タイラバヘッドのタングステンは鉛の何倍高い?1g単価で並べた5ブランド12シリーズ70番手
タイラバのヘッド売り場は、鉛とタングステンが同じ棚に並んでいます。
片方は千円札でお釣りがきて、もう片方は千円札が3枚必要。
比重が1.7倍だから高い、という説明はどこを開いても書いてあります。
でも、1.7倍の比重に対して何倍の値段を払っているのかは、どこにも書いてありませんでした。

タングステンって、鉛の何倍くらいするものなんですか?

100gと200gで、割高さって変わったりします?
そこで、ダイワ・シマノ・ジャッカル・がまかつ・メジャークラフトの5ブランド12シリーズ70番手について、各社公式の希望本体価格を重さで割りました。
この先ずっと出てくる「1g単価」は、ヘッド1個の値段を標準自重で割った数字のことです。
100gのヘッドが950円なら9.5円、という単純な割り算。
100g前後で見ると、鉛は5.3〜10.8円、タングステンは26.4〜42.9円でした。
素材の差より意外だったのは、同じ鉛どうしで2倍、同じタングステンどうしでも1.6倍の開きがあったことです。
この記事でわかること
- 鉛系5シリーズ・タングステン6シリーズ・ハイブリッド1シリーズの、重量別の1g単価(全70番手)
- 同じ100g前後で12シリーズを1g単価順に並べた表
- ダイワ紅牙の鉛とタングステンで、45gと250gでは価格差が1.9倍から4.7倍まで開くこと
- 年20個ロストしたと置いたときの、シリーズ別の年間コスト
- タングステンにお金を払う理由が「素材」ではなく「同じ重さで小さくできること」である話
- 鉛とタングステンの中間にある、TGコアを鉛で包んだハイブリッドという選択肢
メジャークラフトの替乃実は、100gが希望本体価格530円(税別)で1g単価5.3円。
70番手を並べたなかで1g単価がいちばん安い鉛ヘッドでした。
45gから250gまで8サイズあって、200gを超えても1g単価が4.1円のまま下げ止まります。
根掛かりの多い瀬や、初めての船宿で捨てる前提の一日には、これを5個持っていくのが気楽です。
タングステンとの差額がどれくらいになるかは、年間コストのところに書いてます。
1g単価の出し方と、表に入れなかったもの
同じヘッドでも、公式の価格が税別だったり税込だったりで揃っていません。
ジャッカルだけは公式サイトが税込表示なので、1.1で割って税別に直しています。
- 対象:ヘッド単体で売られている製品のみ。ネクタイとフックが付いた完成品タイラバ(シマノ タイガーバクバク、バクバクプラスなど)は外した
- 価格:各社公式サイトのメーカー希望本体価格(税別)。ジャッカルは公式が税込表示のため1.1で割って揃えた
- 1g単価:希望本体価格 ÷ 標準自重。小数第2位を四捨五入
- 実勢価格は使っていない:店やセールで動くうえ、記事に焼き付けるとすぐ古くなるため。売り場の今の値段は各商品リンクから
- ハヤブサとDUELは見送り:両社ともタイラバヘッドの価格が「オープン価格」で、公式に希望本体価格が存在しない
なので、以下の数字は店頭価格とは一致しません。
メーカーが「この値段のつもりで作った」という基準どうしを比べるための数字です。

実勢価格で比べたほうが実用的に見えるんですけど、セールのたびに順位が入れ替わるので、基準としては使いものにならないんですよね。
鉛ヘッドの1g単価|最安と最高で2倍ひらく
鉛ヘッドは4ブランド5シリーズ、33番手が公式価格で拾えました。
100g前後だけ抜き出すと、いちばん安いのがメジャークラフト替乃実の5.3円、いちばん高いのがシマノ炎月ドテラバクバクヘッドの10.8円。
鉛という同じ素材でも、ここまで違います。
メジャークラフト 替乃実
| 重量 | 希望本体価格(税別) | 1g単価 |
|---|---|---|
| 45g | 420円 | 9.3円 |
| 60g | 460円 | 7.7円 |
| 80g | 500円 | 6.2円 |
| 100g | 530円 | 5.3円 |
| 130g | 590円 | 4.5円 |
| 160g | 660円 | 4.1円 |
| 200g | 820円 | 4.1円 |
| 250g | 1,020円 | 4.1円 |
130gから先は1g単価が4円台で下げ止まり、250gまで横ばいになります。
重いヘッドほど1g単価が下がるのは他社も同じですが、下げ止まる位置がここまで低いシリーズは他にありませんでした。
45g〜160gが13色、200g〜250gが10色。
ジャッカル 鉛式ビンビン玉スライドヘッド
| 重量 | 公式価格(税込) | 希望本体価格(税別・換算) | 1g単価 |
|---|---|---|---|
| 45g | 715円 | 650円 | 14.4円 |
| 60g | 748円 | 680円 | 11.3円 |
| 80g | 792円 | 720円 | 9.0円 |
| 100g | 847円 | 770円 | 7.7円 |
| 120g | 935円 | 850円 | 7.1円 |
ラインナップが120gで止まるので、深場は2026年9月発売のNEOが受け持ちます。
| 重量(NEO) | 公式価格(税込) | 希望本体価格(税別・換算) | 1g単価 |
|---|---|---|---|
| 156g | 1,155円 | 1,050円 | 6.7円 |
| 195g | 1,375円 | 1,250円 | 6.4円 |
| 240g | 1,595円 | 1,450円 | 6.0円 |
| 300g | 1,980円 | 1,800円 | 6.0円 |
| 355g | 2,200円 | 2,000円 | 5.6円 |
| 410g | 2,420円 | 2,200円 | 5.4円 |
410gで1g単価5.4円というのは、ディープのドテラ用としては相当に安い部類です。
パイプストッパーが付いて、ヘッドが遊動する構造もそのまま。
ダイワ 紅牙ベイラバーフリー βヘッド
| 重量 | 希望本体価格(税別) | 1g単価 |
|---|---|---|
| 45g | 800円 | 17.8円 |
| 60g | 850円 | 14.2円 |
| 80g | 900円 | 11.2円 |
| 100g | 950円 | 9.5円 |
| 120g | 1,000円 | 8.3円 |
| 150g | 1,050円 | 7.0円 |
| 200g | 1,250円 | 6.2円 |
| 250g | 1,450円 | 5.8円 |
45gの17.8円は、鉛ヘッドのなかでは高いほうです。
そのかわり250gでは5.8円まで落ちるので、重いほど得になる下がり方をします。
素材が「鉛」と公式スペック表に明記してあるのは、今回調べた5ブランドではダイワだけでした。
カラーは14色で、ケイムラ系が4色。
正付けと逆付けでアクションが変わる設計なので、同じ重さを2個持つ意味がある数少ないシリーズ。

紅牙のβシステムを使っているなら、ヘッドだけ他社に替えるとユニットの収まりが変わるので、単価だけで乗り換えないほうが無難です。
シマノ 炎月 ドテラバクバクヘッド
| 重量 | 希望本体価格(税別) | 1g単価 |
|---|---|---|
| 80g | 1,050円 | 13.1円 |
| 100g | 1,080円 | 10.8円 |
| 120g | 1,180円 | 9.8円 |
| 150g | 1,250円 | 8.3円 |
| 200g | 1,350円 | 6.8円 |
| 250g | 1,500円 | 6.0円 |
80gから始まるので、浅場用の軽いサイズが無いのがこのシリーズの割り切りです。
ナス型の後方重心で、公式は同じ重さのタイガーバクバクより沈下速度が15%速いと書いています。
ちなみにシマノは炎月ヘッドの素材を公式スペックに書いていません。
ドテラバクバクの説明文に「タングステン製の鯛ラバに迫ろうかという数値」とあるので、タングステンではないことだけがわかる、という状態です。
タングステンヘッドの1g単価|26.4円から60.0円まで
タングステンは4ブランド6シリーズ、32番手が拾えました。
同じ100g前後でも26.4円から42.9円まで開きます。
そして軽くなるほど1g単価が跳ね上がるのが、鉛との大きな違いです。
メジャークラフト 替乃実TG
| 重量 | 希望本体価格(税別) | 1g単価 |
|---|---|---|
| 60g | 1,870円 | 31.2円 |
| 80g | 2,200円 | 27.5円 |
| 100g | 2,640円 | 26.4円 |
100gで26.4円。
今回並べたタングステンヘッドのなかでは1g単価が最も安いシリーズでした。
サイズが60g・80g・100gの3つだけなので、深場用を揃えるには足りません。
ダイワ 紅牙ベイラバーフリー βTG ヘッド
| 重量 | 希望本体価格(税別) | 1g単価 |
|---|---|---|
| 45g | 1,550円 | 34.4円 |
| 60g | 1,900円 | 31.7円 |
| 80g | 2,400円 | 30.0円 |
| 100g | 2,850円 | 28.5円 |
| 120g | 3,350円 | 27.9円 |
| 150g | 4,400円 | 29.3円 |
| 200g | 5,500円 | 27.5円 |
| 250g | 6,800円 | 27.2円 |
45gから250gまで8サイズあって、1g単価は27〜34円のあいだにほぼ収まります。
鉛のβヘッドと同じ形・同じパイプ径なので、同じ重さで鉛とタングステンを持ち替えて試せる数少ない組み合わせです。
150gだけ1g単価が29.3円と少し戻るのは、120gと200gの間を埋めるサイズだからかもしれません。
合金の純度を上げてパイプを内径3mmまで広げた、というのがβTGの売りです。
がまかつ 桜幻 鯛ラバーQ TGシンカー
| 重量 | 希望本体価格(税別) | 1g単価 |
|---|---|---|
| 40g | 1,900円 | 47.5円 |
| 60g | 2,400円 | 40.0円 |
| 80g | 2,800円 | 35.0円 |
| 110g | 3,400円 | 30.9円 |
| 160g | 4,800円 | 30.0円 |
| 220g | 6,500円 | 29.5円 |
40gの47.5円が目を引きますが、220gまで行くと29.5円まで下がります。
公式が鉛より表面積30%減・体積40%減と具体的な数字で書いているのは、この5ブランドではがまかつだけでした。
カラーは40g〜110gが14色、160g〜220gが8色。
ジャッカル TGビンビン玉スライドヘッド NEO
| 重量 | 公式価格(税込) | 希望本体価格(税別・換算) | 1g単価 |
|---|---|---|---|
| 30g | 1,936円 | 1,760円 | 58.7円 |
| 45g | 2,090円 | 1,900円 | 42.2円 |
| 60g | 2,475円 | 2,250円 | 37.5円 |
| 80g | 3,025円 | 2,750円 | 34.4円 |
| 100g | 3,520円 | 3,200円 | 32.0円 |
| 120g | 4,070円 | 3,700円 | 30.8円 |
| 156g | 4,950円 | 4,500円 | 28.8円 |
| 195g | 6,600円 | 6,000円 | 30.8円 |
| 234g | 8,030円 | 7,300円 | 31.2円 |
30gから234gまで9サイズという、今回いちばん幅の広いラインナップです。
156gで28.8円まで下がったあと、195gと234gでまた30円台に戻る形。
重ければ重いほど得、が成り立たないシリーズもある、という例になっています。
シマノ 炎月 バクバクTG・バクバクTGフィネス
| 重量 | 希望本体価格(税別) | 1g単価 | シリーズ |
|---|---|---|---|
| 35g | 2,100円 | 60.0円 | バクバクTGフィネス |
| 45g | 2,270円 | 50.4円 | バクバクTG |
| 60g | 2,790円 | 46.5円 | バクバクTG |
| 70g | 3,100円 | 44.3円 | バクバクTG |
| 90g | 3,860円 | 42.9円 | バクバクTG |
| 120g | 4,500円 | 37.5円 | バクバクTG |
35gで60.0円。
70番手を並べたなかで1g単価がいちばん高いのがこのヘッドでした。
瀬戸内のような浅い海で45gでも重すぎる、という場面のために作られたサイズです。
フリーアイが付属してブレードチューンができるので、単価だけで語るのは少し気の毒な製品ではあります。
とはいえ120gでも37.5円で、同じ120gのダイワ紅牙βTG(27.9円)とは1.3倍の開き。
シマノの炎月で揃えたい人は、ここは承知のうえで買うことになりますね。
鉛とタングステンの間にある、TGコアを鉛で包んだヘッド
メジャークラフトの替乃実TGハイブリッドは、タングステンのコアを鉛でコーティングした構造です。
| 重量 | 希望本体価格(税別) | 1g単価 | #00クリア(税別) | 1g単価 |
|---|---|---|---|---|
| 45g | 920円 | 20.4円 | 810円 | 18.0円 |
| 60g | 1,100円 | 18.3円 | 990円 | 16.5円 |
| 80g | 1,480円 | 18.5円 | 1,370円 | 17.1円 |
| 100g | 1,810円 | 18.1円 | 1,700円 | 17.0円 |
| 130g | 2,310円 | 17.8円 | 2,200円 | 16.9円 |
100gで18.1円。
鉛(5.3〜10.8円)とタングステン(26.4〜42.9円)のちょうど中間に落ちています。
コアが下寄りに設計されているので、フォール姿勢を保ったまま沈下が速くなる、というのがメーカーの説明。
無塗装の#00クリアを選ぶと、さらに1割ほど安くなります。

タングステンは高くて手が出ないけど鉛では沈まない、という水深40〜60mあたりで効いてくる価格帯だと思っています。
同じ100g前後で12シリーズを1g単価順に
| シリーズ | 素材 | 重量 | 希望本体価格(税別) | 1g単価 |
|---|---|---|---|---|
| メジャークラフト 替乃実 | 公式に素材記載なし(非TG) | 100g | 530円 | 5.3円 |
| ジャッカル 鉛式ビンビン玉スライドヘッド | 鉛 | 100g | 770円 | 7.7円 |
| ダイワ 紅牙ベイラバーフリー βヘッド | 鉛 | 100g | 950円 | 9.5円 |
| シマノ 炎月 ドテラバクバクヘッド | 公式に素材記載なし(非TG) | 100g | 1,080円 | 10.8円 |
| ジャッカル 鉛式ビンビン玉スライドヘッドNEO | 鉛 | 156g | 1,050円 | 6.7円 |
| メジャークラフト 替乃実TGハイブリッド | TGコア+鉛 | 100g | 1,810円 | 18.1円 |
| メジャークラフト 替乃実TG | タングステン | 100g | 2,640円 | 26.4円 |
| ダイワ 紅牙ベイラバーフリー βTG ヘッド | タングステン | 100g | 2,850円 | 28.5円 |
| がまかつ 桜幻 鯛ラバーQ TGシンカー | タングステン | 110g | 3,400円 | 30.9円 |
| ジャッカル TGビンビン玉スライドヘッドNEO | タングステン | 100g | 3,200円 | 32.0円 |
| シマノ 炎月 バクバクTG | タングステン | 90g | 3,860円 | 42.9円 |
| シマノ 炎月 バクバクTGフィネス | タングステン | 35g | 2,100円 | 60.0円 |
鉛のいちばん安い5.3円と、タングステンのいちばん高い42.9円で8.1倍。
同じ鉛どうしでも5.3円と10.8円で2倍、同じタングステンどうしでも26.4円と42.9円で1.6倍あります。
素材で決まる部分と、ブランドで決まる部分が、ほぼ同じくらいの大きさで効いている、ということですね。
重くなるほど差がひらく|45gで1.9倍、250gで4.7倍
ダイワ紅牙のβヘッドとβTGヘッドは、形もパイプ径も同じで素材だけが違います。
| 重量 | βヘッド(鉛)の1g単価 | βTGヘッド(TG)の1g単価 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 45g | 17.8円 | 34.4円 | 1.9倍 |
| 60g | 14.2円 | 31.7円 | 2.2倍 |
| 80g | 11.2円 | 30.0円 | 2.7倍 |
| 100g | 9.5円 | 28.5円 | 3.0倍 |
| 120g | 8.3円 | 27.9円 | 3.4倍 |
| 150g | 7.0円 | 29.3円 | 4.2倍 |
| 200g | 6.2円 | 27.5円 | 4.4倍 |
| 250g | 5.8円 | 27.2円 | 4.7倍 |
鉛は重くなるほど1g単価が下がり、タングステンはほぼ横ばい。
その結果、軽いサイズほどタングステンの割高感は小さく、重いサイズほど大きくなります。
45gなら1.9倍なので、浅場用にタングステンを1個だけ足すのは、そこまで痛い出費ではありません。
250gで4.7倍となると、ディープのドテラでタングステンを何個も沈めるのは、財布の話として別の判断が要ります。

深いところほどタングステンが欲しいのに、深いところほど割高になる。よくできた意地悪だと思います。
年に20個なくすと置いたら、いくら違うのか
ヘッドは消耗品というより、失くすものです。
月2回の釣行を10ヶ月、1回あたり2個ロストすると年40個。
ここでは控えめに年20個として、100g前後のヘッドだけで計算しました。
| シリーズ | 1個あたり(税別) | 年20個 |
|---|---|---|
| メジャークラフト 替乃実 100g | 530円 | 10,600円 |
| ジャッカル 鉛式ビンビン玉スライドヘッド 100g | 770円 | 15,400円 |
| ダイワ 紅牙ベイラバーフリー βヘッド 100g | 950円 | 19,000円 |
| シマノ 炎月 ドテラバクバクヘッド 100g | 1,080円 | 21,600円 |
| メジャークラフト 替乃実TGハイブリッド 100g | 1,810円 | 36,200円 |
| メジャークラフト 替乃実TG 100g | 2,640円 | 52,800円 |
| ダイワ 紅牙ベイラバーフリー βTG ヘッド 100g | 2,850円 | 57,000円 |
| ジャッカル TGビンビン玉スライドヘッドNEO 100g | 3,200円 | 64,000円 |
| がまかつ 桜幻 鯛ラバーQ TGシンカー 110g | 3,400円 | 68,000円 |
| シマノ 炎月 バクバクTG 90g | 3,860円 | 77,200円 |
いちばん上といちばん下の差は年66,600円。
タイラバ用のベイトリールが1台買える金額です。
もちろん全部を1シリーズで揃える人はいないので、これは端と端の話。
現実的には、根掛かりの多い日は鉛、潮が速い日はタングステン、という持ち分けになりますよね。
そのときに「今日は何個沈めるつもりか」で素材を決めると、年間の数字はかなり変わってきます。
一式いくらで始められるかは、タイラバ入門は一式これでOKのほうに書いてます。
→ タイラバ入門は一式これでOK!予算3万円台で揃うタックル全リスト2026
それでもタングステンを買う理由は、素材じゃなくてサイズ
1g単価だけ見ると、鉛を買わない理由がありません。
それでも自分がタングステンを持っていくのは、一度こんなことがあったからです。
夏前、大雨のあとで濁りが入っていた日。
同船者が30gの超軽量タングステンで連発している横で、自分は60g以上の鉛しか持っていませんでした。
同じ場所を釣っていても、水中のシルエットの大きさがまるで違う。
結果は向こう13枚、自分3枚。
鉛を重いものに替えても効かなかったので、沈下速度の問題ではなかったと思っています。
ただし、同じ30gの鉛では試せていません。
なのでシルエットが原因だったと断言はできません。
たまたまその日はシルエットが答えだった、というだけかもしれない。
それでも、鉛しか持っていないというのはシルエットの選択肢がその分狭い、ということではあります。
30gの鉛は作られていないし、作っても沈まない。
この「同じ重さで小さくできる」一点に、1g単価3倍を払うかどうか。

手持ちにサイズ違いが無ければ、その日はどうしようもない。それが答えです。
1g単価を下げる最後の手段は自作、なんだけど
鉛のヘッドは自分で作れます。
数年かけて数十個作りました。
鉛は50個セットで買って、スカートはダイワやシマノのセット品やバラ売りのカーリー・ストレート・ワームを組み合わせ、鉛に鮑シートを貼ったりもしました。
安上がりなのは間違いありません。
でもやめました。
理由は2つ。
ひとつは、同船者が使っている市販品、特にタングステンやビンビンスティックのようなその時々の流行りものが、やはり地味によく釣れること。
もうひとつは、話題にならないこと。
最新のルアーを使っていると船上で話題にしやすいけど、自作は地味で話題にしにくく共感もされにくい。
とにかく地味。
安いけど。

1g単価を突き詰めた先が「船の上で話しかけられない」だったのは、正直しんどかったです。
形状とカラーは、どこまで気にするか
形状は、ラウンドと後方重心(ナス型)の2つを押さえれば足ります。
ラウンドはネクタイの動きを邪魔しにくく、後方重心は沈下が速い。
シマノのドテラバクバクが後方重心で、公式いわく同重量のラウンドより15%速く沈みます。
カラーは、赤・オレンジ系とグロー系を各1色ずつ持っていれば当面は困りません。
ヘッドの色よりネクタイの色のほうが釣果に効く、という感触なので、ヘッドは無塗装で単価を下げるのも手です。
ネクタイとフックの減り方や交換の目安は、それぞれ別の記事に書いてます。
→ タイラバのネクタイ・スカートを1枚あたりの単価で比較
→ タイラバ替えフックおすすめ比較|交換時期とサイズの選び方
1g単価で選ぶコスパランキング ベスト3
順位は、1g単価の安さそのものではなく、その単価で何が手に入るかで付けました。
🥇 1位:メジャークラフト 替乃実
100gで530円(税別)、1g単価5.3円。
45gから250gまで8サイズあって、130g以降は4円台で下げ止まります。
根掛かりの多い瀬や、初めての船宿で捨てる前提の日に持っていくならこれ。
遊動式タイラバ全般に使えるので、ネクタイやフックを選びません。
🥈 2位:メジャークラフト 替乃実TGハイブリッド
100gで1,810円(税別)、1g単価18.1円。
タングステンのコアを鉛で包んだ構造で、単価は鉛とタングステンのちょうど中間です。
コアが下寄りなのでフォール姿勢を保ったまま沈下が速くなります。
無塗装の#00クリアなら100gが1,700円で、1g単価は17.0円まで下がります。
🥉 3位:ダイワ 紅牙ベイラバーフリー βヘッド
100gで950円(税別)、1g単価9.5円。
250gでは5.8円まで落ちるので、深場を釣る人ほど効いてきます。
同じ形・同じパイプ径のβTGヘッドがあるので、同じ重さで鉛とタングステンを持ち替えて試せます。
正付けと逆付けでアクションが変わる設計と、14色というカラー数もこの価格帯では厚いほうです。
タイラバヘッドのよくある質問
タイラバヘッドのタングステンは鉛の何倍の値段ですか?
希望本体価格を1g単価に直すと、100g前後で鉛が5.3〜10.8円、タングステンが26.4〜42.9円でした。
ダイワ紅牙の同じ形のヘッドで比べると、45gで1.9倍、100gで3.0倍、250gで4.7倍です。
鉛は重くなるほど1g単価が下がり、タングステンはほぼ横ばいなので、重いサイズほど差が開きます。
1g単価がいちばん安いタイラバヘッドはどれですか?
今回調べた5ブランド12シリーズ70番手では、メジャークラフトの替乃実が最安でした。
100gが530円(税別)で1g単価5.3円、130g以降は4.1円で下げ止まります。
タングステンではメジャークラフトの替乃実TGが100gで26.4円と最も安く、いちばん高かったのはシマノ炎月バクバクTGフィネス35gの60.0円です。
同じ鉛ヘッドなのに、メーカーで値段が違うのはなぜですか?
100gの1g単価は替乃実が5.3円、ジャッカル鉛式ビンビン玉スライドヘッドが7.7円、ダイワ紅牙βヘッドが9.5円、シマノ炎月ドテラバクバクヘッドが10.8円で、最安と最高で2倍あります。
差の中身はカラー数、塗装、パイプの材質、専用ユニットとの相性です。
ダイワのβヘッドはカラー14色でユニットとの適合が決まっており、シマノのドテラバクバクは後方重心で沈下速度が速い設計になっています。
タングステンとハイブリッドはどう使い分けますか?
メジャークラフトの替乃実TGハイブリッドはタングステンのコアを鉛で包んだ構造で、100gの1g単価は18.1円。
鉛とタングステンのちょうど中間です。
潮が速くて鉛では沈まないけれど、根掛かりが多くてタングステンを沈めるのは怖い、という水深40〜60mあたりで出番があります。
無塗装の#00クリアを選ぶとさらに1割ほど安くなります。
この記事の価格は店頭価格と違うのはなぜですか?
各社公式サイトのメーカー希望本体価格(税別)をそのまま使い、それを重さで割って1g単価にしているためです。
実勢価格はセールや店で動くので、シリーズ間の基準としては使っていません。
ジャッカルだけは公式が税込表示なので1.1で割って税別に揃えました。
ハヤブサとDUELは公式価格がオープン価格のため、この記事の表には入れていません。
ヘッドは年に何個くらい用意すればいいですか?
月2回の釣行を10ヶ月、1回あたり2個ロストすると年40個になります。
控えめに年20個として100gのヘッドだけで計算すると、メジャークラフト替乃実で10,600円、シマノ炎月バクバクTG 90gで77,200円。
同じ20個でも66,600円の差が出ます。
根掛かりの多い日は鉛、潮が速い日はタングステンという持ち分けにすると、この数字はかなり下がります。
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※ 表の価格はすべて各社公式サイトのメーカー希望本体価格(税抜)です。ジャッカルのみ公式が税込表示のため1.1で割って税抜に換算しました。1g単価は希望本体価格を標準自重で割り、小数第2位を四捨五入しています。出典はダイワ公式(www.daiwa.com/jp)、シマノ公式(fish.shimano.com)、ジャッカル公式(www.jackall.co.jp)、がまかつ公式(www.gamakatsu.co.jp)、メジャークラフト公式(www.majorcraft.co.jp)。ハヤブサとDUELはタイラバヘッドがオープン価格のため掲載していません。店頭の実勢価格は各商品リンクの販売ページでご確認ください。2026年9月14日時点の公表値です。

