タイラバに使えるシマノの丸型リール3選とコスパ最強選んでみた
タイラバに使えるシマノ丸型リールまとめ
シマノのタイラバブランドといえば「炎月」シリーズ。
ダイワの「紅牙」ブランドに対抗する存在で、ロッド、リール、ルアー、ラインまで一式ラインアップがあります。
が、しかしタイラバするためには必ずしも炎月シリーズである必要はありませんし、それ以外にもタイラバに使えるリールもたくさんあります。
例えば有名なところでは「オシア」シリーズ。
炎月シリーズにはラインアップがない「丸型」リールで、もともとジギング用をメインとしたリールです。
最近はこの「オシア」シリーズの中でも、ローギヤでダブルハンドルというタイラバ向けのモデルも発売されています。
丸型リールならではの見た目や剛性といった良さもあり、ベイトリールは丸型リールしか使わない、という人も
今回はいろんな釣りに使えるけど、特にタイラバに活躍しそうなシマノの丸型リールを紹介します。
※表記の金額はメーカー希望本体価格は税別、実売価格は税込で表記しております。
※実売価格はAmazonの販売価格を参考にしております。
全商品紹介しているため結構長文なため、手っ取り早く違いや金額を見たい方は最後の「まとめ」項まで飛んで見ちゃってください!!
パーツ一つ一つにこだわりさらに耐久性と巻き心地アップ!「オシアコンクエスト」
2022年発売、実売価格は約48,000円。
オシアコンクエストの特徴
「マイクロモジュールギア」と「インフィニティドライブ」でこれまで以上に滑らかな回転。
さらに本体剛性と巻きの滑らかさが相まって「軽く、力強く巻ける」ことができます。
アルミ製で高剛性かつ軽量な「HAGANEボディ」と防水機構「Xプロテクト」により、抜群の耐久性と剛性。
さらにボディやドライブギア、クラッチ、ワッシャなど内部パーツひとつひとつまで高耐久素材を使用したり、特殊処理を施すことで丸型リールの中でもさらに耐久性がアップ。
フォールスピードを簡単に正確に微調整できるレバー
通常のベイトリールでタイラバやジグのフォール速度を調節するにはスプールを親指でサミングするか、メカニカルブレーキの調整でできます。
しかしフォール中の調整はなかなか手間がかかるし、ツマミが小さくて微調整が大変。
そんな時このフォールレバーがあれば、フォールの速度を「簡単により正確に」制御することが可能になります。
そもそもタイラバやジギングって巻きやジャークなどのアクションでヒットさせるイメージが強いですが、実はフォール中のアクションも超重要。
これはスロージギングの流行によりだいぶ広まってきた考えですね
例えば着底後すぐにヒットした!っていう時は実はフォール中からずっと追ってきていた、または着底直前のフォール中からヒットしてきていた、ということもあります。
ですからそのフォールスピードやアクションを意識し、フォールに反応する鯛も狙っていくことでタイラバの釣果アップにつながるでしょう。
「オシアコンクエスト」をタイラバに使うなら200PGがオススメかと思いますが、これはギヤ比4.8というタイラバ専用の「炎月」シリーズにもないほどの超ローギヤ。
パワーがあるのはもちろんですが、超スロー巻きなど一定のヒットパターン時に威力を発揮するでしょう
オシアコンクエストに使われている技術特性
- マイクロモジュールギア
ギアを小型化した分、数を増やし、より密に配置することによってギアノイズを低減、感度や強度がアップしています。
シマノ従来製品比で、振動レベルは半減しているらしい。
- インフィニティドライブ
ピニオンギアを内側からスプール軸で支える構造で回転抵抗を低減、より滑らかな回転を可能に。
- HAGANEボディ
樹脂製に比べて剛性が高いアルミ製のボディ。
大物とのファイトでも歪みやネジレが減少することで、より力を伝えやすく、耐久性も上がる。
難点は樹脂製に比べて若干重いこと。
- S A-RB
ベアリングの「表面改質」により「不動態層」を形成しさらにその側面を防錆素材でシーリングうんたらかんたら・・・要は錆びにくいベアリングを使ってます。
- Sコンパクトボディ
フレームとサイドプレートを一体化することでコンパクト化。手が小さい人も握りやすくなってる。
- エキサイティングドラグサウンド
ドラグ作動時にスピニングリールのように音が鳴ります。
- カーボンクロスワッシャ
ドラグ設定の強弱に関わらず、シルキー(滑らか)で粘り強くドラグが作動できるように使用されているワッシャ。耐久性もあるらしい。
オシアコンクエストのラインアップ
200サイズが4種、300サイズが6種のラインアップですが、タイラバには200サイズがオススメ。
オシア コンクエスト 200PG/201PG
- ギア比:4.8
- 最大ドラグ力(kg):8
- 自重(g):285
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-260、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):57
- ベアリング数 S A-RB/ローラー:11/1
- 定価(円):60,900
オシア コンクエスト 200HG/201HG
- ギア比:6.5
- 最大ドラグ力(kg):7
- 自重(g):295
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-260、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):78
- ベアリング数 S A-RB/ローラー:9/1
- 定価(円):60,900
キャスティングのしやすさに特化した「カルカッタコンクエスト」
2021年発売。
実売価格は45,000円~48,000円ぐらい。
カルカッタコンクエストの特徴
本来はブラックバス釣り向けのリールですが、海水対応でタイラバほかボート釣りにも使用可能。
ソルトウォーター向けの「オシアコンクエスト」の基本仕様を引き継いだ上に、バス用リールということでキャスティングしやすい技術がたくさん採用されていることと、自重が220~240gとかなり軽くなっています。
剛性、耐久性などは「E.I.」「重厚ドライブギア」などが採用されているオフショア向けの「オシアコンクエスト」が勝っていますが、軽さを求める方や、キャスティングの頻度が多い方には、軽くてキャスティングしやすい「カルカッタコンクエスト」がオススメ。
ちなみに全モデルダブルハンドル仕様ではありますが、ハンドル長42mmと短め。
本格的にタイラバに使うならハンドル交換するとより良さそう!
キャスティング性能をアップさせる技術のひとつ、これまでの「マグナムライトスプール」がさらに進化、第3世代に突入しました。
スプールをさらに薄く、かつ耐久性は保ったままで飛距離アップやライントラブルの減少に役立ちます。
さらに21モデルから「インフィニティドライブ」が新たに採用されました。
「インフィニティドライブ」とはギアを支える構造を一新することで、ギア強度を落とすことなく回転抵抗を大幅に低減する技術。
これにより軽く、力強い巻上を実現、タイラバにおいても強力な武器となるでしょう。
カルカッタコンクエストに使われている技術特性
- マイクロモジュールギア
ギアを小型化した分、数を増やし、より密に配置することによってギアノイズを低減、感度や強度がアップしています。
シマノ従来製品比で、振動レベルは半減しているらしい。
- マグナムライトスプールⅢ
スプールを薄く軽くする技術の最新版。耐久性はそのままで、より軽く、よりキャストしやすく、そしてライントラブルも減少。
- HAGANEボディ
樹脂製に比べて剛性が高いアルミやマグネシウムなどの金属を使用したボディ。
大物とのファイトでも歪みやネジレが減少することで、より力を伝えやすく、耐久性も上がる。
難点は樹脂製に比べて若干重いこと。
- S3Dスプール
キャスト時のスプールのガタツキなど振動を抑制したスプール。安定したキャストが可能になり、飛距離、精度がアップ!
- SVS∞(シマノバリアブルブレーキシステムインフィニティ)
上記SVSがさらに進化したもの。遠心力ブレーキはON/OFF切り替え+ボディ外部にあるブレーキ調整ダイヤルで調整が可能。
タイラバにおいてもキャスティングだけでなく、フォール速度の調整ができたりする。
- S A-RB
ベアリングの「表面改質」により「不動態層」を形成しさらにその側面を防錆素材でシーリングうんたらかんたら・・・要は錆びにくいベアリングを使ってます。
- Sコンパクトボディ
フレームとサイドプレートを一体化することでコンパクト化。手が小さい人も握りやすくなってる。
- エキサイティングドラグサウンド
ドラグ作動時にスピニングリールのように音が鳴ります。
- スーパーフリースプール
クラッチを切った時2つのベアリングのみで支える構造。
スプールフリー時の抵抗を減らし、素早く仕掛けをフォールさせることができる。
- カーボンクロスワッシャ
ドラグ設定の強弱に関わらず、シルキー(滑らか)で粘り強くドラグが作動できるように使用されているワッシャ。耐久性もあるらしい。
- サイレントチューン
スプールが高速回転するときに軽く圧力をかける構造で、キャスト時に静かで回転の立ち上がりがよい。
カルカッタコンクエストのラインアップ
100と200、それぞれ右、左巻きと、ノーマルギア、ハイギアの組み合わせで8種のラインアップ。
※2022年には300/301と400/401が追加されましたが、自重300gオーバーということで本記事ではパスしています。
タイラバメインに使うなら、糸巻量が多く最大ドラグも強い200シリーズがオススメ。
カルカッタコンクエスト 100/101
- ギア比:5.6
- 最大ドラグ力(kg):4.5
- 自重(g):220
- ナイロン糸巻量(lbーm):12-100、14-90、16-80、20-65
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):58
- ベアリング数 BB/ローラー:13/1
- 定価(円):57,300
カルカッタコンクエスト 100HG/101HG
- ギア比:7.4
- 最大ドラグ力(kg):4.0
- 自重(g):220
- ナイロン糸巻量(lbーm):12-100、14-90、16-80、20-65
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):77
- ベアリング数 BB/ローラー:13/1
- 定価(円):57,300
カルカッタコンクエスト 200/201
- ギア比:4.8
- 最大ドラグ力(kg):6.0
- 自重(g):235
- ナイロン糸巻量(lbーm):12-165、14-145、16-120、20-100
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):57
- ベアリング数 BB/ローラー:13/1
- 定価(円):59,500
カルカッタコンクエスト 200HG/201HG
- ギア比:6.5
- 最大ドラグ力(kg):6.0
- 自重(g):240
- ナイロン糸巻量(lbーm):12-165、14-145、16-120、20-100
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):78
- ベアリング数 BB/ローラー:13/1
- 定価(円):59,500
カルカッタコンクエスト 200XG/201XG
- ギア比:7.5
- 最大ドラグ力(kg):6.0
- 自重(g):235
- ナイロン糸巻量(lbーm):12-165、14-145、16-120、20-100
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):89
- ベアリング数 BB/ローラー:13/1
- 定価(円):59,500
フォールレバーとカウンター搭載「オシアコンクエストCT」
2018年発売、実売価格は定価の約3割引きで50,000円前後。
オシアコンクエストCTの特徴
基本性能はオシアコンクエストを受け継ぎ、新しく「フォールレバー」と「デジタルカウンター」が搭載されました。
それを可能にしたのが、この「フォールレバー」と先ほどの「デジタルカウンター」の組み合わせです。
釣りって感覚的な行為でしたが、こういった技術により数値化し集計、統計を取ることで少しでも釣果をアップさせる。まさに釣りの世界もIT化!(笑)
「ただ、丸型リールにカウンターが付いてるのは好みが分かれそうですね
オシアコンクエストCTに使われている技術特性
- マイクロモジュールギア
ギアを小型化した分、数を増やし、より密に配置することによってギアノイズを低減、感度や強度がアップしています。
シマノ従来製品比で、振動レベルは半減しているらしい。
- X-SHIP
ギアの大型化、配置最適化、精度向上でパワーを効率よく伝達し、より強力に巻上が可能になったギア。
- HAGANEボディ
樹脂製に比べて剛性が高いアルミやマグネシウムなどの金属を使用したボディ。
大物とのファイトでも歪みやネジレが減少することで、より力を伝えやすく、耐久性も上がる。
難点は樹脂製に比べて若干重いこと。
- S A-RB
ベアリングの「表面改質」により「不動態層」を形成しさらにその側面を防錆素材でシーリングうんたらかんたら・・・要は錆びにくいベアリングを使ってます。
- Sコンパクトボディ
フレームとサイドプレートを一体化することでコンパクト化。手が小さい人も握りやすくなってる。
- エキサイティングドラグサウンド
ドラグ作動時にスピニングリールのように音が鳴ります。
- カーボンクロスワッシャ
ドラグ設定の強弱に関わらず、シルキー(滑らか)で粘り強くドラグが作動できるように使用されているワッシャ。耐久性もあるらしい。
オシアコンクエストCTのラインアップ
200、300サイズにそれぞれ右/左巻きとパワーギア、ハイギアの組み合わせのラインアップ。
タイラバにオススメはダブルハンドル仕様の200PG/201PG。
オシアコンクエスト CT 200PG/201PG
- ギア比:4.8
- 最大ドラグ力(kg):6.0
- 自重(g):330
- PE糸巻量(号ーm):1-440、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):60
- ベアリング数 BB/ローラー:12/1
- 定価(円):67,200
まとめ
以上シマノのタイラバに使える丸型リール3機種を紹介してきました。
うち1機種はもともとバス釣り用途がメインの機種ではあるんですが、最近は防錆処理など海釣り対応もされていますし、型番によってはタイラバを意識したスペックのものもあります。
で、金額もよく似たリールが結構あって結局どれがイイんだ!?ということで、最後にコスパに優れるオススメをまとめてみました。
コスパ最強!オシアコンクエスト
「マイクロモジュールギア」や「インフィニティドライブ」など最新機能を搭載。
さらに「フォールレバー」も搭載しており、フォールを意識したフォールタイラバも可能。
防水性や耐久性はもちろん、自重は300gを切っており、軽量性も両立。
2023年最新モデルということで、やはりコスパは「オシアコンクエスト」が最強でしょう!