「20メタニウム」×「ゴメクサス100mmダブルハンドル」でバス釣りインプレ。

「20メタニウムHG」×「ゴメクサス100mmダブルハンドル」でバス釣りしてみた感想

私の愛する「20メタニウムHG」、この度「ゴメクサス100mmダブルハンドル」に交換。
もともとはタイラバに使えたら…なんて思いもあったんですが、やはり本職はバス釣り。
バス釣りにおいてもロングハンドル化によるメリット、デメリットはいろいろあったワケで、本記事ではそんなこんな「ゴメクサス100mmダブルハンドル」インプレをお届け!


ロングハンドル化の目的

まずは、バス釣りにおいての「20メタニウムHG」を選択した理由、そしてロングハンドル化する目的をおさらい。
本来はオールラウンダーとして「20メタニウムHG」を選択
もともと「20メタニウム」のHGを選択したのは、いろんな釣りに使えるオールラウンダーとして。

最近はバーサタイルというのね
本当はそれぞれのタックルを用意した方がイイのは分かってるのだけれども、予算的に、またおかっぱりメインで持ち運びが大変、てな理由でできるだけ道具は減らしたいワケです。
ということで打ち物、巻き物などどちらにも対応できる(悪く言えばどちらも中途半端)HGを選択しています。
で、この「20メタニウムHG」に組み合わせるロッドは主にシマノ「ポイズンアドレナ 1610M」時々「エクスプライド1610M」。


タックルを減らす目的で、ロッドもバーサタイル(万能)モデルを選んでます。
あえてロングハンドル化する目的は?
今回ロングハンドル化することで、この「万能感」は薄れてしまいますが、あえて交換する目的は?
ベイトリールのロングハンドル化って、一般的に言うと「トルクがアップ、スピードはダウン」要はローギア化されて、パワフルに巻きやすい。てイメージ。
つまりこれを「20メタニウムHG」にも活かして、重めの巻物ルアーやテキサスリグで遠投!巻き巻き!デカバスゴリゴリファイト!「寄り」な使い方をしたい!という企みであります。

あくまで「寄り」な使い方ね。ビッグベイトとかヘビキャロなどは別のゴリゴリ王道タックルを用意してますので
イイところ!

ではここから以上のような用途において、「ゴメクサス100mmダブルハンドル」実際に使ってみたインプレをお届けします。
まずはイイところ!から。
巻きの安定感アップ
やはりロングハンドル化でもっともイイなと感じたのは巻き物ルアーの使用時。
筆者はどちらかというとフィネスでネチネチ…な釣りより、とにかく思いっきりブン投げる!ゴリ巻き!みたいなパワフルな釣りの方が好み。
さっきも書いたようにゴリゴリのヘビータックルは別に用意しているのですが、「20メタニウムHG」でちょい重めのルアーでちょいゴリな巻き物をするにはピッタリ。
その中でもロングハンドル化で特に力を発揮するのが巻き抵抗が強い強波動タイプ。
ハンドルが長くなることでトルクアップ→巻きの安定感がアップし、「あ~、釣りしてる~」感もアップ。
キャストして!巻いて!(釣れなくても)それだけで楽しい!みたいな。

釣れないときの方が圧倒的に多い私には重要な要素なのでありますw
で、筆者が特に使いやすい!と感じたルアーは次の項で。
ロングハンドル化で活躍する巻き物ルアーたち
ロングハンドル化で特に活躍するルアーは、クランク、スピナーベイト、バイブレーションなど巻き物系、その中でもどちらかというと重めで巻き抵抗の強いルアーたち。
ルアー重量の適正は使用するロッドによると思いますが、「20メタニウム」をロングハンドル化するなら、どちらかというとM~MH以上の硬めのロッドを選ぶことが多いハズ。
筆者も先述の通り、シマノ「ポイズンアドレナ 1610M」や「エクスプライド1610M」などバーサタイルモデルを組み合わせてますが、これらのロッドと「20メタニウムHG」の組み合わせに最適なのは、ロッドの適合ルアーウェイト上限よりの15~20gぐらいかと感じます。
レイドジャパン レベルクランクゴリラ

5/8oz(17.5g)のレベルクランクゴリラ。
ノーマルのレベルクランクより重く、リップも長めで強波動。
レイドジャパン レベルバイブブースト

18gというヘビーウェイトモデルのレベルバイブブースト。
極薄ボディながらパワフルな振動を演出。
ジャッカル ドーン

1/2oz(14g)のスピナーベイト。
ハイスピードでリアクションバイトを誘い、スローリトリーブでは弱波動で食わせる、と強弱を使い分けることができる。
ちなみに筆者はこれで釣れたことないのですが(笑)テンポよく早巻きしてるだけで、めっちゃ釣りしてる感を醸し出して楽しいルアー。の一つ。
クラッチ返りはない
ベイトリールをロングハンドル化した時によく発生する、と言われるキャスト時のクラッチ返り。
これはキャストフォームによるところが大きいと思いますけど、100mmというロングハンドルに交換しても今のところは発生していません。
ベイトタックルでのキャストの基本中の基本「ハンドル上向き」を徹底すれば問題ないのかなと。
イマイチなところ…

続いてイマイチなところ。
重量アップによりキャスティングは難しくなった
「20メタニウムHG」はノーマルで175gですが、「ゴメクサス100mmダブルハンドル」に交換すると約30gアップしてトータル約204g。
組み合わせるロッドによると思いますが、この重量差によりバランスが崩れて振り抜くスピードはダウンし、キャスティングは若干しにくくなったと感じます。
右ハンドルの場合、右投げであればハンドル上向きならそこまで気にならないレベルの違いですが、左投げでハンドルが下向きになると特に重み、違和感を感じやすい。
まあ、これは筆者の慣れとか技術の問題でもあるんでしょうが…
打ち物は不向きか
先述のとおり、ロングハンドル化は「トルクはアップ、スピードはダウン」つまりローギア化みたいなイメージ。
ということで、回収速度が求められる打ち物は不向きでしょうか。
あと、上でも書いたようにハンドルが長くて重いので、キャスト回数が増えがちな打ち物ではよりそのデメリットを感じやすくなりやすい。
フィネス寄りの釣りも×
当然だけど、ロングハンドルになると軽量ルアーは苦手。
これは言うまでもないですネ。
余談ですけど、「20メタニウム」×「夢屋20メタニウムシャロースプール」カスタムでベイトフィネスもしてみようかなと思ってた時期がありました。
中途半端になりそうで、やっぱりベイトフィネスは専用タックルを用意しよう!ということで断念しました。

筆者の持論、釣りはライトになるほど高性能、専用タックルを用意すべし!
で、パワフルな釣り方によせていこう!ということで今回のハンドル交換なワケです。
まとめ

「20メタニウムHG」×「ゴメクサス100mmダブルハンドル」最後にまとめ!
- イイところ→巻いて楽しい!
- イマイチなところ→重くなり万能性は落ちる
重めで巻き抵抗の強いルアーをマキマキ…している時、その抵抗をストレスなくコントロールできて疲労感も少ない。
「巻いて、投げて、釣りしてる!」感はアップ。
ただ重くなるし、バランスが崩れて万能性がなくなってしまうのは「20メタニウム」の良さをつぶしてしまってる気もする…
じゃあその良さをつぶしてまであえてをロングハンドル化する最大の意味は?
いうまでもなく、「20メタニウム」最大の売りは「マイクロモジュールギア」などによる滑らかな回転性能。
その回転性能を重く、抵抗の強い巻き物に活かすことができる、というのが最大のメリットだと感じます。
ですから、バス釣りにおいての使い方としては、バーサタイル(万能)感はダウン、巻き物に特化。という点では大成功ですし、そういう使い方を望む方にはオススメできるかと。
本当はタイラバに使いたい。っていうのもあったんですけどねw


以上、インプレをお届けしてきましたが、「ゴメクサス100mmダブルハンドル」のインプレ!ってより、「20メタニウム」のロングハンドル化インプレ!になってしまった感が…
「ゴメクサス100mmダブルハンドル」自体については以下記事で。