タイラバリール

カストキングのベイトリール「スパルタカスプラス」インプレ。ライトジギング、タイラバリールとしても使える?

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カストキングのベイトリール「スパルタカスプラス」とは?

今Amazonをにぎわすアメリカの釣具メーカー、カストキング

前回「スパルタカス」シリーズのロッドのインプレしましたが、今回は同時に購入したベイトリールについて。

およそ5,000円と激安でありながらハイスペック、カラーも豊富で見た目もそれなりにカッコいい。

まいぼ
まいぼ

主にブラックバス釣り用で購入したけど、タイラバやライトジギングなどオフショアでも流用したいという狙いも

そんなカストキング「スパルタカスプラス」について、バス釣りインプレの他にオフショア用リールとの比較などお届けします。

「スパルタカスプラス」インプレ

スペックとか実際に使ってみたりしたインプレ。

スペック

まずは「スパルタカスプラス」のスペック。

Kastking SpartacusPlus

  • 自重:215g(EVAハンドルモデル)
  • ハンドル1回転巻取長さ:68cm
  • 最大ドラグ力:8kg
  • ギア比:6.3
  • ボールベアリング:11個
  • ライン容量
  • フロロ、ナイロン(lb-m):10-115、16-90、20-75、22-60
  • PE(号-m):1.2-115、2-90、2.5-60
  • デュアルブレーキシステム(遠心、マグネット)
  • ステンレスベアリング
  • 4層カーボンファイバーワッシャ式ドラグシステム
  • ワンウェイクラッチシステム
  • CNC(コンピュータ数値制御)加工アルミスプール
  • 精密加工真鍮ギア
  • 強化グラファイトボディ
  • セラミックラインガイド
  • 海水対応

スペックだけ見ると、ステンレスベアリング11個とか約5,000円とは思えないほどいろいろスゴイ。

バス釣りには問題ないですが、ライトジギングやタイラバなどオフショアで使うには糸巻量の少なさが少し気になるところですかね。

商品画像

続いて商品画像をさらっと。

箱も割とカッコいいししっかりしてる。

ブレーキの設定方法などが記されたユーザーガイドとパーツ一覧表が添付

説明書はありますが、すべて英語。

ただ写真入りの説明なので、英語が読めない僕でもなんとなく内容は分かりました。なんとなく。

ハンドルノブにカストキングロゴマークの刻印

全体的な質感はそれなり。でも5,000円と考えると十分以上では。

「デュアルブレーキシステム」が採用されてる。こちらはリール側面のマグネットブレーキ調節ダイヤルで10段階の調節が可能。

リール下部にあるこのスイッチを押しながらひっぱるとサイドカバーが外れる。

カバーを開けると遠心ブレーキ調節ダイヤルが登場。

遠心ブレーキは7段階の調節が可能。

サイドカバーを開ければスプールも簡単に交換できる。

以上のように5,000円ぐらいのリールっていうと釣具屋さんでワゴンセール!みたいに転がってる無名メーカーが思いつきますが、それらとは比にならない質感カッコよさがあり、何よりハイスペックであります。

バス釣りに使ってみた

ロッドは同じくカストキング「スパルタカス」にセット

そんな「スパルタカスプラス」でブラックバス実釣。

ルアーは個人的な好みであるフロッグ、ダイワ「スティーズ フロッグ Jr.」「スティーズ ポッパーフロッグJr.」やシマノ「バンタムフロッグ」などがメイン。ていうかそれだけ。

第一印象としては、ブレーキシステムは割としっかりてて十分使えると思いました。

ベイトでのキャスティングが猛烈にヘタクソの僕でも、バックラッシュすることなく投げることができました。

また、フロッグなど10g前後のルアーを使う場合はリールのブレーキ設定は割と強めで投げやすかったため、もっと軽いルアーを使用する場合はブレーキを緩めれば使えそう。

でも鈍感で素人な僕にはあんまりブレーキの微調整では分からない?レベル。ブレーキ「MIN」から「MAX」に一気に変えてようやく分かるかな?っていう感じ。

まいぼ
まいぼ

バス釣りを突き詰めてる人ならその差も分かるかもしれないけど、そもそもそんな人ならこのリール使わないよね

それからベアリング11個の恩恵でしょうか、巻きは相当滑らかで、他社製の高額なリールと比較しても遜色ないレベル

何せ約5,000円と考えれば、よほどこだわってるバサーでない限り、普通に幅広くバス釣りするには十分使える。という簡単な結論。

まいぼ
まいぼ

ドラグ性能とか、剛性や耐久性など、魚を掛けてからのインプレはまだ。フロッグ縛りしてて釣れなかったから…(イイワケ)

オフショア用リールと比べてみる

ということでここからは「スパルタカスプラス」をオフショア用リールとして使えるか検証。※スパルタカスプラスはもちろん海水対応

スペックや形状のパッと見から判断するに、おおよそタイラバやライトジギングあたりが適正と思われる。

ということで「スパルタカスプラス」に近いスペックのリールを探してみた。

ライトジギングリール

ダイワ キャタリナTW

ダイワ(DAIWA)
¥32,910 (2024/04/22 21:48時点 | Amazon調べ)
  • 巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):55
  • ギヤ比:4.9
  • 標準自重(g):225
  • 最大ドラグ力(kg):7
  • 標準巻糸量PE(号-m): 2.0-150
  • ハンドル長さ(mm):100 ダブルハンドル
  • ベアリング(ボール/ローラー):6/1
  • メーカー希望本体価格(円):37,400

まずは「スパルタカスプラス」とライトジギングリールとの比較。

大きくはロープロ型、ダブルハンドルで自重や最大ドラグ力が近いリールを探してみましたが、もっとも近そうなのがダイワ「キャタリナTW」

ギヤ比の違いはあれど、ダブルハンドル仕様だったり、自重や最大ドラグ力はよく似てます。

「スパルタカスプラス」に搭載のデュアルブレーキシステムは「キャタリナTW」にはないけれど、「マグフォースZ」や「TWS」によりキャスティングできる仕様になっている。

また「キャタリナTW」の優位点としては、樹脂製ボディより剛性に勝る金属製のスーパーメタルハウジングが採用されていること。

まいぼ
まいぼ

大型魚が掛かったり、ジグアクションで負荷が掛かりやすいライトジギングにおいてはリールの剛性は重要な要素

逆に「スパルタカスプラス」の優位点はボールベアリング数

「キャタリナTW」が6個に対して「スパルタカスプラス」は11個。

以上のようにそれぞれ長所短所はあれど、カタログスペック的にはよく似てて「スパルタカスプラス」をライトジギングに使うことはできそう。

ポイント

でもやっぱり剛性や耐久性は本家ライトジギングリール「キャタリナTW」には敵わない

タイラバリール

ダイワ 紅牙TW ハイパーカスタム

  • 巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転):52
  • ギヤ比:4.9
  • 標準自重(g):205
  • 最大ドラグ力(kg):6
  • 標準巻糸量PE(号-m):1.0-300 , 1.5-180
  • ハンドル長さ(mm):100
  • ベアリング(ボール/ローラー):12/1
  • メーカー希望本体価格(円):54,500

続いて「スパルタカスプラス」とタイラバリールの比較。

ダイワのタイラバ専用リールとしては最上位モデル「紅牙TW ハイパーカスタム」がスペック的には近く、ギヤ比の違いはあれど、自重、最大ドラグ力、ボールベアリング数などは「スパルタカスプラス」もよく似ててタイラバに使えそう。

とはいえこの金額差ですから「紅牙TW ハイパーカスタム」の方が優れる部分はもちろんいろいろありまして、まずは先ほどの「キャタリナTW」と同じく金属製フレームであること。

また、「マグシールドボールベアリング」という防水テクノロジーが採用されている。

まいぼ
まいぼ

これらの技術により、やはり「スパルタカスプラス」は剛性や耐久性では敵わないですね

ただ、繰り返しますけど「スパルタカスプラス」の基本的なスペックとしてはよく似ているため、剛性や耐久性は別として単純にタイラバをするには十分使えそうであるということが分かりました。

まとめ

以上カストキングのベイトリール「スパルタカスプラス」のレビューとライトジギングやタイラバリールとの比較でした。

バス釣りはもちろん、ライトジギングやタイラバにも使えそう。という結論。

ただ、樹脂製ボディや格安であることなどから、やはり剛性や耐久性の不安は残ります。

最大ドラグ力は8kgあるとはいえ、大型魚が掛かったり、ジグアクションに負荷がかかるライトジギングより比較的負担の軽いタイラバ向きかな。という印象。

ただ、タイラバリールでスペックが近いということで「紅牙TW ハイパーカスタム」と比較しましたけど、そもそもこちらは定価54,500円。(実売価格でも45,000円~)

一方「スパルタカスプラス」は約5,000円。

10倍近く価格差がありながら近いスペックをたたき出しているという、とんでもないリール「スパルタカスプラス」

消耗品感覚で2~3個持っててもいいんじゃないかと思う今日この頃でした。

まいぼ
まいぼ

「もちろん部品の素材とか精度とか…カタログスペックだけでは一概に比べられないけどね

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まいぼ
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なんでも釣り師
船も陸も、ルアーもエサもOK、なんでも釣り師。

釣りの種類が多すぎて専用タックル揃えられないのが悩み。

人が多い有名ポイントで釣果にこだわるより、釣れなくてものんびーり釣りしたい派。
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