話題のシマノ20メタニウムを買ってみた!16メタニウムMGLと比較しながらバス釣りインプレ。
20メタニウム買ってみた!16メタニウムMGLと比較しながらインプレ
この度、大好評のシマノ「20メタニウムHG」を購入しました。
メイン用途はブラックバスですが、僕のモットーでもあるようにシーバスとかタイラバとか…いろんな釣りに使いまわし倒そうと思っております。
とはいえ、まずはメインのブラックバス釣りで何度か使ってみたので、これまで使ってた16メタニウムMGLの使用感と比較しながらインプレしてみました。
巻き感とか投げ感とか、感覚的なものが多くて途中ワケ分からないことも言ってますが、基本的には20メタニウム絶賛記事になってます。
自分が買う道具は基本的に絶賛してしまう人なので、どこまで参考になるかは分かりませんが…
20メタニウム スペックと写真たち
まず20メタニウム(HG)のスペックとか使われている技術とか。
- ギア比:7.1
- 最大ドラグ力:5.0kg
- 自重:175g
- スプール寸法(径/幅):34/19mm
- ナイロン糸巻量(lb-m):12-100、14-90、16-80、20-65
- 最大巻上長:76cm
- ハンドル長:42mm
- ベアリング数 BB/ローラー:10/1
- 本体価格:44,100円
- ブレーキタイプ:SVSインフィニティ
- スプール材質:マグナムライトスプールⅢ(超々ジュラルミン)
- フレーム材質:マグネシウム(HAGANEボディ)
- ドライブギア材質:超高強度真鍮
- ドラグ材質:カーボンクロスワッシャ
- X-SHIP
- マイクロモジュールギアⅡ
- サイレントチューン
- コアソリッドボディ
- S3Dスプール
- S A-RB
- スーパーフリースプール
- 海水対応
20メタニウム最大の売りはやはり「マグナムライトスプールⅢ」×「コアソリッドボディ」。
コンパクトで軽量、かつ高剛性でキャスト性能も高い。というバスリールに求められる基本性能を突き詰められた一品。
で、さっそくPayPayモールでポチっと、届きました。
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前作16メタニウムMGLより少しシックで落ち着いたカラーリングになり、個人的にはコッチの方が好み。
それでは各部位の写真をさらーっと!
カバーが外れやすく釣りの最中に落としやすいって意見も聞いたことがあるけど、割としっかり閉まる。
開けたらしっかり閉めることさえ忘れなければ自然に外れるなんてことはなさそう。
16メタニウムMGLの標準スプール幅22mmに対して20メタニウムは19mmと気持ちスリム。(径は同じ34mm)
より軽量ルアーに対応するシャロースプールも夢屋から販売中。
またはこのシャロースプールを標準装備した「メタ二ウムシャローエディション」も2022年に発売。
さらに軽量化され2台持ちで使い分けもいいかも。
16メタニウムと比べて。とにかく投げ感&巻き感がスバラシイ。
これまでメインに使用していた16メタニウムMGLと比較しながら、何度かバス釣りに使ってみた感想。
飛距離:そこまで変わらない?
まず単純な飛距離については、正直16メタニウムと比較しても大きな違いはないかと。
ただ、「マグナムライトスプールⅢ」に進化したことでの大きな違いは、「力の入れ具合による飛距離の差」でしょう。
16メタニウムでは飛距離を出そうと思ったら「エイヤッ!」とある程度力を入れる必要がありましたが、20メタニウムは軽く投げても不思議と最長飛距離がでやすいです。
逆に力を入れても投げてもそこまで飛距離は伸びない。
つまり力むことなく飛距離が伸びるってことで、
っていうメリットにつながる。
詳細は次の「投げ感」の項で。
投げ感:最高
飛距離自体は上記のようにそこまで変わらないけど、力まなく投げれるってことで20メタニウムはキャストフィールがとんにかくしなやか。
16メタニウムではキャスト時に「ヌルっ…」と(悪い意味じゃなく、滑らかなってこと)スプールが走り出す。
16メタニウムはカタログ上でうたわれていたように「NEWマグナムライトスプール」により気持ちのよいキャストフィールを味わえる
対して20メタニウムはちょっと違うレベルのキャストフィーリング。しなやかで「ストンッ!」みたいな感じ。
または「ズヴァッ!」「ドゥバッ!」的な(笑)
感覚的なものなので言葉で表すのは難しいですが、とにかくキャストしてて気持ちよさが感じられる。
16メタニウムまでの「ロッドとリールという道具を使ってルアーを投げる」というのを超越して、20メタニウムの場合は「体の一部」のような感覚。
不思議な感覚だけど、力むことなく頭で思い描いた通りに狙ったところにズバっと自然に決まる。
ホントに釣れなくても、「投げて、巻く」だけで十分楽しい。
釣れないイイワケでもあるね
巻き感:滑らかの極み
続いて巻き感、16メタニウムMGLより明らかに滑らか。
16メタニウムでも採用されていた「X-SHIP」というギアシステムは20メタニウムも同じ。
大きな違いは16メタニウムが「マイクロモジュールギア」に対して、20メタニウムは進化した「マイクロモジュールギアⅡ」であること。
ほかにもギア素材に違いがあり、16メタニウムMGLまでのジュラルミン製ではなく、20メタニウムでは真鍮(ブラス)製ギアが使われています。
さらに「マグナムライトスプールⅢ」や「コアフィットボディ」、新形状ハンドル…といった使われている新技術トータルで完成した感覚とは思うけど、まあ滑らかなこと。
すごくシンプルで定番、どんな(安い)リールでも使われてる表現「滑らか」の極み。
チョコレートに例えて言うならば16メタニウムではサクッとふんわり「ぷくぷくたい」。
対して20メタニウムは口どけなめらかな「ガーナ」。
もっと言えば個人的に巻き心地最強「19カルカッタコンクエストDC」は上質でなめらか、深い味わいの「ゴディバ」。
ちょっと何言ってるか分かんない
釣りの話に戻しますねw
流れのない状況でスロー巻きでスラロームやウォブリングアクションするルアーを使用した時に、これまではブルブルッ…ていう感覚はもちろんあったのだけれども、20メタニウムの巻き感はそれを超越。
ルアーのサイドに受ける水流、それが上方向にまたは下方向に水が切れていく…とかこれまで感知できなかった細かい情報まで入ってくるように。
実際に水中でルアーを引いたときのこういう感じが「巻きが滑らか」ってことです。というような「滑らか」って表現のお手本のような感覚を味わえるリール。
まあ、とにかく気持ちよい巻き心地なのです。
家でクルクル空転させてるだけでもキモチイイ。
クルクルクルクルクルクルクルクルクルクルクルクルクルクルクル…
20メタニウムを見つめながらクルクルしてるだけでご飯3杯。ガーナなら5枚、いや6枚はいける。
適正ルアー:3/8~1/2ozがベスト
適正ルアーは同じメタニウムでもギア比によるだろうけど、ある程度広範囲の釣りに対応させるために僕が選択したHGの場合。
大体3/8ozから1ozぐらいまでのルアーがイイ感じに投げられる。
ロッドの適正に応じて、もっと軽い(または重い)ルアーでも対応はできそうだけど、僕が使ってるシマノ「エクスプライド1610M」との組み合わせではこんな感じかと。
特に相性が良いのは軽めのルアー、3/8~1/2ozあたりがもっとも気持ちよく投げられる。
すべてはマグナムライトスプールⅢによるところが大きいんだろうけど、とにかくキモチイイ(しつこい)。
ブレーキシステム:ちょいシビア
ここまでは20メタニウムについてイイところばかりの感想でしたが、今のところ1点だけ気づいたイマイチポイント。
それはブレーキシステム。
20メタニウムは16メタニウムMGLと同じ「SVSインフィニティ」というブレーキシステムを搭載しているのだけれど、正直ちょっとシビアに感じる。
16メタニウムMGLなら、それなりに適当に調節してもバックラッシュしにくい。
一方20メタニウムはルアー、状況に応じて設定が微妙にでもズレるとバックラッシュしやすい。(ほかのリールに比べるとしにくいんだけど、あくまで16メタと比べて)
同じ「マグナムライトスプールⅢ」搭載の19アンタレスでも同意見がチラホラ聞かれるように、おそらく「マグナムライトスプールⅢ」搭載されてるが故の使用感なのかと。
その代わりブレーキ設定がハマれば上記のような最高にキモチイイ投げ感を味わえるので、一概に欠点とも言えないかもしれませんが。
ベイトキャスティング初心者向けは16メタニウムMGLかも。もっといえばDCブレーキ搭載リールが一番バックラッシュしにくいと思う
総評
20メタニウムについて簡単にまとめるとこんな感じ。
- 巻き心地滑らか
- 軽く投げて飛距離でやすい
- コントロールしやすい
- そして疲れにくい
- いろんなルアーに対応、守備範囲が広い
- ブレーキ設定は少しシビア
一般的で使い古された表現が並んでしまいましたが、そのどれをも磨き洗練しつくして結集されたリールが20メタニウム。
一度20メタニウムを使うと他のリールで「巻き心地滑らか!」なんて言いにくくなるかも。
購入したてで少し大げさ。さらに所有欲を満たされたことでより性能良く感じる補正がかかってる気が…
今後使いこんでいくことで良いも悪いも感じる部分はいろいろでてくると思いますので、都度更新して自分好みに育てていきたいと思っています。
また、僕の信念(?)であるいろんな釣りに使いまわす!にも従って、シーバスとかタイラバとか…いろんな釣りにも使っていきたいと思いますのでそちらの感想もまた!
そのほかシマノのバス釣りに使えるリールもまとめてみた。