電動ライトジギングに使えるシマノの電動リール。オススメはフォースマスター600
2024年版!電動ライトジギングに使えるシマノ電動リール
ライトジギングを電動リールで行う電動ライトジギング。
そんな電動ライトジギングに使える電動リールはどのようなものがいいのか?という記事を以前書きました。
この記事の内容をまとめると…
以上のようなメリット、デメリットを考慮したうえで、電動ライトジギング用リールに求められる性能は以下の通り。
- できるだけ軽量
- できれば完全片手操作できる
- フォール→着底→巻上の一連の動作がスムーズにできる
本記事では以上3点に着目してシマノのライトジギングに使える電動リール(1000サイズ未満)「プレイズ」と「フォースマスター」シリーズを紹介。
200サイズ
200サイズはライトジギングには少し弱いかもしれませんが、使い方によっては十分可能!ということでピックアップ。
シマノ フォースマスター200/201
- ギヤ比:8.2
- 最大ドラグ力(kg):5.0
- 自重(g):395
- PE糸巻量(号ーm):0.8-270、1-220、1.5-150
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):66
- ベアリング数(S A-RB/BB/ローラー):7/2/1
- シマノ巻上力(kg):27
- 最大巻上速度(m/分):195
- 本体価格(円):83,300
フォースマスター200の特徴
自重395g
ダイワも含めて最軽量な電動リール(マイボ!調べ)ってことで〇。
タッチドライブ搭載
「タッチドライブ」搭載で片手操作はもちろん、1速ごとの微調整もしやすくなりました。
また「タッチドライブ」は仕掛け回収後に船べり停止と同時にスピードもリセットされるため、次回仕掛け時にスピード設定を0に戻す手間がありません。(従来の「スマートダイヤル」は戻す必要あり)
モーター&クラッチ連動機能、スピードクラッチ搭載
「モーター&クラッチ連動機能」はもちろん、「スピードクラッチ」も搭載されています。
「スピードクラッチ」はクラッチOFF状態から再度クラッチを押すことでクラッチONにできる機能。
ちなみに従来のシマノ電動リールではクラッチを上げるとクラッチONになる「スマートクラッチ」(他フォースマスターシリーズ)、または通常のクラッチと別にプッシュすることでクラッチONになるスイッチがある「クイックリターンクラッチ」(プレイズシリーズ)の設定でした。
これらのシステムに比べて「スピードクラッチ」によりクラッチON動作がよりしやすくなっており、よりスムーズな巻上開始ができるでしょう。
モーターONのままフォール→着底後即クラッチON(クラッチ押すだけ)→自動的に巻上開始、というようにクラッチ操作のみで釣りができちゃうという便利さ
以上のように操作性の面ではライトジギングに問題はなさそうですが、とはいえ200サイズの小型電動リール。
あまりにも重いジグで激しいジャークを入れたり、大型魚とのやりとりなどにガンガン使用するには少し荷が重いかも。
モーターへの負担も大きく、寿命を短くしかねないのでほどほどに。
600サイズ
続いて600サイズからはプレイズシリーズが登場。
「プレイズ600」はサイズは大きくなっているが、モーター性能は上述の「フォースマスター200」以下であることに注意。
シマノ プレイズ600
- ギヤ比:5.5
- 最大ドラグ力(kg):5.0
- 自重(g):470
- PE糸巻量(号ーm):2-300、3-200、4-150
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):59
- ベアリング数(BB/ローラー):5/1
- シマノ巻上力(kg):15
- 最大巻上速度(m/分):155
- 本体価格(円):55,000
プレイズ600の特徴
自重475g
自重は475gと電動リールとしては軽量な部類。
たださらに軽量な電動リールも存在するため、△に。
どこまで△判定!?という疑問があるかと思いますので、一応判定基準としては以下のように設定しています。
- 400g未満→〇
- 400g以上600g未満→△
- 600g以上→×
スマートダイヤル、チョイ巻きスイッチなし
片手操作を可能とする巻上方法として、シマノの電動リールの場合「スマートダイヤル」や「チョイ巻きスイッチ」がありますが、「プレイズ400」にはどちらも搭載されていません。
そのため完全片手操作は不可能な機種となっております。
モーター&クラッチ連動機能なし
フォール→着底→巻上の一連の動作の中で、モーターを手動でOFFにしなくてもクラッチを切ると自動でモーターOFFになる「モーター&クラッチ連動機能」などが搭載されていない、という点で×に。
「モーターOFF→クラッチOFF→着底→クラッチON→モーターON」という一連の動作を手動でかつ両手で行う必要があります。
機能では劣るけど、実売価格約35,000円と安い!という金額面の強みを持っている「プレイズ600」。片手操作不要な遊漁船なら全然使える!
先ほども書きましたが、600サイズとはいえより小型の「フォースマスター200」よりモーター性能が劣っている点から、あまり重いジグを使用した激しいアクション、大型魚とのファイトには向かない。
やさしく使ってあげましょうね
シマノ フォースマスター600/601
- ギヤ比:6.5
- 最大ドラグ力(kg):10.0
- 自重(g):490
- PE糸巻量(号ーm):2-300、3-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):67
- ベアリング数(BB/ローラー):8/2
- 実用巻上持久力(kg):6
- 最大巻上速度(m/分):195
- 本体価格(円):95,200
フォースマスター600の特徴
自重495g
「フォースマスター200」より約100g重くなってしまいましたが、その代わりドラグ力やモーターパワーなど大幅にパワーアップ。
タッチドライブ搭載
「タッチドライブ」搭載。
モーター&クラッチ連動機能、スピードクラッチ搭載
「フォースマスター200」同様「モーター&クラッチ連動機能」、「スピードクラッチ」搭載。
800サイズ
最後に800サイズは2022年より「フォースマスター800」が廃番になり、プレイズシリーズのみ。
シマノ プレイズ800
- ギヤ比:5.1
- 最大ドラグ力(kg):10.0
- 自重(g):615
- PE糸巻量(号ーm):3-300、4-250
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):70
- ベアリング数(S A-RB/BB/ローラー):6/2/1
- シマノ巻上力(kg):49
- 最大巻上速度(m/分):190
- 本体価格(円):58,000
プレイズ800の特徴
自重615g
自重600gオーバーと今回紹介する電動リールの中で最重量級。
チョイ巻きスイッチはあるけど…
「チョイ巻きスイッチ」と「クイックリターンクラッチ」により完全片手操作をしようと思えばできますが、そもそも片手操作を前提とされた設計になっていないリール。
自重600gオーバーと相まって片手操作の常用は難しく、一時的なもので思った方が良さそう。
モーター&クラッチ連動機能なし
ほかのプレイズシリーズ同様、「モーター&クラッチ連動機能」はありません。
手動でモーター、クラッチのON/OFF動作を都度行う必要があります。
ただ安いしパワーはそれなりにあるので、大型魚を見据えた両手での電動ジギング用と考えれば使えなくはないリール。ちと重いけど。
まとめ
以上シマノ電動リールをライトジギングに求められる3つのポイントに注目して見てきましたが、いずれのリールも特徴あり一概にコレ!というのは決めがたいですね。
「フォースマスター」シリーズは高性能だけど金額が高いし、かといって安い「プレイズ」シリーズでもコスパに優れて使えなくもない。
ちなみに僕はケチって「プレイズ」シリーズを購入しましたが、片手操作しにくいという点で少し後悔…
(もちろん電動ライトジギングに使えますが、重いし片手操作しにくい、っていうのは大きなデメリット)
ということで、電動ライトジギングに使うなら「フォースマスター」シリーズの中でも「フォースマスター600/601」が性能のバランスがよく一番オススメ。
それなりに軽量ながらパワーもあり、「タッチドライブ」や「スピードクラッチ」など新機能盛りだくさん。
電動ライトジギングのリール選びの参考になれば幸いです!