- シマノのアジング、メバリングに使えるロッド10選
- 約5,000円。シマノ最安ルアーロッド「ルアーマチック」
- 約6,000円。2020年新発売の格安モバイルロッド「ルアーマチックMB」
- 約8,000円。ルアーゲームにも対応した振出竿「フリーゲーム」
- 約9,000円。豊富なティップ種類と軽量でコスパ優秀「ソルティーアドバンス」
- 約12,000円。アジング、メバリング専用最安モデル「ソアレBB(アジング)」
- 約14,000円。2020年最新モデルでコスパGood「ソアレTT(アジング)」
- 約20,000円。「ハイパワーX」採用×しっかりしたケースがうれしいパックロッド「フリーゲームXT」
- 約20,000円。「ハイパワーX」搭載の専用ロッド「ソアレSS(アジング)」
- 約28,000円。「スパイラルX」+「Xガイド」追加、さらに軽量化も「ソアレCI4+(アジング)」
- 「ボーダレス ショートスペック」
- まとめとコスパランキング
シマノのアジング、メバリングに使えるロッド10選
シマノにはたくさんのアジングやメバリングに使えるロッドのラインアップがあります。
専用の「ソアレ」シリーズは分かりやすいんだけど、ルアー用汎用ロッドも使えるので結局何がどう違ってどれがイイんだ!?
ということで本記事ではシマノのアジングやメバリングに使えるロッドを10種類、金額や機能を比較しながら簡単にまとめてみました。
割と長い記事になってますので、自分の予算に合った項目だけ見てもらうか、本文の最後にコスパ最強ランキングベスト3+α(あくまでマイボ!主観)も使ってみたので参考にしてみてね!
ちなみにシマノでは例えば「ソアレBB」でもメバリング向けとアジング向けの「ソアレBBアジング」と分かれていますが、技術特性や金額はよく似ているため、同じ項にまとめています。
約5,000円。シマノ最安ルアーロッド「ルアーマチック」
2007年発売、実売価格5,000~6,000円。
「ルアーマチック」の特徴
- ティップ種類:チューブラー
- ガイド仕様(フレーム/リング):ステン/Oリング
- 竿袋付属
シマノのルアーロッドとしては最安ながら割と軽量
実売価格約5,000円とシマノにしてはお安く買えるルアーロッド。
いろんな魚種を対象としたルアーゲームに対応した豊富なラインアップがあり、さらにアジングやメバリングモデルで自重80~90gと軽量。
「ハイパワーX」など強化構造は非採用
ただし安いだけあって、上位モデルに採用されてる「ハイパワーX」や「スパイラルX」など強化構造は非採用です。
もちろん強化構造があることでキャスト性能アップ!やファイト中もしっかり!などの恩恵は受けられるのだけれど、正直アジングやメバリングではなくても十分釣りにはなるかと。
実際ちょい上位モデルの「ソアレBB」はアジング、メバリング専用の最安ロッドだけど、これら強化構造は使われていません。
カーボン割合は約80%。どっちかというとメバリング向き?
アジング、メバリング推奨のモデルの「S70UL」や「S76UL」はカーボン割合約80%とグラス素材がちと多め。
吸い込むようなアタリに対して追従性がよく、積極的にアワセていく釣りよりも自然に乗せる釣りが相性よし。
ってことでこれらはメバリング向きなんだろうけど、アジングをメインにしたければショートロッドでよければ「S60SUL」や「S60UL」あたりはカーボン割合約96%でオススメ。
アジング、メバリングにおすすめ万能モデル
「ルアーマチック」は汎用ロッドってことでベイトとスピニングモデル、また全長や適合ルアー重量など幅広く対応した全21種のラインアップ。
中でもメバリングにオススメは「S70UL」や「S76UL」、アジングにオススメは短めでよければ「S60SUL」や「S60UL」など。
S70UL
- 全長(m):2.14
- 仕舞(cm):109.5
- 自重(g):83
- 先径(mm):1.3
- ルアー負荷(g):0.8-10
- 適合ナイロンライン(lb):2-6
- カーボン含有率(%):80.8
- 定価(円):オープン
S76UL
- 全長(m):2.29
- 仕舞(cm):117.0
- 自重(g):90
- 先径(mm):1.3
- ルアー負荷(g):0.8-12
- 適合ナイロンライン(lb):2-6
- カーボン含有率(%):78.9
- 定価(円):オープン
S60SUL
- 全長(m):1.83
- 仕舞(cm):94.0
- 自重(g):88
- 先径/元径(mm):1.4/5.2
- ルアー負荷(g):1.5-4.5
- 適合ナイロンライン(lb):2.5-4
- カーボン含有率(%):95.9
- 定価(円):オープン
S60UL
- 全長(m):1.83
- 仕舞(cm):94.8
- 自重(g):90
- 先径/元径(mm):1.5/6.5
- ルアー負荷(g):2-6
- 適合ナイロンライン(lb):3-6
- カーボン含有率(%):96.5
- 定価(円):オープン
約6,000円。2020年新発売の格安モバイルロッド「ルアーマチックMB」
2020年発売、実売価格は約6,000円~7,000円。
「ルアーマチックMB」の特徴
- ティップ種類:チューブラー
- ガイド仕様(フレーム/リング):ステン/Oリング
- 竿袋付属
持ち運びしやすい!3~4本継のモバイルロッド
「ルアーマチックMB」最大の特徴はロッドを3本~4本に分割できるモバイルタイプであること。
全長7.6ft(約2.29m)のロッドも62.4cmと短く収納できることで、自転車や電車、飛行機釣行まで幅広く持ち運びが可能に。
でもやっぱり継数が多いことによるデメリットも?
もちろん継ぎ目のない1ピースロッドの方がスムーズで違和感なく曲がるのは間違いないこと。
ただ、継ぎ目での曲がりがぎこちなく、継数が多いほどキャストやファイトなどに悪影響が出やすかった昔のロッドと比べると、昨今のシマノの製造技術の発達によりここまで安価なモデルでも最低限のスムーズな曲がりをキープ。
あとは継数増えるほどキャスト時などに継ぎ目で抜ける可能性も高くなるのでこまめなチェックが必要。
6ft台以下のラインアップは無し
「ルアーマチックMB」はもっとも短いモデルで7ftと、例えばアジングで使うこともあるであろう6ft台のラインアップがありません。
ということでこの価格帯で短めのロッドを探しているなら「ルアーマチック」または後述の「フリーゲーム」になるでしょう。
アジング、メバリングにおすすめ万能モデル
全6種のラインアップのうち、アジング、メバリングにオススメは7ftの「S70UL-3」や少し長め7.6ftの「S76UL-4」。
先述のとおり6ft台以下のラインアップは無し。
S70UL-3
- 全長(m):2.13
- 仕舞(cm):74.8
- 自重(g):80
- 先径(mm):1.3
- ルアー負荷(g):0.8-10
- 適合ナイロンライン(lb):2-5
- カーボン含有率(%):87.2
- 定価(円):オープン
S76UL-4
- 全長(m):2.29
- 仕舞(cm):62.4
- 自重(g):91
- 先径(mm):1.3
- ルアー負荷(g):0.8-10
- 適合ナイロンライン(lb):2-5
- カーボン含有率(%):87.6
- 定価(円):オープン
約8,000円。ルアーゲームにも対応した振出竿「フリーゲーム」
2018年発売、実売価格は約8,000円。
「フリーゲーム」の特徴
- ティップ種類:チューブラー
- ガイド仕様(フレーム/リング):ステン+SiC(トップ)/Oリング
コンパクトに収納できる振出竿
先ほどの「ルアーマチックMB」が3~4本継に対して、こちら「フリーゲーム」はサビキや磯釣りなどエサ釣り用ロッドのイメージ(個人的感想)が強い振出竿。
7.6ftなら67cm少々に収納できて持ち運び便利。
とはいえ先述の4本継のルアーマチックMBの方がさらにコンパクト(62.4cm)に収納可能。
ちょっと重くて、カーボン割合少なめ
6ftで90g、7.6ftで110gと自重は重い。
さらにカーボン割合は約75%~90%とルアーロッドとしては割合少なめ。
つまりグラス割合が多いということで「巻き」や「乗せ」といった釣りには強そうだけど、ルアーをキビキビとアクションさせる釣りは少し苦手そう。
ってことで「フリーゲーム」もどっちかというとアジングよりメバリング向きかな?
アジング、メバリングにおすすめ万能モデル
全9種のラインアップの中で「S60UL-3」「S76UL-4」あたりがアジング、メバリング向き。
S60UL-3
- 全長(m):1.82
- 継数(本):3
- 仕舞(cm):71.9
- 自重(g):90
- 先径(mm):1.3
- ルアー負荷(g):1-7
- 適合ナイロンライン(lb):2-5
- カーボン含有率(%):83.3
- 定価(円):8,800
S76UL-4
- 全長(m):2.29
- 継数(本):4
- 仕舞(cm):67.6
- 自重(g):110
- 先径(mm):1.3
- ルアー負荷(g):1-7
- 適合ナイロンライン(lb):2-5
- カーボン含有率(%):78.3
- 定価(円):10,400
約9,000円。豊富なティップ種類と軽量でコスパ優秀「ソルティーアドバンス」
2019年発売。実売価格約9,000円。
「ソルティーアドバンス」の特徴
- ティップ種類:モデルによる(以下オススメモデルに記載)
- ガイド仕様(フレーム/リング):ステン+SiC(トップ)/アルコナイト
豊富なティップ種類から選べる!
ソリッド穂先は3種類で、「タフテック」(S64UL-S)、「タフテックα」(S76UL-S)「ハイレスポンスソリッド」(S610L-S)、そしてチューブラー穂先の「ソフチューブトップ」(S76UL-T)と豊富なラインアップ。
まず大きくソリッドとチューブラー穂先の違いとは?
それぞれ一長一短、いろんな特徴があるけれどあえてめちゃくちゃ簡単にそれぞれ一言で表すとこんな感じですかね。
- ソリッド穂先:細くてしなやかに曲がる=食い込みが良い
- チューブラー穂先:張りがあって手感度に優れる=ルアー操作しやすい
で、この「ソルティーアドバンス」はソリッド穂先だけでもさらに「タフテック」「タフテックα」「ハイレスポンスソリッド」と3種類あるわけなんですが、これらの特徴の違いを簡単に表すとこんな感じでしょうか。
- タフテックα:しなやかで繊細によく曲がる、ザ・ソリッドな特性を味わえる
- タフテック:しなやかでありながら、タフテックより張りがある。
- ハイレスポンスソリッド:小刻みなルアー操作や積極的に掛けていく攻撃的なアクションが得意。チューブラーに近い特性。
「タフテックα」→「タフテック」→「ハイレスポンスソリッド」の順に張りがでてルアーアクションや掛ける釣りを得意とする。という感じでしょうか。
アジングは掛けていく、メバリングは自然に食い込ませる釣り。っていうイメージがあるけど、こういった豊富な穂先のラインアップがあることで自分がしたい釣りに合わせたロッドを選択できますね。
70g前後と軽量で1万円以下とコスパ優秀!
これまでの汎用ルアーロッドと比べると70g前後、短いモデルだと65gとかなり軽量なロッド。
この後紹介する専用ロッド「ソアレBB」よりも若干軽量で(大きな違いはリールシート、詳細は後述)さらに1万円以下。
それなりにコダワってアジング、メバリングをするならコスパに優れる「ソルティーアドバンス」以上のモデルがオススメ。
アジング、メバリングにオススメ万能モデル
アジングモデルはともにソリッドティップでタフテック採用「S64UL-S」とハイレスポンスソリッドの「S610L-S」、メバリングモデルはチューブラーティップ「S76UL-T」とソリッドティップでタフテックα採用「S76UL-S」、それぞれ2種類のラインアップ。
その中から個人的に万能でオススメなモデルをアジング、メバリング用から1種類ずつ。
S610L-S
- 全長(m):2.08
- 継数(本):2
- 仕舞(cm):106.5
- 自重(g):67
- 先径(mm):0.8
- ルアー負荷(g):0.5-12
- 適合ナイロンライン(lb):1.5-4
- カーボン含有率(%):98.8
- 定価(円):11,400
S76UL-S
- 全長(m):2.29
- 継数(本):2
- 仕舞(cm):117.0
- 自重(g):75
- 先径(mm):0.8
- ルアー負荷(g):0.5-5
- 適合ナイロンライン(lb):1-4
- カーボン含有率(%):86.6
- 定価(円):11,800
約12,000円。アジング、メバリング専用最安モデル「ソアレBB(アジング)」
2019年発売。実売価格は約12,000円。
「ソアレBB(アジング)」の特徴
- ティップ種類:モデルによる(以下オススメモデルに記載)
- ガイド仕様(フレーム/リング):ステン+SiC(トップ)/アルコナイト
- ブリッジライクシート
上位モデル並み、「ブリッジライクシート」採用
シマノのアジング、メバリング専用ロッドに共通で採用されている「ブリッジライクシート」、直訳すると「橋のようなシート」。
まあ英語の話はとりあえず置いといて、「ソアレBB」の最大の特徴は「ブリッジライクシート」が採用されていること。
何がイイって、軽量な強化カーボン「CI4+」を素材とし、手のひらにフィットする形状で感度に優れること。
特に夜間の釣りも多いアジングやメバリングにおいて手に伝わる感度というのは思っている以上に重要ですから、このリールシートはなかなかバカにできないものです。
で、この「ブリッジライクシート」にはさらなるコダワリがあるのです。
「ブリッジライクシート」のさらなるコダワリとは…?
「ブリッジライクシート」のさらなるコダワリ、それはアジングモデルとメバリングモデルで形状が異なること。
表層での釣りが多いアジングではロッドを立てやすい形状、海底付近を狙うことが多いメバリングではロッドを寝かせやすい形状になっているのです。
豊富なティップ種類から自分のしたい釣りに合わせて選択できる
「ソアレBB」も先述の「ソルティーアドバンス」同じく4種類の穂先から選択できます。
ソリッド穂先は、食い込みが良く乗せの釣りに適した「タフテックα」、またルアーの操作性や攻撃的に掛けていく釣りを得意とする「タフテック」や「ハイレスポンスソリッド」の3種類。
そしてチューブラー穂先の「ソフチューブトップ」モデルはルアー操作性が良く、また重めのリグや大型狙いに。
「ソルティーアドバンス」+「ブリッジライクシート」で約3,000円差
先述の「ソルティーアドバンス」と比較すると、自重やカーボン含有率など基本仕様はよく似ていて、追加で「ブリッジライクシート」が採用されています。
これで約3,000円アップを高いと思うか、安いと思うかは人それぞれかと思いますが、アジングやメバリングにおいて夜間での釣りが多い!って人や、極わずかなアタリをとって少しでも釣果を伸ばしていきたい!っていうコダワリがあるなら、やっぱり専用の「ソアレBB」がオススメかと。
アジング、メバリングにオススメ万能モデル
「ソアレBB」はモデルによりティップ種類が異なり、タフテックαの「S70SUL-S」、タフテックの「S76UL-S」、ソフチューブトップの「S76UL-T」「S80L-T」という4種類のラインアップ。
「ソアレBBアジング」は「S64UL-S」のみタフテック採用で、「S610L-S」を含めたその他3モデルはハイレスポンスソリッド。
リグを選ばない万能モデルは「ソアレBB」からは「S76UL-S」、「ソアレBBアジング」からは「S610L-S」をピックアップ。
ソアレBB S76UL-S
- 全長(m):2.29
- 継数(本):2
- 仕舞(cm):117.0
- 自重(g):77
- 先径(mm):0.8
- ルアー負荷(g):0.5-5
- 適合ナイロンライン(lb):1-4
- カーボン含有率(%):85.6
- 定価(円):15,500
ソアレBB アジング S610L-S
- 全長(m):2.08
- 継数(本):2
- 仕舞(cm):106.5
- 自重(g):70
- 先径(mm):0.8
- ルアー負荷(g):0.5-12
- 適合ナイロンライン(lb):1.5-4
- カーボン含有率(%):98.8
- 定価(円):15,000
約14,000円。2020年最新モデルでコスパGood「ソアレTT(アジング)」
2020年発売。実売価格は約14,000円。
「ソアレTT(アジング)」の特徴
- ティップ種類:モデルによる(以下オススメモデルに記載)
- スパイラルX
- ブリッジライクシート
「ソアレBB」+「スパイラルX」(軽量化も)=「ソアレTT」
先述のアジング、メバリング専用ロッド最安モデルの「ソアレBB」に3層構造でネジレに強い高剛性、かつ軽量な「スパイラルX」が追加で約2,000円のアップ。
このおかげで自重も約5g前後(モデルによる)軽量化され、なんと最軽量モデルで60gと上位モデルの「ソアレSS」より軽い。
豊富なティップ種類や「ブリッジライクシート」は「ソアレBB」同様
「ソアレTT」も先述の「ソアレBB」と同じく4種類の穂先から選択できることや、「ブリッジライクシート」も引き続き採用。
「ソアレBB」+「スパイラルX」追加で約2,000円アップはお買い得
単純に「ソアレBB」に「スパイラルX」追加(+若干の軽量化も)で約2,000円のアップ。
ソアレシリーズにはもう1ランク上に「ソアレSS」というモデルがありますが、これは簡単に言うと「ソアレBB」に「ハイパワーX」が追加され、約10,000円アップ。
アジング、メバリングにオススメ万能モデル
「ソアレTT」もモデルによりティップ種類が選択可能。
まずメバリング向けの「ソアレTT」はタフテックαの「S70SUL-S」、タフテックの「S76UL-S」、ソフチューブトップの「S76UL-T」「S80L-T」という4種類のラインアップ。
続いて「ソアレTTアジング」は「S64UL-S」のみタフテック採用で、「S610L-S」「S74L-S」はハイレスポンスソリッド。
リグを選ばない万能モデルは「ソアレTT」からは「S76UL-S」、「ソアレTTアジング」からは「S610L-S」をピックアップ。
ソアレTT S76UL-S
- 全長(m):2.29
- 継数(本):2
- 仕舞(cm):117.0
- 自重(g):69
- 先径(mm):0.8
- ルアー負荷(g):0.5-5
- 適合ナイロンライン(lb):1-4
- カーボン含有率(%):94.6
- 定価(円):19,400
ソアレTT アジング S610L-S
- 全長(m):2.08
- 継数(本):2
- 仕舞(cm):106.5
- 自重(g):64
- 先径(mm):0.8
- ルアー負荷(g):0.5-12
- 適合ナイロンライン(lb):1.5-4
- カーボン含有率(%):98.9
- 定価(円):19,400
約20,000円。「ハイパワーX」採用×しっかりしたケースがうれしいパックロッド「フリーゲームXT」
2019年発売、実売価格約16,000~22,000円。
「フリーゲームXT」の特徴
- ティップ種類:チューブラー
- ガイド仕様(フレーム/リング):ステン+SiC(トップ)/アルコナイト Kガイド
- ハイパワーX
- CI4+リールシート(アップロックタイプ)
- 専用ケース付属
仕舞寸法60cm未満のパックロッド×しっかりしたケースが地味にイイ!

6.4ftのモデルを5本継にすることで仕舞寸法はわずか43.2mm。
飛行機の機内持ち込みも可能なコンパクトサイズで電車や自転車釣行にも便利だし、大きめのリュックやカバンにも収納できます。
さらにそういった携行の際に頼もしい専用ケースも付属。
これだけクオリティの高いケースを別に買うと意外と高いものですから、これはありがたいです。
↑長さは違うけど、シマノ純正のハードタイプだと6,000円ぐらいする。
パックロッドでありながら「ハイパワーX」×「CI4+リールシート」で軽量、高剛性、高感度
約1万円の安いパックロッドとの違いは、「ハイパワーX」と「CI4+」がリールシートに採用されていること。
軽量かつ高強度そして高感度。
ソリッド穂先「タフテック」で超細身でしなやかに曲がる×高強度
「フリーゲームXT」の一部モデル(S64ULS、S610LS、S76ULS)ではソリッド穂先「タフテック」採用。
先径0.8mm~という超細身の穂先でしなやかで繊細に曲がりながら、「タフテックα」と比べるとある程度の張りは持たせているため、アタリを弾かず食い込ませやすいという特性を持ちながら、ルアーの操作性やしっかりとしたフッキングもさせることができます。
逆に言うと中途半端?
アジングメバリング専用ロッドの「ソアレBB」や「ソアレSS」などでは、モデルによって「タフテック」「タフテックα」「ハイレスポンスソリッド」など細かく仕様が分かれています。
これはつまり、よりこだわって自分の釣りに合わせたロッド選択がしやすいということ。
逆に「フリーゲームXT」では穂先の仕様の選択肢が少ないため、究極にこだわる方にとっては後述の専用ロッド「ソアレSS」が同価格帯であるため、そちらがオススメ。
アジング、メバリングにおすすめ万能モデル
ライトゲームからジギングに至るまでたくさんのラインアップがある「フリーゲームXT」。
アジングには「S64ULS」「S610LS」、メバリングには「S76ULS」「S76ULT」あたりがオススメ。
硬さ、長さはお好みで選べば良いですが、個人的に好きなそれぞれライトな方を1種類ずつピックアップしてみました。
S64ULS
- 全長(m):1.93
- 継数(本):5
- 仕舞(cm):43.2
- 自重(g):83
- 先径(mm):0.8
- ルアー負荷(g):0.3-6
- 適合ナイロンライン(lb):1-4
- カーボン含有率(%):93.4
- 定価(円):21,500
S76ULS
- 全長(m):2.29
- 継数(本):5
- 仕舞(cm):50.5
- 自重(g):90
- 先径(mm):0.8
- ルアー負荷(g):0.3-6
- 適合ナイロンライン(lb):1-4
- カーボン含有率(%):94.0
- 定価(円):22,500
約20,000円。「ハイパワーX」搭載の専用ロッド「ソアレSS(アジング)」
2018年発売。実売価格は18,000円~22,000円ぐらい。
「ソアレSS(アジング)」の特徴
- ティップ種類:モデルによる(以下オススメモデルに記載)
- ガイド仕様(フレーム/リング):ステン+SiC
- ブリッジライクシート
- ハイパワーX
- ソアレ専用 極小グリップ(メバリングモデル)
- アジング専用極小グリップ(アジングモデル)
「ソアレBB」+「ハイパワーX」=「ソアレSS」
「ソアレBB」の上位モデルにあたるのが「ソアレSS」。
「ソアレBB」にも採用されている「ブリッジライクシート」や「タフテック」や「ハイレスポンスソリッド」などモデルによって異なるティップ仕様の豊富さなどは同様。
では何が違うか簡単に言うと、「ソアレBB」に「ハイパワーX」が追加で採用されたのが「ソアレSS」。
「ハイパワーX」とはキャスト時やファイト時にネジレを抑える強化構造ですが、これによりキャストがしやすく、またパワフルなファイトが楽しめます。
アジングやメバリングにおいての「ハイパワーX」の利点とは
あくまで筆者個人の考えとしては、激しいアクションあり、重いルアーをキャストすることもあるショアジギングやエギングなどに比べると、小型魚狙いの釣りにおいては重要性は低いと感じます。
もちろん「ハイパワーX」採用ロッドと非採用のロッドを比較するとしっかり感、張りなどは全然違う!と感じますし、キャスト性能アップしながら同じ全長で自重も同じと聞いたらそっちがイイ!でしょう。
しかしアジングやメバリングにおいて約1万円追加になるのはお買い得か?と言われると個人的には微妙かと…
数cm単位のポイントを狙ってキャストするとか、キレのある特定のルアーアクションでしか反応しない、などシビアな状況で少しでも釣果を伸ばすためにはあった方がいいのは間違ありません。
ただ、それなりに活性が高く、割とアバウトでも釣れるような状況じゃないと釣れない筆者には宝の持ち腐れ(笑)という意味では下位モデルの「ソアレBB」や「ソアレTT」の方がコスパは良いと思う。
アジング、メバリングにオススメ万能モデル
「ソアレSS」はモデルによってティップ仕様が異なり、ソリッド穂先であるタフテックαは「S73SUL-S」「S76UL-S」、タフテックは「S76ML-S」、そしてハイレスポンスソリッドは「S86M-S」に採用。
対してチューブラー穂先のソフチューブトップは「S76UL-T」「S83L-T」の2種類。
また「ソアレSS アジング」はすべてハイレスポンスソリッド穂先の6種類のラインアップ。
自分が主に使用するジグやプラグの重さ、またフィールドに合わせての選択になりますが、個人的に万能モデルと思われるモデルとしてアジング用に「S610SUL-S」、メバリング用として「S76UL-T」をピックアップ。
オマケにカーボン69.2%とグラス割合が多く、スーパーウルトラライト仕様で究極の乗せの釣りが楽しめる「S73SUL-S」も。
ソアレSS アジング S610SUL-S
- 全長(m):2.08
- 継数(本):2
- 仕舞(cm):106.7
- 自重(g):63
- 先径(mm):0.8
- ルアー負荷(g):0.4-8
- 適合ナイロンライン(lb):1-3
- カーボン含有率(%):96.7
- 定価(円):25,000
ソアレSS S76UL-T
- 全長(m):2.29
- 継数(本):2
- 仕舞(cm):117.1
- 自重(g):72
- 先径(mm):1.4
- ルアー負荷(g):0.6-6
- 適合ナイロンライン(lb):1.5-4
- カーボン含有率(%):84.6
- 定価(円):25,500
ソアレSS S73SUL-S
- 全長(m):2.21
- 継数(本):2
- 仕舞(cm):113.0
- 自重(g):69
- 先径(mm):0.8
- ルアー負荷(g):0.4-4
- 適合ナイロンライン(lb):1-3
- カーボン含有率(%):69.2
- 定価(円):25,000
約28,000円。「スパイラルX」+「Xガイド」追加、さらに軽量化も「ソアレCI4+(アジング)」
2017年発売。実売価格は25,000円~30,000円ぐらい。
「ソアレCI4+(アジング)」の特徴
- ティップ種類:モデルによる(以下オススメモデルに記載)
- ガイド仕様(フレーム/リング):チタン+SiC(Xガイド以外)
- Xガイド(3Dチタン、穂先から3~5個目のガイドまで)
- ブリッジライクシート(CI4+)
- スパイラルX
- ハイパワーX
- ソアレ専用 極小グリップ
「ソアレSS」+「スパイラルX」+「Xガイド」+軽量化=「ソアレCI4+」
「ソアレSS」の上位モデル。
「ハイパワーX」に加え3層構造でネジレに強い高剛性、かつ軽量な「スパイラルX」も採用されました。
さらに軽量でシャープな振り抜けと糸がらみを軽減させる「Xガイド」も。
これらの技術により自重約60g前後とソアレシリーズ最軽量モデルとなっています。
「ソアレSS」よりコスパ良し?
下位モデルの「ソアレSS」から約6,000円~8,000円ほどのアップで上記のような性能アップ。
これが割安と感じるかどうかでしょうが、個人的には「ソアレCI4+」の方がコスパには優れるかと思う。
アジング、メバリングにオススメ万能モデル
「ソアレCI4+」もモデルによりティップ種類が異なり、ソリッド穂先はタフテックαの「S706UL-S」、ハイレスポンスソリッドの「S800L-S」「S900M-S」。
対してチューブラー穂先はソフチューブトップ採用の「S706UL-T」と計4種類のラインアップ。
一方「ソアレCI4+ アジング」はすべてハイレスポンスソリッド穂先の全4種類。
中でも強烈なキャラクターを持っているのが全長4.8ft(1.42m)とソアレシリーズでもっとも短い「S408UL-S」で、キレのあるアクションが可能に。
オールラウンドに使えるロッドとしては、メバリング用は「S706UL-T」、アジング用は「S608UL-S」あたりがオススメかと。
ソアレCI4+ S706UL-T
- 全長(m):2.29
- 継数(本):2
- 仕舞(cm):117.2
- 自重(g):61
- 先径(mm):1.3
- ルアー負荷(g):0.6-6
- 適合ナイロンライン(lb):1.5-4
- カーボン含有率(%):97.7
- 定価(円):38,000
ソアレCI4+ アジング S608UL-S
- 全長(m):2.03
- 継数(本):2
- 仕舞(cm):104.4
- 自重(g):57
- 先径(mm):0.8
- ルアー負荷(g):0.4-8
- 適合ナイロンライン(lb):1-3
- カーボン含有率(%):97.9
- 定価(円):37,000
「ボーダレス ショートスペック」
2017年発売。実売価格は約30,000円。
「ボーダレス ショートスペック」の特徴
- ティップ種類:カーボンチューブラー穂先
- ガイド仕様(フレーム/リング):チタン+SiC(チタンIMガイド+KLガイド)
- ブリッジライクシート(CI4+)
- スパイラルX
- ハイパワーX
- 全ピースガイド合わせライン
- PTCトップカバー
- 専用ケース
「3本継パックロッド」×「スパイラルX」×「ハイパワーX」
「ボーダレス ショートスペック」最大の特徴は3本継で仕舞寸法68.1cmとコンパクトなパックロッドでありながら、シマノご自慢の強化構造「スパイラルX」と「ハイパワーX」が採用されていること。
先述の「フリーゲームXT」は5本継でよりコンパクトに収納できるが「スパイラルX」は非採用。
ということで、パックロッドで持ち運びしやすいうえに強度と剛性がアップ。
さらに65gと軽量
上記強化構造でありながら65gと軽量であることもポイント。
専用ロッド「ソアレSS」並みの軽量性を持っています。
ラインアップは「180L-T」一種類のみ
「ボーダレス」シリーズでアジングやメバリングに使えそうなモデルは「180L-T」の1種類のみ。
チューブラーティップでカーボン割合95.6%という仕様で、幅広いルアーには対応しそうだけど、軽量ルアーを使って自然と吸い込むように喰わせる、といった特定の演出は難しいかも。
アジング、メバリングにオススメ万能モデル
「ボーダレスショートスペック」でアジング、メバリングに使えるのは「180L-T」。
180L-T
- 全長(m):1.80
- 継数(本):3
- 仕舞(cm):68.1
- 自重(g):65
- 先径(mm):1.2
- ルアー負荷(g):0.8-21
- 適合ライン(号):0.8-2
- カーボン含有率(%):95.6
- 定価(円):38,800
まとめとコスパランキング
以上シマノのアジングやメバリングに使えるロッド10種類のスぺックやラインアップを簡単に比較してきました。
パックロッドだったり、多彩なティップ種類だったり…それぞれいろんな特徴を持ち、一概にコレが一番!っていうのは決めるのは難しいです。
ただ、金額に対してスペックや使われている技術などを比較して、コストパフォーマンスの良し悪しは割と見えやすい。
ってことで恒例、マイボ!的コスパ優秀ランキング、ベスト3+αの発表!
コスパ優秀 番外「ソアレBB」
「ソアレTT」の登場で番外ということですが、単品で見るとコスパはかなり優秀。
1万円少々で70-80gという軽量さ+「ブリッジライクシート」+豊富な種類のティップから選べる。
初心者はもちろん、自分の釣り方にちょっとこだわりたい人にも。
究極のアジング、メバリングを目指す人には物足りないんだろうけど、「釣りができれば何でもイイ。ってことではない」それなりに楽しめるし、それなりにこだわれるロッド。
ただ、冒頭で述べたように個人的にはほんの少し頑張って「ソアレTT」にした方がよりコスパは優れると思う。ということで番外に。
コスパ優秀 第3位「ソアレ CI4+」
対抗馬として下位モデルの「ソアレSS」もありましたが、本文でも述べているように「スパイラルX」と「Xガイド」が追加されているうえに、何より大きなポイントとしてシリーズ最軽量であるということから「ソアレ CI4+」を選出。
約30,000円と高額な部類のロッドに入ってきますが、その性能は金額以上では。
コスパ優秀 第2位「ルアーマチック」
約5,000円で軽量(約80-90g)。
もうこの一言だけで買う価値あり。
コスパ優秀 第1位「ソアレTT」
2020年9月に新発売、「ソアレBB」と「ソアレSS」の中間に位置づけられる「ソアレTT」。
「ソアレBB」から引き続き「ブリッジライクシート」は採用されているうえに「スパイラルX」が採用され、強度アップした上に軽量化されて上位モデルの「ソアレSS」より軽い。
ということで、コスパ優秀第2位の「ソアレBB」より約2,000円ほどのアップで「スパイラルX」+軽量化。ってことでダントツのコスパ最強!