タイラバロッド「紅牙」全モデル比較とコスパ最強モデル選んでみた。
ダイワのタイラバロッド「紅牙」いろいろあるけど何が違う?
ダイワのタイラバロッド「紅牙」っていろいろあるけど、何が違うの?
ダイワのタイラバ専用ロッドの紅牙シリーズにはバリエーションがたくさんあり、最も安いモデルで定価15,000円から高いものでは70,000円を超えるものまであります。
適合ルアー重量とかロッドの長さとかはほとんど同じなのに、モデルが違えば値段が全然違うロッドも。
自重が軽かったり、メタルトップという最新技術が使われていたりすることの価格差ではありますが、商品やホームページを見ても名前も似てるしよくわからない専門用語が使われててイマイチ違いが分かりにくい!
そこで本記事ではダイワのタイラバロッド「紅牙」全モデルの性能と金額などの違いをできるだけ分かりやすく簡単に比較してみました。
紅牙X | 紅牙 | 紅牙MX | 紅牙AIR | 紅牙EX | |
ブレーディングX | ● | ● | – | – | – |
X45 | – | – | ● | ● | ● |
SVFナノプラス ※1 | – | – | – | – | ● |
HVFナノプラス | – | ● | ● | ● | ● |
ESS | – | – | – | – | ● |
AGSガイド | – | – | – | ● | ● |
エアセンサー シート※1 | – | – | ● | ● | ● |
メガトップ ※1 | – | ● | ● | ● | ● |
メタルトップ ※1 | – | – | ● | ● | ● |
自重 | 100-113g | 97-115g | 87-128g | 92-130g | 90-110g |
Amazon価格 | 12,000円 | 18,000円 | 30,000円 | 40,000円 | 60,000円 |
約12,000円「紅牙X」(2022年発売)
紅牙X | 紅牙 | 紅牙MX | |
ブレーディングX | ● | ● | – |
X45 | – | – | ● |
SVFナノプラス ※1 | – | – | – |
HVFナノプラス | – | ● | ● |
ESS | – | – | – |
AGSガイド | – | – | – |
エアセンサー シート※1 | – | – | ● |
メガトップ ※1 | – | ● | ● |
メタルトップ ※1 | – | – | ● |
自重 | 100-113g | 97-115g | 87-128g |
Amazon価格 | 12,000円 | 18,000円 | 30,000円 |
紅牙シリーズ最安モデル。
約1万円で買えるとはいえタイラバに必要な最低限の性能と、ダイワ製という安心感。
「紅牙X」の特徴
ダイワ「紅牙」シリーズ最安とはいえ、ねじれを抑制し操作性や強度をアップする「ブレーディングX」や柔軟で高感度なソリッドティップなどを採用、タイラバに必要な最低限の機能を持っています。
初心者の方の入門用として、またメインロッドとしてはもちろん2本目以降のサブロッドとしても活躍するでしょう。
しかしやはり上位モデルと比べると感度や剛性などは劣ります。
反応が少ない渋い状況でごくわずかなアタリを拾っていく必要があるのであれば、上位モデルも検討した方がいいかも
ロッドの真ん中付近で分かれるセンターカット2ピース仕様で仕舞寸法は100㎝前後とコンパクト。
「紅牙X」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
69MB-S | ベイト | 2.06 | 100 | 30-120 |
69MHB-S | ベイト | 2.06 | 104 | 40-150 |
69HB-S | ベイト | 2.06 | 109 | 45-200 |
69XHB-S | ベイト | 2.06 | 113 | 60-300 |
69MHS-S | スピニング | 2.06 | 110 | 20-65 |
「紅牙X」はベイトモデル4種とスピニングモデル1種の計5種類のラインアップ。
オススメ万能モデル
幅広く使えるモデルとしてベイトモデルの「69MHB-S」とキャスティングタイラバ対応の「69MHS-S」のご紹介。
紅牙X 69MHB-S
- 全長:206cm
- 自重:104g
- 先径/元径:0.8/8.9mm
- 適合PEライン:0.5-1.2号
- 適合ルアー:40-150g
- カーボン含有率:83%
- 定価:15,000円
紅牙X 69MHS-S
- 全長:206cm
- 自重:110g
- 先径/元径:1.0/9.9mm
- 適合PEライン:0.6-1.2号
- 適合ルアー:20-65g
- カーボン含有率:85%
- 定価:15,000円
約18,000円「紅牙」(2024年発売)
紅牙X | 紅牙 | 紅牙MX | |
ブレーディングX | ● | ● | – |
X45 | – | – | ● |
SVFナノプラス ※1 | – | – | – |
HVFナノプラス | – | ● | ● |
ESS | – | – | – |
AGSガイド | – | – | – |
エアセンサー シート※1 | – | – | ● |
メガトップ ※1 | – | ● | ● |
メタルトップ ※1 | – | – | ● |
自重 | 100-113g | 97-115g | 87-128g |
Amazon価格 | 12,000円 | 18,000円 | 30,000円 |
「メガトップ」や「HVFナノプラス」などの採用により、感度、強度、剛性がアップ。
さらに「乗せ」「掛け」「電動タイラバ」「タイジギング」モデルも登場し、タイラバがさらに楽しめるコスパに優れるロッド!!
「紅牙」の特徴
「紅牙X」と比べると6,000円ほどアップしますが、「乗せ」か「掛け」か、また「電動タイラバ」や「キャスティングタイラバ」、「タイジギング」モデルなど、自分の釣りに合ったモデルを選択できるようになりました。
短くしまえるため従来のロッドより携行性に優れますので、あまり大きくない車や、電車釣行時にはありがたいですね
細身で柔軟なカーボンソリッド穂先「メガトップ」も採用され軽量化、さらに目感度、手感度ともアップしています。
さらにカーボン繊維密度を高める「HVFナノプラス」により弾性と強度もアップ。
もっとも軽量なモデルでは97g、もっとも重いモデルでも115gと「紅牙」シリーズで最軽量クラス。
リールや軽量になりつつ現代においてはロッドも軽量であるほどバランスがよく→感度向上、持ち重りせず疲労しにくい、集中力のアップなどイイことづくしで大きな武器になるでしょう。
1万円台と手ごろな価格で入門用としてもオススメですが、アタリの少ない厳しい状況で小さなアタリを拾ってフッキングに持ち込む!というタイラバしたいなら最低限この「紅牙」を選択しましょう。
通年タイラバしてるとこういった厳しい状況は必ずでてきます。活性の高い時期だけでなく、年間を通してタイラバしたい!っていう方は最低限この「紅牙 」がオススメ
「紅牙」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
K65HB-S・K | 掛け | 1.96 | 113 | 40-120 |
K65XHB-S・K | 掛け | 1.96 | 115 | 60-150 |
N510HB-S・K | 乗せ | 1.78 | 98 | 45-200 |
N69HB-S・K | 乗せ | 2.06 | 110 | 45-200 |
N69MB-S・K | 乗せ | 2.06 | 97 | 30-120 |
N69MHB-S・K | 乗せ | 2.06 | 98 | 40-150 |
N69XHB-S・K | 乗せ | 2.06 | 112 | 60-300 |
C65MHS-S・K | キャスティング | 1.96 | 106 | 20-65 |
D610HB-S・K | 電動タイラバ | 2.08 | 114 | 60-350 |
TJ68HS・K | タイジギング | 2.03 | 114 | 20-100 |
「乗せ」と「掛け」、さらに「キャスティング」「タイジギング」モデルが登場し、全10種と豊富なラインアップ。
オススメ万能モデル
幅広い状況でオールマイティに使えるオススメモデルとして、掛けモデル「K65XHB-S・K」、乗せモデル「N69MHB-S・K」をご紹介。
紅牙 K65XHB-S・K
- 全長:1.96m
- 自重:115g
- 先径/元径:0.8/10.4mm
- 適合PEライン:0.8-1.5号
- 適合ルアー:60-150g
- カーボン含有率(%):92
- 定価:25,100円
紅牙 N69MHB-S・K
- 全長:2.06m
- 自重:98g
- 先径/元径:0.8/8.4mm
- 適合PEライン:0.5-1.2号
- 適合ルアー:40-150g
- カーボン含有率(%):91
- 定価:24,500円
約30,000円「紅牙MX」(2023年発売)
紅牙 | 紅牙MX | 紅牙AIR | |
ブレーディングX | ● | – | – |
X45 | – | ● | ● |
SVFナノプラス ※1 | – | – | – |
HVFナノプラス | ● | ● | ● |
ESS | – | – | – |
AGSガイド | – | – | ● |
エアセンサー シート※1 | – | ● | ● |
メガトップ ※1 | ● | ● | ● |
メタルトップ ※1 | – | ● | ● |
自重 | 97-115g | 87-128g | 92-130g |
Amazon価格 | 18,000円 | 30,000円 | 40,000円 |
最上位モデルと同じ「HVFナノプラス」「エアセンサーシートショートトリガー」などが採用。
さらにメタルトップやフルソリッドなどモデルも細分化され、痒い所に手が届くロッド。
「紅牙MX」の特徴
ダイワ自慢の超弾性チタン合金の穂先「メタルトップ」が登場。
強度があり外傷にも強い穂先で、わずかな動きにもしなやかに曲がるのでアタリが目に見えやすい。
さらに金属ならではの振動の増幅力があるため手元にも情報が伝わりやすいというメリットがあります。
スペックもより細分化され、メタルトップモデルに加え新たに「スリルゲーム=TG」モデルが追加になりました。
「スリルゲーム」とは全身メガトップ、つまりフルソリッドであるということです。
チューブラー(中身が空洞)ではなく、ロッドの中身にぎっしりカーボンが詰まっている構造
フルソリッドならではの強度を活かすことで極限まで細く(通常モデルに比べて約2mm細い)、より曲がる=柔軟性のあるロッドになっています。
適合PEラインも最も細いもので0.5号とまさに究極の細さまで対応になっており、大物が掛かった時めちゃくちゃ細いロッドが綺麗に曲がってファイトするのはまさにスリルいっぱい。
とにかく小さく軽いタイラバを使用して普通ではとれないようなアタリをキャッチしたい、といったライトタイラバゲームの究極を求めるならこのスリルゲームで決まりでしょう!
ただ、細いのでやり取りは慎重に。
混雑していない乗合船やマイボートの方が周りを気にせずじっくりやり取りできるのでオススメかも
ただ、アタリに対して積極的に合わせていく釣りは苦手。
これは好みで「メタルトップ」か「スリルゲーム」か選択しましょう。
カーボン繊維をいろんな角度から巻く技術「X45」や、ワン&ハーフ構造ということで心配な継ぎ目も「V-ジョイント」により節の合わせ部のスムーズな曲がりを実現。
これらの技術により強度、操作性、感度もアップしています。
ベイトタックルで長時間ボートフィッシングしているとリールを握っている手のひら、特にロッドのトリガーにかかっている薬指や小指が痛くなりがち。
そのトリガー形状を徹底的に見直し、ショートトリガー仕様にすることでさらに握りやすく、疲れにくくなりました。
シマノの左右専用設計「Xシート」とどちらがイイかは好みで分かれそう。実際に釣具屋さんで握ってみよう
「紅牙MX」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
N610MHB-MT | 乗せ メタルトップ | 2.08 | 92 | 40-150 |
N58HB-MT | 乗せ メタルトップ | 1.73 | 87 | 45-200 |
N69HB-MT | 乗せ メタルトップ | 2.06 | 92 | 45-200 |
N68XHB-MT | 乗せ メタルトップ | 2.03 | 93 | 60-300 |
N611MLB TG | 乗せ フルソリッド | 2.11 | 100 | 30-200 |
N510MB TG | 乗せ フルソリッド | 1.78 | 94 | 40-250 |
N610MB TG | 乗せ フルソリッド | 2.08 | 103 | 40-250 |
N69MHB TG | 乗せ フルソリッド | 2.06 | 107 | 60-300 |
K65HB-MT | 掛け メタルトップ | 1.96 | 92 | 40-120 |
K64XHB-MT | 掛け メタルトップ | 1.93 | 96 | 60-150 |
D68MHB TG | 電動タイラバ フルソリッド | 2.03 | 122 | 60-300 |
D610HB TG | 電動タイラバ フルソリッド | 2.08 | 128 | 60-350 |
C62MHS-S | キャスティング | 1.88 | 91 | 20-65 |
C65MS TG | キャスティング フルソリッド | 1.96 | 105 | 20-65 |
TJ610HS | タイジギング | 2.08 | 99 | 40-120 |
定番の「乗せ」モデル8種類、「掛け」モデル2種類、「電動タイラバ」モデル2種類、「キャスティング」モデル2種類「タイジギング」モデル1種類、計15種類の豊富なラインアップ。
さらにその中で「メタルトップ」または「スリルゲーム(=フルソリッド)」も選択可能。
オススメ万能モデル
万能に使えるオススメのモデルは乗せモデルから「N610MHB-MT」、掛けモデルからは「K64XHB-MT」のご紹介。
紅牙MX N610MHB-MT
- 全長:2.08m
- 自重:92g
- 先径/元径:0.8/8.9mm
- 適合PEライン:0.5-1.2号
- 適合ルアー:40-150g
- カーボン含有率(%):93
- 定価:38,500円
紅牙MX K64XHB-MT
- 全長:1.93m
- 自重:96g
- 先径/元径:0.7/9.9mm
- 適合PEライン:0.8-1.5号
- 適合ルアー:60-150g
- カーボン含有率(%):98
- 定価:39,100円
約40,000円「紅牙AIR」(2021年発売)
紅牙MX | 紅牙AIR | 紅牙EX | |
ブレーディングX | – | – | – |
X45 | ● | ● | ● |
SVFナノプラス ※1 | – | – | ● |
HVFナノプラス | ● | ● | ● |
ESS | – | – | ● |
AGSガイド | – | ● | ● |
エアセンサー シート※1 | ● | ● | ● |
メガトップ ※1 | ● | ● | ● |
メタルトップ ※1 | ● | ● | ● |
自重 | 87-128g | 92-130g | 90-110g |
Amazon価格 | 30,000円 | 40,000円 | 60,000円 |
軽量×高感度な「エアガイドシステム(=AGS)」採用。
ただ「紅牙MX」と比べると大きくは「AGS」の違いぐらい。
これで約10,000円アップだと、「紅牙MX」の方が2023年モデルということでコスパには優れるかも。
「紅牙AIR」の特徴
この「AGS」とは「エアガイドシステム」の略で、カーボンのガイドのこと。
従来のチタン製ガイドシステムより意外?にも剛性が高い上に40%も軽量化されています。
またガイドに直接触れているラインからの信号を伝えやすい=感度が良い、またライントラブルも減少しているということで、特にキャスティングモデルのスピニングロッドには相性が良いでしょう。
糸絡みしにくく抜けやすい形状ということでライントラブル減少につながる
「紅牙AIR」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
N69MHB-MT | 乗せ メタルトップ | 2.06 | 95 | 40-150 |
N69HB-MT | 乗せ メタルトップ | 2.06 | 95 | 45-200 |
N69XHB-MT | 乗せ メタルトップ | 2.06 | 100 | 60-300 |
N510MB TG | 乗せ フルソリッド | 1.78 | 92 | 40-250 |
N610MB TG | 乗せ フルソリッド | 2.08 | 100 | 40-250 |
N610MHB TG | 乗せ フルソリッド | 2.08 | 105 | 60-300 |
K65HB-MT | 掛け メタルトップ | 1.96 | 95 | 40-120 |
K65XHB-MT | 掛け メタルトップ | 1.96 | 100 | 60-150 |
D68MHB TG | 電動タイラバ フルソリッド | 2.03 | 122 | 60-300 |
D70HB TG | 電動タイラバ フルソリッド | 2.13 | 130 | 60-350 |
C74MHS-MT | キャスティング メタルトップ | 2.24 | 95 | 20-65 |
C610MS TG | キャスティング フルソリッド | 2.08 | 105 | 20-65 |
「乗せ」モデル6種類、「掛け」モデル2種類、「キャスティング」モデル2種類、「電動タイラバ」モデル2種類の計12種類と豊富なラインアップとなっています。
オススメ万能モデル
幅広い状況でオールマイティに使えるオススメモデルは乗せ調子では「N69HB-MT」掛け調子からは「K65XHB-MT」をご紹介。
紅牙AIR N69HB-MT
- 全長:2.06m
- 自重:95g
- 先径/元径:0.8/9.9mm
- 適合ライン:0.6-1.5号
- 適合ルアー:40-200g
- カーボン含有率(%):96
- 定価:44,500円
紅牙AIR K65XHB-MT
- 全長:1.96m
- 自重:100g
- 先径/元径:0.7/9.9mm
- 適合ライン:0.8-1.5号
- 適合ルアー:60-150g
- カーボン含有率(%):99
- 定価:45,000円
約60,000円「紅牙EX」(2020年発売)
紅牙MX | 紅牙AIR | 紅牙EX | |
ブレーディングX | – | – | – |
X45 | ● | ● | ● |
SVFナノプラス ※1 | – | – | ● |
HVFナノプラス | ● | ● | ● |
ESS | – | – | ● |
AGSガイド | – | ● | ● |
エアセンサー シート※1 | ● | ● | ● |
メガトップ ※1 | ● | ● | ● |
メタルトップ ※1 | ● | ● | ● |
自重 | 87-128g | 92-130g | 90-110g |
Amazon価格 | 30,000円 | 40,000円 | 60,000円 |
ダイワの最強タイラバロッド。
コスパ云々…ではなく究極のタイラバを目指す方はこれしかない!!
「紅牙 EX」の特徴
カーボン同士の接着剤的役割であるレジンの量を減らし、その分カーボン繊維の密度をあげる技術である「HVFナノプラス」のほかに「SVFナノプラス」も追加に。
「乗せ」「掛け」それぞれ最適化された設計になっているということですね。
「ESS」とは「エキスパートセンスシミュレーション」の略で、日本語で言うと「感性領域設計システム」。
ロッドは曲がった後に元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」が発生しますが、従来のロッド設計では竿尻がもっとも硬く、穂先に近づくにつれて柔らかくなるという単調な設計でした。
※ダイワ釣り用品総合カタログより
これに対し「ESS」によりひずみエネルギーの正確な差を解析することで、ロッドの穂先から竿尻までエネルギーが伝わりやすい理想的なバランス設計ができるようになりました。
※ダイワ釣り用品総合カタログより
魚のアタリを弾かず掛ける、ルアーアクションをより自然に、ヒット後のやり取りでできるだけバラさないように…など釣りにおけるいろんな重要な局面。
この「ESS」により効率的にエネルギーを分布させることで、ロッドが持つ性能を最大限に発揮させることができるようになります。
「紅牙EX」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
N65LB TG | 乗せ フルソリッド | 1.96 | 90 | 20-200 |
N611MLB TG | 乗せ フルソリッド | 2.11 | 110 | 30-200 |
N68HB-SMT | 乗せ メタルトップ | 2.03 | 100 | 45-200 |
K64HB-SMT | 掛け メタルトップ | 1.93 | 104 | 40-120 |
「乗せ」モデルが全身フルソリッド「スリルゲーム」仕様2種と、「メタルトップ」1種の計3種類のラインアップ。
一方「掛け」モデルは「メタルトップ」モデル1種類のみ。
全4種のシンプルなラインアップですが、それぞれの適合ルアー重量から分かるように幅広くいろんなフィールド、状況で使用することができるモデルたち。
高額ではありますが、1本あれば広範囲で最強のタイラバゲームを楽しむことができるでしょう!
オススメ万能モデル
このクラスのロッドになるとオールマイティに使う!というより、ある程度絞られた状況での使用が想定されると思いますが、あえて万能モデルを選ぶとすると「N68HB-SMT」でしょうか。
紅牙EX N68HB-SMT
- 全長:2.03m
- 自重:100g
- 先径/元径:0.7/10.8mm
- 適合ライン:0.5-1.5号
- 適合ルアー:45-200g
- カーボン含有率(%):98
- 定価:70,000円
まとめ
ダイワのタイラバ専用ロッド「紅牙」シリーズ全5種類の特徴や、モデルごとの違いなどをまとめてきました。
長文になってしまったので、最後にパッと見で分かりやすいようさらにまとめてみました。
「紅牙X」:約10,000円だけど必要最低限の性能
「紅牙」:「乗せ・掛け・電動」いろんなタイラバを楽しめてコスパ優秀
「紅牙MX」:「メタルトップ、スリルゲーム」も登場
「紅牙AIR」:「AGS」採用、だけどコスパは…?
「紅牙EX」:ダイワタイラバロッドの王様。欲しい。
この中からコスパに優れるシリーズはやはり新しいモデルである以下のモデル。
- 紅牙
- 紅牙MX
アンダー2万円で「高密度HVFカーボン」「メガトップ」「ブレーディングX」など採用されていて感度、強度、剛性など最低限以上を確保、さらに「センターカット2ピース」も移動時にありがたい。
何よりこのロッドの強みは98gという軽量であり、適合ジグ重量も40~150gと幅広いこと。
約30,000円と金額も上位クラスにはなってきますが、性能ももちろん上位クラス。
数年前の最上位クラス並み!と言っても過言ではないかもしれない
「X45」「Vジョイント」などが追加され、さらに「エアセンサーシートショートトリガー」で疲れにくいのも高ポイント。
そして何よりは「メタルトップ」で超高感度×「掛け」モデルは相性がイイと思う。
個人的に買うなら上記2本、ですがいろんな個性をもった幅広いラインアップがあることが強みである「紅牙」シリーズ。
自分の予算とメインフィールド、使用するタイラバや釣り方に合ったタイラバロッド選びの参考になれば幸いです!
ちなみにシマノのタイラバロッド「炎月」シリーズはコチラ。