大手以外のショアジギング・LSJロッド比較!堤防・地磯・青物・持ち運びの場面別に7ブランド54機種
ショアジギングのロッドを探すと、比較記事に並ぶのはだいたいダイワとシマノです。
ところが実際に堤防へ行くと、隣に立った人の一本が見たことのないロゴだったりします。
聞いてみると「三本目でここに落ち着いた」みたいな話が返ってきて、こちらは黙ってうなずくしかない。

大手以外のロッドって、正直どこがどう違うのかわからないんですよね。値段も2万円台から7万円台までバラバラだし。

そもそも「ショアジギング用」って書いてないシリーズもありますよね。シーバスロッドの棚に並んでたりして。
この記事で扱うのは、テンリュウ・がまかつ(ラグゼ)・メジャークラフト・ゼスタ・テイルウォーク・ヤマガブランクス・オリムピックの7ブランド、9シリーズ54機種です。
並べる順番はブランド順ではなく、釣り場と対象魚の「場面」にしました。
堤防で40gまでを一日投げるのか、地磯に立つのか、10kg級と正面から殴り合うのか。
場面さえ決まれば、候補は驚くほど絞れます。
なお本記事はショア(陸っぱり)専用。
船の上で使うSLJ・ライトジギングのロッドは大手以外のSLJ・ライトジギングロッド比較に別記事でまとめてあります。
この記事でわかること
- 堤防・地磯・大型青物・持ち運びの4場面で、大手以外のどのシリーズが噛み合うか
- テンリュウ/ラグゼ/クロスライド7G/ランウェイ/ハイタイドSSD/ブルーカレントIII/ヴェント・プロトタイプの公式スペック54機種の一覧
- 3ピース・5ピースなど、仕舞寸法から逆算する選び方
- 実勢価格ベースのコスパ順位と、ロッド×リールの組み合わせ3パターン
- 大手以外を買ったとき、手放す段になっていくら戻るのかという現実的な話
ライトショアジギングそのものが初めての方へ
ジグの重さ、リールの番手、立つ場所の決め方までひと通り書いた入門記事があります。
ゼスタ ランウェイ 96MH ザ シャープスナイパーは、堤防とサーフで40〜60gのジグを一日投げ続ける人に向いた9.6フィートのライトショアジギングロッドです。
自重215g、3ピースで仕舞101cm。
ダイワ・シマノの同価格帯には「3ピースで本格LSJ」という枠がほぼ無いので、ここは大手以外にしか無い選択肢になります。
実勢は4万円台前半。
場面別の比較は次のセクションから始まります。
場面が決まればロッドは絞れる|見る数字は4つだけ
ショアジギングのロッドは、カタログを縦に読むと似た数字が延々と続いて頭が痛くなります。
実際に効くのは次の4つで、逆にこれ以外はあとから慣れる部分。
- 適合ジグの上限:いつも使うジグの重さ+20gくらいを上限に持つ機種が扱いやすい。40g中心なら上限60〜80g
- 長さ:足場の低い堤防なら9.6〜10ft、地磯や高い堤防は10.6〜11ft、取り回し優先なら9ft前後
- 適合PE:MAX2号とMAX5号は同じ「ショアジギング」でも別ジャンル。ドラグ設定と直結する
- 継数と仕舞寸法:電車・原付・軽自動車なら3ピース以上。2ピースの150cm前後は後席に寝かせるのが前提
価格の話をもう少し正直に書いておきます。
LSJを始めたころ、1万円もしない安物のタックルを買って、結局手放したことが一度あります。
ジグをしゃくり続ける釣りは想像以上に道具へ負荷がかかるので、安いというだけで選ぶと同じ道をたどりがちです。
かといって重ければ強いかというと、それも違う。
重いロッドは単純にしんどいし、しんどい道具は投げる回数が減って、釣り自体が面白くなくなりますね。
ここで並べる大手以外のシリーズは、この強さと軽さのつり合いをどこで取るかがブランドごとにはっきり違っていて、そこがいちばん面白いところだと思っています。

ちなみに安物を手放したときのメーカー名は伏せておきます。今そこが良くなってる可能性もあるので。
堤防とサーフで40gまで|ツバス・サゴシ・タチウオを数で獲る
いちばん人数が多いのがこの場面です。
ジグは30〜40gが中心で、たまに60gまで。
相手はツバス・ハマチ、サゴシ、秋なら夕方のタチウオ。
この帯で大手以外を選ぶ理由は、はっきり言って「同じ値段なら仕様がひとつ上」になりやすいからです。
オリムピック ヴェント・プロトタイプ
この場面でひとつだけ、値段のほうも上に振り切っているシリーズがあります。
先に断っておくと、ヴェント・プロトタイプはAmazonにも楽天にも並びません。
公式サイトが「オリムピック特約小売店でお買い求めください」と書いていて、買うには取扱店を探すところから始まります。
9.6フィートで154g、10フィートでも171g。
他の8シリーズと並べると、この軽さだけ数字が浮いて見えます。
| モデル | 全長/仕舞 | 自重 | ジグ/プラグ上限 | 適合PE | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| 24GVENPS-962ML | 2.90m/148.3cm(2ピース) | 154g | MAX50g/MAX40g | MAX2号 | 66,000円 |
| 24GVENPS-962M | 2.90m/148.3cm(2ピース) | 159g | MAX60g/MAX45g | MAX2号 | 68,000円 |
| 24GVENPS-1003M | 3.05m/133.4cm(変則3ピース) | 171g | MAX60g/MAX45g | MAX2号 | 70,000円 |
表の型番にリンクが無いのは、通販の大手モールに商品ページそのものが無いからです。

通販で買えないロッドって、そもそも比較記事に出す意味あります?

買えないなら書かない、でもいいんですけどね。ただ釣具店で現物に触れる人には有力な候補なので、存在だけは書いておきます。
ブランクは#1にトレカ®T1100GとM40X、#2にM40Xを重ねた構成。
そこへスーパークワトログラファイトクロスLVとG-MAPS製法が入って、細いまま潰れにくくしています。
ガイドはチタンフレームのトルザイトリングで、トップだけSiCリング。
穂先側の重さがそのまま振ったときの重さになるので、この構成にすると数字以上に軽く感じます。
962MLと962Mは2ピースで仕舞148.3cm、ごく普通の数字です。
1003Mだけがグリップジョイントの変則3ピースで、3.05mを133.4cmに収めます。
12.6フィートを3分割するテンリュウ PM1263S-MHとほぼ同じ仕舞寸法で、10フィートが手に入る計算。
税抜66,000〜70,000円は、この記事ではジェットブルに次いで高い帯です。
そのうえ近くに取扱店が無ければ実物にも触れられないので、候補に入れられる人がそもそも限られます。
逆に行きつけの釣具店が扱っているなら、店で振ってから決められる数少ないシリーズになります。
ゼスタ ランウェイ ライトショアジギングモデル
| ブランク | トレカ®T1100G を全機種に採用 |
| 継数 | 3ピース(ジョイント部への負荷集中を分散させる狙い) |
| ガイド | ステンレスフレーム KW/KTガイド(SiC-S)、ティップ部 LKW、トップ MGトップ |
| リールシート | VSS(ノンスリップ加工+専用ロックナット)/11MHは専用シート |
| グリップエンド | EVA/11MHのみ固定式BRCバットグリップ |
| モデル | 全長/仕舞 | 自重 | 適合ジグ/プラグ | 適合PE | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| 96MH | 2.93m/101cm | 215g | MAX80g/MAX60g | MAX2.5号 | 42,000円 |
| 10MMH | 3.05m/107cm | 239g | MAX60g/MAX40g | MAX2.0号 | 44,000円 |
| 106MH | 3.20m/111cm | 280g | MAX80g/MAX60g | MAX2.5号 | 46,000円 |
| 11MH | 3.35m/116cm | 274g | MAX60g/MAX40g | MAX2.5号 | 48,000円 |

3ピースって折れそうなイメージがあったけど、振ってみると継ぎ目の違和感がほとんど無いんですよね。
2ピースの9.6フィートは、仕舞がだいたい150cm前後になります。
これが101cmまで縮むと、扱いが完全に変わる。
軽自動車の後席に立てて入るし、電車移動でも人にぶつける心配がぐっと減ります。
並びを見ると長さ順に強くなりそうですが、実際はジグ上限が80gと60gで交互になっています。
ジグ80g対応は9.6フィートと10.6フィート、60g対応が10フィートと11フィート。
つまり長さは立つ場所で決めて、パワーは投げるジグで決める、という選び方になります。
9.6フィートで215gは、同クラスの2ピースより20〜40gほど重い数字です。
継ぎ目が1つ増えれば当然そうなるので、ここは持ち運びとのトレードで納得できるかどうか。
車の中に置きっぱなしにできる人なら、あえて3ピースを選ぶ理由は薄くなります。
がまかつ ラグゼ チータR3
| ブランク | トレカ®T1100G+高弾性カーボンのコンポジット、ナノアロイ技術適用樹脂 |
| ガイドリング | ティップ部 SiCチタン+バット部 SiCステンレスのハイブリッド |
| 継ぎ方 | 印籠継の2ピース |
| ティップ | 全機種チューブラー |
| モデル | 全長 | 自重 | 仕舞 | ルアー | 適合PE | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 96M | 290cm | 143g | 149.5cm | 5〜30g | 0.6〜1.5号 | 37,500円 |
| 96MH | 290cm | 147g | 149.5cm | 7〜40g | 0.8〜2号 | 38,000円 |
| 100M | 305cm | 150g | 157.0cm | 5〜35g | 0.6〜1.5号 | 38,000円 |
| 100MH | 305cm | 155g | 157.0cm | 7〜40g | 0.8〜2号 | 38,500円 |
| 106MH | 320cm | 165g | 165.0cm | 10〜45g | 0.8〜2号 | 39,000円 |
| 110MH | 335cm | 175g | 173.0cm | 10〜45g | 0.8〜2号 | 39,500円 |

11フィートで175gって、数字だけ見るとちょっと信じられないんですよね。
シリーズ最強の機種でもルアーは45gまでで、青物用としては控えめな設定です。
そのぶんブランクを細く軽く作れているのがチータR3の狙いどころ。
30〜40gのジグとシーバス用ミノーを両方振りたい人には、かなり気持ちのいい一本になります。
適合PEも最大2号なので、不意の大型青物にはドラグで逃げるしかありません。
「たまに60gも投げたい」なら、同じラグゼでも後述のコヨーテを見たほうが早いです。
シーバスロッドの棚から選ぶ|入り口を広く取りたい人へ
ショアジギング専用の棚だけを見ていると、じつは選択肢を半分捨てています。
大手以外のブランドは、シーバス用として売っているシリーズにLSJの適性をしっかり持たせていることが多いからです。
兼用の条件と限界はシーバスロッドでライトショアジギングは代用できる?に細かく書きました。
ここで取り上げるのは、実際にLSJ適性を持つ大手以外の2シリーズ。
テイルウォーク ハイタイドSSD
| ティップ | チューブラー(711L+/SLのみカーボンソリッド) |
| ガイド | ティップ〜ベリーにKTSG、バット部にKLSG。MHクラスはバットにKWSGのダブルフット |
| リールシート | 富士工業 VSS |
| リアグリップ | 脇に収めたときのホールドを狙った専用シェイプのEVA |
| モデル | 全長/継数 | 仕舞 | 自重 | ルアー | 適合PE | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 711L+/SL | 7’11″/2 | 124cm | 120g | 5〜24g | 0.5〜1.2号 | 24,000円 |
| 86ML | 8’6″/2 | 133cm | 120g | 7〜35g | 0.6〜1.5号 | 24,000円 |
| 90ML | 9’0″/2 | 140cm | 135g | 7〜35g | 0.6〜1.5号 | 25,000円 |
| 90M | 9’0″/2 | 140cm | 140g | 10〜42g | 0.8〜2.0号 | 25,000円 |
| 96M | 9’6″/2 | 147cm | 155g | 10〜42g | 0.8〜2.0号 | 26,000円 |
| 106M | 10’6″/2 | 163cm | 170g | 10〜42g | 0.8〜2.0号 | 27,000円 |
| 83MH | 8’3″/2 | 129cm | 145g | 15〜50g | 0.8〜2.5号 | 27,000円 |
| 88ML-P5 | 8’8″/5 | 57cm | 128g | 7〜35g | 0.6〜1.5号 | 27,000円 |
| 90MH | 9’0″/2 | 140cm | 160g | 15〜50g | 0.8〜2.5号 | 28,000円 |
| 110H HIRA | 11’0″/2 | 173cm | 263g | 18〜60g | 1.0〜3.0号 | 33,000円 |
10機種のうち、ジグ50gを受けられるMHクラスは83MHと90MHの2機種です。
公式のターゲット表記にも、小〜中型青物とタチウオが入っています。
ルアー上限だけなら18〜60gの110H HIRAが最強ですが、こちらは11フィート263gのヒラスズキ専用で、公式のターゲット表記に青物は入っていません。
PE2.5号まで背負えるので、堤防のツバス・サゴシは普通に守備範囲。
2万円台後半でここまで来るのは、大手のシーバスロッドではなかなか無い価格です。

シーバスロッドって書いてあるのに青物いけるんですね。逆に不安になります…

気持ちはわかります。ただMHクラスはバットガイドをダブルフットに変えてあるので、メーカー側も負荷のかかる使い方を想定してますね。
MHクラスの上限50gは、あくまでシーバスロッドの上のほうという位置づけです。
潮が速い日や水深のある堤防で60gを超えるジグを使うつもりなら、このシリーズは最初から候補に入りません。
ヤマガブランクス ブルーカレントIII
ライトゲーム用のシリーズなので、青物と真っ向勝負するロッドではありません。
ただヤマガブランクス自身が82の実釣動画をスーパーライトショアジギングの名前で公開していて、20gまでのジグを遠投して小型青物や根魚を拾う使い方は公式の想定内です。
| モデル | 全長 | 仕舞 | 自重 | ルアー | 適合PE | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 74 | 2235mm | 1145mm | 71g | MAX10g | 0.1〜0.5号 | 28,000円 |
| 78 | 2350mm | 1200mm | 79g | MAX15g | 0.3〜0.8号 | 31,000円 |
| 82 | 2495mm | 1280mm | 83g | MAX20g | 0.3〜0.8号 | 32,500円 |
自重83gという数字が、このシリーズの性格を全部言い表しています。
ジグの重さで飛ばすのではなく、ロッドの張りで飛ばす設計。
アジ・メバルの延長でSLSJに入る人の一本目として、これ以上わかりやすい選択肢は少ないと思います。
逆にツバス以上を掛けると完全に不利なので、そこは割り切りが必要です。
大手のSLSJ向け機種と比べたい場合はシマノのスーパーライトショアジギングロッド9選もどうぞ。
地磯・ロックショア|長さとネバリで足場の悪さを埋める
足場が高い、波が上がる、根が荒い。
この3つが揃うと、堤防用の9.6フィートでは手前でラインが擦れて終わります。
10.6〜12.6フィートの長さと、曲げ込んだときに戻ってくるネバリ。
大手以外がいちばん本気を出しているのが、たぶんこの帯です。
テンリュウ パワーマスター
このシリーズの面白さは、ラインナップの引き方そのものにあります。
ジグ60g・ドラグ4kgのライトな一本から、ジグ180g・ドラグ10kgの離島遠征用まで、同じ設計思想のまま11機種で連続的につながっている。
ステップアップのときに同じシリーズ内で乗り換えられるのは、地味ですが大きな価値です。
| ブランク | 塗装を極力減らしたアンサンド仕様。バット部にカーボンナノチューブ素材(C・N・T) |
| ガイド | ステンレスフレームのKガイド(SiC)とオーシャンガイド(SiC) |
| グリップ | リールシート部に西陣織カーボンパイプ。機種によりグリップエンドにBRC |
| 調子 | 全機種RF(レギュラーファースト) |
| モデル | 全長/継数 | 仕舞 | 自重 | ルアー上限 | PE/ドラグ | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PM972S-M | 2.92m/2 | 150cm | 204g | MAX60g | MAX3号/4kg | 48,500円 |
| PM972S-MH | 2.92m/2 | 150cm | 215g | MAX80g | MAX3号/4.5kg | 50,000円 |
| PM1022S-M | 3.10m/2 | 159cm | 214g | MAX60g | MAX3号/4kg | 50,500円 |
| PM1022S-MH | 3.10m/2 | 159cm | 233g | MAX80g | MAX3号/4.5kg | 52,500円 |
| PM1072S-MH | 3.23m/2 | 166cm | 271g | MAX100g | MAX3号/4.5kg | 56,500円 |
| PM1102S-MH | 3.35m/2 | 171cm | 298g | MAX80g | MAX3号/4.5kg | 59,000円 |
| PM1002S-HP | 3.05m/2 | 156cm | 380g | MAX100g | MAX5号/7.5kg | 60,000円 |
| PM1002S-HH | 3.05m/2 | 156cm | 385g | MAX120g | MAX6号/9kg | 61,000円 |
| PM1002S-X | 3.05m/2 | 156cm | 395g | MAX150g | MAX6号/9kg | 62,000円 |
| PM9102S-XX | 3.00m/2 | 154cm | 432g | MAX180g | MAX8号/10kg | 63,500円 |
| PM1263S-MH | 3.81m/3 | 133cm | 345g | MAX100g | MAX3号/4.5kg | 65,000円 |

アンサンド仕上げのブランク、指で触るとザラッとしてて最初は「塗り忘れ?」って思うやつです。
公式が「ロックショア・ライト・バーサタイル」と名指ししているのがPM1072S-MHです。
プラグ20〜50gからジグ80gまで振れて、自重271g。
青物もヒラスズキも一本で見たい人にとって、この長さと重さのバランスが要になります。
カーボンナノチューブ素材はバット部だけに使われています。
ティップの繊細さは触らず、曲げ込んだ最後のところだけを粘らせるという配置。
足場の高い磯で魚を浮かせる場面は、まさにその領域を使い切る釣りになります。
いちばん安い機種でも税抜48,500円で、入門用として買える価格ではありません。
年に数回の磯行きのために買うか、通う人が長く使う道具として買うか。
そこは予算と釣行頻度で決めるところだと思います。
がまかつ ラグゼ コヨーテ
| ブランク | トレカ®T1100G+ナノアロイ技術適用樹脂を全層に |
| ガイド | SiCステンレス。オールダブルフット設定 |
| 継ぎ方 | 印籠継の2ピース |
| モデル | 全長 | 自重 | 仕舞 | ルアー | 適合PE | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| S96M | 290cm | 185g | 149.5cm | 20〜40g | 0.8〜1.5号 | 38,000円 |
| S96MH | 290cm | 190g | 149.5cm | 30〜50g | 0.8〜1.5号 | 38,500円 |
| S96H | 290cm | 197g | 149.5cm | 40〜65g | 1〜2号 | 39,000円 |
| S100M | 305cm | 190g | 157.0cm | 20〜40g | 0.8〜1.5号 | 38,500円 |
| S100MH | 305cm | 195g | 157.0cm | 30〜50g | 0.8〜1.5号 | 39,000円 |
| S100H | 305cm | 205g | 157.5cm | 40〜65g | 1〜2号 | 39,500円 |
| S106M | 320cm | 200g | 165.0cm | 20〜40g | 0.8〜1.5号 | 39,000円 |
| S106MH | 320cm | 205g | 165.0cm | 30〜50g | 0.8〜1.5号 | 39,500円 |
8機種の価格差が38,000円から39,500円までの1,500円しかありません。
予算で妥協して短いのを選ぶ、みたいな判断が発生しないので、立つ場所と投げるジグだけで決められるのは想像以上に楽です。
Hクラスはルアー65gまでを受けるので、地磯でジグ60gを振る使い方にもきっちり合います。
同じ10フィートで比べると、コヨーテは190〜205g、チータR3は150〜155g。
40g以上の差は一日振ると効いてきます。
オールダブルフットガイドと引き換えの重さ、という理解でよさそうです。
40gまでしか投げない人なら、軽さを取ったほうが釣りは続きます。
10kg級と正面から|ジグ100g超のショアキャスティング
ここから先は完全に別の釣りになります。
PE4〜6号、ドラグ9kg、ジグは120g前後。
ロッドの自重も350〜400gが当たり前になって、一日振るには体力がいります。
そのぶん、掛けたときに主導権を渡さない道具が手に入る。
がまかつ ラグゼ ジェットブル
| ブランク | トレカ®T1100G+ナノアロイ技術適用樹脂+PCS(パワークロスシステム)を全層に |
| ガイド | ティップ部SiCチタン+バット部SiCステンレスのハイブリッド |
| グリップ | フロントグリップに複数の凹凸形状でホールド性を確保 |
| 使用材料 | カーボン99.9%/グラス0.1% |
| モデル | 全長 | 自重 | 仕舞 | ルアー | 適合PE | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 93XH | 282cm | 365g | 147.0cm | 60〜120g | 3〜5号 | 72,500円 |
| 98XXH | 295cm | 390g | 153.5cm | 80〜150g | 4〜6号 | 74,500円 |
| 110XH | 335cm | 390g | 174.5cm | 60〜120g | 3〜5号 | 78,500円 |

グラス0.1%って、もはや誤差の表記じゃないかと毎回思います。それくらい全部カーボンってことですね。
ルアー重量で見ると93XHと110XHは同じ60〜120gで、違いは長さだけです。
足場が低い沖磯なら9.3フィート、高い釣り座やサラシ越しなら11フィート。
ジグを150gまで背負わせたい人だけが98XXHを選ぶ、という整理でいいと思います。
価格は税抜72,500円からで、本記事のなかでは最上位。
ここまでの性能が要るかどうかは、通うフィールドと狙う魚の大きさ次第です。
メジャークラフト クロスライド7G
メジャークラフトを「安いブランド」だと思っていると、7Gの価格に驚きます。
税抜53,000〜65,000円。
ただ中身はトレカ®T1100G+M40Xに富士工業のチタンフレームKガイド、リールシートはTCHという構成で、値札とスペックはきちんと釣り合っています。
| ブランク | トレカ®T1100G+M40X |
| ガイド | 富士工業チタンフレームKガイド(SiC)。SJモデルはバット部にステンレスMNガイドのリバースセッティング |
| リールシート | 富士工業 TCH(チタン&カーボン強化樹脂) |
| 調子/継数 | RF(レギュラーファースト)/2ピース |
| モデル | 区分 | 全長 | 自重/仕舞 | ジグ/プラグ | 適合PE | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| XR7LSJ-962M | LSJ | 9’6″ | 163g/149cm | 15〜50g/40g | 0.8〜2.0号 | 53,000円 |
| XR7LSJ-1002M | LSJ | 10’0″ | 173g/157cm | 15〜50g/40g | 0.8〜2.0号 | 55,000円 |
| XR7-1002M | ショアジギ | 10’0″ | 215g/158cm | MAX80g/60g | 1.0〜3.0号 | 59,000円 |
| XR7-962MH | ショアジギ | 9’6″ | 225g/150cm | MAX100g/80g | 2.0〜4.0号 | 60,000円 |
| XR7-1002MH | ショアジギ | 10’0″ | 228g/158cm | MAX100g/80g | 2.0〜4.0号 | 61,000円 |
| XR7-1002H | ショアジギ | 10’0″ | 247g/158cm | MAX120g/100g | 2.5〜5.0号 | 65,000円 |
同じクロスライド7Gでも、LSJモデルは163gでPE2号まで、ショアジギモデルは215g以上でPE3〜5号。
名前が同じだからと軽い気持ちで選ぶと、50g以上の自重差で手首に来ます。
ジグ100gを投げるつもりがないなら、迷わずLSJの2機種から選ぶところ。
発売が新しいぶん、通販での実勢は定価に近い水準で動いています。
急がないなら、値がこなれる季節をひとつ待つのもあり。
電車と原付で運ぶ|仕舞寸法から逆算して選ぶ
ショアジギングのロッドは、性能より前に「持ち運べるか」で候補が消えます。
2ピースの10フィートは仕舞157cm前後。
これが積めない車に乗っていると、そもそも買えません。
ここは大手以外がはっきり強い領域で、選択肢を仕舞寸法で並べるとこうなります。
- 仕舞57cm:テイルウォーク ハイタイドSSD 88ML-P5(5ピース・128g・ルアー7〜35g)。リュックに入る唯一の選択肢
- 仕舞101〜116cm:ゼスタ ランウェイ 全4機種(3ピース)。ジグ80gまで背負える本格LSJでこの数字は貴重
- 仕舞133cm:テンリュウ パワーマスター PM1263S-MH(3ピース)。12.6フィートの遠投機を3分割で運ぶ
- 仕舞133.4cm:オリムピック 24ヴェント・プロトタイプ 1003M(グリップジョイントの変則3ピース・171g)
ハイタイドSSDの5ピースは、公式スペックで仕舞57cm・自重128g。
ルアー上限35gなので、ガチのショアジギングには届きません。
ただ出張ついでや旅行先で20〜30gのジグを投げるなら、話が早すぎる一本。
仕舞133cm台まで許せるなら、テンリュウ PM1263S-MHとオリムピック 1003Mの2機種が入ってきます。
どちらも10フィート超を3分割する設計で、軽自動車なら寝かせて積める寸法。
ただしオリムピックは取扱店を探すところからなので、通販で完結させたい人の候補はランウェイとハイタイドSSDに絞られます。

原付のリアボックスに立てて入るかどうかで、行ける釣り場の数がけっこう変わるんですよね。
9シリーズを一枚に|価格帯とジグ上限の早見表
機種ごとの数字は各セクションの表に全部入れてあるので、ここはシリーズ単位の早見表です。
| シリーズ | ブランド | 機種数 | 長さ | ルアー上限 | 適合PE | 価格帯(税抜) | 得意な場面 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ブルーカレントIII | ヤマガブランクス | 3(LSJ域) | 7.4〜8.2ft | 10〜20g | 0.1〜0.8号 | 28,000〜32,500円 | SLSJ・ライトゲーム延長 |
| ハイタイドSSD | テイルウォーク | 10 | 7’11″〜11’0″ | 24〜60g | 0.5〜3.0号 | 24,000〜33,000円 | シーバス兼用・入門 |
| チータR3 | がまかつ(ラグゼ) | 6 | 9’6″〜11’0″ | 30〜45g | 0.6〜2号 | 37,500〜39,500円 | 堤防で軽さ優先 |
| コヨーテ | がまかつ(ラグゼ) | 8 | 9’6″〜10’6″ | 40〜65g | 0.8〜2号 | 38,000〜39,500円 | 堤防〜地磯の万能 |
| ランウェイ LSJ | ゼスタ | 4 | 9’6″〜11’0″ | ジグ60〜80g | 2.0〜2.5号 | 42,000〜48,000円 | 3ピースで機動力 |
| パワーマスター | テンリュウ | 11 | 9’7″〜12’6″ | 60〜180g | 3〜8号 | 48,500〜65,000円 | 地磯・ロックショア・遠征 |
| クロスライド7G | メジャークラフト | 6 | 9’6″〜10’0″ | 50〜120g | 0.8〜5.0号 | 53,000〜65,000円 | LSJから大型青物まで |
| ヴェント・プロトタイプ | オリムピック | 3 | 9’6″〜10’0″ | ジグ50〜60g | MAX2号 | 66,000〜70,000円 | 堤防・サーフで軽く振る |
| ジェットブル | がまかつ(ラグゼ) | 3 | 9’3″〜11’0″ | 120〜150g | 3〜6号 | 72,500〜78,500円 | 離島・大型ショアキャスティング |
← スワイプで9シリーズを比較できます →
| エントリー | エントリー | ミドル | ミドル | ハイミドル | ハイエンド | ハイエンド | ハイエンド | ハイエンド | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シリーズ | ブルーカレントIII ヤマガブランクス/掲載3機種(LSJ域) | ハイタイドSSD テイルウォーク/全10機種 | チータR3 がまかつ(ラグゼ)/全6機種 | コヨーテ がまかつ(ラグゼ)/全8機種 | ランウェイ ライトショアジギングモデル ゼスタ/全4機種 | パワーマスター テンリュウ/全11機種 | クロスライド7G メジャークラフト/全6機種・2026年発売 | ヴェント・プロトタイプ オリムピック/全3機種・2024年発売 | ジェットブル がまかつ(ラグゼ)/全3機種 |
| 定価(税抜) | 28,000〜32,500円 | 24,000〜33,000円 | 37,500〜39,500円 | 38,000〜39,500円 (8機種の価格差は1,500円) | 42,000〜48,000円 | 48,500〜65,000円 | 53,000〜65,000円 | 66,000〜70,000円 | 72,500〜78,500円 |
| ラインナップ | 74/78/82 の3機種 本記事はLSJ域の3機種を掲載 | L+からMH、さらに110H HIRAまで10機種 ジグ50gを受けるMHは83MH・90MHの2機種 5ピースの88ML-P5を含む | 96M・96MH・100M・100MH 106MH・110MH の6機種 | 長さ3種(9’6″/10’0″/10’6″)× パワー3種(M/MH/H)のマトリクス ※S106Hは無く8機種 | 96MH・10MMH・106MH・11MH 全4機種 | ジグMAX60g・ドラグ4kgのM級から MAX180g・ドラグ10kgの遠征機まで 11機種が連続する | LSJモデル2機種+ ショアジギモデル4機種 | 962ML・962M・1003M の3機種 | 93XH・98XXH・110XH の3機種 |
| 全長/仕舞寸法・継数 | 2,235/2,350/2,495mm(7.4〜8.2ft) 仕舞1,145/1,200/1,280mm・逆並継 | 7’11″〜11’0″ 仕舞57cm(88ML-P5=5ピース)/ 124〜173cm(2ピース) | 290〜335cm(9’6″〜11’0″) 仕舞149.5〜173.0cm・印籠継の2ピース | 290〜320cm(9’6″〜10’6″) 仕舞149.5〜165.0cm・印籠継の2ピース | 2.93〜3.35m(9’6″〜11’0″) 仕舞101〜116cm・全機種3ピース | 2.92〜3.81m(9’7″〜12’6″) 仕舞150〜171cm(2ピース)/ 133cm(PM1263S-MHのみ3ピース) | 9’6″〜10’0″ 仕舞149〜158cm・2ピース | 2.90〜3.05m(9’6″〜10’0″) 仕舞148.3cm(2ピース)/ 133.4cm(1003M=変則3ピース) | 282〜335cm(9’3″〜11’0″) 仕舞147.0〜174.5cm 印籠継(ラグゼ各シリーズ共通) |
| 自重 | 71〜83g | 120〜263g | 143〜175g | 185〜205g | 215〜280g | 204〜432g | 163〜247g | 154〜171g | 365〜390g |
| ルアー/ジグ上限 | MAX10〜20g | 24〜60g (ジグ50gまではMHの2機種のみ) | 30〜45g | 40〜65g | ジグMAX60〜80g プラグMAX40〜60g | MAX60〜180g | ジグ50g(LSJ)〜MAX120g プラグ40〜100g | ジグMAX50〜60g プラグMAX40〜45g | 60〜150g |
| 適合PE/ドラグ | 0.1〜0.8号 | 0.5〜3.0号 (MHクラスは2.5号まで) | 0.6〜2号 | 0.8〜2号 | MAX2.0〜2.5号 | MAX3〜8号 ドラグ4〜10kg | 0.8〜5.0号 | MAX2号 | 3〜6号 |
| ブランク素材・製法 | 記事本文に素材構成の記載なし | 記事本文に素材構成の記載なし ティップはチューブラー (711L+/SLのみカーボンソリッド) | トレカ®T1100G+高弾性カーボンの コンポジット、ナノアロイ技術適用樹脂 ティップは全機種チューブラー | トレカ®T1100G+ ナノアロイ技術適用樹脂を全層に | トレカ®T1100G を全機種に採用 | 塗装を極力減らしたアンサンド仕様 バット部にカーボンナノチューブ(C・N・T) 調子は全機種RF | トレカ®T1100G+M40X 調子はRF | #1にトレカ®T1100G+M40X #2にM40X・スーパークワトログラファイトクロスLV G-MAPS製法/調子はRF | トレカ®T1100G+ナノアロイ技術適用樹脂 +PCS(パワークロスシステム)を全層に カーボン99.9%/グラス0.1% |
| ガイド・リールシート | 記事本文に記載なし | ティップ〜ベリーにKTSG、バット部にKLSG MHクラスはバットにKWSGのダブルフット リールシートは富士工業 VSS | ティップ部SiCチタン+ バット部SiCステンレスのハイブリッド | SiCステンレス オールダブルフット設定 | ステンレスフレームKW/KTガイド(SiC-S) ティップ部LKW・トップMGトップ リールシートはVSS(11MHは専用シート) | ステンレスフレームのKガイド(SiC)と オーシャンガイド(SiC) リールシート部に西陣織カーボンパイプ | 富士工業チタンフレームKガイド(SiC) SJモデルはバット部にステンレスMNガイドの リバースセッティング/リールシートはTCH | チタンフレーム・トルザイトリング (トップのみSiCリング) リールシートは富士工業 VSS(アップロック) | ティップ部SiCチタン+ バット部SiCステンレスのハイブリッド フロントグリップに凹凸形状でホールド性 |
| 得意な場面 | SLSJ・ライトゲームの延長 | シーバス兼用・入門 | 堤防で軽さ優先 | 堤防〜地磯の万能 | 3ピースで機動力 | 地磯・ロックショア・遠征 | LSJから大型青物まで | 堤防・サーフで軽く振る | 離島・大型ショアキャスティング |
| 3ピース以上/短い仕舞の有無 | —(仕舞114.5〜128cm) 記事の持ち運びセクションには未掲載 | ○ 88ML-P5=5ピース・仕舞57cm リュックに入る唯一の選択肢 | —(最短149.5cm) | —(最短149.5cm) | ○ 全4機種が3ピース・仕舞101〜116cm | ○ PM1263S-MHが3ピース・仕舞133cm (12.6ftを3分割して運ぶ) | —(最短149cm) | ○ 1003Mが変則3ピース・仕舞133.4cm (962ML/962Mは2ピース148.3cm) | —(最短147.0cm) |
| 実勢価格(記事本文の記載・2026-09-01時点) | 記事本文に記載なし | 記事本文に実勢の記載なし (コスパ2位の90MHは定価28,000円) | 96Mで3万7千円台 | 記事本文に記載なし | 96MHは実勢4万円台前半 (定価42,000円) | 記事本文に記載なし | 2026年発売で実勢は定価に近い水準 値がこなれるまで待つ手もある | 通販の大手モールに流通なし 取扱店で定価購入が基本 | 記事本文に記載なし |
| こんな人におすすめ | アジ・メバルの延長でスーパーライトショアジギングに入る人。自重71〜83gは9シリーズで最軽量で、ジグの重さではなくロッドの張りで飛ばす設計。ツバス以上を掛けると完全に不利になる割り切りが必要 | 予算3万円以内で1本目を決めたい人。シーバス・タチウオ・ツバスを1本で見るならMHクラスの83MH/90MHで、PE2.5号まで背負える。ジグ60g超の日は最初から候補に入らない | 堤防で40g前後を一日振り続けたい人。9’6″で143g・11’0″でも175gと9シリーズで最も軽く、30〜40gのジグとシーバス用ミノーを両方振れる。適合PEが最大2号なので不意の大型青物はドラグで逃げるしかない | 立つ場所と投げるジグだけで機種を決めたい人。8機種の価格差が1,500円しかないので予算で妥協する場面が発生しない。ただし同じ10フィートでチータR3より40g以上重く、40gまでしか投げないなら軽さを取ったほうが釣りは続く | 電車・原付・軽自動車で通う人。仕舞101cmでジグ80gまで背負える枠は大手のラインナップに存在しない。継ぎ目が1つ増えるぶん同クラスの2ピースより20〜40g重いのは持ち運びとのトレード | 地磯・ロックショアに通う人と、いずれ遠征まで見ている人。ジグMAX60g・ドラグ4kgからジグMAX180g・ドラグ10kgまで同じ設計思想で連続しており、ステップアップを同じシリーズ内で完結できる。最安でも税抜48,500円で入門用の価格ではない | LSJとショアジギングを同じシリーズで揃えたい人。LSJモデルは163gでPE2号まで、ショアジギモデルは215g以上でPE3〜5号と中身は別物なので、ジグ100gを投げないならLSJの2機種から選ぶ | 行きつけの釣具店がオリムピックを扱っている人。9’6″で154g、チタンフレームのトルザイトリングに国産ブランクという中身で、40〜60gのジグを一日振り続ける前提の設計。Amazonにも楽天にも並ばないので、取扱店が近くに無いと候補にすらならない | 離島や沖磯で10kg級と正面からやり合う人。カーボン99.9%のブランクにPE6号・ジグ150gまでを受ける本記事の最上位。税抜72,500円からで、通うフィールドと狙う魚の大きさが決まっていないと持て余す |
こうして並べると、大手以外の各社が互いに帯を譲り合っているのがよくわかります。
2万円台はテイルウォーク、3万円台後半はラグゼ、4万円台はゼスタ、5万円以上はテンリュウとメジャークラフト。
予算を先に決めれば、候補が2つか3つまで自動的に減る構造になっています。

価格帯がきれいに割れてるのは偶然じゃないと思いますね。大手が手を出しにくい帯を、各社が狙って埋めにいってる感じ!
用語ミニ辞典|T1100G・M40X・C・N・T・印籠継
大手以外のカタログは、素材名と製法名がそのまま並んでいることが多いです。
| トレカ®T1100G | 東レの高強度カーボン繊維。同じ強さなら細く軽く作れるので、ブランクの軽量化に効く。ランウェイ・チータR3・コヨーテ・ジェットブル・クロスライド7G・ヴェント・プロトタイプが採用 |
| トレカ®M40X | 同じく東レの高弾性カーボン。曲がってから戻る速さに効く。クロスライド7Gとヴェント・プロトタイプが採用 |
| ナノアロイ技術適用樹脂 | カーボン繊維をつなぐ樹脂側を微細に制御したもの。折れにくさと軽さの両立を狙う。ラグゼ各シリーズが全層で使用 |
| C・N・T | カーボンナノチューブ素材。テンリュウがパワーマスターのバット部に採用し、曲げ込んだときのネバリを持たせている |
| アンサンド仕様 | 研磨・塗装を極力省いたブランク表面。軽量化とブランク本来の張りを狙う仕上げ。触るとザラつく |
| 印籠継(スピゴットフェルール) | 継ぎ目に芯を差し込む方式。並継より曲がりが滑らかにつながる。ラグゼ各シリーズとヴェント・プロトタイプが採用 |
| 逆並継 | 元竿を穂先側に差し込む方式。ブルーカレントIIIが採用 |
| VSS/TCH | どちらも富士工業のリールシート。TCHはチタンとカーボン強化樹脂を組み合わせた上位仕様 |
| トルザイトリング | 富士工業の薄型リング。SiCより軽く、ガイド全体の重量を落とせる。ヴェント・プロトタイプが採用 |
実勢価格で選ぶコスパランキング ベスト3
並べ方の基準は、2026年9月1日時点のAmazon実勢価格に対して素材とパーツがどれだけ乗っているか。
🥇 1位:ゼスタ ランウェイ 96MH ザ シャープスナイパー
定価42,000円(税抜)に対して実勢4万円強。
3ピースで仕舞101cm、それでいてジグ80gまで背負えます。
「持ち運べる本格LSJ」という枠に、この価格で入ってくるロッドが他に見当たりません。
🥈 2位:テイルウォーク ハイタイドSSD 90MH
定価28,000円(税抜)で、ジグ50g・PE2.5号まで受けられるMHクラス。
シーバスもタチウオもツバスも一本で見たい人にとって、いちばん失敗しにくい価格帯です。
🥉 3位:がまかつ ラグゼ チータR3 96M
9.6フィートで143g。
T1100Gとナノアロイ、SiCチタン+ステンレスのハイブリッドガイドで実勢3万7千円台。
ルアー30gまでという割り切りが効いていて、軽さで選ぶならこの一本です。

1位が2位より1万円も高いのに1位なんですか?

安さじゃなくて「他に代わりがあるか」で見てます。仕舞101cmでジグ80gって、探しても出てこないんですよ。
ロッド × リール おすすめ組み合わせ3パターン
堤防で40g前後を一日振る|ラグゼ × ダイワ 25カルディア
ロッド143gにリール220gなら、朝から夕方まで振っても手首が死にません。
PE1.5号を200m、最大ドラグ12kgという内容なので、不意の中型青物にも一応対応します。
大手のロッドと比べてから決めたい人はダイワのライトショアジギングロッドおすすめ11シリーズ徹底比較もあわせてどうぞ。
電車と原付で通う|ゼスタ × シマノ 23ストラディック
仕舞101cmのロッドに、PE2号を300m巻けるC5000番。
これでリュックとロッドケースだけで釣り場に行けます。
ジグの重さと色の決め方はライトショアジギング用メタルジグおすすめ5選にまとめました。
地磯でジグ80gまで|テンリュウ × シマノ 21ツインパワーSW
ロッドのドラグ設定上限が4.5kgに対して、リール側の最大ドラグは13kg。
余裕を持たせておくと、磯で走られたときに止める判断がしやすくなります。
合計10万円コースなので、リールから先に揃えるのもありです。

3組ぜんぶ揃える必要はないので、いちばん行く回数の多い釣り場のぶんから買うのがおすすめ。
手放すときの話|大手以外は、いくらで戻るのか
ロッドを何本も買っていると、いつか必ず手放す日が来ます。
私はこれまで電動リールから普通のリール、ロッドまでいろいろ売ってきました。
使うのはほとんどメルカリとヤフオクで、友達に譲ることもあります。
おすすめはメルカリ。
動画を載せられるぶん、買う人の安心につながるからです。
相場の感覚も書いておきます。
ダイワ・シマノの人気モデルで定価2〜3万円ゾーン、3年以内のものなら購入価格の7割ほどで動きます。
ソルティガ級の高級な人気モデルなら、古くても半額あたり。
ここは正直に書いておきますが、この数字はあくまで大手2社の話です。
この7割・半額という数字が、テンリュウやゼスタ、ラグゼにもそのまま当てはまるかは分かりません。
指名で探す人の母数が小さいぶん、同じ状態でも買い手がつくまでは長引きそうだと見ています。

それなら結局ダイワかシマノを買っておいたほうが得なんじゃ…?
売値だけを見ればそのとおりです。
それでも大手以外を選ぶ理由は、新品を買う時点ですでに差がついているからだと思っています。
3ピースでジグ80g、5ピースで仕舞57cm、8機種の価格差が1,500円。
こういう枠は大手のラインナップに存在しないので、そもそも比べる相手がいません。
売るときの数万円より、使っている数年間のほうがずっと長い。
中古で買うか新品で買うかを迷っている人は中古を勧める人・勧めない人の話もどうぞ。
ショアジギング・LSJロッドのよくある質問
ライトショアジギングとショアジギングの境目はどこですか?
使うジグの重さで分けるのが一般的で、おおよそ60gまでがライトショアジギング、それ以上がショアジギングと呼ばれています。
ロッド側では適合PEが目安になり、MAX2号前後ならLSJ、3号以上ならショアジギングの領域です。
本記事の9シリーズなら、ブルーカレントIII・ハイタイドSSD・チータR3・コヨーテ・ランウェイ、それにヴェント・プロトタイプがLSJ寄り。
パワーマスターの上位機種とジェットブルが、ショアジギング寄りになります。
大手以外のロッドでも修理やパーツ交換はできますか?
できます。
今回の7ブランドはいずれも公式サイトにアフターサービスの窓口があり、折れた場合の部品価格も公開されているところが多いです。
たとえばテイルウォークのハイタイドSSDは、公式ページに穂先と元竿のパーツ価格、さらに免責金額まで載っています。
ただし取扱店経由になる場合や、納期が大手より長くなる場合はあるので、購入前に確認しておくと安心。
シーバスロッドでライトショアジギングをやっても大丈夫ですか?
MHクラス以上で、適合ルアーが50g前後まで、適合PEが2.5号まであるモデルなら実用になります。
ハイタイドSSDのMH2機種は公式のターゲット表記に小〜中型青物とタチウオが入っているので、そのまま使えますね。
逆にMLクラスの上限35gでジグ60gを投げるのは、ロッドにもラインにも無理がかかります。
3ピースや5ピースのロッドは強度が落ちませんか?
継数が増えると強度が落ちるとは限りません。
ゼスタはランウェイの3ピース化について、ジョイント付近への負荷集中を分散させる狙いだと公式に説明しています。
実際のデメリットは強度より重さで、同クラスの2ピースより20〜40gほど重くなるのが普通。
持ち運びやすさと引き換えに、その重さを許容できるかどうかです。
予算3万円以内なら、大手以外でどれを選べばいいですか?
この価格帯で選べるのは、テイルウォークのハイタイドSSDとヤマガブランクスのブルーカレントIIIです。
ジグ40〜50gを投げて青物を狙うなら、ハイタイドSSDのMHクラス。
20gまでのジグで小型青物や根魚を拾うスーパーライトショアジギングなら、ブルーカレントIIIになります。
他の7シリーズは定価が税抜37,500円からなので、3万円以内では届きません。
堤防用と地磯用は一本で兼用できますか?
10フィート前後でジグ60〜80gまで背負えるMHクラスなら、かなりの範囲を一本でカバーできます。
テンリュウ パワーマスターのPM1022S-MH、メジャークラフト クロスライド7GのXR7-1002Mも同じ帯に入ります。
ただし波を被る磯でヒラスズキも狙うなら11フィート前後。
足場の低い堤防が中心なら9.6フィート。
通う場所が偏っているなら、専用に寄せたほうが快適ですね。
関連記事
※ スペック表の価格は各メーカー公式サイトの税抜き定価です。本文中とランキングの実勢価格は2026年9月1日時点のAmazon等を参考にしています。スペックはテンリュウ・がまかつ・メジャークラフト・ゼスタ・テイルウォーク・ヤマガブランクス・オリムピック各社の公式サイト公表値によります。価格・在庫は変動しますので、購入前に販売ページで最新の情報をご確認ください。

