船タチウオのライン・リーダー12製品比較!ワイヤーは10cmと25cm、どっちを買う?
船タチウオで、テンヤやジグごと持っていかれたことはないでしょうか。
結び直しているあいだに船は次の流しに入っていて、周りだけが竿を曲げている時間ほど長いものはありません。

ワイヤーリーダーって10cmのと25cmのが売ってますけど、どっちを買えばいいんですか?

船宿にPE2号と言われたんですが、300m巻きって本当に要るんでしょうか…?
取り上げるのはサンライン・ダイワ・がまかつ・オーナーばり・カツイチの12製品で、数字はすべて各社の公式サイトにあるものです。
PEは船タチウオで使う1.5〜3号の300m巻きで、2号の直強力は16.0kgから18.2kg、公式価格は4,150円から9,350円まで開きます。
ワイヤーリーダーの全長は10cm・20cm・約25cmの3通り。
引張強度は7kgから26kgfまであって、同じ「タチウオ用」の棚に4倍近い差が並んでいます。
太いフロロを使った完成品リーダーは30cm・45cm・90cm・110cmの4サイズ、タチウオ専用のテーパーリーダーは2.5mと3mです。
1組あたりの単価に割り戻すと、いちばん安いワイヤーが150円、高いもので240円。

タチウオのラインまわりって、製品ごとにバラバラの単位で書かれてるんですよね。kgとkgfと号柄と、同じ棚で単位が3つ混ざってます。
この記事でわかること
- テンヤ・ジギングで使う1.5〜3号300m巻きのPE、サンライン3製品+ダイワ1製品の直強力(kg)と公式価格
- ワイヤーリーダー4製品の番手・引張強度・全長・入数・1組単価
- サンラインだけが持っている「タチウオ専用テーパーリーダー」の号柄の読み方
- フロロの完成品リーダーが30cm・45cm・90cm・110cmに分かれている理由
- 短い白マーキングは噛まれやすい、というサンライン公式の指摘と各PEのマーキング仕様
- ダイワのテンヤに最初から付いているリーダーの号数と長さ(公式値)
PEはサンラインのディープワン×8、2号の300m巻きが答えです。
公式価格は300m巻きが号数を問わず4,600円で、2号の直強力は17.3kg。
2025年4月発売の新しい8本組で、300m巻きのPEとしては安いほうに入ります。
リーダーはダイワの速攻船タチウオテンヤリーダーSSの12号。
フロロ12号・全長110cmのスイベル付きが3組で500円(税抜)なので、1組167円になります。
ワイヤーと太フロロをどう使い分けるか、テーパーリーダーという第三の選択肢がどう違うかは記事の後半です。
船タチウオのラインまわりで、先に決まってしまうこと
- PEの号数:船宿の指定が先。指定がなければ1.5〜3号の範囲
- 巻量:200mが下限で、300m巻きが主流(サンライン公式)
- マーキング:短い白マーキングは噛まれやすい、というメーカーの指摘がある
- リーダー:ワイヤー・太フロロ・テーパーの3系統。長さは10cmから3mまで
PEの号数は好みではなく船宿が決める
タチウオテンヤは1隻の全員が同じ棚を釣るので、ラインの太さが違うと仕掛けが絡みます。
そのため号数を指定する船宿があり、大阪湾のヤザワ渡船はPE2号以下という案内。
エリア別の号数と、どの船宿がどう書いているかは船タチウオテンヤおすすめ比較と大阪湾40号・東京湾40〜50号の号数に書いてます。
サンラインの公式コラムでも、タチウオテンヤで使うPEは1.5〜3号、指定がなければ2号が目安とされていました。
号数とlbの対応、同じ2号でもメーカーによって強度が違う理由はPEラインの号数とlbの関係と早見表に書いてます。
巻量は300mが基準になる
同じコラムで、巻量は最低200m、300mが主流と書かれています。
理由もはっきりしていて、高切れを1回やると深いタナに届かなくなるからですね。
水深100m前後を釣る日に、残り150mのスプールで一日を通すのはきびしいところ。
手持ちのリールに何m入るかはテンヤタチウオの電動リール7機種比較に書いてます。

300m巻きは高いんですが、150m巻きを2回買うより結局は安上がりです。高切れした側を捨てて、残りを巻き替えて使えますからね。
短い白マーキングは噛まれやすい
これはサンラインが公式コラムではっきり書いている話です。
マーキング付きのPEは10mごとの色替えに加えて、1mや5mごとに短いマーキングが入ります。
同社は、この短い白マーキングをフグ・タチウオ・サワラが噛みにきやすいとしたうえで、黒に変えた製品まで出しました。
ジギング用のインフィニティブ×8についても、1mピッチの白マーキングを入れていないことを長所として説明しています。
ラインを選ぶときに色の話まで見る人は少ないので、知っているだけで得をする項目ですね。
船タチウオのメインラインに使うPE 3製品(1.5〜3号・300m巻き)
タチウオテンヤもジギングも、メインラインはPE一択です。
3製品ともに8本組で、300m巻きに1.5号から3号までが揃っています。
同じ2号でも直強力は17.3kgと18.2kgという具合に差があり、価格は倍まで開くところが面白いですね。
サンライン ソルティメイト アメイザー×8
| 素材 | アルティメットPEライン |
| 編み | 8本組 |
| カラー | グリーン&パープル&レッド&ブルー&オレンジ |
| 巻量 | 200m/300m/100m連結 |
| 公式の位置づけ | ジギング専用 |
| 号柄 | 直強力MAX | 300m巻きの公式価格 |
|---|---|---|
| 1.5号 | 15.0kg | 9,350円 |
| 2号 | 18.2kg | 9,350円 |
| 2.5号 | 21.4kg | 9,350円 |
| 3号 | 24.5kg | 9,350円 |

9,350円のラインをタチウオに下ろすかどうか。ここは完全に、年に何回タチウオ船に乗るかで決まる話ですね。
2号の直強力18.2kgは、同じサンラインのインフィニティブ×8(17.3kg)を0.9kg上回ります。
3号でも24.5kgあって、ディープワン×8の3号(23.6kg)より0.9kg上。
細くして落とすスピードを稼ぎたい人には、この差が効いてきます。
1.5号と2号のあいだに1.7号(16.8kg)が用意されているのは、3製品でアメイザー×8だけです。
船宿の指定が「2号まで」のときに、あと一歩細くしたい人向けの逃げ道になります。
ディープワン×8のほぼ2倍の公式価格です。
根掛かりとオマツリが日常のタチウオ船で、高切れのたびに減っていくラインだと考えると、なかなか思いきりが要ります。
年間30日以上乗って巻き替え回数そのものを減らしたい人なら、単価は逆転しますね。
サンライン ソルティメイト インフィニティブ×8
| 素材 | ハイグレードPEライン |
| 編み | 8本組 |
| カラー | 10m×5色(グリーン・パープル・レッド・ブルー・オレンジ) |
| 巻量 | 200m巻単品/300m巻単品 |
| 発売 | 2023年5月 |
| 号柄 | MAX Kg | 300m巻きの公式価格 |
|---|---|---|
| 1.5号 | 13.6kg | 7,050円 |
| 2号 | 17.3kg | 7,050円 |
| 2.5号 | 19.1kg | 7,050円 |
| 3号 | 23.2kg | 7,050円 |
10m=1色の配色は他のPEと同じでも、1mピッチの白マーキングが入っていません。
サンラインの公式コラムは、この白いマーキングがタチウオにとっての目印になり、噛みつかれてジグを失う原因になると説明しています。
タチウオが濃い日にジグを10本以上落とした、という書き方までされているので、メーカー側もかなり本気で問題視している様子。
3製品の1.5号を並べると、アメイザー15.0kg、ディープワン14.5kg、インフィニティブ13.6kg。
ところが2号にすると17.3kgでディープワン×8と並び、2.5号・3号では逆にディープワン×8を下回ります。
号数を1つ動かすだけで順位が入れ替わるので、価格の高い製品がどの号数でも強い、とはいきません。
サンライン ディープワン×8
| 素材 | エクセレントPEライン |
| 編み | 8本組 |
| カラー | マルチカラー |
| 巻量 | 150m/200m/300m/100m連結 |
| 発売 | 2025年4月 |
| 号柄 | MAX(Kg) | 300m巻きの公式価格 |
|---|---|---|
| 1.5号 | 14.5kg | 4,600円 |
| 2号 | 17.3kg | 4,600円 |
| 2.5号 | 20.5kg | 4,600円 |
| 3号 | 23.6kg | 4,600円 |

0.6号でも8号でも300m4,600円という値付け、太い号数を使う人ほど得をする形になってます。
2.5号で20.5kg対19.1kg、3号で23.6kg対23.2kgと、2,450円安いほうが上に来ています。
東京湾のように2.5号・3号を使う場面が多い人には、素直に効いてくる差ですね。
150m(2,500円)・200m(3,200円)・100m連結(1,950円)まで用意されています。
タチウオ以外の船釣りにも同じ銘柄で揃えたい人には、これがありがたいところ。
公式ページの記載は「マルチカラー」と「視認性の良いカラーローテーション」まで。
短いマーキングが何色で入るのかは書かれていません。
白いマーキングを避けたいなら、店頭で現物のパッケージを確認してから買うのが確実です。
タチウオ専用のテーパーリーダー 2製品
テーパーリーダーは、1本の糸の中で太さが変わっていくリーダーです。
PEと結ぶ側が細く、テンヤやジグに近い側が極太になっていて、途中に結び目がありません。
太いリーダーを別に足す代わりになるので、ガイドに引っかかる結節がひとつ減ります。
この形でタチウオ専用品を出しているのはサンラインだけで、ナイロンとフロロの2種類があります。
- 号柄の読み方:「5<14」は細い側が5号、太い側が14号という意味。不等号の開いているほうが太い
- ナイロンの太刀魚テーパーリーダー:2.5m×2本組。5<14/6<16/7<18/8<20の4種
- フロロのアジーロ フロロテーパー太刀魚:3m×2本組。12号→4号から20号→8号までの5種
- 価格:どちらもオープンプライス(公式サイトに明記)
サンライン アジーロ フロロテーパー太刀魚
| 素材 | フロロカーボン |
| カラー | クリア |
| 規格 | 3m×2本組 |
| 価格 | オープンプライス |
| 公式の号柄表記 | 糸径(太い側/細い側) | 太さの意味 |
|---|---|---|
| 4>12 | 0.570/0.330mm | 12号→4号 |
| 14>5 | 0.620/0.370mm | 14号→5号 |
| 16>6 | 0.660/0.405mm | 16号→6号 |
| 18>7 | 0.770/0.435mm | 18号→7号(※) |
| 20>8 | 0.740/0.470mm | 20号→8号 |
※ 18>7だけ、公式の糸径が0.770mmと書かれています。
同じページに載っているサンラインの規格表では18号=0.700mmなので、ここは数字が合いません。
他の4種はすべて規格表どおりなので、この行だけ表記の問題と考えたほうが自然ですね。
ついでにいうと、いちばん上の「4>12」だけ不等号の向きが他の4種と逆です。
サンラインは、活性が高くてリーダーに歯が当たる日、感度を重視したい人、釣りのスタイルが「掛け」の人にフロロを挙げています。
タチウオジギングについても、同社のコラムでフロロテーパー太刀魚が名指しで挙げられています。
ファイティングリーダーを別に組むと結節がバイトマーカーになる、というのがその理由です。
全長3mということは、結び目がスプールの中に入ります。
太い側0.740mmの糸がガイドを通ることにもなるので、小口径ガイドの竿だと巻き込み時に音が出ます。

1袋に3mが2本入り。切って詰めながら使えば、1本でけっこうな回数もちます。
サンライン 太刀魚テーパーリーダー(ナイロン)
| 素材 | ナイロン |
| カラー | クリア/ブラック |
| 規格 | 2.5m×2本組 |
| 価格 | オープンプライス |
| 公式の号柄表記 | 太さの意味 | カラー |
|---|---|---|
| 5<14 | 5号→14号 | クリア/ブラック |
| 6<16 | 6号→16号 | クリア/ブラック |
| 7<18 | 7号→18号 | クリア/ブラック |
| 8<20 | 8号→20号 | クリア/ブラック |
2製品のうち色を選べるのはナイロンだけで、クリアとブラックの2色です。
黒いリーダーという発想は、短い白マーキングを黒に変えた同社のPEと同じ考え方ですね。
活性が低くて食い込むまでに時間がかかる日、アベレージサイズが大きい日、釣りのスタイルが「乗せ」の人。
この3つをサンラインはナイロン側の条件として挙げていて、フロロ側の条件とちょうど裏返しになっています。
糸径は公式ページに載っていないので、細かい太さで選びたい人には物足りないところ。
ワイヤーリーダー 4製品
ワイヤーを入れるか太いフロロで通すかという話は、タチウオジギングのメタルジグとアシストフックの記事に書いてます。
入れると決めた人が次に迷うのは、番手と全長と入数です。
ワイヤーの番手は数字が大きいほど細くなるので、#38より#49のほうが細い糸。
4製品で引張強度は7kgから26kgfまで、全長は10cmから約25cmまで並びます。
どのくらいの強度が要るのかは、相手の大きさが分からないと決めようがありません。
大阪湾でテンヤとジギングを一日持ち込んだときに上がってきたのは、指3〜4本のタチウオでした。
船タチウオで相手にするサイズ感は、だいたいこのあたりですね。
メーカーが力を入れている場所は、強度の数字だけではありません。
カツイチはコートの色、がまかつはスナップとの一体化、オーナーばりはワイヤーのしなやかさ。
同じ「ワイヤーリーダー」でも、公式が推している部分はそれぞれ違います。
がまかつ ワイヤーリーダーEX3
| 品名コード | 41-017 |
| ワイヤー | しなやかソフトワイヤー |
| スナップ | 音速パワースナップ(収縮チューブで一体化) |
| 公式の釣種 | タチウオ/オフショアジギング&キャスティング |
| 号数 | 全長 | 引張強度 | 入数 | 希望本体価格 |
|---|---|---|---|---|
| #47 | 10cm | 17kg | 2組 | 480円 |
| #47 | 20cm | 17kg | 2組 | 480円 |
| #49 | 10cm | 7kg | 2組 | 480円 |
| #49 | 20cm | 7kg | 2組 | 480円 |
#47の20cm、#49の10cmというように、太さと長さの組み合わせを自分で決められます。
がまかつは#49をワインド、#47をブレードジグ向けとしていて、細いほうが軽いルアーの動きを殺しにくいという整理ですね。
スナップの付け根が膨らまないので、ブレードジグやワインド用ジグヘッドに直付けしやすくなっています。
1組240円は4製品でいちばん高い単価ですが、その分だけ手が込んだ作り。
がまかつ タチウオ ワイヤーリーダー TU-120
用途の注意
がまかつ公式の説明文は「波止からバイブレーションやプラグを使ってのタチウオやカマス狙いに最適」となっていて、岸からの釣りを前提に書かれています。
船で使えないという意味ではありませんが、メーカーが想定している場面は船ではありません。
| 号数 | 引張強度 | 入数 | 希望本体価格 |
|---|---|---|---|
| #47 | 17kg | 2組 | 400円 |
| #48 | 11kg | 2組 | 400円 |
| #49 | 7kg | 2組 | 400円 |
#47で17kg、#48で11kg、#49で7kg。
番手が1つ上がるごとに強度が落ちる様子が、同じ製品の中で3段階ぶん見えます。
#47と#49しか用意していないEX3と見比べると、あいだの#48がどこに入るかが分かりますね。
公式の製品スペック欄にあるのは号数・引張強度・入数・価格・JANだけで、全長の記載がありません。
買う前に長さを知りたい人にとっては、けっこう困る作りです。

通販サイト側には長さが書いてあったりします。ただメーカーが出していない数字なので、ここでは採用してません。
オーナー カルティバ ワイヤーリーダー2 TF-W4
| 品番 | 36358 |
| ワイヤー | ブラックソフトワイヤー #46(1×19) |
| スナップ | クイックスナップX #1.5 |
| 公式の注記 | ライトタックル向け |
| サイズ | ワイヤー | スナップ | 希望本体価格 |
|---|---|---|---|
| 10cm | ブラックソフトワイヤー#46(1×19) | クイックスナップX#1.5 | 350円 |
| 20cm | ブラックソフトワイヤー#46(1×19) | クイックスナップX#1.5 | 350円 |
カツイチのBT-16が1×7、こちらは1×19です。
細い素線を多く束ねるほど柔らかくなるので、ルアーの動きを殺したくない釣りに向きます。
オーナーばりもこの点を「ルアーの動きを活かすソフトワイヤー」として挙げていますね。
リーダーを直接結べる形になっていて、巻き込んだときにガイドを壊しにくいという説明です。
抜き上げでギリギリまで巻き込む船タチウオとは、相性のいい作りですね。
公式の仕様詳細に載っているのは号数・価格・ワイヤーの種類・スナップ・JANだけです。
引張強度も入数も書かれていないので、1組あたりいくらなのかを計算できません。
4製品のなかで、事前に数字で比べにくいのはここです。
なお45cmというサイズも表に載っていますが、公式に「中国専用サイズ」と注記されています。
カツイチ 爆釣太刀魚 船タチウオワイヤー BT-16
| 型式 | BT-16 |
| ワイヤー | ブラックコートワイヤー 1×7 #38 |
| 金具 | 高強度のスイベル&スナップ |
| カラー | ブラック |
| 発売 | 2023年9月 |
| 号数 | 全長 | 参考強度 | 入数 | 希望小売価格 |
|---|---|---|---|---|
| #38 | 約25cm | 26kgf | 2組 | 300円 |
2番手のがまかつ#47が17kgなので、1.5倍を超える数字です。
カツイチ自身が「大型狙いの太刀魚テンヤ」を用途に挙げていて、ドラゴンクラスを想定した設計ですね。
ハリのある1×7を選んでいるのも、絡みにくさを優先した結果という説明です。
フグ・エソといった牙物へのアピールを抑えるため、と公式が理由まで書いています。
短い白マーキングを黒に変えたサンラインのPEと、発想がぴったり重なるところが面白いですね。
2組で300円なので、EX3の1組240円と比べると1組あたり90円安く済みます。
選べる号数が#38の1種類だけという割り切りも、値段に効いている様子。
細いワイヤーで食わせたい日には、そもそも選択肢がありません。
太いフロロの完成品リーダー 3製品
自分でフロロを切って結ぶ代わりに、スイベルやスナップまで付いた状態で売られているリーダーです。
長さは30cm・45cm・90cm・110cmの4サイズあり、どれを選ぶかで釣り方が変わります。
目安になるのがダイワ公式の一文で、船タチウオテンヤSSの標準装備はフロロ12号・全長60cm・夜光パイプ無しと書かれています。
テンヤに最初から付いてくるものが12号の60cm。
それより長い90cmや110cmを買う理由も、短い30cmを選ぶ理由も、ここを基準にすると見当がつきますね。
がまかつ ファイティングリーダー
| 素材 | フロロカーボン |
| 結束 | スリーブ止め |
| 品名コード | TU-161(ショート30cm)/TU-162(ロング45cm) |
| 公式の釣種 | タチウオ/ショアジギング&キャスティング/オフショアジギング&キャスティング |
| タイプ | 全長 | サイズ | 入数 | 希望本体価格 |
|---|---|---|---|---|
| ショート | 30cm | M(22号) | 3組 | 550円 |
| ショート | 30cm | L(30号) | 3組 | 600円 |
| ロング | 45cm | S(14号) | 3組 | 550円 |
| ロング | 45cm | M(22号) | 3組 | 580円 |
| ロング | 45cm | L(30号) | 3組 | 630円 |
ショートのS(14号)は公式スペック表で生産終了になっています。
ダイワの完成品リーダーが7号から14号までなのに対して、こちらは30号まで用意されています。
サワラが混じる海域で青物を狙う人にも、と公式が書いているとおりの太さですね。
がまかつは、ショートをスピニングでの斜め引きに対応したタイプ、ロングを幅広く使えるタイプと分けています。
投げる釣りだと45cmの結節がガイドに当たりやすくなるので、この分け方には理屈が通っています。
1組183円から210円と、ダイワの完成品より少し高めの単価です。
ダイワ 速攻船タチウオテンヤリーダーSS
| 素材 | フロロカーボン |
| スイベル | インターローリングパワースイベル サクサス3号(日本製) |
| 全長 | 110cm |
| カラー展開 | クリア/ステルスピンク(2026年8月) |
| サイズ | 全長 | 入数 | 希望本体価格 | 1組あたり |
|---|---|---|---|---|
| 10号 | 110cm | 3 | 500円 | 167円 |
| 12号 | 110cm | 3 | 500円 | 167円 |
| 14号 | 110cm | 3 | 500円 | 167円 |
| ステルスピンク 7号 | 110cm | 3 | 500円 | 167円 |
| ステルスピンク 8号 | 110cm | 3 | 500円 | 167円 |
| ステルスピンク 10号 | 110cm | 3 | 500円 | 167円 |

傷んだ先を20cm切って結び直しても、まだ90cm残ってる。この余白が110cmの正体だと思ってます。
テンヤ竿の長さが平均180cm前後なので、その範囲で8の字結びとキャストを想定した長さ、という説明です。
加えて、傷んだら結び直して繰り返し使えることも理由に挙げられています。
テンヤ標準装備の60cmから50cm伸ばしたぶんが、そのまま作り直せる回数になるわけですね。
クリアは10号からですが、ステルスピンクは7号と8号という細い側が用意されています。
食いが渋い日に落としたい人に向けた追加、という読み方ができますね。
ダイワ 速攻船タチウオテンヤリーダー
| ハリス号数 | 全長 | 入数 | 希望本体価格 | 1組あたり |
|---|---|---|---|---|
| 10号 | 90cm | 3 | 500円 | 167円 |
| 12号 | 90cm | 3 | 500円 | 167円 |
| 14号 | 90cm | 3 | 500円 | 167円 |
スナップに夜光パイプを被せてあり、リーダーが左右に振れないので合わせが決まりやすいとダイワが説明しています。
SSのほうは夜光パイプではなくサクサススイベルを採用していて、同じ500円でも狙いが違います。
光らせたいか、回転を良くしたいか。
この2択ですね。
ダイワは、リーダーが短すぎると取り込みのときにPEを手繰ることになる、と書いています。
投入時に長すぎず船べりで扱いやすい長さとして出したのが90cm。
結び直しの余白を取るならSS、船べりの扱いやすさなら90cmという分かれ方になります。
船タチウオのPEとリーダー、公式値の比較表

| 製品 | 1.5号 | 2号 | 2.5号 | 3号 | 300mの公式価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| サンライン アメイザー×8 | 15.0kg | 18.2kg | 21.4kg | 24.5kg | 9,350円 |
| サンライン インフィニティブ×8 | 13.6kg | 17.3kg | 19.1kg | 23.2kg | 7,050円 |
| サンライン ディープワン×8 | 14.5kg | 17.3kg | 20.5kg | 23.6kg | 4,600円 |
| ダイワ UVF PEデュラセンサー×8+Si2 | 12.0kg | 16.0kg | 19.0kg | 22.0kg | 4,150円 |
いちばん安いデュラセンサー×8+Si2と、いちばん高いアメイザー×8の差は2号で2.2kgです。
価格は5,200円違うので、強さだけを買うなら割の合わない買い物になります。
デュラセンサー×8+Si2は5カラーのダブルマーキング仕様で、タイラバやライトジギングの記事でも扱っている定番ですね。
| 製品 | 素材 | 全長 | 強度/号数 | 入数 | 1組あたり | 公式価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| サンライン アジーロ フロロテーパー太刀魚 | フロロ | 3m | 記載なし | 2本組 | — | オープン |
| サンライン 太刀魚テーパーリーダー | ナイロン | 2.5m | 記載なし | 2本組 | — | オープン |
| がまかつ ファイティングリーダー | フロロ | 30cm/45cm | 14〜30号 | 3組 | 183〜210円 | 550〜630円 |
| ダイワ 速攻船タチウオテンヤリーダーSS | フロロ | 110cm | 7〜14号 | 3 | 167円 | 500円 |
| ダイワ 速攻船タチウオテンヤリーダー | フロロ | 90cm | 10〜14号 | 3 | 167円 | 500円 |
| がまかつ ワイヤーリーダーEX3 | ワイヤー | 10cm/20cm | 7kg/17kg | 2組 | 240円 | 480円 |
| がまかつ タチウオ ワイヤーリーダー TU-120 | ワイヤー | 記載なし | 7/11/17kg | 2組 | 200円 | 400円 |
| オーナー ワイヤーリーダー2 TF-W4 | ワイヤー | 10cm/20cm | 記載なし | 記載なし | — | 350円 |
| カツイチ 爆釣太刀魚 船タチウオワイヤー BT-16 | ワイヤー | 約25cm | 26kgf | 2組 | 150円 | 300円 |
ワイヤー4製品のうち、全長と引張強度と入数が3つとも公表されているのはEX3とBT-16だけです。
TU-120は全長、TF-W4は強度と入数が公式に出ていないので、買う前に比べられません。
フロロの完成品3製品は1組167円から210円、ワイヤー側は150円から240円の範囲です。

ワイヤーの全長を公表していないメーカーがあるのは、正直いちばん驚きました。10cmと25cmでは、まったく別物なんですけどね。
船タチウオのライン・リーダー コスパランキング ベスト3
🥇 1位:サンライン ディープワン×8
300m巻きが0.6号から8号まで一律4,600円。
2.5号20.5kg・3号23.6kgは、2,450円高いインフィニティブ×8を上回ります。
タチウオ以外の船釣りにも同じ銘柄で回せるので、巻き替えのたびに悩まなくて済みます。
🥉 3位:カツイチ 爆釣太刀魚 船タチウオワイヤー BT-16
参考強度26kgfで2組300円です。
1組150円は、今回のワイヤー4製品で最安。
ブラックコートの1×7で、大型狙いのテンヤを公式が用途に挙げています。
パッケージの数字を読むためのミニ辞典
- ワイヤーの番手(#38・#46・#47・#49):数字が大きいほど細い。がまかつは#47で17kg、#49で7kg
- 1×7/1×19:素線を何本撚ってあるか。数が多いほど柔らかい。BT-16が1×7、TF-W4が1×19
- kgfとkg:カツイチは参考強度をkgf、がまかつは引張強度をkgで表記。数字の桁は同じ読み方でよい
- テーパーの号柄:「5<14」「12>4」の不等号は、開いている側が太い号数を指す
- ブラックコート/ソフトワイヤー:前者は色でアピールを抑える狙い、後者は撚りと素材でしなやかさを出す狙い
番手の数字と強度が逆に動くところが、いちばん間違えやすい箇所です。
「#49は#47より数字が大きいから強そう」と思って買うと、実際は7kg対17kgで半分以下ですね。

PEの号数は太いほど数字が大きいのに、ワイヤーは逆。この2つが同じ仕掛けに同居してるのが、タチウオのややこしいところです。
船タチウオのラインとリーダーのよくある質問
PEは何号を何メートル巻けばいいですか?
船宿の指定が最優先です。
指定がなければ2号の300m巻きが目安。
サンラインの公式コラムは、タチウオテンヤで使う号数を1.5〜3号、巻量は最低200m・300mが主流としています。
高切れを1回やると深いタナに届かなくなるので、300m巻きなら残りを巻き替えて一日を乗り切れます。
ワイヤーリーダーは10cmと25cm、どちらを買えばいいですか?
ジグやテンヤに直付けして歯だけをかわすなら10cm、テンヤを丸呑みされる前提なら約25cmのBT-16です。
がまかつのEX3は10cmと20cmの両方を同じ価格で出しているので、迷ったら2種類買って現場で比べられます。
長いほど歯は届きにくくなりますが、そのぶんルアーの動きは硬くなります。
テーパーリーダーとファイティングリーダーは何が違いますか?
テーパーリーダーは1本の糸の中で太さが変わるので、結び目がひとつも増えません。
ファイティングリーダーは太いフロロを別に足す部品なので、PEとのあいだに結節ができます。
サンラインは、この結節がタチウオにとっての目印になることをテーパー推奨の理由に挙げています。
フロロのリーダーは何号にすればいいですか?
ダイワの船タチウオテンヤSSに標準装備されているのがフロロ12号なので、まずはここが基準。
同社の完成品リーダーは10号・12号・14号、2026年8月に追加されたステルスピンクで7号・8号まで下がります。
がまかつのファイティングリーダーは14号・22号・30号なので、サワラが混じる海域まで考えるならこちらです。
PEのマーキングの色は釣果に関係ありますか?
サンラインは、1mや5mごとに入る短い白マーキングを、フグ・タチウオ・サワラが噛みにきやすいと公式に書いています。
同社はこの部分を黒に変えた製品を出し、ジギング用のインフィニティブ×8では1mピッチの白マーキング自体を省いています。
メーカーが対策として製品を作るくらいなので、気にする価値はあるところですね。
ワイヤーの「#47」と「#49」はどちらが太いですか?
#47のほうが太く、数字が大きいほど細くなります。
がまかつのTU-120では#47が17kg、#48が11kg、#49が7kgと公表されていて、番手が1つ上がるごとに強度が落ちます。
カツイチのBT-16は#38で26kgfなので、番手の数字だけ見ればいちばん太い部類です。
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※ スペックと価格は、サンライン・ダイワ・がまかつ・オーナーばり・カツイチの各公式サイト掲載値です(2026年9月19日確認)。
※ ダイワ・がまかつ・オーナーばりは税抜の希望本体価格、サンラインとカツイチは公式サイト記載の希望小売価格です。
※ サンラインのテーパーリーダー2製品は、公式サイトにオープンプライスと明記されています。
※ ポチップ内の価格はAmazon等の実勢価格で、公式の定価とは一致しません。

