には言えません。

ライン強度やドラグ力など、実際の釣行で必ずしもカタログ値が出るとも限りませんし、使い続けると劣化していくのも間違いありません。

マイボ!
マイボ!
「明確な答えがあるものではないので、理屈だけではなく実際に釣りしてドラグ調整してその結果に応じたリール選定して…という自分なりの答えを出す作業も釣りの楽しみの一つですよね!」

まとめ

ドラグについて語ってきましたが最後に簡単にまとめ。

まとめ
  • ドラグとはタックルの弱い部分を守るためにあるシステム
  • ドラグが働くおかげで大型の魚もキャッチできる可能性が高まる
  • リール選定時はタックルバランスに合わせて最大ドラグ力も考慮しよう
  • 理論上はラインやフック、結束部分などの強度をカバーできる最大ドラグ力を持ったリールだとフル性能発揮できるハズ
  • 自分なりの考えを持って、いろいろ試して自分にとって最適なリールを選ぶのも釣りの楽しみのひとつ

ということで一概にコレ!っていうのはもちろんなくて、一言で言うと自分でやってみて考えよう!っていう少々荒い結論(笑)

理論上の答えはあるのかもしれないけど、実際の釣行で使う人、気象状況、ポイントなどまったく同じ状況なんてありえません。

マイボ!
マイボ!
「リール選定においてタックルバランスを目安にするというのは間違いないことだけど、明確な答えがないというのも釣りの楽しみですね!(2回目)」

タイラバリール最大ドラグ力ランキング!

最後にタイラバリール最大ドラグ力ランキング!

今回の記事ではドラグ力は強ければ強いほどイイ!という内容ではなく、タックルバランスに合わせて選ぼう!という内容だったはずですが、それをいっさい無視して(笑)最大ドラグ力の強いタイラバリールを紹介します。

大鯛、大型青物などを狙っている人、またライトジギングなどにも流用を考えている人などはドラグが強いリールを選んでおいたほうがイイですからね。

ただ、単に最大ドラグ力の数値だけでなく、ドラグが滑らかに働くドラグシステム(例えばダイワATDなど)も重要ですのでこの辺も考慮してみてください。

究極の細糸を使用したり、ライトなタックルで繊細なタイラバを目指す人には無意味なのでスルーしてくださいね。

ちなみに今回のランキングはタイラバ専用リール、またはタイラバの使用もできる、とメーカーが公表しているリールから選定しています。

そしてランキングのハズだったんですが、上位3機種すべて同じ最大ドラグ力だったため同数1位ということで。

ダイワ ソルティガBJ 100シリーズ

巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):55

ギヤ比:4.9

標準自重:300g

最大ドラグ力:7kg

標準巻糸量PE(号-m): 1-400 , 2-200

ハンドル長さ(mm):110 ノブ:パワーライトM

ベアリング(ボール/ローラー):12/1

メーカー希望本体価格(円):48,000

巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):81

ギヤ比:7.3

標準自重:300g

最大ドラグ力:7kg

標準巻糸量PE(号-m): 1-400 , 2-200

ハンドル長さ(mm):110 ノブ:パワーライトM

ベアリング(ボール/ローラー):12/1

メーカー希望本体価格(円):48,000

タイラバ用リールとして販売されている中で最強の最大ドラグ力は7kgでした。

数値だけでなく、スムーズにドラグが働く最新ドラグシステム「ATD」も搭載。

丸型リールということで自重は若干重いですが、最強の耐久性と最高の滑らかな巻き心地を持つリールです。

それらを可能にする「マグシールド」や「ハイパーデジギヤ」など最新テクノロジーやベアリング数12個などと充実。

大型真鯛や青物も対象、またライトジギングなどほかの釣りにも使えるでしょう。

100P-RM/100PL-RMはタイラバに特化したローギヤ(RM=楽巻き)モデルで紅牙風のピンク色でカラーリングされています。

高価ではありますが、タイラバ用リールとして最強で長年使用できであろうリールです。

ダイワ キャタリナBJ 100シリーズ

巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):55

ギヤ比:4.9

標準自重:280g

最大ドラグ力:7kg

標準巻糸量PE(号-m): 1.5-250 , 2-200

ハンドル長さ(mm):100 ノブ:ラージI型

ベアリング(ボール/ローラー):6/1

メーカー希望本体価格(円):34,000

巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):71

ギヤ比:6.3

標準自重:280g

最大ドラグ力:7kg

標準巻糸量PE(号-m): 1.5-250 , 2-200

ハンドル長さ(mm):90 ノブ:ラージI型

ベアリング(ボール/ローラー):6/1

メーカー希望本体価格(円):34,000

巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):81

ギヤ比:7.3

標準自重:280g

最大ドラグ力:7kg

標準巻糸量PE(号-m): 1.5-250 , 2-200

ハンドル長さ(mm):90 ノブ:ラージI型

ベアリング(ボール/ローラー):6/1

メーカー希望本体価格(円):34,000

ソルティガBJ100と同じく最大ドラグ力7kgで100P-RM/100PL-RMはタイラバに特化したローギヤな楽巻(=RM)モデル。

「キャタリナBJ」の最大の売りはとにかくシンプルながら耐久性あり、基本性能も充実していてコスパに優れること。

さらに「キャタリナBJ」は高さ49mmと丸型の中でも低めで、「リアルグリッピングコンセプト」というグリップやサミングなどのしやすさにこだわった設計になっているため、丸型リールの中でも操作性が良いです。

最新ドラグシステム「ATD」などの機能はついておらず最小限の機能ですが、その分シンプルでスプール交換可能でメンテナンスしやすい構造などのおかげでガンガン使えるでしょう。

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タカミヤ(REALMETHOD)ギガソルトPG

ギヤ比:5.1

自重:244g

ベアリング(本体/ローラー):6/1

最大ドラグ力:7kg

糸巻量PE(号-m):1.5-260、2-200、3-130

ハンドル1回転の巻上長:56cm

メーカー希望本体価格(円):9,800

「釣具のポイント」を運営する「タカミヤ」のリールです。

上記2機種と違いロープロ型リールでありながら最大ドラグ力7kgというパワーを持っています。

さらに驚きが定価9,800円(実売価格は9,000円ぐらい)!!

本体フレームには超耐腐食性「アルミニウムSAC(SUPER ANTI CORROSION)」、スプールの両軸には従来の防錆ステンレスベアリングより優れた防錆性を持つ日本製のステンレスベアリング採用、などカタログ上の数値やスペック的にはシマノ、ダイヤと遜色ありません。

ただ値段が値段なので他社の数万円のリールほどの耐久性、巻きのスムーズさなどは求めないほうがイイかも

ハンドルもダブルハンドルではなく、シングルハンドルです。

大鯛や青物も視野に入れたタイラバ用リールとして、またライトジギング、その他船釣り全般にも気軽に使いまわせるリールとして活躍するでしょう。

安いので初心者の方や、ベテランさんでもサブ機として持っていてもイイかも!

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