【2022年】ひとつテンヤマダイに使えるダイワのスピニングリール10選。コスパ優秀ランキングも!

ダイワのひとつテンヤマダイに使えるスピニングリールたち

ダイワのひとつテンヤマダイに使えるリールを探してるけど、「紅牙」シリーズのスピニングリールって1種類しかない…

「紅牙」シリーズ以外にもっとたくさんのひとつテンヤマダイに使えるリールあるよ!!
ダイワの真鯛ゲームといえば「紅牙」シリーズが有名ですが、中でもひとつテンヤマダイやキャスティングタイラバに使えるスピニングリールは現状1種類のラインアップしかありません。
しかし「紅牙」以外にも実はひとつテンヤマダイに使えるスピニングリールというのは多数存在します。

と聞いてダイワのホームページ見てきたけど、いっぱい種類があって何が違っててどれがイイのかよく分かんない…
「レガリス」「カルディア」「イグジスト」…などたくさんありますが、どれがひとつテンヤマダイ向けで、モデルごとに何が違うとか正直分かりにくい。
ということで本記事ではダイワのひとつテンヤマダイに使えるスピニングリールを比較しながら一挙紹介。
これら以外にも使えるモデルは存在しますが、ひとつテンヤマダイにおいて最低限推奨される以下仕様を満たしている機種に絞って10種類ピックアップしております。
- ハイギヤ(ハンドル1回転巻取80cm以上)
- 最大ドラグ力7kg以上
- シングルハンドル+T字型など大きめハンドルノブ
- 自重250g以下
最大ドラグ力7kgとか、T字型ハンドルノブまで必要?っていう声もあると思いますが、あくまで大鯛とか外道として大型青物などがヒットしてくる可能性も考慮に入れての推奨仕様。

使用する海域によってはここまで必要ない場合もあるので、その場合は一つ小さめサイズを選択してもOKでしょう
ひとつテンヤマダイコスパ優秀リールランキングも作ってみましたので、長文読むのがメンドクサイ方は最後のまとめまで飛んでみてね!
※スペック欄の定価はすべて税抜表示。また実売価格はAmazonでの参考税込価格です。
共通仕様
と各リール紹介の前に、本記事で紹介している全リールの共通仕様を紹介します。
- ATD(オートマチックドラグシステム):スムーズな滑り出しと魚の引きに追従できる粘り強い新世代ドラグシステム
- エアローター:軽量、高感度の新形状ローター
- クロスラップ:巻き糸の角度を上げてライントラブル減少と飛距離UP
- エアベール:強度があり、ライントラブル減少させる新ベール形状
- ツイストバスターⅡ:ローラー回転による糸ヨレを軽減
- ローターブレーキ:不意のベール返りを防止する
- シャワー洗浄可
- 海水対応
「ATD」などはライトタックルで大型真鯛に挑むひとつテンヤマダイには最低限必須ともいえる機能ですが、もっとも安いモデルから付いているので安心。
ちなみにダイワの最近のリールのコンセプトとしてうたわれている軽くて強いという「LT(ライト&タフ)」モデルに使われる型番の意味は以下の通り。
- C=コンパクトボディ
- H=ハイギア
- XH=エクストラハイギア
- S=浅溝スプール
それでは各リール紹介いってみましょう!
ひとつテンヤ用としては最安!「レガリス」
2018年発売、実売価格は約7,000円。
「レガリス」の機能・仕様
- ボディ素材:DS5(ファイバー強化特殊プラスチック)
- ローター素材:DS4(ファイバー強化特殊プラスチック)
- スプール素材:薄肉アルミ
- 折りたたみ式アルミマシンカットハンドル
- タフデジギア
- スプール構造:LC-ABS(ロングキャストーアンチバックラッシュシステム)
「レガリス」の特徴
今回紹介するリールのなかでは1万円を切る最安商品。
ダイワの汎用スピニングリールのラインアップとしてはもっと安い、例えば「レブロス」や「クレスト」などもありますが、ドラグ力が弱かったり、200g後半という重さが理由でひとつテンヤに使うにはちょっと苦しいということで今回は除外。
もし、とにかく安くひとつテンヤできるスピニングリールを探している!と言う方でも、ダイワでは最低「レガリス」以上を選ぶことを絶対オススメします。
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レブロスやクレストが安いと言っても、実は「レガリス」とは1,000~2,000円ぐらいの差ですからね
1万円以下で安いとはいえ、3000番で最大ドラグ力10kgを持ちながら自重220gという軽量さはスゴイと思う。
ひとつテンヤに使っても、大鯛や青物などある程度の大物までは力負けせず対応できるレベルでありながら軽量。
また軽量テンヤに細糸を使うひとつテンヤには必須ともいえる「ATD」というドラグシステムも採用されており、より安心。
エアローターやファイバー強化特殊プラスチックなど、最新の形状や素材が採用されることで軽量化と強さが両立されております。

コスパに優れる1台。この価格でこれだけの性能を持っているのも技術の進歩の賜物でしょう
とはいえやはり高額な上位モデルと比べると強度や感度などにおいては劣ります。
例えば上位モデルに搭載されている「マグシールド」や、ボディやローターに使われる「ZAION」という最新素材など、より高強度、軽量化、高感度のための技術などが「レガリス」には採用されていません。

渋い状況で1日に1度あるかないかという小さなアタリをとりたい!

大物とバリバリファイトしてガンガン使い込みたい!
こういったひとつテンヤに対してストイックに挑む方や、耐久性を求める方には少し荷が重いリールかもしれませんネ。
- ひとつテンヤにオススメリールとしてはダイワ最安
- 安くても最低限以上の性能を持ち、コスパ優秀
- ただ上位モデルと比べると剛性や強度、感度は劣る
「レガリス」ひとつテンヤにオススメモデル
「LT2500D」、「LT3000D-C」もドラグ力10kgあって候補には入るが、同じパワーながらもっともハイギヤモデルである「LT3000-CXH」をもっともオススメにチョイスしてみた。
LT3000-CXH
- コンパクトボディ、エクストラハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):93
- ギア比:6.2
- 自重(g):220
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):1-200、1.2-190、1.5-170
- ベアリング(ボール/ローラー):5/1
- ハンドル長(mm):55
- 定価(円):10,500
マグシールド搭載「フリームス」
2021年発売、実売価格は約12,000円。
「フリームス」の機能・仕様
- マグシールド(ボディ)
- ボディ素材:ZAION V(カーボンハイブリッド樹脂)
- ローター素材:ZAION V(カーボンハイブリッド樹脂)
- スプール素材:薄肉アルミ
- アルミマシンカットハンドル
- タフデジギア
- スプール構造:LC-ABS(ロングキャストーアンチバックラッシュシステム)
「フリームス」の特徴
ダイワ自慢の防水構造「マグシールド」をボディ部に採用。
「マグシールド」とは、ボディとローターの隙間にオイルの壁を作ることで海水や埃などの侵入を防止する構造で、初期の回転性能を長期間維持することができます。

ダイワサービス部門いわく、マグシールド搭載リールではベアリング不具合の修理が実際に激減したそう
21モデルの「フリームス」と後述の「カルディア」で初めて採用された「ZAION V」。
従来の高密度カーボン樹脂素材「ZAION」の「V=バーサタイル(汎用)」版ということで、1万円台の「フリームス」などでも採用が可能となりました。
- マグシールド採用で耐久性アップ
- 「ZAION V」により若干の軽量化✙高剛性化
- 「レガリス」約5,000円アップでマグシールド+軽量化はお買い得!
「フリームス」ひとつテンヤにオススメモデル
2500サイズの「LT2500」「LT2500-XH」の2種類、3000サイズは「LT3000-C」「LT3000-CXH」「LT3000」「LT3000-XH」の4種類のラインアップ。
この中からエクストラハイギヤモデルの「LT2500-XH」と「LT3000-CXH」をピックアップしてみた。
ちなみに、「LT3000-CXH」と「LT3000-XH」はボディサイズとハンドル長さ、自重の違い(C=コンパクトボディ)。
より強度や耐久性を求めるなら、少し重くはなりますが「LT3000-XH」がオススメ。
LT2500-XH
- LTシリーズ、エクストラハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):87
- ギア比:6.2
- 自重(g):200
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):0.6-290、0.8-200、1.0-190
- ベアリング(ボール/ローラー):5/1
- 定価(円):17,300
LT3000-CXH
- LTシリーズ、コンパクトボディ、エクストラハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):93
- ギア比:6.2
- 自重(g):210
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):1.0-200、1.2-190、1.5-170
- ベアリング(ボール/ローラー):5/1
- 定価(円):18,000
アルミボディで高剛性!「レグザ」
2018年発売(一部モデルは2019年発売)、実売価格は約15,000円。
「レグザ」の機能・仕様
- マグシールド(ボディ)
- ボディ素材:アルミ(スーパーメタル)
- ローター素材:DS4(ファイバー強化特殊プラスチック)
- スプール素材:薄肉アルミ
- アルミマシンカットハンドル
- タフデジギア
- スプール構造:LC-ABS(ロングキャストーアンチバックラッシュシステム)
「レグザ」の特徴
下位モデル「レガリス」や「フリームス」が樹脂素材であったのに対し、「レグザ」は高純度のアルミニウム素材のボディが採用されています。
DS5やZAION Vなどの樹脂素材も強度に優れる、とはいえ金属には敵わない。
大物とのファイト時にブレやネジレを抑えることができる剛性、耐久性がある金属製ボディの「レグザ」は安心感がありますね。
上記のように金属ボディになり強度、耐久性が上がった反面、「レガリス」や「フリームス」と比較すると自重は若干上がってしまいました。
- アルミボディで強度、耐久性アップ
- 反面自重もアップ…
「レグザ」ひとつテンヤにオススメモデル
2500サイズには「LT2500」「LT2500S-XH」もあるが、最大ドラグ力10kgでもっともハイギヤモデルの「LT2500D-XH」チョイス。
3000サイズでは「LT3000」「LT3000-XH」ではなくもっともハイギヤかつ軽量である「LT3000S-CXH」を選んでみた。
基本同じ仕様で糸巻量が多い「LT3000D-CXH」もあるので、深場での釣りなどで多めに糸を巻きたい方はソチラを。
LT2500D-XH
- 深溝スプール、エクストラハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):87
- ギア比:6.2
- 自重(g):235
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):1-360、1.2-300、1.5-230
- ベアリング(ボール/ローラー):5/1
- ハンドル長(mm):55
- 定価(円):20,500
LT3000S-CXH
- 浅溝スプール、コンパクトボディ、エクストラハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):93
- ギア比:6.2
- 自重(g):245
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):1-190、0.8-200、0.6-290
- ベアリング(ボール/ローラー):5/1
- ハンドル長(mm):55
- 定価(円):20,500
「ZAION V」×「モノコックボディ」でコスパ優秀!「カルディア」
2021年発売、実売価格約20,000円。
「カルディア」の機能・仕様
- マグシールド(ボディ)
- モノコックボディ
- ボディ素材:ZAION V(カーボンハイブリッド樹脂)
- ローター素材:ZAION V(カーボンハイブリッド樹脂)
- スプール素材:薄肉アルミ
- アルミマシンカットハンドル
- タフデジギア
- スプール構造:LC-ABS(ロングキャストーアンチバックラッシュシステム)
- ラインローラー1BB
「カルディア」の特徴
従来のスピニングリールはボディとカバー別々のパーツを組み合わせて作られていました。
これに対し「カルディア」は「モノコックボディ」というロケットやF1マシンなどにも採用されている、フレームとボディが一体化された構造になっています。
この「モノコック」構造により、ビス固定のスペースが不要などの理由で小型ボディの実現、さらにその中でドライブギヤのサイズを極限まで拡大することが可能に。
さらにその素材として軽量かつ高剛性であるカーボンハイブリッド樹脂「ZAION V」を採用。
この「モノコックボディ」と「ZAION V」の組み合わせにより、2000サイズで175gという軽量性を達成。
以上のようなボディやローター素材の見直しにより軽量化されながら、耐久性や強度、パワーもキープされることで、軽くて強いリールに仕上がっています。

「ZAION」は軽くて強い、とはいえ金属と比べるとどうなの?

もちろん金属のが強い。ちなみにダイワのスピニングリールの上位モデル「イグジスト」や「セルテート」は金属素材のボディ
つまり剛性は金属(アルミ)にはかなわないのです。
「ZAION」はアルミと比較して剛性は約60%、精度は約80%というデータも。
ただ、あくまでアルミと比較した場合の話であって、「ZAION」でもひとつテンヤマダイに必要最低限以上の強度は確保されながら、軽量であり錆の心配はない。というのは十分大きな武器になるでしょう。
- 「ZAION」×「モノコックボディ」で軽量化、でも金属ボディには剛性は劣る
- 最低限以上のパワーもキープしてコスパ優秀
- 「レグザ」とは約5,000円差
「カルディア」ひとつテンヤにオススメモデル
2500サイズのエクストラハイギアモデル「LT2500S-XH」は最大ドラグ力5kgと弱いため除外。
3000サイズは「LT3000-CXH」「LT3000」「LT3000-XH」の3種類のラインアップで、オススメは「LT3000-XH」またはコンパクトボディの「LT3000-CXH」。
LT3000-XH
- エクストラハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):93
- ギア比:6.2
- 自重(g):215
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):1.0-200、1.2-190、1.5-170
- ベアリング(ボール/ローラー):6/1
- ハンドル長(mm):60
- 定価(円):24,200
LT3000-CXH
- コンパクトボディ、エクストラハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):93
- ギア比:6.2
- 自重(g):205
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):1.0-200、1.2-190、1.5-170
- ベアリング(ボール/ローラー):6/1
- ハンドル長(mm):55
- 定価(円):23,700
ひとつテンヤ専用モデル!以外は微妙…「紅牙MX」
2015年発売、実売価格約20,000円。
「紅牙MX」の機能・仕様
- マグシールド(ボディ)
- ボディ素材:ZAION(高密度カーボン素材)
- ローター素材:DS5(ファイバー強化特殊プラスチック)
- スプール素材:エアスプール(DS5素材)
- アルミマシンカットハンドル
- デジギアⅡ
- スプール構造:ABSⅡ(アンチバックラッシュシステム2)
「紅牙MX」の特徴
紅牙シリーズといえば、タイラバでもおなじみのようにピンク色のカラーリング。
真鯛を連想させるカラーで、ひとつテンヤマダイにもピッタリ!?
「カルディア」に採用されている「タフデジギア」に対し、「紅牙MX」は「デジギアⅡ」。
一見進化した名前に感じるが、実は「タフデジギア」の方が進化版。
「
「ABSⅡ」はキャスト時のライントラブル減少と飛距離アップできるスプール構造。
ただ、上位モデルに採用されている「LC-ABS」の方が新型で高性能であると考えられる…
先ほどの「カルディア」と比較すると、スプール素材がアルミ→DS5になったうえに自重が20g重くなり、最大ドラグ力も3kgダウン。
上記のようにギア素材も退化し、ちょっと安い「カルディア」の方がコスパ良し。

カラーリングやデザインが大好き!な方以外は選ぶ意味は無いかと…
- ピンク色のカラーリングは真鯛タックル!の雰囲気がでる
- 「LC-ABS」→「ABSⅡ」という微妙な変更
- スプール、ギア素材、自重、ドラグ力などは「カルディア」より弱体化
- トータルで見るとモデル古くイマイチ。「カルディア」の方がコスパ良し
「紅牙MX」ひとつテンヤにオススメモデル
「紅牙MX」のラインアップは「2508PE-H」のみ。
2508PE-H
- ハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):84
- ギア比:5.6
- 自重(g):210
- 最大ドラグ力(kg):7
- 標準糸巻量PE(号-m):0.8-200、1-140
- ベアリング(ボール/ローラー):6/1
- ハンドル長(mm):55
- 定価(円):29,800
軽量化や回転性能など進化!「バリスティック」
2019年発売、実売価格は約30,000円。
「バリステックFW」は淡水(FreshWater)専用機のため、通常の「バリステック」の紹介。
※2022年廃番になったようですが、一部店舗では在庫販売されているようなので情報残しています。
「バリスティック」の機能・仕様
- マグシールド(ボディ)
- ボディ素材:ZAION(高密度カーボン素材)
- ローター素材:ZAION(高密度カーボン素材)
- スプール素材:薄肉アルミ
- アルミマシンカットハンドル
- マシンカットタフデジギヤ
- スプール構造:LC-ABS(ロングキャストーアンチバックラッシュシステム)
- ラインローラー2BB
「バリスティック」の特徴
従来の「デジギヤⅡ」や「マシンカットデジギヤ」に比べ、さらに回転性能と回転耐久性がアップした「マシンカットデジギヤ」が採用。
強度と耐久性に優れた「超々ジュラルミン」素材を冷間鍛造で高強度で仕上げ、超精密なマシンカットで理想的なギヤに仕上がっています。
ダイワの汎用スピニングリール最高峰である「イグジスト」もこの「マシンカットデジギヤ」が採用されているように、現状では最強と思われるギヤ。
ラインローラーとはベールの端にあるラインが掛かっている部分。
回転時には常に力が掛かっていて、この部分の性能や調子によって巻き心地が大きく変わることも。
通常この部分にはボールベアリングは1個だけであるリールがほとんどでありますが、「バリスティック」などのような上位機種では2個搭載されています。
ボールベアリング2個搭載されることで、より軽い回転が実現されました。
- 最上位機種にも採用されてる「マシンカットタフデジギヤ」搭載
- ラインローラに2BBでより軽い回転
「バリスティック」ひとつテンヤにオススメモデル
2500サイズは2種類、「LT2500SS-CXH」と「LT2500S-XH」は最大ドラグ力5kgということで除外。
3000サイズは3種類あり、「LT3000」はローギヤということで以下2機種の紹介です。
LT3000S-CXH
- 浅溝スプール、コンパクトボディ、ハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):93
- ギア比:6.2
- 自重(g):180
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):0.6-290、0.8-200、1.0-190
- ベアリング(ボール/ローラー):7/1
- ハンドル長(mm):55
- 定価(円):37,300
LT3000-XH
- エクストラハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):93
- ギア比:6.2
- 自重(g):195
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):1-200、1.2-190、1.5-170
- ベアリング(ボール/ローラー):7/1
- ハンドル長(mm):60
- 定価(円):37,800
ZAION×モノコックボディにより究極の軽量性を手に入れた「ルビアス」
2020年発売、実売価格約30,000円。
「ルビアス」の機能・仕様
- マグシールド(ボディ)
- ボディ素材:ZAION(高密度カーボン素材)
- ローター素材:ZAION(高密度カーボン素材)
- スプール素材:薄肉アルミ
- アルミマシンカットハンドル
- タフデジギヤ
- スプール構造:LC-ABS(ロングキャストーアンチバックラッシュシステム)
- ラインローラー2BB
「ルビアス」の特徴
「21カルディア」にも採用されている「モノコックボディ」というフレームとボディが一体化された構造。
この「モノコック」構造により、ビス固定のスペースが不要など、極限まで小型化されたボディが実現しました。
さらに「ルビアス」はそのボディ素材に軽くて強い高密度カーボン「ZAION」を組み合わせることで、最上位モデル「イグジスト」同等の軽量さ。

3000サイズで180g!!でも実は「バリスティック」も自重は同等
「モノコックボディ」と連動して、細かい部分も新技術が多数搭載されています。
- ストッパーレスボディ…ストッパーがなくなることで軽量化と防水性能アップ
- 巨大エンジンプレート…パワーロスにつながりうる回転軸のブレを減少
- シームレス新形状エアベール…繋ぎ目がない一体型になることで軽量化と感度アップ
モノコックボディによりギアは大径化!とはいえシステムは最上位モデル「イグジスト」や先述の「バリスティック」に搭載されている「マシンカットタフデジギヤ」ではなく、「タフデジギヤ」。
- ZAIONモノコックボディにより最上位モデル並みの軽量
- 細かい新機構たくさん
「ルビアス」ひとつテンヤにオススメモデル
推奨仕様を満たすのは3000サイズ4種類のラインアップの内、「LT3000S-CXH」。
「LT3000-XH」はデカすぎ、「LT3000」「LT3000-C」はローギヤ。
ちなみに2500サイズのハイギヤモデルは「LT2500-XH」があるが、ハンドルノブがI型。
それ以外最大ドラグ力などは推奨仕様満たしているので、大型魚がヒットしてくる可能性が低い場合はアリ。
LT3000S-CXH
- 浅溝スプール、コンパクトボディ、エクストラハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):93
- ギア比:6.2
- 自重(g):180
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):0.8-200、1-190
- ベアリング(ボール/ローラー):9/1
- ハンドル長(mm):55
- 定価(円):39,900
まさにライト&タフ!最上位に迫る性能を誇る「セルテート」
2019年発売、実売価格約40,000円。
「セルテート」の機能・仕様
- マグシールド(ボディ、ラインローラー)
- モノコックボディ
- ボディ素材:アルミ(スーパーメタル)
- ローター素材:ZAION(高密度カーボン素材)
- スプール素材:薄肉アルミ
- アルミマシンカットハンドル
- マシンカットタフデジギヤ
- スプール構造:LC-ABS(ロングキャストーアンチバックラッシュシステム)
- ラインローラー2BB
「セルテート」の特徴
「セルテート」も「ルビアス」同じくモノコックボディ採用。
さらに「セルテート」はそのボディ素材に加工精度が高く、耐久性の高いスーパーアルミが採用されています。
そのほか「マシンカットタフデジギヤ」など下位モデルの「バリスティック」にも採用されている高耐久、軽量化などの技術はそのままに、ベアリング数も増えるなど大幅に進化。
以上で「ルビアス」や「バリスティック」より約1万円のアップと高額ではありますが、十分金額に見合ったリールに仕上がっています。
下位機種ではボディ部分だけだった「マグシールド」がラインローラー部にも搭載されました。
ラインローラーと言えばラインが直接接触し、常に負荷が掛かっていてハードな部分。
そういったハードな部分ですから、塩ガミなどが原因でゴリ感が発生し巻き心地の低下や「シャリシャリ…」といった異音など発生しやすい部分でもあります。
そこにマグオイルで壁を作り、半永久的に水やほこりの浸入を防ぐ「マグシールド」が搭載されることで防水性がアップしています。
- 高負荷のラインローラ部もマグシールド搭載で耐久性アップ
- モノコック+スーパーアルミボディにより、強くて軽いリールに
- 「ルビアス」から約1万円アップで上記の進化はコスパGood
「セルテート」ひとつテンヤにオススメモデル
2500サイズは3種類、3000サイズは4種類のラインアップ。
2500サイズでは「LT2500S」と「LT2500S-XH」はドラグ力弱く除外、「LT2500-H」の紹介。
3000サイズでは「LT3000S-CH-DH」はダブルハンドルのエギング向き、「LT3000」はローギヤ、「LT3000-XH」はハンドルサイズ大きく自重も重めということで除外、「LT3000-CXH」をもっともオススメとします。
LT2500-H
- ハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):80
- ギア比:5.7
- 自重(g):205
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):0.8-200
- ベアリング(ボール/ローラー):10/1
- ハンドル長(mm):55
- 定価(円):48,500
LT3000-CXH
- コンパクトボディ、エクストラハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):93
- ギア比:6.2
- 自重(g):210
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):1-200
- ベアリング(ボール/ローラー):10/1
- ハンドル長(mm):55
- 定価(円):48,500
フルメタルながら超!軽量!「ルビアスエアリティ」
2021年発売、実売価格は約50,000円少々。
「ルビアスエアリティ」の機能・仕様
- マグシールド(ボディ、ラインローラー)
- モノコックボディ
- ボディ素材:マグネシウム(エアメタル)
- ローター素材:ZAION(高密度カーボン素材)
- スプール素材:薄肉アルミ
- アルミマシンカットハンドル
- マシンカットタフデジギヤ
- スプール構造:LC-ABS(ロングキャストーアンチバックラッシュシステム)
- ラインローラー2BB
「ルビアスエアリティ」の特長
タフで軽い!が売りだった下位モデルの「セルテート」より一気に35g軽量化された「ルビアスエアリティ」。
ひとつテンヤに使える「LT2500-XH」で170g、「LT3000S-CXH」で175gと本記事内最軽量。
軽さだけなら、この後ご紹介するダイワスピニングリール最高峰モデル「イグジスト」より軽い。
「ルビアスエアリティ」のもっともスゴイところは、上述した軽さだけでなく、ボディ全体が金属(マグネシウム)製で剛性、耐久性にも優れる点。
例えば下位モデル「ルビアス」も同等クラスに軽量ではありますが、コチラは「ZAION」(カーボン)製。
不意の大物がヒットする可能性もあるひとつテンヤにおいては、やはり剛性は高い方が安心です。
- ダイワ最高峰「イグジスト」に迫る性能
- フルメタルボディながら最軽量
- 以上で約5万円はコスパよし?
「ルビアスエアリティ」ひとつテンヤにオススメモデル
2500サイズは「LT2500」と「LT2500-XH」の2種類。
3000サイズは「LT3000S-C」「LT3000S-CXH」「LT3000」「LT3000-XH」の4種類。
いずれも最大ドラグ力は同じでギア比、糸巻量のお好みでの選択になると思いますが、オススメとして「LT2500-XH」と「LT3000S-CXH」のご紹介。
LT2500-XH
- エクストラハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):87
- ギア比:6.2
- 自重(g):170
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):0.8-200
- ベアリング(ボール/ローラー):11/1
- 定価(円):57,900
LT3000S-CXH
- 浅溝スプール、コンパクトボディ、エクストラハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):93
- ギア比:6.2
- 自重(g):175
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):0.8-200
- ベアリング(ボール/ローラー):11/1
- 定価(円):58,900
ダイワ最強のスピニングリール!「イグジスト」
2022年発売、実売価格はこれまでから一気に跳ね上がり、90,000円〜。
「イグジスト」の機能・仕様
- エアドライブデザイン
- マグシールド(ボディ、ラインローラー、ボールベアリング)
- モノコックボディ
- ボディ素材:マグネシウム(エアメタル)
- ローター素材:ZAION(高密度カーボン素材)
- スプール素材:薄肉アルミ
- アルミマシンカットハンドル
- マシンカットタフデジギヤ
- ツイストバスターⅢ
- ATD TYPE-L
- ラインローラー2BB
「イグジスト」の特徴
ルアー操作性の究極を目指した新設計「エアドライブデザイン」採用。
これは「エアドライブローター」「エアドライブスプール」「エアドライブベール」「エアドライブシャフト」という4つのテクノロジーで構成されたもの。
他にも「タフデジギヤ+モノコックボディ+マグシールド」はもちろん採用されており、軽くて強い、LT(ライト&タフ)の究極形。
例えばボディ素材にマグネシウム(エアメタル)を使用することで軽量化と強度キープされていたり、ストッパーやリールフットなどが新形状に。
こういった細かい部分まで突き詰めて設計されることで、1gでも軽く、また微差を感知できる究極の感度や回転性能が実現されました。
下位機種の「ルビアスエアリティ」と比較すると金額は倍近くのアップですから、正直価格に見合ってなくてコスパは良くない、と言わざるをえないでしょう。
しかし「イグジスト」はスペックや価格、コスパとかだけでは語れない、ダイワのメーカーとしての釣りに対する想いや誇りが詰まっているリール。
とにかく安い!コスパに優れる!そういった商品を求めがちな今の時代ですが、ダイワが提唱する釣りの楽しさ、すばらしさ、そして釣りを通して「BE EARTH-FRIENDLY(地球に優しく)」といったメッセージにもっとも答えることができるのはこの「イグジスト」ではないかと思います。
「イグジスト」のようにコストを気にせず釣り人目線で開発に取り組んだ結果、世界でも誇れる”イイもの”が完成したのだと思いますが、もし開発者が売上や利益だけを追い求めてしまうと、メーカー目線だけの”売れるもの”を目指してしまいがち。
そうなってしまうとリールをはじめ釣具の進化や発展も止まってしまうと思うので、こういった一見コスパには見合わないリールを購入することが、ダイワに対する「投資」だという釣り人の想いも必要なのでしょう。

僕には高すぎて買えないですけどね(笑)買える人にはもっとも買ってほしいリール
- ダイワ最強のスピニングリール
- 軽くて強い「LT」コンセプトの究極形
- コスパだけじゃない、ダイワへ「投資」できるリール
「イグジスト」ひとつテンヤにオススメモデル
2500サイズが4種類「LT2500S」「LT2500S-H」「LT2500S-DH」「LT2500-XH」ですが、全て最大ドラグ5kgと少し弱い。
3000サイズでは「LT3000S」「PC LT3000」「PC LT3000-XH」の3種類、その中でもっともハイギヤかつ軽量で糸巻量も適正なコンパクトボディである「PC LT3000-XH」をピックアップ。
PC LT3000-XH
- パワーカスタム、エクストラハイギア
- 巻取長さ(cm/ハンドル1回転):93
- ギア比:6.2
- 自重(g):190
- 最大ドラグ力(kg):10
- 標準糸巻量PE(号-m):1-200
- ベアリング(ボール/ローラー):12/1
- ハンドル長(mm):60
- 定価(円):104,000
まとめ
以上ダイワのひとつテンヤマダイに使えるスピニングリール10種類を紹介してきました。
とにかく安いリール、値段が手ごろかつ高性能なコスパに優れるリール、コスパ無視の最強リール…それぞれ個性をもったいろんなリールがありました。
セールで格安で販売されてる!などがない限り、正直選択する理由がないようなモデルが古いリールなんかもあったり。
じゃあ元に戻ってどのリールがオススメなんだ!ってことで最後にマイボ!調べによるコスパ優秀リールランキングを発表したいと思います。
いろいろ調べたり比較したりするのがメンドクサイ!そんな方はこのランキングの中から選んどけば間違いなしでしょう!たぶん!
コスパ優秀リール第3位 ルビアス
「モノコックボディ」×「ZAION」で「イグジスト」並みの軽量性を誇る「ルビアス」がコスパ優秀ランキング第3位に。
コスパ優秀リール第2位 フリームス
1万円少々と低価格でありながらひとつテンヤマダイには最低限の性能を持つリール。
耐久性や感度はそこまで期待できないが、とりあえず入門用やサブ機としては十分すぎる性能を持っててコスパ優秀リール2位!!
コスパ優秀リール第1位 カルディア
「ZAION V」×「モノコックボディ」で軽量かつ高剛性、高耐久。
数年前だったら最上位モデル!と言われてもおかしくないようなスペックを持ちながら約2万円という手ごろな価格でコスパ優秀リール第1位に。
以上のように約2万円の「カルディア」が堂々の1位という結果に。
たくさんの種類があって違いが分かりにくいダイワのスピニングリールですが、ひとつテンヤマダイ用としてのリール選びの参考になれば幸いです!
ひとつテンヤマダイ用ロッドも紹介してるよー↓