【2023年】3万円以内!シマノのアジング、メバリングに使えるリール8選とコスパ最強ランキング

シマノのアジング、メバリングに使えるリールとは

アジングとメバリング始めたいんだけど、どれがイイかよく分からない…ちなみに私シマノ党

やっぱり専用リール「ソアレ」シリーズじゃないとダメ?
こんなお悩み、僕もありました。
穴が開くほどカタログを見ている最近ではだいぶ分かってきましたが、専用リールじゃないとダメってことはないし、汎用リールでもアジングやメバリングに使えるものもたくさん。
また金額も高額なリールほど性能が良いのは当たり前ですが、必ずしもそこまで必要かというとそうではなかったり。
結局は自分が求める性能と予算に見合ったリールを選ぶべきですが、じゃあどれがいいんでしょう??
ということで本記事では3万円以内で買えるシマノのアジング、メバリングに使えるスピニングリールをまとめてみました。
自分の釣りに合ったリール探しのヒントになれば幸いです!
結構な長文になってしまってますので、全部読むのが面倒くさい!時間がない!って方は最後の項のコスパ最強ランキングベスト3まで飛んで頂ければ、とりあえず間違いないリールが簡単に選べるかと。
最低限以上の性能を持つリールを使おう
その前に本記事で紹介するリール性能の基準を簡単に説明します。
アジング、メバリングは時に1g以下という超軽量ルアーを使用し、またラインも0.3号など超極細ラインを使用する繊細な釣り。
ということでリール本体はある程度の軽量さが必要で、約200g以下を基準として選定しています。
またライトソルトゲームに求められる最低限の性能を確保するため、以下仕様を満たしていることも基準としております。
- Gフリーボディ:リール全体の重心を手元付近にすることで操作性向上、疲労感軽減
- AR-Cスプール:軽量化されライントラブル減少と飛距離アップしたスプール
- HAGANE(超々ジュラルミン)ギア:強靭な仕上がりのギアにより滑らかな巻き心地に
- 海水対応:外装の防腐処理により海水での使用、またシャワー洗浄可能
例えば「セドナ」とか「シエナ」など安価なリールもありますが、上記基準を満たしていないってことで本記事では除外。

とにかく安ければイイ!で選んじゃうと、後々絶対後悔します
特に繊細な釣りであるアジングやメバリングにおいてタックルは最低限以上の性能がないとそもそも釣りにならないことも。
ということで前置きが長くなりましたが、以下リール紹介!!
※本文中の実売価格はAmazonでの税込参考価格です。時期により変動しますのご了承ください。
※各リールスペック欄の本体価格は税別表記です。
約7,000円「サハラ」(2022年モデル)

「サイレントドライブ」「X-SHIP」搭載で軽くて滑らかな回転性能。
アンダー10,000円ながら最低限以上の性能で、とりあえずの1台に。
ただし上位モデルの「ナスキー」と比較すると防水性能が劣る。
「サハラ」の仕様
- ボディ材質:高強度樹脂
- ローター材質:高強度樹脂
- ピニオンギア材質:超高強度真鍮
- スプールリング材質/表面処理:アルミ/アルマイト
- ラインローラー表面処理:メッキ
- サイレントドライブ(※「500」を除く)
- X-SHIP(※「500」を除く)
「サハラ」の特徴
- 約7,000円という安さ
- 「500」は170gと軽量
- 「サイレントドライブ」で静か&滑らか巻き
- 「X-SHIP」で軽やかに巻ける
約7,000円という安さが最大のウリの「サハラ」。
ただ安いだけでなく、「X-SHIP」や「HAGANEギア」、「AR-Cスプール」など搭載し、アジングやメバリングにおいて最低限必要な軽量性や回転性能を確保。
アジングやメバリングを始めてみたい!とにかくお金をかけずに釣りを楽しみたい!って方には十分使えるかと。

とりあえずコレ使ってみて、重さとか、巻き心地とか…不足する部分を感じたら上位モデルを考えるのもイイかも
注意点として「500」は「X-SHIP」と「サイレントドライブ」が非搭載であるということ。
ギアの大型化や歯面精度や支持性能をアップして力強く、かつ軽く滑らかに巻けるようにするこれらシステムを非採用とすることで、自重170gと大幅に軽量化されています。
アジング、メバリングにオススメモデル
「X-SHIP」「サイレントドライブ」非採用だけど170gと軽量の「500」。
少し重くなるけど「X-SHIP」と「サイレントドライブ」搭載でしっかり巻ける1000サイズの「1000」、2000サイズの「C2000S」辺りがアジングやメバリングには使える。
軽量性をとるか?またはリーリング性能をとるか?の選択。
ハイギヤモデルがよければ「C20000HGS」もアリ。
500

- ギア比:5.6
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):170
- PE糸巻量(号ーm):0.6-185、0.8-140、1-110
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):69
- ハンドル長(mm):40
- ベアリング数(ボール/ローラー):3/1
- 本体価格(円):9,000
1000

- ギア比:5.0
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):205
- PE糸巻量(号ーm):0.8-240、1-190
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):66
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数(ボール/ローラー):4/1
- 本体価格(円):9,000
C2000S

- コンパクトボディ、浅溝スプール
- ギア比:5.0
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):210
- PE糸巻量(号ーm):0.6-150、0.8-110、1-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):66
- ベアリング数(ボール/ローラー):4/1
- 本体価格(円):9,000
約10,000円「ナスキー」(2021年モデル)

「サハラ」と比べると、防水機能「コアプロテクト」と「ウォータープルーフドラグ」が追加で約3,000円アップ。
少しでも長く使いたいなら「ナスキー」がオススメ。
ただし、この後紹介する「ミラベル」の方がコスパは良いかも!
「ナスキー」の仕様
- ボディ材質:高強度樹脂
- ローター材質:高強度樹脂
- ピニオンギア材質:超高強度真鍮
- スプールリング材質/表面処理:アルミ/アルマイト
- サイレントドライブ
- X-SHIP(※「500」を除く)
- コアプロテクト(ボディ)(※「500」を除く)
- ウォータープルーフドラグ
「ナスキー」の特徴
- 約3,000円アップ
- コアプロテクト搭載(※「500」を除く)
- ウォータープルーフドラグ搭載
撥水処理により水の浸入を抑制する「コアプロテクト」がボディ部に新たに採用され、耐久性がアップしました。
非接触ということで回転抵抗も増やさず、また防水効果も長続きする構造。
ドラグノブ部分の防水構造「ウォータープルーフドラグ」もあわせて採用され、リール全体の防水性能がアップしています。
その他「サハラ」と比較すると基本性能はほぼ同じで、防水機能の違いで約3,000円差。
長期間使用したいのであれば、「ナスキー」の方がコスパよくオススメ。
また、「ナスキー」も「サハラ」と同じく「500」では「コアプロテクト」「サイレントドライブ」「X-SHIP」は非搭載で、ドラグノブ部の防水のみ。

500はウォータープルーフドラグの追加だけだから、「サハラ」と比べるとちょっとコスパは悪く感じる…
アジング、メバリングにオススメモデル
「サハラ」と同じようなラインアップ。
「X-SHIP」「サイレントドライブ」「コアプロテクト」非採用で軽量にこだわった「500」、1000サイズの「1000」、2000サイズの「C2000S」がアジングやメバリングにはオススメ。
コチラも同じくハイギヤモデルの「C20000HGS」もあるのでお好みで。
500

- ギア比:5.6
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):175
- PE糸巻量(号ーm):0.6-185、0.8-140、1-110
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):69
- ハンドル長(mm):40
- ベアリング数(ボール/ローラー):3/1
- 本体価格(円):11,000
1000

- ギア比:5.0
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):215
- PE糸巻量(号ーm):0.8-240、1-190
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):66
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数(ボール/ローラー):4/1
- 本体価格(円):11,600
C2000S

- コンパクトボディ、浅溝スプール
- ギア比:5.0
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):220
- PE糸巻量(号ーm):0.6-150、0.8-110、1-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):66
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数(ボール/ローラー):4/1
- 本体価格(円):11,600
約11,000円「ミラベル」(2022年モデル)

「CI4+」や「マグナムライトローター」採用により、大幅に軽量化。
下位モデル「ナスキー」との価格差も少なく、コスパは「ミラベル」の方が優れるでしょう。
ただもう少し予算頑張って上位の「ソアレBB」「アルテグラ」を狙いたい。
大幅に性能が上がるので!
「ミラベル」の仕様
- ボディ材質:CI4+
- ローター材質:CI4+
- ピニオンギア材質:超高強度真鍮
- スプールリング材質/表面処理:アルミ/アルマイト
- マグナムライトローター
- サイレントドライブ
- X-SHIP
- コアプロテクト(ボディ)
- HAGANEギア
- ウォータープルーフドラグ
「ミラベル」の特徴
- 約2,000円アップ
- マグナムライトローター採用
- ボディもCI4+素材に
- ベアリング1個追加
- 自重40g軽量化
高強度かつ軽量なカーボン樹脂素材「CI4+」素材の「マグナムライトローター」が採用されました。
これにより「ナスキー」の同サイズと比較すると40gという大幅な軽量化。
さらに、わずかな力でも回転しやすく、感度のアップにも繋がっています。
下位モデルの「ナスキー」と比較すると、上記の「マグナムライトローター」採用で軽量化されたことぐらいでありますが、価格差は2,000円ほど。
何より自重が40gも軽い!というのはアジングやメバリングにおいてはとんでもなく大きなメリットでありますので、この価格差であれば「ナスキー」より「ミラベル」がお買い得。
アジング、メバリングにオススメモデル
アジングやメバリングにおすすめは「1000」や「C2000S」「C2000SHG」。
1000

- ギア比:5
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):175
- PE糸巻量(号ーm):0.8-240,1-190
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):66
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):15,000
C2000S

- 浅溝スプール、コンパクトボディ
- ギア比:5
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):180
- PE糸巻量(号ーm):0.6-150,0.8-110,1-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):66
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):15,000
C2000SHG

- 浅溝スプール、コンパクトボディ、ハイギア
- ギア比:6
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):180
- PE糸巻量(号ーm):0.6-150,0.8-110,1-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):79
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):15,000
約13,000円「ソアレBB」(2022年モデル)

アジング、メバリング専用機としては最安。
「マイクロモジュールギアⅡ」や「Xプロテクト」、細かいけど「ワンピースベール」「S A-RB」などが追加され大幅に性能アップしました。
「ミラベル」からは2,000円ほどの価格差なので、予算が厳しくてもできればこの辺まで頑張りたい!
「ソアレBB」の仕様
- ボディ材質:CI4+
- ローター材質:高強度樹脂
- ピニオンギア材質:超高強度真鍮
- スプールリング材質/表面処理:アルミ/アルマイト
- マイクロモジュールギアⅡ(※「500SPG」を除く)
- サイレントドライブ(※「500SPG」を除く)
- X -SHIP(※「500SPG」を除く)
- X-プロテクト(ラインローラー、ボディ)(※「500SPG」を除く)
- ウォータープルーフドラグ
- ワンピースベール(ステンレス)
- ウォームシャフトオシュレーション(※「500SPG」を除く)
- ハイレスポンスドラグ
- S A-RB
「ソアレBB」の特徴
- 約2,000円アップ
- マイクロモジュールギアⅡ採用
- サイレントドライブ採用
- Xプロテクト(ボディ、ラインローラー)採用
- ロングストロークスプール採用
- NEW HAGANEギア採用
- ローター素材はCI4+ではない
- ハイレスポンスドラグ採用
- ステンレスワンピースベール採用
- 高性能ベアリングS A-RB採用
- 自重はほぼ同じ
2022年のモデルチェンジで以下のような大幅に進化。
シマノのスピニングリールフラッグシップ「ステラ」にも採用されているこれらの技術により、より滑らかな回転性能やギア強度を実現。
「コアプロテクト」の撥水技術に加え、ラインローラー部とボディ部には水が内部に到達しないように関門を加えたラビリンス構造「Xプロテクト」採用。
特にラインローラー部の耐久性は5倍以上だとか(シマノ社従来品比)。

ラインローラー部はシャリシャリ…っていう異音が出がちな部分だけに、この機能はうれしい
非接触構造になっているのは従来通りで、回転の軽さは損なわないような構造になっています。
キャスティング性能アップ、ライントラブル減少などにつながる技術も盛りだくさん。

数年前なら最上位モデル級の性能を持ちながら、20,000円を切る価格設定でコスパ優秀
ステンレス素材の「ワンピースベール」も採用。
これまでの「サハラ」「ナスキー」はべールには継ぎ目がありましたが、この「ソアレBB」では一体に。
これにより継ぎ目がなくなり、特に極細ラインを使用するアジングやメバリングにおいては大きな不安が解消されます。

特に0.3号とかの極細PEライン使ってると、このベールの継ぎ目にラインが擦れて高切れの原因になったりすることも
22モデルより新たに採用された「ハイレスポンスドラグ」。
ドラグの滑り出しがより滑らかなため、不意の大物がヒットした時など瞬発的に大きな負荷がかかっても糸切れを防ぎます。
「ミラベル」で採用されていたCI4+素材の「マグナムライトローター」は非搭載。
素材は高強度樹脂になっており、自重は同じ2000サイズで5g重くなっている。
ほとんど変わらないといえば変わらないが、軽量性を求めるなら「ミラベル」の選択になるか。
最新技術が多数搭載されていてコスパに優れるのが売りである「ソアレBB」ですが、最も小型モデルである「500SPG」は「マイクロモジュールギアⅡ」「X -SHIP」「サイレントドライブ」…などが非搭載。
アジング、メバリングにオススメモデル
「500SPG」、「C2000SSPG」、「C2000SSHG」の3つのラインアップ。
500SPG

- 浅溝スプール、パワーギアモデル
- ギア比:4.7
- 最大ドラグ力(kg):2.5
- 自重(g):155
- PE糸巻量(号ーm):0.3-140,0.4-100,0.6-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):58
- ハンドル長(mm):40
- ベアリング数(ボール/ローラー):4/1
- 本体価格(円):18,200
C2000SSPG

- コンパクトボディ、超浅溝スプール、パワーギアモデル
- ギア比:4.6
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):185
- PE糸巻量(号ーm):0.6-140,0.8-100,1-70
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):62
- ハンドル長(mm):40
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):18,700
C2000SSHG

- コンパクトボディ、超浅溝スプール、ハイギアモデル
- ギア比:6.1
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):185
- PE糸巻量(号ーm):0.6-140,0.8-100,1-70
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):82
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):18,700
約14,000円「アルテグラ」(2021年モデル)

「ソアレBB」のベースモデルということで仕様的にはほとんど同じ。
デザインやギヤ比の違いなので、お好みで選んでOK!
「アルテグラ」の仕様
- ボディ材質:CI4+
- ローター材質:高強度樹脂
- ピニオンギア材質:超高強度真鍮
- スプールリング材質/表面処理:アルミ/アルマイト
- マイクロモジュールギアⅡ
- サイレントドライブ
- X-SHIP
- Xプロテクト(ボディ、ラインローラー)
- ロングストロークスプール
- ワンピースベール(ステンレス)
- HAGANEギア
- ウォータープルーフドラグ
- ウォームシャフトオシュレーション
- S A-RB
「アルテグラ」の特徴
- ベースモデルでありほぼ同じ
- ハイレスポンスドラグ非採用
「アルテグラ」は上記「ソアレBB」のベースモデルであり、性能的にほぼ同じ。
デザインとギヤ比の違いぐらいなので、お好みで選択しよう。
アジング、メバリングにオススメモデル
もっとも軽量で小型の「1000」、浅溝スプールで糸巻量の少ない2000サイズのノーマルギア「C2000S」とハイギア「C2000SHG」の3つがオススメ。
1000

- ギア比:5.1
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):180
- PE糸巻量(号ーm):0.8-240、1-190
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):64
- ハンドル長(mm):40
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):17,500
C2000S

- コンパクトボディ、浅溝スプール
- ギア比:5.1
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):185
- PE糸巻量(号ーm):0.6-150、0.8-110、1-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):69
- ハンドル長(mm):40
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):17,500
C2000SHG

- コンパクトボディ、浅溝スプール、ハイギアモデル
- ギア比:6.1
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):185
- PE糸巻量(号ーm):0.6-150、0.8-110、1-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):82
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):17,500
約18,000円「ストラディック」(2019年モデル)

「アルテグラ」まではCI4+など樹脂素材のボディだったけど、「ストラディック」は金属(アルミ)。
ちなみにシマノのスピニングリール3万円以内で金属ボディはこの「ストラディック」のみ。
※3万円以上なら「ヴァンキッシュ」や「ステラ」が金属ボディ
強度、剛性を重視する方なら「ストラディック」一択!
「ストラディック」の仕様
- ボディ材質:アルミ(HAGANEボディ)
- ローター材質:高強度樹脂
- ピニオンギア材質:超高強度真鍮
- スプールリング材質/表面処理:アルミ/アルマイト
- X-SHIP
- ウォータープルーフドラグ
- ウォームシャフトオシュレーション
- マイクロモジュールギアⅡ
- サイレントドライブ
- Xプロテクト(ボディ、ラインローラー)
- ロングストロークスプール
- ワンピースベール(ステンレス)
- NEW HAGANEギア
- S A-RB
「ストラディック」の特徴
- 約4,000円アップ
- ボディ材質:CI4+→アルミ(HAGANEボディ)
- ベアリング1個追加
上記「アルテグラ」と仕様、デザインともよく似ている「ストラディック」。
大きな違いは、強靭な「アルミ製HAGANEボディ」が採用され強度、剛性、耐久性がアップしていること。
さらに自重はほとんど変わらないため、「ストラディック」か「アルテグラ」で迷ったら耐久性や剛性をどこまで求めるかがポイントになるでしょう。
アジング、メバリングにオススメモデル
1000サイズの「1000S」と2000サイズでノーマルギア「C2000S」、ハイギアの「C2000SHG」の3つがアジングやメバリングにオススメ。
1000S

- 浅溝スプール
- ギア比:5.1
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):185
- PE糸巻量(号ーm):0.6-140、0.8-100、1-70
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):64
- ハンドル長(mm):40
- ベアリング数(ボール/ローラー):6/1
- 本体価格(円):27,000
C2000S

- コンパクトボディ、浅溝スプール
- ギア比:5.1
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):185
- PE糸巻量(号ーm):0.6-150、0.8-110、1-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):69
- ハンドル長(mm):40
- ベアリング数(ボール/ローラー):6/1
- 本体価格(円):27,700
C2000SHG

- コンパクトボディ、浅溝スプール、ハイギアモデル
- ギア比:6.1
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):185
- PE糸巻量(号ーm):0.6-150、0.8-110、1-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):82
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数(ボール/ローラー):6/1
- 本体価格(円):27,700
約23,000円「ヴァンフォード」(2020年モデル)

ボディ、ローターとも「CI4+」で本記事最軽量リール!
回転性能もバッチリで、とにかく軽いリールを探している方はコレでしょう。
「ヴァンフォード」の仕様
- ボディ材質:CI4+
- ローター材質:CI4+
- X-SHIP
- ウォータープルーフドラグ
- ウォームシャフトオシュレーション
- マイクロモジュールギアⅡ
- サイレントドライブ
- Xプロテクト(ボディ、ラインローラー)
- ロングストロークスプール
- ワンピースベール(チタン)
- NEW HAGANEギア
- S A-RB
「ヴァンフォード」の特徴
- 約5,000円アップ
- 自重約35g軽量化
- ベアリング1個追加
- ボディ材質:アルミ(HAGANEボディ)→CI4+
- ローター材質:高強度樹脂→CI4+
ボディ、ローター素材に軽くて強い「CI4+」が採用され、「ストラディック」と比較して約35gの軽量化。
アジング、メバリングに使える2000サイズでは150gと本記事内最軽量。
ちなみにシマノ最軽量モデルは定価で約2倍の「ヴァンキッシュ」で140g。
ということで最上位モデルに迫る軽量性と言えます。
「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「NEW HAGANEギア」「ロングストロークスプール」…などこちらも最上位モデル「ステラ」や「ヴァンキッシュ」にも採用されている最新技術が多数。
実売価格2万円台前半でこれだけのスペックのリールが買えちゃうのです。
上記のように「ヴァンフォード」は軽くて高性能。
一方「ステラ」や「ヴァンキッシュ」など最上位モデルだと「ヴァンフォード」の2倍ほどの価格になっているわけですが何が違うのでしょうか?
それは例えば、最上位モデルはボディ素材が金属(マグネシウム)製で、剛性や耐久性に優れていながらさらに軽量であるというのがもっとも大きな点。
それ以外にもスプールリング材質がチタンコーティングされてるとか、「E.I.(超防錆処理)」や「DLCラインローラー」も採用…など細かい部分を究極に突き詰められた仕様になっています。
アジングやメバリングという釣りの究極を求めて突き詰めると、最上位モデルのリールを導入する必要性はでてくるでしょう。
ただそうでない場合は、それだけの価格差が実感できるかというと、正直分かりにくいレベルかと。
しかし1万円台のリールと「ヴァンフォード」を比較すると、金額差に対して性能差がかなり大きい。
そういう意味では「ヴァンフォード」はコスパ最強なリール。
アジング、メバリングにオススメモデル
500~1000サイズのラインアップはなく、2000サイズでは「C2000S」と「C2000SHG」の2機種。
C2000S

- 浅溝スプール
- ギア比:5.1
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):150
- PE糸巻量(号ーm):0.6-150、0.8-110、1-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):69
- ハンドル長(mm):40
- ベアリング数(ボール/ローラー):7/1
- 本体価格(円):32,700
C2000SHG

- 浅溝スプール ハイギア
- ギア比:6.1
- 最大ドラグ力(kg):3.0
- 自重(g):150
- PE糸巻量(号ーm):0.6-150、0.8-110、1-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):82
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数(ボール/ローラー):7/1
- 本体価格(円):32,700
約26,000円「ソアレXR」(2021年モデル)

専用モデル「ソアレ」シリーズのフラッグシップモデルで、「ヴァンフォード」がベース。
若干重いけど「ハイレスポンスドラグ」採用やハンドル形状など専用モデルならではの性能。
予算が許されるなら間違いない機種。
「ソアレXR」の仕様
- ボディ材質:CI4+
- ローター材質:CI4+
- X-SHIP※「500SPG」を除く
- ウォータープルーフドラグ
- ウォームシャフトオシュレーション
- マイクロモジュールギアⅡ※「500SPG」を除く
- サイレントドライブ※「500SPG」を除く
- Xプロテクト(ボディ、ラインローラー)※「500SPG」はラインローラ部のみ
- ロングストロークスプール※「500SPG」を除く
- ワンピースベール(チタン)
- NEW HAGANEギア
- ハイレスポンスドラグ
- S A-RB
「ソアレXR」の特徴
- 約3,000円アップ
- ベアリング数2個追加
- ハイレスポンスドラグ採用
「ヴァンフォード」と比較するとベアリングが2個増えたことと、安定した滑らかなドラグ性能を発揮させる「ハイレスポンスドラグ」が新たに採用され実売価格は約3,000円アップ。
アジング、メバリング専用リールならではの機能として「ハイレスポンスドラグ」が採用されています。
これはヒット時やファイト時に、急な負荷が掛かった時にもレスポンスよくドラグ機構が作動するシステム。
超細糸使用時にも糸切れを防止します。
アジング、メバリングにオススメモデル
ギヤ性能や防水性能は劣るけど最軽量モデルの「500SPG」、2000サイズのローギア「C2000SS PG」、ハイギアの「C2000SS HG」、そしてノーマルギアで2500サイズ「C2500S」の4種のラインアップ
アジング、メバリング専用機ということでもちろんすべてオススメ。
500SPG

- 浅溝スプール、パワーギアモデル
- ギア比:4.7
- 最大ドラグ力(kg):1.0
- 自重(g):135
- PE糸巻量(号ーm):0.3-140,0.4-100,0.6-80
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):58
- ハンドル長(mm):35
- ベアリング数(ボール/ローラー):8/1
- 本体価格(円):37,300
C2000SS PG

- コンパクトボディ、超浅溝スプール、パワーギアモデル
- ギア比:4.6
- 最大ドラグ力(kg):2.0
- 自重(g):155
- PE糸巻量(号ーm):0.6-140,0.8-100,1-70
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):62
- ハンドル長(mm):40
- ベアリング数(ボール/ローラー):9/1
- 本体価格(円):37,300
C2000SS HG

- コンパクトボディ、超浅溝スプール、ハイギアモデル
- ギア比:6.1
- 最大ドラグ力(kg):2.0
- 自重(g):155
- PE糸巻量(号ーm):0.6-140,0.8-100,1-70
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):82
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数(ボール/ローラー):9/1
- 本体価格(円):37,300
C2500S

- コンパクトボディ、浅溝スプール
- ギア比:5.3
- 最大ドラグ力(kg):2.0
- 自重(g):165
- PE糸巻量(号ーm):0.6-200,0.8-150,1-120
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):72
- ハンドル長(mm):45
- ベアリング数(ボール/ローラー):9/1
- 本体価格(円):37,900
まとめとマイボ!的コスパ優秀ランキング
シマノのアジングやメバリングに使える3万円以内のスピニングリール8機種を紹介してきました。
とにかく安い!とかとにかく軽い!など個性豊かなラインアップになっていて、自分の釣りスタイルに合わせて選択することができますが、やはり高額な上位モデルになるほど「強くて軽くて滑らかに巻ける」。

高額な上位モデルであるほど性能が良い!っていうのは分かるけど、予算が限られていてその中でできるだけイイリールを選びたい…
ということで最後にコスパに優れるリールランキングベスト3も作ってみました。
新型が出るたび買替するのは予算的に難しい…っていう方は(僕も)この中から選んどけば数年間は活躍すること間違いなし!?
第3位 ストラディック

まずコスパ優秀第3位は「ストラディック」。
「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「NEW HAGANEギア」…など最上位モデル並みの機能を多数搭載していることが大きなポイントです。
さらにアルミボディで高剛性かつ185gと最低限の軽量性。
軽量性、剛性、回転性能など、リールに求められる性能すべてを高次元でバランス良く持っていて20,000円を切っており、コスパ優秀第3位。
第2位 アルテグラ、ソアレBB


続いては2021年にモデルチェンジで大幅進化した「アルテグラ」と、専用モデル「ソアレBB」。
第2位の理由としては、基本的な性能は上記「ストラディック」同等ですが、アルミボディではなくCI4+ボディの「アルテグラ」「ソアレBB」は約4,000円安いこと。
アジング、メバリングにおいてはそこまで強度、剛性の必要性は高くないと思うため、「アルテグラ」または「ソアレBB」で十分使えるかと。
第1位 ヴァンフォード

定価約6万円の軽量リール最高峰「ヴァンキッシュ」に迫る150gと軽量でありながら、「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「ロングストロークスプール」なども採用されて高性能。
これで2万円台前半で購入できるわけですから、コスパ最強なリールと言えるでしょう。
ボディ、ローター素材は「CI4+」で、強度や剛性は金属製には劣りますが、アジング、メバリング用としては十分では。
- 軽量性を求めるなら「ヴァンフォード」
- それなりに安くて軽いなら「ソアレBB」「アルテグラ」
- 強度や耐久性も重視って方は「ストラディック」
ということでコスパ最強アジング、メバリングリールは「ヴァンフォード」という結果になりました。
とにかく軽さが重要だ!とか、しょっちゅう買替できないから耐久性が高いリールが欲しい!など人それぞれ重視するところは違うので、あくまで個人的なランキングということはご了承くださいませ。
それではみなさまの良いアジング、メバリングライフを!
ちなみにダイワ編アジング、メバリングコスパ最強リールまとめはコチラ↓