カストキングのロッド「スパルタカス」インプレ。バス釣り以外にタイラバやライトジギングに使える?
カストキングのロッド「スパルタカス」買ってみた
今話題の(?)釣具メーカー「カストキング」。
そのロッドやリールは安くてハイスペック、見た目もカッコいいと3拍子揃っていて、Amazonで釣具を物色してたら見たことがある人も多いハズ。
特にスペックに対しての価格の安さは特筆モノ。
海外メーカーにありがちなカタログスペックはスゴイけど、実際使うとそうでもない…ってやつじゃね?
物は使ってみないと分からないってことでカストキングの「スパルタカス」シリーズのロッド買ってみた。
Amazonの商品名には「ベイト スピニング ロッド」って含まれてて、どっちやねん!って感じですが商品写真を信じて購入→無事ベイトロッドが届きました。
(※グレーだけスピニングモデルがあるようです)
用途はブラックバス(主にフロッグなど10gオーバーのルアー)メインの用途ですが、ライトジギングやタイラバなどオフショアの釣りにも使えたらいいなぁ…っていう企みも。
どっちかと言うと頻度的にはボートフィッシング用がメインだったりして
ってことでライトジギングやタイラバなどオフショアでの釣りに使えるか?っていう検証をメインにインプレ。
ロッド「スパルタカス」インプレ
センターカット仕様でMとMLの2種類のティップが付属。
今回僕が購入したのはMとMLセット、カラーはシルバー。
ちなみにMとMHセットもあるし、カラーもシルバー以外に「レッド」「グリーン」「ブルー」「グレー」「イエロー」「ミドリ」もある。
グリーンとミドリって一緒やん!wって思うけど、実際はカラーリングが違うのでAmazonで見てみてね
さらにおもしろいのがカラーによって自重とか先径が若干違うこと。
塗料の厚みや重さが違うのでしょうが、大ざっぱなイメージがある海外製ながら意外と細かい。
スペックと細部の写真
ってことで今回購入したシルバーカラーのメーカー公表のスペックや細かい部分の写真を見てみましょう。
M
- 全長:1.98m
- 適合ライン(lb):6-12
- 適合ルアー(g):8-21
- 先径(mm):1.98
- 元径(mm):12.99
- 自重(g):143.5
ML
- 全長:1.98m
- 適合ライン(lb):4-8
- 適合ルアー(g):6-15
- 先径(mm):1.60
- 元径(mm):12.99
- 自重(g):143.5
スペック表記
普通のリールシート。質感は価格的にはこんなもんかな、という感じだけど、安物ロッドにありがちないかにもちゃっちくてリールがきちっとセットできない…なんてことはなさそう。
ブラックバス実釣インプレ
リールも同じくカストキング「スパルタカスプラス」をセット
で、早速実釣。
まずはバス釣りということで、リールはロッドと同じくカストキング「スパルタカスプラス」をセット、ルアーは主にフロッグはダイワ「スティーズ フロッグ Jr.」「スティーズ ポッパーフロッグJr.」やシマノ「バンタムフロッグ」などを投げ倒してきました。
釣果は×…まあおかっぱりのフロッグ縛りだからしょうがないってことで…w
結果としてリール「スパルタカスプラス」の良さが目立ちすぎてロッドの影が薄く感じてしまいましたが、バス釣り用ロッドとして使うには特に問題なさそう。
MLは最近主流の小型のフロッグ(10g前後)、Mは10g後半のフロッグに相性がイイように感じました。
フロッグ用ロッドってMHとかもっと硬いイメージがあるけど、個人的にはMLぐらいが扱いやすい気がする
イマイチな点としては自重140gオーバーということで、軽量ルアーをメインに使う釣りに対して若干重さを感じること。
それでも値段を考えると十分すぎる性能は持ってて、コスパが素晴らしいロッドとリールです!
オフショアロッドと比較してみる
続いてこのスパルタカス「カストキング」をバス釣りだけでなく、オフショアにも使ってみようってことでほかのロッドと比較。
上からジギングロッド、タイラバロッド、スパルタカス、ティップランエギングロッド、バスロッド。
バスロッドをオフショアに流用するときの大きな問題点であるグリップの短さですが、この「スパルタカス」は写真のようにちょっと長め。
腕の長さは人それぞれだけど、大体の人はグリップエンドを肘付近で支えることはできそう。オフショアフィッシングで必要な最低限の長さ。
以下比較するタイラバやライトジギングではグリップエンドが短いと大変ツライですが、「スパルタカス」ならギリギリなんとかなるかな?レベル。
近々実釣予定ですので、これについては改めてインプレ予定。
以下それぞれオフショアロッドとの比較してみます。
スパルタカスVSタイラバロッド
全然違う
写真は同じ135gのジグを同じ長さのラインで穂先にくくりつけて撮影したもの。
まずはダイワ「紅牙 N69MHB-S」との比較。
曲がり方は全然違うし、スパルタカス→タイラバ流用は難しそう。
ダイワ 紅牙 N69MHB-S
全長:2.06m
ルアー重量(g):30-80
スパルタカスVSティップランエギングロッド
これも全然違う。てかティップランはそもそもスピニングだし。
「シマノ セフィアBB Boat S708ML-ST」との比較。
予想通りだけど、これも全く違う。
よってスパルタカス→ティップランエギングも難しい。(誰もしようと思わないか。)
シマノ セフィアBB Boat S708ML-ST
全長:2.34m
ルアー重量(g):20-55
スパルタカスVSライトジギングロッド
スパルタカス(MLティップ)VSジグザム。イイ感じに曲がり方が近くなってきた。
続いてライトジギングロッド「テンリュー JIG-ZAM JZVⅡ591B-3」。
スパルタカスのMLの穂先とライトジギングロッドと比べると、若干スパルタカスが柔らかそうだけど、だいぶ曲がり方は似てきました。
テンリュー JIG-ZAM JZVⅡ591B-3
全長:1.75m
ルアー重量(g):50-120
スパルタカス(M)VSジグザム。ほぼ同じ!
続いて同じく「テンリュー JIG-ZAM JZVⅡ591B-3」との比較で、スパルタカスの穂先を「M」にチェンジ。
するとなんということでしょう!曲がり方はほぼ同じ!
スパルタカス(ML)VSスローダンサー。曲がり方は若干違うけど、よく似てる。
ちなみにもう1本、ライトジギングロッド比較。「ゴールデンミーン スローダンサーⅡ SLC-62ML」。
これもまあまあ似てて、スパルタカス→ライトジギングは使えそう。
ゴールデンミーン スローダンサーⅡ SLC-62ML
全長:1.88m
ルアー重量(oz):2~4(約56g~113g)
まとめ
以上カストキングのロッド「スパルタカス」のレビューとオフショアロッド比較してみました。
もともとブラックバス向けロッド?ってことで、バス釣りにはもちろん使える。
ダイワとかシマノとかエバーグリーンとか…高額な上位モデルロッドと比べると物足りない部分もたくさんあるんでしょうけど、「とりあえず初心者の人」とか、「活性が高い時だけでもそれなりに釣れたらイイ」なんて人が使う分には問題なさそう。
穂先が2種類セットだから幅広いルアー重量に対応しているのもGood!
また、オフショアロッドとの比較の結果、タイラバやティップランエギングは難しそうですが、ライトジギングロッドと曲がり方はそっくり。
グリップエンドの短さや耐久性など気になる点はありますけど、曲がり方だけ見るとライトジギングには使えそう。ってことで次回はこのスパルタカスをライトジギングに使ってみたいと思います!