26月下美人MX MBと旧MX MBの違いを全3機種で比較!型落ちの610L-S-5はまだ買いか
ダイワの5ピースのアジング・メバリングロッド「月下美人MX MB(MXモバイル)」が、2026年9月にモデルチェンジしました。
番手は3本のままですが、中身はほぼ入れ替わっています。

旧型の610L-S-5を買おうか迷ってたんですが、新型が出たなら新型を待つべき?
結論から言うと、新旧で同じ名前に見える2.08mの番手も、旧610L-S-5と新610UL-S-5はパワー表記が違う別の竿です。
旧型のL(ルアー0.5〜8g)と同じパワーを新型で探すと、12cm短い65L-S-5になります。
もうひとつ大きいのが重さで、新型3機種はどれも旧型3機種より重い数字になりました。
定価(税抜)は新型が34,000〜35,000円、旧型が35,300〜39,300円なので、値段は少し下がっています。

重くなったのに値段は下がった、というのが今回のモデルチェンジでいちばん意外なところでした。
この記事でわかること
- 26月下美人MX MB 3機種(510UL・65L・610UL)の自重・ルアー重量・仕舞寸法・定価
- 旧MX MB 3機種(610L・72UL・76ML)と長さやパワーが同じ番手、後継のない番手
- 型落ちの旧610Lを今選んでいい人と、新型にしたほうがいい人
- 新型で新しく入ったグリップとブランク素材
迷ったら、ダイワ 月下美人MX MB 65L-S-5を選んでおけば大きく外しません。
ルアー重量0.5〜8g・PE0.1〜0.4号は旧610L-S-5とまったく同じで、ジグヘッドから小型プラグまで1本で回せます。
全長は1.96mと12cm短くなり、自重は83gです。
ダイワも「日本全国どこでも使える、オールラウンドな一本」と書いている番手で、電車や自転車で港を回りながらアジもメバルも狙いたい人に向いています。
旧型の610L-S-5とどちらにするかは、後半の「型落ちの610L-S-5はまだ買いか」に書いてます。
26月下美人MX MBと旧MX MBの違い

新旧で変わったのは次の5つです。
- 番手の長さ:旧型は2.08・2.18・2.29m、新型は1.78・1.96・2.08m。2.1mを超える番手がなくなった
- 自重:旧型67〜77g、新型78〜83g。新型でいちばん軽い510UL(78g)も、旧型でいちばん重い76ML(77g)より重い
- 定価(税抜):旧型35,300〜39,300円、新型34,000〜35,000円
- 2.08mのパワー:旧610LはL(0.5〜8g)、新610ULはUL(0.3〜5g)
- 握りと素材:カーボンモノコックのリアグリップ(月下美人シリーズ初)とHVFナノプラスのブランクが新しく入った
同じ2.08m・仕舞47cmで比べると、旧610L-S-5の67gに対して新610UL-S-5は83g。
16g、割合にすると約24%の増加です。
ダイワは新しいブランクを「5ピースとは思えない超軽量」と書いていますが、竿全体の標準自重は旧型より重い数字が並んでいます。
新型のカーボンモノコックリアグリップとエアセンサーシートは、どちらも感度を上げるための装備だとダイワは説明しています。

重くなった理由はダイワの説明には書かれていません。手元の装備は感度のためのものなので、数字だけ見て「退化」と決めるのは早いかなと思っています。
値段は反対に下がりました。
旧型でいちばん高かった76ML-T-5が39,300円、新型でいちばん高い610UL-S-5は35,000円です。
新旧の番手対応表|2.08mは同じ名前でも別の竿
新旧で全長が同じなのは2.08mの1本だけです。
| 全長 | 旧MX MB | 26MX MB |
|---|---|---|
| 1.78m | - | 510UL-S-5(0.3〜5g) |
| 1.96m | - | 65L-S-5(0.5〜8g) |
| 2.08m | 610L-S-5(0.5〜8g) | 610UL-S-5(0.3〜5g) |
| 2.18m | 72UL-S-5(0.3〜5g) | - |
| 2.29m | 76ML-T-5(1.5〜10g) | - |
2.08mの行は長さと仕舞寸法が同じでも、ルアー重量の上限が8gから5gに下がり、PEの上限も0.4号から0.3号になりました。
型番の数字が同じなので後継に見えますが、パワー表記が違うので、旧610L-S-5をそのまま置き換える竿ではありません。
旧610Lと同じ0.5〜8gを投げたいなら65L-S-5。
1g前後のジグヘッドを遠くへ投げたいなら610UL-S-5です。
旧72UL-S-5(2.18m)と76ML-T-5(2.29m)の長さは、新型にはありません。
特に76ML-T-5はチューブラー穂先で、1.5〜10gまで投げられる番手でした。
8gを超えるフロートリグやキャロを投げたい人は、新型の3機種では上限が足りません。

足場の高い堤防で長さが欲しかった人は、2ピースの月下美人MXの長い番手を見ることになりそうです。
アジング・メバリングに使える26月下美人MX MBの3機種

3機種とも5ピースの並継で、ソリッド穂先(メガトップ)です。
| ブランク | HVF NANOPLUS/X45 |
| 継ぎ | 並継(V-JOINT)・全番手5ピース |
| 穂先 | メガトップ(ソリッド) |
| リールシート | エアセンサーシート(ネオトラディショナル) |
| グリップ | カーボンモノコックリアグリップ(月下美人シリーズ初) |
| トップガイド | 小口径LFガイド |
| 発売 | 2026年9月 |
ダイワ 月下美人MX MB 610UL-S-5
| モデル | 全長 | 仕舞寸法 | 自重 | ルアー重量 | PE | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 610UL-S-5 | 2.08m | 47cm | 83g | 0.3〜5g | 0.1〜0.3号 | 35,000円 |
ダイワの説明は「飛距離と操作性を高次元で両立したスタンダードセンシティブモデル」。
1g前後のジグヘッドや小型メタルジグを安定して遠投できる、という位置づけです。
穂先は高弾性のソリッドティップで、潮のわずかな変化まで手元へ伝えるとされています。
先径は0.7mmで旧610L-S-5と同じ、元径は9.9mmから9.6mmへ少し細くなっています。
ルアー重量は0.3〜5g、ナイロンは1〜3lb、PEは0.1〜0.3号。
ゴロタ場や湾内の常夜灯周りと、場所を選ばず使える竿としてダイワは紹介しています。
逆に、5gを超えるプラグやフロートリグを多用するなら、65L-S-5のほうが無理がありません。

旧610Lの感覚で8g近いものまで投げると上限オーバーです。ここは数字をよく見てから選んでください。
ダイワ 月下美人MX MB 65L-S-5
| モデル | 全長 | 仕舞寸法 | 自重 | ルアー重量 | PE | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 65L-S-5 | 1.96m | 45cm | 83g | 0.5〜8g | 0.1〜0.4号 | 34,500円 |
ルアー重量0.5〜8g、ナイロン1.5〜4lb、PE0.1〜0.4号は、旧610L-S-5の数字と一つも違いません。
変わったのは長さで、2.08mから1.96mへ12cm短くなり、仕舞寸法も47cmから45cmになりました。
自重は83gで、旧610L-S-5より16g重い数字です。
ダイワの説明は「ジグヘッドリグや小型プラグを意のままに操れる」スタンダードモデル。
アジ・メバルをはじめライトゲーム全般に使える張りと粘りを持たせた、とされています。
最初の1本にパックロッドを選ぶなら、3機種の中ではいちばん守備範囲が広い竿ですね。
ダイワ 月下美人MX MB 510UL-S-5
| モデル | 全長 | 仕舞寸法 | 自重 | ルアー重量 | PE | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 510UL-S-5 | 1.78m | 41cm | 78g | 0.3〜5g | 0.1〜0.3号 | 34,000円 |
旧型には無かった長さで、仕舞寸法は3機種でいちばん短い41cm。
自重は78gで3機種の中ではいちばん軽いものの、旧型のどの番手よりも重い数字です。
ダイワは近〜中距離を主体に、湾内や常夜灯周りの明暗、ヨレを細かく探る竿として紹介していて、張りを持たせたソリッドティップで細かいシェイクの誘いがしやすいとしています。

カバンに入れて出張先で港をのぞく、みたいな使い方ならこの長さがいちばん楽そうです。
旧月下美人MX MB(MXモバイル)の3機種
旧型は「月下美人MXモバイル」の名前で売られていた3機種で、ダイワの公式サイトからは製品ページがなくなっています。
| モデル | 全長 | 仕舞寸法 | 自重 | ルアー重量 | PE | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 610L-S-5 | 2.08m | 47cm | 67g | 0.5〜8g | 0.1〜0.4号 | 35,300円 |
| 72UL-S-5 | 2.18m | 49cm | 70g | 0.3〜5g | 0.1〜0.3号 | 38,300円 |
| 76ML-T-5 | 2.29m | 52cm | 77g | 1.5〜10g | 0.15〜0.5号 | 39,300円 |
旧型の公式ページが挙げていた装備は、高密度HVFカーボンのブランクとメガトップの穂先。
ガイドはオールチタンフレームのSiCで、糸抜けを考えてφ4の中口径にしてありました。
72UL-S-5は軽量リグの遠投用、76ML-T-5はチューブラー穂先で重めのジグヘッドやキャロ、フロートリグを投げる番手でした。
旧型は3本とも2.08m以上で、新型よりも長い番手が中心でした。
型落ちの610L-S-5はまだ買いか
旧610L-S-5を今から選んでいいのは、次のどちらかに当てはまる人です。
- 2.08mで0.5〜8gを投げたい:この長さとパワーの組み合わせは新型にない
- とにかく軽いパックロッドが欲しい:67gは新型のどの番手より11〜16g軽い
反対に、1g前後のジグヘッドを遠投する釣りが中心なら、新しい610UL-S-5のほうがルアー重量の範囲が合っています。
手元の感度にこだわるなら、月下美人シリーズで初めてのカーボンモノコックリアグリップが付く新型のほうです。
定価で比べると、旧610L-S-5の35,300円に対して新610UL-S-5は35,000円で、新型のほうが300円安い設定です。
旧型はもう公式サイトに載っていないので、手に入るのは店頭やネットに残っている在庫だけになります。
シマノ・ダイワの竿は実売が定価より下がるのが普通で、型落ちはさらに値下がりしやすいので、残っているうちに条件のいい店で拾えれば十分アリだと思います。

旧610Lをもう持っている人なら、同じ長さの610ULに買い替える理由は正直あまりないです。気になるとしたら、長さの違う510ULか65Lのほうですね。
26月下美人MX MBの3機種を選ぶときに見る3項目
3機種は長さもパワーも近いので、次の3つの数字で分けると迷いにくくなります。
- ルアー重量の上限:5gまでなら510UL・610UL、8gまで使うなら65L
- 仕舞寸法:41cm・45cm・47cm。持ち運ぶカバンに入る長さか
- 全長:足場が低い港なら1.78m、遠投や足場の高い場所なら2.08m
自重は78〜83gで5gしか違わないので、ここで悩む必要はあまりありません。
リールも月下美人でそろえたい人は、月下美人MX LT1000S-Pのインプレに書いてます。
26月下美人MX MBと旧MX MBの比較表
← スワイプで全機種を比較できます →
| 26年モデル | 26年モデル | 26年モデル | 旧モデル | 旧モデル | 旧モデル | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| モデル | 26MX MB 610UL-S-5 | 26MX MB 65L-S-5 | 26MX MB 510UL-S-5 | 旧MX MB 610L-S-5 | 旧MX MB 72UL-S-5 | 旧MX MB 76ML-T-5 |
| 定価(税抜) | 35,000円 | 34,500円 | 34,000円 | 35,300円 | 38,300円 | 39,300円 |
| 全長 | 2.08m | 1.96m | 1.78m | 2.08m | 2.18m | 2.29m |
| 仕舞寸法 | 47cm | 45cm | 41cm | 47cm | 49cm | 52cm |
| 自重 | 83g | 83g | 78g | 67g | 70g | 77g |
| ルアー重量 | 0.3〜5g | 0.5〜8g | 0.3〜5g | 0.5〜8g | 0.3〜5g | 1.5〜10g |
| PE | 0.1〜0.3号 | 0.1〜0.4号 | 0.1〜0.3号 | 0.1〜0.4号 | 0.1〜0.3号 | 0.15〜0.5号 |
| こんな人におすすめ | 1g前後のジグヘッドを 遠くへ投げたい人 | 旧610Lと同じ0.5〜8gを 1本で回したい人 | 仕舞41cmで カバンに入れたい人 | 2.08m・0.5〜8gを 軽さ優先で選ぶ人 | 2.1m超の長さで 軽量リグを遠投したい人 | キャロ・フロートや 重めのジグヘッドを投げる人 |
月下美人MX MBの技術用語ミニ辞典
- Vジョイント:継ぎ部にバイアス構造のカーボンシートを入れ、継ぎ目の曲がりを1本竿に近づける構造
- X45:カーボンを±45°に斜めに巻いて、キャストや合わせのときの竿のネジレを抑える構造
- HVFナノプラス:樹脂を減らしてカーボン繊維の密度を上げた高密度HVFカーボンに、東レのナノアロイ技術を組み合わせた素材
- メガトップ:繊維と樹脂が均一に分散したカーボンソリッドの穂先。細くても折れにくい
- エアセンサーシート:カーボン繊維入りの樹脂で作ったリールシート。軽くて振動が伝わりやすい
- カーボンモノコックリアグリップ:リールシートから後ろの握りをすべてカーボンで作ったグリップ。月下美人シリーズでは26MX MBが初搭載
5ピースロッドの手入れ
継ぎ目が4か所あるぶん、2ピースの竿より継ぎ目の手入れに手間がかかります。
- 釣行後:継ぎを全部外してから真水で塩を流し、日陰で乾かす。継ぎ目に砂が残ると次に挿したとき噛みやすい
- 月1〜2回:各ガイドのフレームにヒビや曲がりがないか、穂先のトップガイドを中心に見る
- 年1回:継ぎ目の擦れやリールシートの緩みを確認し、気になるところはメーカー修理へ
移動のたびに仕舞ったり伸ばしたりすると、継ぎの差し込みが浅くなりやすいので、投げる前に1本ずつ押し込んでおくと安心です。
26月下美人MX MBのよくある質問
26月下美人MX MBの発売日と定価はいくらですか?
発売は2026年9月。
定価(税抜)は510UL-S-5が34,000円、65L-S-5が34,500円、610UL-S-5が35,000円です。
旧610L-S-5の後継モデルはどれですか?
1対1の後継はありません。
同じ2.08mなら610UL-S-5ですが、ルアー重量は0.3〜5gに下がっています。
旧610L-S-5と同じ0.5〜8gを投げたいなら、1.96mの65L-S-5です。
新型は旧型より軽くなりましたか?
標準自重は重くなりました。
2.08mどうしで67gから83gです。
新型でいちばん軽い510UL-S-5(78g)も、旧型でいちばん重い76ML-T-5(77g)より1g重い数字です。
旧72UL-S-5や76ML-T-5の代わりになる番手はありますか?
26月下美人MX MBには2.1mを超える番手がないので、シリーズの中に代わりはありません。
長さが欲しい場合は、5ピースにこだわらず2ピースのロッドから探すことになります。
仕舞寸法はどれくらいですか?
510UL-S-5が41cm、65L-S-5が45cm、610UL-S-5が47cmです。
旧型は610L-S-5が47cm、72UL-S-5が49cm、76ML-T-5が52cmでした。
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旧610L-S-5の使い心地や、エリアトラウトへの流用の話は月下美人MXモバイル 610L-S-5のインプレに書いてます。
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4ピースのパックロッドをエリアトラウトとライトゲームで使い回した話は、プレッソST 60UL-4のインプレにあります。
他社のライトゲームロッドも見ておきたい人は、フリーゲームXT S64ULSのインプレもどうぞ。


