【2023年】シマノタイラバリール「エンゲツ」全4モデル性能比較!コスパに優れるオススメモデルも選んでみた。

シマノタイラバリール「エンゲツ」性能の違いを比較してみた
シマノのタイラバブランド「炎月」。
ロッドやリールをはじめタイラバヘッドやスカート、PEラインまで「炎月」ブランドの商品が存在していてタイラバに必要な道具はほぼ一式揃えることができます。
その中でリール「炎月」のラインアップは現状4種類。

高額なほどイイモデル。っていうのは分かるけど具体的にどう違うの?
ということでパッと見では分かりにくい、「炎月」リール全機種の機能と実売価格などの比較、最後にコスパに優れるオススメリールなどまとめてみました。

2023年はエンゲツシリーズのリール新製品発売はありませんでした。2024年に期待ですね!
※表記の金額はメーカー希望本体価格は税別、実売価格は税込で表記しております。
※実売価格はAmazonの販売価格を参考にしております。
約12,000円「エンゲツBB」(2022年モデル)

「エンゲツ」シリーズ最安のカウンター無しモデル。
最安とはいえ金属フレームで軽量とタイラバに必要な最低限以上の性能は確保。
けど巻きの滑らかさなど回転性能は上位モデルにはかなわない。
エンゲツBBの特徴
特徴はとにかく安く、軽い!に尽きます。
シマノだけでなく、ダイワ製を含めsてもタイラバ専用リールとしては最安で最軽量のリール。
新型「エンゲツBB」は金属(アルミ)フレームの「HAGANEボディ」採用。
樹脂フレームであった過去モデルと比較すると自重は重くなってしまいますが、剛性や強度、耐久性はアップしているため、深場や大型とのファイトでもパワーロス少なく安心感がありますね。
ラインの放出時に引っかかりの減少が期待できるレベルワインド機能も搭載。
特にタイラバでは重要なフォールもスムーズで安定、またファイト時のドラグ始動もスムーズに。
- S A-RB
ベアリングの「表面改質」により「不動態層」を形成しさらにその側面を防錆素材でシーリングうんたらかんたら・・・要は錆びにくいベアリングを使ってます。
これにより海水での使用がOKに。タイラバ用ですから当たり前ですね。
- HAGANEボディ
樹脂製に比べて剛性が高いアルミを使用したボディ。
大物とのファイトでも歪みやネジレが減少することで、より力を伝えやすく、耐久性も上がる。
難点は樹脂製に比べて若干重いこと。
- Xプロテクト
特殊撥水グリスを使用した強力な防水システム。
ボディ部の防水性能はIPX8相当(一般的な防水ケータイはIPX5やIPX7)で一時的に水に浸かっても内部に浸水しない、というレベル。
だからといってあえて海中で使用するなんて危険なマネはしないでね。
以上のようにお値段以上のタイラバに必要な最低限以上の機能、仕様は搭載されています。
初心者の方に、キャスティングタイラバ兼用に、予備機に…といろんな使い方ができるコストパフォーマンスに優れた「エンゲツBB」。

安くて軽量なタイラバリール!となればシマノ「エンゲツBB」で決まりですね
ちなみにカウンター非搭載でこの価格帯のタイラバ専用リールはダイワ「紅牙」シリーズにはラインアップ無し。
エンゲツBBのラインアップ
エンゲツBB 100PG(右巻)/101PG(左巻)


- ギア比:5.5
- 最大ドラグ力(kg):6
- 自重(g):200
- 糸巻量PE(号ーm):0.8-250、1-200、1.5-130
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):55
- ハンドル長さ(mm):51
- ベアリング数 S A-RB/ローラー:4/1
- 定価(円):17,500
エンゲツBB 100HG(右巻)/101HG(左巻)


- ギア比:7.2
- 最大ドラグ力(kg):5
- 自重(g):200
- 糸巻量PE(号ーm):0.8-250、1-200、1.5-130
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):72
- ハンドル長さ(mm):51
- ベアリング数 S A-RB/ローラー:4/1
- 定価(円):17,500
約20,000円「エンゲツCT」(2019年モデル)

デジタルカウンターとフォールレバー搭載。
回転性能はやはり上位モデルと比べると期待できないが、とりあえずカウンター付きリールを探している方にはコスパに優れてオススメ。
エンゲツCTの特徴
まず「炎月CT」最大の特徴が水深と巻きスピードを表示できる「デジタルカウンター」搭載していること。
その日のヒットパターン(水深の層、巻き、フォールスピード)を数値化して把握することができます。
これまで同船者へヒットした状況を伝えるには、例えば「中層でゆっくり巻きでヒットした」っていうような曖昧な、人によってとらえ方が異なる感覚的な伝え方しかできませんでした。
しかしこのカウンターがあれば、例えば「水深40mで巻きスピード5でヒットした」という正確な数値で伝えられるので、船中全体の釣果アップにも繋がるでしょう!

また、その数値の統計をとるという意識高い系の釣りができれば、長い目ででみた釣果はよりアップするでしょう、たぶん
続いて新しく搭載された「フォールレバー」。
これは以前から発売されている上位機種の「炎月プレミアム」にも搭載されていたもので、フォールの速度を「簡単により正確に」制御できるレバーです。
通常のベイトリールでフォール速度を調節するにはスプールを親指でサミングするか、メカニカルブレーキの調整でできます。
しかしなかなか手間がかかるし、ツマミが小さくて微調整が大変。
そもそもタイラバは巻きでヒットする釣りであって、シマノが提唱する「フォールタイラバ」という、フォールスピードへの意識が低い人も多いかもしれません。
タイラバにおいてフォールはすごい重要で、例えば着底後すぐにヒットした!っていう時は実はフォール中からずっと追ってきていた、または着底直前のフォール中からヒットしてきていた、ということもあります。
ですからそのフォールスピードやアクションをもっと意識し、フォールに反応する鯛も狙っていくことで釣果アップにつながる。
それを可能にしたのが、この「フォールレバー」と先ほどの「デジタルカウンター」の組み合わせです。
釣りって感覚的な行為でしたが、こういった技術により数値化し集計、統計を取ることで少しでも釣果をアップさせる。

まさに釣りの世界もIT化(笑)
これまでは上位機種の「炎月プレミアム」だけに搭載されていた機能ですが、定価4万円オーバーとなかなか気軽に手が出にくい機種でした。
しかし「炎月CT」に追加されたことでお安く手に入れることができ、「フォールタイラバ」が身近なものになってきましたね!
- X-SHIP
ギアの大型化、配置最適化、精度向上でパワーを効率よく伝達し、より強力に巻上が可能になったギア。
- HAGANEボディ
樹脂製に比べて剛性が高いアルミやマグネシウムなどの金属を使用したボディ。
大物とのファイトでも歪みやネジレが減少することで、より力を伝えやすく、耐久性も上がる。
難点は樹脂製に比べて若干重いこと。
- Xプロテクト
特殊撥水グリスを使用した強力な防水システム。
ボディ部の防水性能はIPX8相当(一般的な防水ケータイはIPX5やIPX7)で一時的に水に浸かっても内部に浸水しない、というレベル。
だからといってあえて海中で使用するなんて危険なマネはしないでね。
- エキサイティングドラグサウンド
ドラグ作動時にスピニングリールのように音が鳴ります。
最近ベイトリールでもドラグ音がでるリールが増えてきています。
やっぱり大物とのファイトはドラグを鳴らしてナンボでしょう!
- S A-RB
ベアリングの「表面改質」により「不動態層」を形成しさらにその側面を防錆素材でシーリングうんたらかんたら・・・要は錆びにくいベアリングを使ってます。
- LEDバックライト付デジタルカウンター
さっき紹介してカウンターにはLEDバックライトが付いてます。
ボタンを押したら点灯、コイン電池もセルフで交換可能。
- レベルワインド連動
フォール中にレベルワインドが連動する構造。
ライン放出、ファイト中もラインへの抵抗が減り、タイラバでは超有利なより細糸の使用が安心。
- カーボンクロスワッシャ
ドラグ設定の強弱に関わらず、シルキー(滑らか)で粘り強くドラグが作動できるように使用されているワッシャ。耐久性もあるらしい。
エンゲツCTのラインアップ
炎月CT 150HG(右巻)/151HG(左巻)


- ギア比:7.8
- 最大ドラグ力(kg):5.0
- 自重(g):250
- 糸巻量PE(号ーm):0.8-400、1-330、1.5-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):78
- ベアリング数 BB/ローラー:5/1
- 定価(円):31,000
炎月CT 150PG(右巻)/151PG(左巻)


- ギア比:5.8
- 最大ドラグ力(kg):6.0
- 自重(g):250
- 糸巻量PE(号ーm):0.8-400、1-330、1.5-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):58
- ベアリング数 BB/ローラー:5/1
- 定価(円):31,000
約23,000円「エンゲツ」(2021年モデル)

フォールレバー搭載でカウンターは無しの「エンゲツ」。
「マイクロモジュールギア」搭載でタイラバの命である巻き回転性能がアップ。
タイラバがこれまでより楽しくなるはず!なリール。
エンゲツの特徴
ギアを小型化し数を増加、より密に配置することによってギアノイズ低減し、タイラバでは命とのも言える巻き感度がアップ。
これによりごく小さなアタリや海中の変化も感じとりやすくなること間違いなし。

タイラバがより楽しくなるはず!
PE1号を330m、60mmロングハンドル×大型ハンドルノブを搭載した150サイズも新登場。
深場でのタイラバ攻略に。
- X-SHIP
ギアの大型化、配置最適化、精度向上でパワーを効率よく伝達し、より強力に巻上が可能になったギア。
- HAGANEボディ
樹脂製に比べて剛性が高いアルミやマグネシウムなどの金属を使用したボディ。
大物とのファイトでも歪みやネジレが減少することで、より力を伝えやすく、耐久性も上がる。
難点は樹脂製に比べて若干重いこと。
- Xプロテクト
特殊撥水グリスを使用した強力な防水システム。
ボディ部の防水性能はIPX8相当(一般的な防水ケータイはIPX5やIPX7)で一時的に水に浸かっても内部に浸水しない、というレベル。
だからといってあえて海中で使用するなんて危険なマネはしないでね。
- エキサイティングドラグサウンド
ドラグ作動時にスピニングリールのように音が鳴ります。
最近ベイトリールでもドラグ音がでるリールが増えてきています。
やっぱり大物とのファイトはドラグを鳴らしてナンボでしょう!
- S A-RB
ベアリングの「表面改質」により「不動態層」を形成しさらにその側面を防錆素材でシーリングうんたらかんたら・・・要は錆びにくいベアリングを使ってます。
- レベルワインド連動
フォール中にレベルワインドが連動する構造。
ライン放出、ファイト中もラインへの抵抗が減り、タイラバでは超有利なより細糸の使用が安心。
- カーボンクロスワッシャ
ドラグ設定の強弱に関わらず、シルキー(滑らか)で粘り強くドラグが作動できるように使用されているワッシャ。耐久性もあるらしい。
エンゲツのラインアップ
エンゲツ 100HG(右巻)/101HG(左巻)


- ギア比:7.8
- 最大ドラグ力(kg):4.0
- 自重(g):210
- 糸巻量PE(号ーm):0.8-250、1.0-200、1.5-130
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):78
- ベアリング数 BB/ローラー:8/1
- 定価(円):32,800
エンゲツ 100PG(右巻)/101PG(左巻)


- ギア比:5.8
- 最大ドラグ力(kg):4.5
- 自重(g):205
- 糸巻量PE(号ーm):0.8-250、1.0-200、1.5-130
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):58
- ベアリング数 BB/ローラー:8/1
- 定価(円):32,800
エンゲツ 150HG(右巻)/151HG(左巻)


- ギア比:7.8
- 最大ドラグ力(kg):4.0
- 自重(g):220
- 糸巻量PE(号ーm):0.8-400、1-330、1.5-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):78
- ベアリング数 BB/ローラー:7/1
- 定価(円):34,000
約30,000円「エンゲツプレミアム」(2018年モデル)

「エンゲツ」シリーズ最強のリール。
カウンター搭載+「マイクロモジュールギア」で回転性能にも期待。
※2023年新型モデルが発表されました!発売日が決まり次第更新予定!!
エンゲツプレミアムの特徴
キャラクター的には下位機種「炎月CT」と似ていて、デジタルカウンターやフォールレバーが搭載されています。
「炎月CT」と違うのはボールベアリング数が5個→8個に増加していることと、「炎月」でも使用されている「マイクロモジュールギア」が採用になっていることぐらい。
- X-SHIP
ギアの大型化、配置最適化、精度向上でパワーを効率よく伝達し、より強力に巻上が可能になったギア。
- HAGANEボディ
樹脂製に比べて剛性が高いアルミやマグネシウムなどの金属を使用したボディ。
大物とのファイトでも歪みやネジレが減少することで、より力を伝えやすく、耐久性も上がる。
難点は樹脂製に比べて若干重いこと。
- Xプロテクト
特殊撥水グリスを使用した強力な防水システム。
ボディ部の防水性能はIPX8相当(一般的な防水ケータイはIPX5やIPX7)で一時的に水に浸かっても内部に浸水しない、というレベル。
だからといってあえて海中で使用するなんて危険なマネはしないでね。
- エキサイティングドラグサウンド
ドラグ作動時にスピニングリールのように音が鳴ります。
最近ベイトリールでもドラグ音がでるリールが増えてきています。
やっぱり大物とのファイトはドラグを鳴らしてナンボでしょう!
- S A-RB
ベアリングの「表面改質」により「不動態層」を形成しさらにその側面を防錆素材でシーリングうんたらかんたら・・・要は錆びにくいベアリングを使ってます。
- LEDバックライト付デジタルカウンター
さっき紹介してカウンターにはLEDバックライトが付いてます。
ボタンを押したら点灯、コイン電池もセルフで交換可能。
- レベルワインド連動
フォール中にレベルワインドが連動する構造。
ライン放出、ファイト中もラインへの抵抗が減り、タイラバでは超有利なより細糸の使用が安心。
- カーボンクロスワッシャ
ドラグ設定の強弱に関わらず、シルキー(滑らか)で粘り強くドラグが作動できるように使用されているワッシャ。耐久性もあるらしい。
「炎月CT」と「炎月プレミアム」の差額は実売価格で約10,000円。

「マイクロモジュールギア」とベアリング3個追加で10,000円アップに見合うと考えるかどうかはあなた次第!!
エンゲツプレミアムのラインアップ
炎月プレミアム 150HG(右巻)/151HG(左巻)


- ギア比:7.8
- 最大ドラグ力(kg):5.0
- 自重(g):250
- 糸巻量PE(号ーm):0.8-400、1-330、1.5-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):78
- ベアリング数 BB/ローラー:8/1
- 定価(円):46,400
炎月プレミアム 150PG(右巻)/151PG(左巻)


- ギア比:5.8
- 最大ドラグ力(kg):6.0
- 自重(g):250
- 糸巻量PE(号ーm):0.8-400、1-330、1.5-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):58
- ベアリング数 BB/ローラー:8/1
- 定価(円):46,400
まとめ
以上シマノ「炎月」シリーズ4機種比較してきました。
どのリールも「型落ちで古い機能搭載リール」みたいなコスパが悪いハズレ機種はなく、どれを選んでも使える洗練されたラインアップになっていると思います。
カウンターなしモデル
- とにかく安い!軽い!→「エンゲツBB」
- 剛性、耐久性、巻きの滑らかさなど全般グレードアップ→「エンゲツ」
カウンター、フォールレバー付きモデル
- カウンターとフォールレバー搭載、新型でコスパGood!!→「エンゲツCT」
- 「炎月」シリーズ最強→「エンゲツプレミアム」
個人的にはコスパに優れる「炎月CT」がオススメ!



フォールレバーとカウンターの組み合わせによる「フォールタイラバ」で釣果アップ間違いなし!?
カウンターなしモデルならやはり1万円前後と専用リールとしては激安の「エンゲツBB」でしょうか。



とにかく軽量、さらにアルミフレーム×Xプロテクトで剛性、耐久性もアップ
以上シマノ「炎月」シリーズまとめ、みなさんのタイラバリール選びの参考になれば幸いです!
ちなみに「炎月」シリーズではないけど、タイラバに使える丸型リールまとめ↓
ダイワ「紅牙」版も↓
そして「炎月」と「紅牙」くらべてみた↓