アジングロッドは代用できる?メバル・エリアトラウト・バス・エギング・シーバスロッドをルアー重量と穂先で判定
冬の常夜灯にアジが付いたと聞いても、竿立てにあるのはメバル用やバス用の細い竿だけ。
アジング専用を買う前に、まずは手持ちで試してみたいですよね。

エリアトラウトの竿、あれだけ柔らかいならアジにも使えそう。

エギングロッドの柔らかい番手でジグヘッドって投げられるのかな?
答えは竿に書いてあるルアー重量の数字で、だいたい決まります。
アジングのジグ単は1g前後が中心で、ダイワのジグ単向けのアジング竿はルアー重量の下限が0.3〜0.5gです。
手持ちの竿の下限が1gを下回っていれば、ジグ単の釣りはひとまず成立。
あとは穂先がソリッドかチューブラーかで、得意な誘い方が変わってきます。
この記事でわかること
- アジングのジグ単(0.5g・1g)とフロート・キャロ(5g・10g)に、手持ちの竿の公式ルアー重量が届くか
- メバリング・バス・エリアトラウト・エギング・シーバスロッドの、穂先と先径の違い
- 12本の竿をまとめた代用早見表
- 買い足すなら定価13,800円のアジメバル X 66L-Sか、17,500円の月下美人 AJING 68L-S・Rか
手持ちの竿で試して、続けたいと思ったら、ダイワ アジメバル X 66L-Sが手堅い1本です。
ルアー重量0.5〜8gで1gのジグ単から5gのフロートまで収まり、穂先はソリッド。
ダイワ自身が製品ページで「初めての1本」に挙げている番手で、定価は13,800円です。
アジングの竿は、ルアー重量の下限と穂先の種類で作り分けられています
ルアー重量:ジグ単は1g前後、フロートやキャロは5gから
ダイワは月下美人 AJINGの510UL-Sを、1g前後の軽量なジグヘッドリグを漂わせて豆アジや低活性のアジを狙う番手と説明しています。
同じシリーズでも、キャロやフロートを遠投する78ML-S・Rはルアー重量2〜15g。
専用竿でも、ジグ単用と遠投用で数字の幅がまるで違うわけです。
月下美人のメバルモデルの説明には、「一般的な5g前後のフロートリグ」という書き方も出てきます。
| アジメバル X | ルアー重量 | 穂先 | 全長 | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| 510UL-S | 0.3〜5g | ソリッド | 1.78m | 12,800円 |
| 66L-S | 0.5〜8g | ソリッド | 1.98m | 13,800円 |
| 68L-T | 0.5〜8g | チューブラー | 2.03m | 13,800円 |
| 74UL-S | 0.3〜5g | ソリッド | 2.24m | 14,300円 |
| 76L-S | 0.5〜8g | ソリッド | 2.29m | 14,300円 |
穂先:ソリッドは漂わせて乗せる、チューブラーは誘って掛ける
アジメバル Xの5番手のうち、チューブラー穂先は68L-Tだけです。
ダイワはこの番手を、細かなシェイクやトゥイッチで積極的に誘う釣り向けと書いています。
一方の510UL-Sは、軽量なジグヘッドリグをエサのように漂わせるスタイル向け。
数字で見ると、ソリッドの番手は先径0.7mm、68L-Tは1.1mmです。
手持ちの竿がチューブラーでも、アジが釣れないわけではありません。
ただ、アタリを穂先に乗せてくれるのはソリッドのほうなので、チューブラーなら自分から掛けにいく釣りになります。

先径は竿のカタログに載っているので、手持ちの竿の数字を一度見てみてください。
手持ちの竿の種類ごとに、アジングで使えるか
メバリングロッド
ダイワは月下美人 AJINGの紹介文で、アジのルアー釣りはメバルタックルの流用から始まったと書いています。
月下美人のメバルモデルで見ると、74UL-S・Nはルアー重量0.3〜5g・先径0.7mm。
アジメバル X 510UL-Sと同じ数字です。
76L-T・Nは0.5〜8gのチューブラーで、フロートリグも扱える番手。
気になるのは長さくらいでしょうか。
月下美人のメバルモデルは2.08〜2.51mで、港内の足元を探る月下美人 AJINGの55UL-S・510UL-S(1.65m・1.78m)よりひと回り長めです。
常夜灯の下を縦に探るなら少し持て余しますが、ジグ単を投げて巻いてくる釣りならそのまま使えます。
83M-T・Nまで来るとルアー重量2〜15gになり、ジグ単よりもキャロやフロート向きの竿になります。
バスロッド(スピニングのUL・L)
バスロッドで意外と使えるのが、スピニングのULクラス。
ブレイゾン S63UL-STはルアー重量0.45〜3.5gで、穂先はメガトップのソリッド、先径0.8mmです。
ダイワはライトリグを緻密に操るフィネスソリッドモデルとしていて、0.5gのジグヘッドまで幅に入ります。
同じULでもS64ULは先径1.3mmで、ソリッドの表記はありません。
S64Lは0.9〜7g。
1gのジグ単から5gのフロートまでは届くものの、0.5gは下限の外です。
ベイトロッドは別の話で、ベイトフィネスのC64L-BFでもルアー重量は1.8〜11g。
1g前後のジグ単は、ベイトのバスロッドでは幅に入りません。

ブレイゾンのスピニングは、グリップジョイントだと仕舞寸法が160cm台。センターカットの「-2」なら100cm前後なので、港へ持ち出すならこっちが楽です。
エリアトラウトロッド
トラウトロッドも、ルアー重量の下限は低めです。
ダイワ トラウト X AT 60UL・Nは0.8〜7g、シマノ トラウトライズ S60SULは0.6〜6gで、どちらも全長1.83m。
1gのジグ単も5gのフロートも幅の中で、長さも港内用のアジング竿に近い数字です。
違いが出るのは穂先。
トラウトライズのS60SULはチューブラーで、先径は1.4mm。
トラウト X AT 60UL・Nも先径1.4mmで、ソリッドの表記はありません。
トラウトロッドにもソリッド穂先の番手はあります。
イプリミ 56XXUL-Sはルアー重量0.4〜2.5g・先径0.8mmのソリッドで、0.5gのジグ単まで幅に入ります。
トラウト X ATでは40XUL・46XUL・50XULの3本がグラスソリッドティップで、ルアー重量は0.8〜4g。
アジングロッドを管理釣り場へ持っていく逆向きの話は、エリアトラウトロッドの代用に書いてます。

海で使ったトラウトロッドは、帰ったら真水でガイドとリールシートを流しておくと安心です。
エギングロッド
エギングロッドは、公式のルアー重量がgではなくエギの号数で書かれています。
ダイワ エメラルダス X 76UL-S・Jもシマノ セフィアBB S76SUL-Sも、対応エギは1.5〜2.5号。
gの数字がないので、1gのジグ単まで投げられるかは公式の値からは言えません。
穂先だけ見ると、この2本は先径0.8mmのソリッドで、適合PEも0.2〜0.4号(セフィアBBは0.2〜0.5号)と細め。
ダイワは76UL-S・Jを、港湾のヒイカなど小型エギ向けの番手としています。
標準的なエギングロッドになると話は別で、エメラルダス X 79MLは先径1.4mm、対応エギは1.8〜3.5号。
先径も太く、ジグ単向きの数字ではありませんね。
シーバスロッド
入門向けのシーバスフラットX 86MLで、ルアー重量は7〜35g。
下限の7gは、1gのジグ単の7倍で、軽いジグヘッドでは竿に重さが乗りません。
実はこの竿、僕も1本持っています。
シーバスのルアーを投げてみると、やっぱり柔らかくて僕の好みではない。
なので、ちょい投げと堤防サビキのなんでも用で大活躍!
ただ、その柔らかさもシーバスロッドの中での話で、アジングのジグ単に届く柔らかさではありません。
使うなら10g前後のキャロやフロートで、沖の潮目を探るときです。
シーバスもアジ・メバルも1本で済ませたい人向けの竿は、シーバスとライトゲームを1本でこなす兼用ロッドの選び方で比べています。
アジング代用早見表(ジグ単0.5g・1gとフロート・キャロ5g・10g)
← スワイプで全機種を比較できます →
| アジング専用(比べる目安) | アジング専用(比べる目安) | ほぼそのまま使える | ほぼそのまま使える | 軽いジグ単向き | 軽いジグ単向き | 1g〜5gなら使える | 1g〜5gなら使える | 1g〜5gなら使える | 10gのキャロ・フロートだけ | gの表示がない | gの表示がない | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 手持ちの竿 | アジング専用 アジメバル X 510UL-S | アジング専用(遠投) 月下美人 AJING 78ML-S・R | メバリング 月下美人 74UL-S・N | メバリング 月下美人 76L-T・N | バス(スピニング) ブレイゾン S63UL-ST | エリアトラウト イプリミ 56XXUL-S | バス(スピニング) ブレイゾン S64L | エリアトラウト トラウト X AT 60UL・N | エリアトラウト トラウトライズ S60SUL | シーバス シーバスフラットX 86ML | エギング エメラルダス X 76UL-S・J | エギング セフィアBB S76SUL-S |
| 公式のルアー重量 | 0.3〜5g | 2〜15g | 0.3〜5g | 0.5〜8g | 0.45〜3.5g | 0.4〜2.5g | 0.9〜7g | 0.8〜7g | 0.6〜6g | 7〜35g | エギ1.5〜2.5号 | エギ1.5〜2.5号 |
| 穂先(先径) | ソリッド(0.7mm) | ソリッド(0.8mm) | ソリッド(0.7mm) | チューブラー(1.1mm) | ソリッド(0.8mm) | ソリッド(0.8mm) | 表記なし(1.4mm) | 表記なし(1.4mm) | チューブラー(1.4mm) | 表記なし(1.8mm) | ソリッド(0.8mm) | ソリッド(0.8mm) |
| 全長 | 1.78m | 2.34m | 2.24m | 2.29m | 1.91m | 1.68m | 1.93m | 1.83m | 1.83m | 2.59m | 2.29m | 2.29m |
| ジグ単 0.5g | ◯ | ✕ | ◯ | △ | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | — | — |
| ジグ単 1g | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | — | — |
| フロート・キャロ 5g | △ | ◯ | △ | ◯ | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | — | — |
| フロート・キャロ 10g | ✕ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ | — | — |
◯ ルアー重量の幅に入る/△ 幅の端ちょうど/✕ 幅から外れる/— 公式がgで書いていない(エギングロッドはエギの号数表示)|穂先の「表記なし」は、公式ページにソリッドともチューブラーとも書かれていない番手
0.5gのジグ単に◯が付いたのは、メバリングロッドのUL、バスのULソリッド、トラウトのソリッド番手の3本。
1gになると、バスのLとトラウトロッドまで◯が広がります。
10gに◯が付いたのは、専用の遠投竿を除けばシーバスロッドだけでした。
1本で全部の列に◯が付く竿は、アジング専用にもありません。
ダイワもアジングを縦の釣り・横の釣り・キャロやスプリットで遠くを探る釣りの3つに分けていて、複数のタックルを持ち込むのは珍しくないと書いています。
買い足すなら、アジメバル X 66L-Sか月下美人 AJING 68L-S・Rか
僕はディアルーナ1本で、シーバスからタチウオテンヤ、サビキのアジやイワシまで7つの釣りをやってきました。
どんな釣りでも、実績のある場所の旬に当たれば、タックルが何であろうとそれなりに釣れてしまうもの。
たまーにしかしない釣りなら、メバル竿やバスのULで行ってみて十分です。
夜の港へ出かけるのが楽しみになって「もっと釣りたい!」と思えてきたら、そこが専用を買うタイミング!だと思う。
| 項目 | ダイワ アジメバル X 66L-S | ダイワ 月下美人 AJING 68L-S・R |
|---|---|---|
| 定価(税抜) | 13,800円 | 17,500円 |
| ルアー重量 | 0.5〜8g | 0.5〜8g |
| 全長 | 1.98m | 2.03m |
| 自重 | 70g | 63g |
| 先径 | 0.7mm | 0.7mm |
| 適合PE | 0.1〜0.4号 | 0.1〜0.4号 |
| カーボン含有率 | 86% | 96% |
ダイワ アジメバル X 66L-S
ダイワの説明は、アジ・メバルのオールラウンドモデル。
軽量なジグヘッドリグからメタルジグ、プラグまで対応し、漁港や小磯など幅広い釣り場に向けた番手です。
ベリーからバットにかけてはネジレを抑えるブレーディングXが入っていて、ガイドは糸絡みしにくいKガイド。
メバル竿を持っていない人がアジとメバルの両方を始めるなら、この1本で両方まかなえます。
ダイワ 月下美人 AJING 68L-S・R
ルアー重量・先径・適合PEはアジメバル X 66L-Sとそろっていて、違いは軽さと素材。
自重63gは66L-Sより7g軽く、ブランクはHVFカーボン、穂先はダイワのソリッド技術メガトップです。
ダイワはこの番手を、漁港のアジングで最もスタンダードとなるはじめの1本と紹介しています。
差額は3,700円。
手持ちのメバル竿をメバル用に残して、アジ専用を1本足すならこちらが向いています。

ダイワはアジメバル Xにも月下美人 AJINGにも「はじめの1本」と書いていて、ちょっと面白いところ。迷ったら、メバルもやるかどうかで決めていいと思います。
アジングロッドの代用でよくある質問
メバル用の竿とアジング用の竿は、何が違いますか?
ダイワはアジとメバルの兼用としてアジメバル Xを出していて、別にアジング専用の月下美人 AJINGもあります。
月下美人のメバルモデル74UL-S・Nはルアー重量0.3〜5g・先径0.7mmで、アジメバル X 510UL-Sと同じ数字です。
ジグ単で使うぶんには、ほぼ同じ竿と考えて困りません。
ジグヘッドが0.5gより軽くても投げられる竿は、どれですか?
今回取り上げた竿でルアー重量の下限が0.5gを下回るのは、アジメバル X 510UL-S・74UL-Sと月下美人 74UL-S・Nの0.3g、イプリミ 56XXUL-Sの0.4g、ブレイゾン S63UL-ST・S64ULの0.45gです。
トラウト X AT 60UL・N(0.8g)やトラウトライズ S60SUL(0.6g)は、0.5gでは下限の外になります。
ベイトのバスロッドでアジングはできますか?
ブレイゾンのベイトフィネスモデルC64L-BFでも、ルアー重量は1.8〜11gです。
1g前後のジグ単は幅に入らないので、ジグ単の釣りには向きません。
代用するなら、ソリッドとチューブラーのどちらがいいですか?
ジグヘッドを漂わせてアタリを乗せたいならソリッド、シェイクやトゥイッチで誘って掛けたいならチューブラーです。
ダイワもアジメバル Xの番手説明で、この2つの使い分けをしています。
今回の12本では、ソリッドの番手はどれも先径0.7〜0.8mm、チューブラーと明記された番手は1.1〜1.4mmでした。
ティップラン用のロッドで、ジグ単は投げられますか?
ダイワ エメラルダス X BOAT 70MS-S・Eの対応エギ重量は25〜90gで、アジングのジグ単ともフロートとも重さが合いません。
下限の25gでも、10gのフロートの2.5倍の重さです。
関連記事
→ エリアトラウトロッドの代用(アジング・メバリングロッドで管理釣り場)
→ ティップランロッドの代用にエギング・バスロッドが使えるかの判定

