アジング、メバリング

ダイワのアジングリール「月下美人MX LT1000S-P」インプレ。トラウトにも使ってみた。

mybo
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ダイワ「月下美人MX LT1000S-P」買ってみたのでインプレ

リール「月下美人MX」×ロッド「月下美人MX」
リール「月下美人MX」×ロッド「月下美人MX」
まいぼ
まいぼ

アジングやメバリングに使えるリールが欲しい。それなりに高性能で、そしてできるだけ安く

「安くて高性能」という、一見相反することではありますが、アジングやメバリングするのは筆者の地域では冬~春先だけ。

だからあまり高額なリールを買うのももったいないし、かといってライトゲームだから軽量だとか回転性能とか、それなりの性能も必要と思う。

さらに言えば同じライトゲームであるエリアトラウト用としても使いたい。

なんていう無茶な要望ではありましたが、コスパに優れるリールをいろいろ探した結果ダイワ「月下美人MX LT1000S-P」に決定。

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本記事では「月下美人MX LT1000S-P」を実際に使ってみて感じた、イイところやイマイチなところも含めた感想をお届けします。

商品説明

ダイワ「月下美人MX」×シマノ「フリーゲームXT」
ダイワ「月下美人MX」×シマノ「フリーゲームXT」

まずざっと商品説明を。

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LTシリーズ、浅溝スプール、パワーギヤモデル

  • マグシールド(ボディ)
  • ボディ素材:DS5(ファイバー強化特殊プラスチック)
  • ローター素材:DS4(ファイバー強化特殊プラスチック)
  • スプール素材:薄肉アルミ
  • アルミマシンカットハンドル
  • タフデジギア
  • スプール構造:LC-ABS(ロングキャストーアンチバックラッシュシステム)
  • フィネスATD
  • メインシャフト2BB
  • パーフェクトラインストッパー
  • 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):60
  • ギア比:4.8
  • 自重(g):190
  • 最大ドラグ力(kg):5
  • 標準糸巻量PE(号-m):0.3-200
  • 標準糸巻量ナイロン(lb-m):2.5-100
  • ベアリング(ボール/ローラー):7/1
  • ハンドル長(mm):40
  • 定価(円):20,700

特筆すべきは実売価格14,000円ほどという低価格に対して、マグシールド搭載であるとか、ベアリング7個、自重190gと軽量であることなど。

数年前なら3万円ぐらいのミドルクラスのリール、と言われてもおかしくないような性能を持ちます。

以前のダイワのアジングリールまとめ記事でも、個人的コスパ最強モデルに選出するぐらい、良い。

恒例のリール本体×外箱写真
恒例のリール本体×外箱写真
外箱スペック欄
外箱スペック欄
ドラグノブ
ドラグノブ

より細かいドラグ調整が可能な「フィネスATD」搭載。

エアローター
エアローター

ファイバー強化特殊プラスチック素材である「DS4」を使用した「エアローター」。

最適な形状にすることで負荷を分散し軽量化、かつ強度の確保も。

ボディ部にはマグシールド搭載
ボディ部にはマグシールド搭載

ボディ部にはダイワご自慢の防水機構「マグシールド」も搭載。

※ダイワ上位モデルには搭載のラインローラー部の「マグシールド」は非搭載。

パーフェクトラインストッパー
パーフェクトラインストッパー

「パーフェクトラインストッパー」。

その名の通り、パーフェクトなラインストッパーということで超細糸もしっかりかけやすい。

安物リールにありがちな、超細糸がかけにくいとか、引っかかって切れてしまうとか、そんなことはありません。

ボディは「DS5」素材
ボディは「DS5」素材

ローターが「DS4」素材に対し、ボディ素材はちょっと進んだ「DS5」素材。

「月下美人AIR」など上位モデルに採用されてる最新のカーボン素材「ZAION」ではないのでその分自重が重め。

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アルミマシンカットハンドル
アルミマシンカットハンドル

I型で、剛性が高く安定した巻きを可能にするアルミマシンカットハンドル。

「I型」とはいえ、完全にまっすぐではなく、先端に向けて少し太くなっている形状。

ライトゲームで超軽量ルアー使ってる時って、指をそーっとハンドルにかけて、力をいれずに回転させることが多いと思います。

この時にこのハンドル形状がミソで、不意にハンドルから指が離れにくい。

さらにグリップ力が高い材質でもあるので、地味ながらこのハンドルは良くできてるなぁと感じる。

「メイドインベトナム」
「メイドインベトナム」
ベールに継ぎ目がある(画質が荒い…)
ベールに継ぎ目がある(画質が荒い…)

気にしすぎポイントであるかもしれませんが、ベールに若干の継ぎ目が…

超細糸使ってるとこのベールの継ぎ目に引っかかったり、傷が入ったり…ライントラブルにつながりやすいとよく言われるポイント。

上位モデルの「バリスティックFW」は継ぎ目がない
上位モデルの「バリスティックFW」は継ぎ目がない

ダイワではこのベールについてはカタログやHP上ではあまり大々的に謳ってませんが、上位モデルになると上記のように継ぎ目がない仕様になってます。

まいぼ
まいぼ

マノだと「ワンピースベール」っていう継ぎ目がないベールはカタログ上に表記あり

話は戻って「月下美人MX」の場合はこのようにベールに継ぎ目があるからライントラブルに繋がるのではないか…っていう心配がありましたが、現状筆者が使ってる限りはキャスト時に引っかかる…とか、ラインに傷が入って高切れ…といったトラブルは1度もないです。今のところ。

メインシャフトにボールベアリング2個搭載
メインシャフトにボールベアリング2個搭載

メインシャフトにはボールベアリングが2個搭載されており、より滑らかにドラグが作動するようになっています。

メインシャフトあたりも「バリスティックFW」と比較
メインシャフトあたりも「バリスティックFW」と比較

特に意味はないけど、「バリスティックFW」と比較。

メインシャフトとか、ローターナットとかいろいろ比べると上位モデルの方がやはり質感はしっかりしてるなぁと感じる。

2倍ぐらいの金額だし、当たり前だけど。

体重測定
体重測定

ラインを巻いてから計測してしまいましたが、ほぼカタログ値の190g。(2gオーバーはライン分?)

「月下美人MX」イイところ

ざっと商品説明したところで続いて「月下美人MX」のイイところをまとめてみます。

単純にカッコいいよね
単純にカッコいいよね

見た目がカッコいい

単純に見た目がカッコいいw

ブラックとレッドは個人的に最強な組み合わせカラーだと思う。

見た目だけなら、ダイワのアジングリール上位モデル「月下美人AIR」や「月下美人EX」よりカッコいいと思う。

そして組み合わせるロッドは同じ「月下美人MX」だとピッタリ!

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※あくまで個人的感想。

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ホワイトのラインを巻いていますが、ブラックのラインを巻いたらもっとカッコいいかも。

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安いのにベアリング7個×「タフデジギア」搭載

1万円台というダイワアジング用リールとして最安でありながら、ベアリング7個搭載しているうえに「タフデジギア」も採用。

これらにより軽くて滑らかな回転性能を持っています。

安いのに「フィネスATD」搭載

ATD(=オートマチックドラグシステム)という、滑り出しがスムーズで魚の引きに応じて滑らかに作動するドラグシステムを採用。

不意に大物がかかっても、ファイト中のドラグ調整を減らすこともできます。

そして「月下美人MX」では、より微調整が可能な「フィネスATD」搭載。

この「フィネスATD」のおかげで、極限まで超細糸×超軽量ルアーを使うことが可能になるかも。

まいぼ
まいぼ

この超ライトな設定だからこそ獲れるアタリもあるでしょう

安いのに「マグシールド」搭載

ダイワ自慢の防水機構「マグシールド」(ボディ部のみ)も搭載。

これによりボディ内部への水や塩の侵入を防ぎ、新品時の性能を長期間にわたって維持しやすくなります。

安いのにLTモデルで軽量

軽量だから女性や子どもでも使いやすい
軽量だから女性や子どもでも使いやすい

LT(=LIGHT TOUGH)モデルということで「エアローター」などにより自重190gと軽量。浅溝スプールも採用。

これだけの最新技術が使われていますから、軽くて滑らかな回転性能、軽量でありながら高剛性、ライントラブルを抑制しキャスト性能に優れる、塩ガミを防ぎ高耐久性…などリールとして求められる性能を高い次元でクリアしています。

エリアトラウトなどにも使える

エリアトラウトにも使える「月下美人MX」
エリアトラウトにも使える「月下美人MX」

月下美人MX」は小型で軽量、浅溝スプールなども搭載しており、エリアトラウト用としても使えます。

上記「フィネスATD」も相性よく、エリアトラウト専用リールと比較しても遜色ない性能。

個人的にはギア比4.8というローギア×ハンドル長40cmという短さもエリアトラウトにピッタリな仕様かと思う。

「月下美人MX」イマイチなところ

月下美人MX」は単品としてみれば上記のように高性能で不足は見当たらず、十分満足はできると思うけど、あえてイマイチなところもあげてみる。

あくまで上位モデルと比べて。という前提。

(上位モデルと比較すると)すこし自重が重い

先ほど190gで軽量!と書きましたが、上位モデルと比べると少し重め。

例えば同じダイワでアジング専用リールフラッグシップモデル「月下美人EX 1003」は165g。

ちなみにダイワ最軽量スピニングリールは「ルビアス FC LT2000S」の自重150g!!

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筆者が最近アジングやエリアトラウトに使用している別のリール「バリスティックFW LT1000S-P」も自重160gとかなり軽量な部類。

月下美人MX」の190gと比較すると30~40gと少しの差のように感じますが、実際に使い比べると全然違う。

キャスト、ルアー操作、感度、疲労感など軽量なリールであるほど優秀で、長時間の使用になればなるほどその差は大きくなるでしょう。

特にライトゲームでのシビアな状況下では釣果も変わってくるのでは。

軽量ロッドと組み合わせるには注意。

筆者が使用している軽量な(67g)ロッド「月下美人MXモバイル」と組み合わせると少し持ち重り感を感じる。

(上位モデルと比較すると)回転が重い

バリスティックFW LT1000S-P
バリスティックFW LT1000S-P

先述のように上位モデルである「バリスティックFW LT1000S-P」のように、「マシンカットタフデジギア」(タフデジギアの進化版)×「マグシールドレス」といった仕様のリールと比べると回転が重く感じます。

ただ、これもあくまで「上位モデルと比較して」の話であって、「月下美人MX」単品で考えると、1万円台のリールとは思えないほど十分回転は滑らかだし及第点。

ベールに継ぎ目がある

ベールの継ぎ目写真(画質が荒いですな)
ベールの継ぎ目写真(画質が荒いですな)

先述の商品説明でも書いた通り、「月下美人MX」はベールに継ぎ目があります。

だからといって引っかかる、傷が入りやすいといったことは実釣でもなかったけど、上位モデルの継ぎ目がない滑らかなベールと比べると気になる。

上位モデル(バリスティックFW)の継ぎ目がないベール
上位モデル(バリスティックFW)の継ぎ目がないベール

この「バリスティックFW」の継ぎ目がない滑らかなベールを見ると、気になる…

はい、何度も言いますがこの辺の「上位モデルと比べると」気になるだけであって、「月下美人MX」単品で見ると別に支障はないレベル。

もしかすると何千回、何万回…とキャストしていると、継ぎ目の部分からラインへのダメージの蓄積は見えてくるのかもしれませんがw

まとめ

ダイワのアジング、メバリング専用リール「月下美人MX」インプレッションお届けしました。

イイところもイマイチなところも書いてきましたが、(途中「バリスティックFW」推しの記事になりかけましたがw)トータルで見ると「コストの割にはかなりのハイスペック!」なコスパ優秀なリール。

昔なら数万円していてもおかしくないようなスペックを持ちながらおよそ14,000円ほどで購入できますからね。

もちろん、もっと軽く!もっと滑らかな回転!など高性能を求めて上を見るとキリがないけど、「普通に」アジングやメバリング、エリアトラウトを楽しむには十分な性能。

まいぼ
まいぼ

アタリのない超絶シビアな状況を攻略したい!とかアジングやメバリングの達人を目指している!といった求道者な方でなければ、十分な性能ってこと

最後に簡単に「月下美人MX」についてまとめ。

月下美人MXまとめのまとめ
  • 約14,000円。ダイワのアジング・メバリング専用リールでは最安!
  • マグシールド(ボディ部)搭載
  • ベアリング7個搭載
  • タフデジギアで回転滑らか
  • フィネスATDで細糸でも安心ファイト
  • エアローターなど採用のLTモデルで軽量190g
  • ローギヤ×ショートハンドルでエリアトラウトも使える

これだけの性能を持っていて約14,000円で買えるわけですから、よっぽど的外れな使い方をしない限りはハズレなく活躍してくれるでしょう。

※的外れな使い方:青物やタチウオジギングに使うなど。そんな人いないか(笑)

以上、アジングやメバリング、エリアトラウトなどライトゲーム全般にも使えるダイワ「月下美人MX」インプレでしたー。

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ロッド「月下美人MXモバイル」インプレ記事も作成しました。

※途中しれっと「バリスティックFW」推しでしたが、個人的に愛用しており、全開で絶賛している記事はコチラw

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なんでも釣り師
船も陸も、ルアーもエサもOK、なんでも釣り師。

釣りの種類が多すぎて専用タックル揃えられないのが悩み。

人が多い有名ポイントで釣果にこだわるより、釣れなくてものんびーり釣りしたい派。
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