アブガルシアのタイラバに使えるリール5選とオススメ2選
アブガルシアのタイラバに使えるリール
リールといえばダイワ、シマノが有名で、ラインアップの多さや釣具屋さんでの取扱数はダントツでしょう。
しかし海外メーカーにも良い所があって、国産メーカーと比べて同じような仕様でも金額が安いことが挙げられます。
部品の精度などの違いもあったりして、カタログ上のスペックだけで一概に比べられるものではありませんが…
今回紹介する「アブガルシア」は海外メーカーの中でも割と有名な方でアブといえばバス釣り!というイメージの方も多いと思います。
アブといえば「アンバサダー」シリーズ!今回は紹介していませんがかっこいいですよね!
しかし意外と(失礼)ジギング用などソルト、ボート対応のリールの扱いも。
タイラバ専用モデルもあり、タイラバで有名なSEVEN宮崎船長もアブを使用しています。
そこで今回、アブガルシアのタイラバに使えるリール5種類の特徴を簡単にまとめてみました。
人と同じリールがイヤだ!アブガルシアというメーカーが好きだ!そんな方に是非見ていただきたい記事となっております。
※定価は税別で表記しております。
約6,000円!REDMAX船(2017年発売)
とにかく安い!
回転性能な値段相当ですがドラグ力はそこそこあるので、ボートライトゲーム全般に使えそう。
REDMAX船に使われている技術
- Magtraxブレーキ システム
- キャスティング時にバックラッシュを防ぐためのマグネットブレーキシステム。キャスティングタイラバする時活躍。
- ロケットクラッチ
- ハンドルを回さなくても、このクラッチを押すことでクラッチがONに。着底時即巻上やフォール中のフッキング時に使えば気持でも巻上開始が速くなるかも?
- バックアップラチェット
- ラチェット(=回転方向が一方向に限られ、逆回転すると空転する仕組み)式の逆転防止機構。通常のものと合わせて二重化されているため破損時の空回りを防いでくれる。
- デュラギヤブラスギヤ
- 簡単に言うと真鍮製のギヤ。パワーがある反面、滑らかさは高級機には劣る。
REDMAX船の特徴
タイラバ専用機ではないが、赤のカラーリングでタイラバ専用っぽい。
シマノ「ゲンプウ」、ダイワ「プリード」と同価格帯だが、スペックだけで見ると「REDMAX船」よりダイワ「プリード」の方が優れています。
さらに実売価格も「プリード」の方が安い…
自分はアブガルシアしか使わない!という人以外はダイワ「プリード」の方がオススメ
しかしこのREDMAX船にも良い所があって、ハイギヤの割に最大ドラグ力5.5kgと強いこと。
またロケットクラッチといってハンドルを巻かなくてもクラッチをONにできるスイッチもあって、片手操作になることが多いマイボートオーナーなら使う事がありそう。
逆に両手使える状態で釣りすることが多いならこのロケットクラッチの出番はあまりないかも…
とにかく安いリールなので、巻きの滑らかさや耐久性は期待しない方が良いかもしれません。
あくまで初心者の方や、ライトゲーム全般予備機などに思っておきましょう。
REDMAX船のラインアップ
REDMAX船3(-L)
- 自重(g):222
- ギア比:7.1
- 最大ライン巻取(cm/ハンドル1回転):61
- 最大ドラグ力(kg):5.5
- PE糸巻量(号ーm):1-200
- ボール/ローラーベアリング:3/1
- 定価(円):7,800
約12,000円!KUROFUNE LT(2018年発売)
カーボンフレーム採用で軽量178g!
KUROFUNE LTに使われている技術
- カーボン製フレーム&クランクサイド&パームサイドプレート
- 各部カーボン素材を使用することでマグネシウムに匹敵する剛性を保ちながら軽量化。
- 超々ジュラルミンギア&ギアシャフト
- 超々ジュラルミン製のギヤとギヤシャフトを採用。真鍮ギヤより硬く、軽い素材。
- Salt Shield TM ピニオンベアリング
- ピニオンギヤ部のボールベアリングを撥水コート。異音などの原因になる塩ガミから守り、滑らかさと耐久性アップ。
- バックアップラチェット
- ラチェット(=回転方向が一方向に限られ、逆回転すると空転する仕組み)式の逆転防止機構。通常のものと合わせて二重化されているため破損時の空回りを防いでくれる。
- クリック機構付メカニカルブレーキ
- ブレーキ調整時に音が鳴る。微調整しやすい。
KUROFUNE LTの特徴
「KUROFUNE LT」の特徴は何といってもその軽さで178g。
軽くて安いタイラバリールで有名なシマノ「炎月BB」(185g)よりさらに軽い。
カーポン製フレームでここまでの軽量化が実現しましたが、カーボンフレームというと耐久性、剛性が心配です。
金属製リールには剛性で敵うはずもなく、大物が掛かった時はネジレやパワーロスの発生に少し不安
ただ、カーボンフレームはマグネシウムに匹敵する剛性を持っており、最低限の剛性はありますので心配ないかと思います。
何よりタイラバリールとして軽量であることは大きな武器!
同価格帯のライバルはシマノ「炎月BB」、ダイワ「紅牙X IC」あたり。
カウンターが欲しいならダイワ「紅牙X IC」ですが、そうでないなら好みで選んじゃってもそこまで性能差はないでしょう
KUROFUNE LTのラインアップ
KUROFUNE LT(-L)
- 自重(g):178
- ギア比:6.4
- 最大ライン巻取(cm/ハンドル1回転):66
- 最大ドラグ力(kg):5
- PE糸巻量(号ーm):1-400
- ボール/ローラーベアリング:4/1
- 定価(円):13,000
約15,000円!「オーシャンフィールド7」(2016年発売)
ハンドル2種類セットでジギングにもタイラバにも使える。
ただし廃番か?どこにも売っていない…
オーシャンフィールド7に使われている技術
- デュラギヤブラスギヤ
- 簡単に言うと真鍮製のギヤ。パワーがある反面、滑らかさは高級機には劣る。
- Magtraxブレーキ システム
- キャスティング時にバックラッシュを防ぐためのマグネットブレーキシステム。キャスティングタイラバする時活躍。
- バックアップラチェット
- ラチェット(=回転方向が一方向に限られ、逆回転すると空転する仕組み)式の逆転防止機構。通常のものと合わせて二重化されているため破損時の空回りを防いでくれる。
- カーボンマトリックスドラグ
- 広い範囲で滑らかに、粘り強く効くドラグ。ドラグ音はなりません。
- ビッグラウンドEVAノブ&60-70mm2ポジションハンドルアーム(標準装備)
- ミドルラウンドEVAノブ&95mm長4mm厚クランクハンドルアーム(同梱)
- ハンドル2種類が標準付属。付属工具で交換できる。シングルハンドルはジギングなど、ダブルハンドルはタイラバにオススメ。
オーシャンフィールド7の特徴
この「OCEANFIELD7」最大の特徴は、約1万円と安価でありながらハンドルが2つセットということ。
シングルパワーハンドルはライトジギングなどに、ダブルハンドルはタイラバなどで使えるでしょう。
ただ、その他ボールベアリング数や自重など基本性能は、ほぼ同価格帯のシマノ「炎月BB」に軍配が上がります。
「タイラバ専用として購入を検討するならシマノ「炎月BB」の方がイイかもね
ライトジギングにも使用したい、深場の大型マダイ狙いなどでドラグ力が少しでも強いリールが欲しい、そんないろんな釣りに流用したい方にはこの「OCEANFIELD7」がオススメ。
ちなみに約1万円でハンドル種類セット、なんてリールは他社にはないためライバル不在のリールでございます。
タイラバ専用として使うなら、前述のとおりシマノ「炎月BB」などの方がイイですね。
オーシャンフィールド7のラインアップ
OCEANFIELD7(-L)
- 自重(g):217
- ギア比:7.1
- 最大ライン巻取(cm/ハンドル1回転):74
- 最大ドラグ力(kg):7
- PE糸巻量(号ーm):1-350,1.5-255,2-180
- ボール/ローラーベアリング:3/1
- 定価(円):15,500
約16,000円!ソルティステージ コンセプトフリー(2019年発売)
ハンドル2個、替えスプールも付いてて最新機能盛りだくさん!
ソルティステージ コンセプトフリーに使われている技術
- デュラメタルフレーム
- 極限まで軽量化された金属製(アルミ)フレーム。強度、耐久性、剛性アップ。
- 高耐久デュラギヤブラスギヤ&高強度ブラスギヤシャフト
- 簡単に言うと真鍮製のギヤとシャフトでさらに強度が上がり耐久性もアップ。パワーがある反面、滑らかさは高級機には劣る。
- Salt Shield TM ピニオンベアリング
- 撥水コートを施したボールベアリングをピニオンギヤ部に使用。塩ガミなどを防止、耐久性アップ。
- スーパーフリー HPCR-BB
- 回転抵抗の低いベアリング。キャスティングに有利。
- Fモードブレーキシステム
- 遠心力ブレーキシステム。タイラバのフォール時にはブレーキをかけず素早くフォール、キャスト時にバックラッシュしそうになった時だけブレーキをかけてくれるシステム。
- バックアップラチェット
- ラチェット(=回転方向が一方向に限られ、逆回転すると空転する仕組み)式の逆転防止機構。通常のものと合わせて二重化されているため破損時の空回りを防いでくれる。
- デュラクラッチ
- 作動しやすい設計、さらに耐久性もアップしたクラッチ。
- カーボンマトリックスドラグ&ドラグクリッカー
- 広い範囲で滑らかに、粘り強く効くドラグ。ドラグ音も鳴ります。
- 替え超々ジュラルミン製φ33mmシャロースプール
- PE1号-200mキャパのスペアスプールまで付属。
- ビッグラウンドEVAノブ&60-70mm2ポジションハンドルアーム(標準装備)
- ミドルラウンドEVAノブ&95mm長4mm厚クランクハンドルアーム(同梱)
- ハンドル2種類が標準付属。付属工具で交換できる。シングルハンドルはジギングなど、ダブルハンドルはタイラバにオススメ。
ソルティステージ コンセプトフリーの特徴
「オーシャンフィールド7」と同じくシングルハンドルとダブルハンドルの2種類のハンドル+替えスプールが付属していて、釣りに合わせて付け替えできる仕様。
さらに以下のような点が進化したポイント。
- アルミ製フレームで耐久性、剛性アップしながら自重ほぼ同じ
- 高耐久真鍮製のギヤとシャフト採用
- ドラグクリッカ採用でドラグ音が鳴る!
- 撥水コートを施したベアリングをピニオンギヤ部に採用、塩ガミ、異音の防止
- 巻いているラインの太さをセットできるラインメモリ付き
- 最新ブレーキシステムやベアリング設計最適化でフォールやキャスト性能アップ
- ベアリング数1個増加
以上のように多数の点で進化しています。
個人的には1万円台でドラグ音が鳴る!というのはうれしいですね
「オーシャンフィールド7」から7,000円ほどアップにはなってしまいますが、上記のような進化、特にアルミフレームなどの採用により剛性、耐久性がアップしているのが高ポイント。
タイラバだけでなくいろんな釣りに使うというキャラのリールですから、「ソルティステージ コンセプトフリー」の方が耐久性もあり長期間使えればコスパは優れるでしょう。
タイラバだけでなく、ライトジギング、タチウオジギング、タチウオテンヤ、イカ、各種エサ釣り…いろんな釣りに使えるまさに「フリースタイル」。
ちなみに他社の同価格帯だとダイワ「紅牙IC」やシマノ「炎月CT」になります(ちょっと高いけど)。
ただこれらはカウンター付きでダブルハンドルモデルのみと「ソルティステージコンセプトフリー」とはまったくキャラの違うリールたち。
ソルティステージコンセプトフリーも同等商品=ライバルがいない独特なキャラを持ったリール
ソルティステージ コンセプトフリーのラインアップ
- 自重(g):220
- ギア比:6.4
- 最大ライン巻取(cm/ハンドル1回転):66
- 最大ドラグ力(kg):7
- PE糸巻量(号ーm):1.5-200
- ボール/ローラーベアリング:4/1
- 定価(円):22,500
約18,000円!「レボTRV」(2017年発売)
120mmのロングハンドル搭載!タイラバ専用
レボTRVに使われている技術
- 超々ジュラルミンギヤ
- 超々ジュラルミン製のギヤを採用。真鍮ギヤより硬く、軽い素材。
- ドラグクリッカー付きフィネスカーボンマトリックスドラグ
- 広い範囲で滑らかに、粘り強く効くドラグ。スピニングリールのようにドラグが引き出されたとき、ジジジッ・・・と音が鳴る。
- X-CRAFTICフレーム
- 強度を落とさずに軽量化されたアルミニウム製のフレーム。
- DLCコーティングピニオンギヤ
- DLC=Diamond-Like Carbonの略。つまりダイヤモンドと黒鉛との中間的な物性を持つ非晶質の硬質炭素膜・・・つまりピニオンギヤの表面に非常に硬い膜を張ることで潤滑性や耐久性をアップ。
- インフィニブレーキシステム
- キャスティングタイラバに威力を発揮、遠心力ブレーキとマグネットブレーキを併用できる。
- ソフトクラッチ
- 作動性能の良い柔らかいクラッチ。ON、OFF切り替えの多いタイラバには助かります。
レボTRVの特徴
「REVO TRV」の一番の売りが120mmというロングハンドル。
ロングハンドルの利点としては、等速巻きしやすいことや、突然のヒット時やボートが揺れたりした時もハンドルから手が離れにくいことなどがあります
さらにアルミニウム製フレームで一定の剛性や耐久性も兼ね備えながら、187gという軽さ。
最大ドラグ力5.5kg、ボールベアリングも5個搭載しており、タイラバ用リールの基本性能としては問題ないでしょう。
他にはドラグクリッカー、ソフトクラッチ、インフィニブレーキシステムなど、タイラバで活躍する機能たくさん。
ちなみに同価格帯ではシマノ「炎月」がスペック的にも近いですね。
同じ金属フレームながら軽さにおいて187gでアブ「REVO TRV」の方が軽く、最大ドラグ力も「REVO TRV」が5.5kgで強い。
一方ボールベアリング数では「炎月」が7個と「炎月」の勝ち。
あとはギヤ比とハンドル長さの違いなどは好みでの選択になるでしょう。
レボTRVのラインアップ
REVO TRV(-L)
- 自重(g):187
- ギア比:6.4
- 最大ライン巻取(cm/ハンドル1回転):64
- 最大ドラグ力(kg):5.5
- PE糸巻量(号ーm):1-200
- ボール/ローラーベアリング:5/1
- 定価(円):25,000
まとめ
アブガルシアのタイラバに使えるリール5種類ご紹介してきました。
もっとも安いですが、スペック的にほぼ同価格帯のダイワ「プリード」の方がオススメ
シマノ「炎月BB」とスペック、金額似ており、好みでの選択
ハンドル2種類付属というのが面白いですが、タイラバにしか使わない!となるとシマノ「炎月BB」が基本スペックは優れる。
最大ドラグ力の強さを活かしてライトジギングや、大型狙いのタイラバなどハンドルを変えて活用するのがオススメ!
ハンドル2種類セット+替えスプールまで付いていてさらにいろんな釣りに簡単に流用できる
やはりタイラバ専用モデルだけあって予算が許されるならもっともオススメ。
シマノ「炎月」と金額、スペック的にも良い勝負
いろいろ流用したいなら「ソルティステージコンセプトフリー」
最新機種盛りだくさん+ハンドル、替えスプールセット!
タイラバ専用としてなら「REVO TRV」
ダイワ、シマノとバチバチの真っ向勝負!
以上「アブガルシア」のタイラバリール紹介でした!
リールはダイワ、シマノ!と決めつけずいろいろなメーカーを参考にしてみてくださいねー♪