シマノのひとつテンヤマダイに使えるスピニングリール10選とコスパ優秀ベスト3作ってみた。
シマノのひとつテンヤマダイに使えるスピニングリール
ひとつテンヤマダイに使えるシマノのスピニングリールはたくさんあります。
ただシマノのひとつテンヤリールは、ジギング専用「オシア」シリーズやタイラバ専用「炎月」シリーズなどのような専用モデルはないため汎用リールを使用します。
シマノHPやカタログ見てもどれが「ひとつテンヤ」に使えるリールか分かりにくいし、どう違うのかよく分からん…
「ステラ」が最強、っていうのは分かるけど金額高すぎ。結局コスパがイイのはどれ?
ということで、本記事ではシマノのひとつテンヤマダイに使えるスピニングリールをまとめてみました。
実際は本記事で紹介している以外にもラインアップはありますが、ひとつテンヤに求められる、以下のマイボ!基準を満たしたオススメ機種をピックアップしています。
- 最大ドラグ力8kg以上(不意の大物に対応できるパワー)
- 自重250g以下(軽量テンヤを扱うのには軽いほどイイ)
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転)85cm以上のハイギア
※もちろん使用するフィールドや狙いの魚のサイズによってこの基準は変わってきますが、ある程度万能と考えられるスペック。
また、機種による性能や金額の違いの比較解説や最後にコスパ優秀ランキングも作ってみましたので、ひとつテンヤマダイ用リール選びの参考になれば幸いです。
長文のため、読むのがメンドくさければ最後のコスパ優秀ランキングまで飛ばしてみてね
約7,000円「サハラ」(2022年発売)
本記事最安リール。
最安とはいえ最低限の性能でコスパに優れる!
「サハラ」の特徴
約7,000円という安さが最大のウリの「サハラ」。
ただ安いだけでなく、「X-SHIP」や「HAGANEギア」、「AR-Cスプール」など搭載し、アジングやメバリングにおいて最低限必要な軽量性や回転性能を確保。
ひとつテンヤを始めてみたい!とにかくお金をかけずに釣りを楽しみたい!って方には十分使えるかと。
とりあえずコレ使ってみて、重さとか、巻き心地とか…不足する部分を感じたら上位モデルを考えるのもイイかも
ドライブギアの大径化や各ギア配置の最適化、ピニオンギアをベアリングにより2点サポート、またギア精度もアップした「X-SHIP」を採用。
これにより強度がアップ、軽く滑らかなリーリングが可能になります。
コスパがイイ!とはいえボディ、ローターは樹脂製でありながら自重240gと重いのはマイナスポイント。
「サハラ」ひとつテンヤにオススメモデル
「サハラ」の3000サイズは「C3000」「C3000HG」「C3000DH」の3つのラインアップ。
この中でもっともハイギアかつ軽量、そしてハンドルノブがT字型である「C3000HG」がひとつテンヤにはオススメ。
C3000HG
- コンパクトボディ、ハイギアモデル
- ギア比:6.2
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):240
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-180
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):91
- ベアリング数(ボール/ローラー):4/1
- 本体価格(円):9,300
約10,000円「ナスキー」(2021年発売)
「サハラ」より防水性能がアップ。
長年使用したいならこのクラス以上のリールの選択がオススメ。
「ナスキー」の特徴
撥水処理により水の浸入を抑制する「コアプロテクト」がボディ部に新たに採用。
非接触ということで回転抵抗も増やさず、また防水効果も長続きします。
「ウォータープルーフドラグ」と合わせて防水性能がアップ→リールの耐久性アップにつながるでしょう。
下位モデルの「サハラ」と比較すると、基本的な仕様は同等で上記防水効果アップのテクノロジーの追加ぐらい。
金額的には3,000円アップになりますが、少しでも長期間使用したい方は少し奮発して「ナスキー」がオススメかと。
- 「コアプロテクト」などで防水性能アップ
- 3,000円アップで防水性能が必要かどうかが判断基準
「ナスキー」ひとつテンヤにオススメモデル
「ナスキー」もこれまでと同様に3000サイズは「C3000」「C3000HG」「C3000DH」の3つのラインアップ。
この中でもっともハイギアかつ軽量、またT字型ハンドルノブである「C3000HG」がひとつテンヤマダイにはオススメ。
C3000HG
- コンパクトボディ、ハイギアモデル
- ギア比:6.2
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):240
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-180
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):91
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):12,900
約12,000円「ミラベル」(2022年発売)
「マグナムライトロータ」で大幅に軽量化。
この後ご紹介の同価格帯「アルテグラ」は少し重い代わりに回転性能に優れるため、どちらを選ぶかはお好みで!
「ミラベル」の特徴
CI4+素材で軽量な「マグナムライトローター」を採用。
「ナスキー」の同じ3000サイズと比較すると35gの大幅軽量化。
さらに高剛性でありながら、わずかな力でも回転しやすく、感度のアップにも繋がっている。
下位モデルの「ナスキー」と比べると、約2,000円の差で「マグナムライトローター」採用により35gの軽量化はお買い得だと思う。
しかし上位モデルの「アルテグラ」と比べると、約2,000円の追加で「マイクロモジュールギアⅡ」「S A-RB」などたくさんの機能が。
自重は「アルテグラ」より「ミラベル」の方が軽いため、軽さをとるか(ミラベル)または回転性能や耐久性をとるか(アルテグラ)の選択になるのでしょう。
個人的には「アルテグラ」推し!
- 「マグナムライトローター」で大幅軽量化
- 「ナスキー」と比べるとお買い得
- でも上位の「アルテグラ」の方がもっとお買い得??
「ミラベル」ひとつテンヤにオススメモデル
「ミラベル」の3000サイズはノーマルギアの「C3000」とハイギア「C3000HG」の2種類。
ひとつテンヤにおすすめはハイギアの「C3000HG」。
ミラベル C3000HG
- ギア比:6.2
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):205
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):91
- ハンドル長(mm):55
- ハンドル形状:シングルハンドル×T型
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):15,700
約14,000円「アルテグラ」(2021年発売)
先ほどの「ミラベル」より少し重くはなってしまいますが、「マイクロモジュールギアⅡ」採用で回転滑らか。
軽さをとるか?回転性能をとるか?
「アルテグラ」の特徴
「マイクロモジュールギアⅡ」はギアの設計見直し、また「サイレントドライブ」はボディ全体の基本設計やギア、シャフトなど駆動部品の設計見直しされたことで、回転性能や静粛性がアップしています。
「コアプロテクト」の撥水技術に加え、水が内部に到達しないように関門を加えたラビリンス構造「Xプロテクト」になることでより防水性能がアップ。
かつ「コアプロテクト」同様に撥水処理が非接触構造になっているのは従来通りで、回転の軽さは損なわないような構造になっています。
最上位モデル「ステラ」に採用されている技術である「ロングストロークスプール」により飛距離アップ。
また段差が少ない一体成型の「ワンピースベール」によりライントラブル減少も見込まれます。
「ウォームシャフトオシュレーション」とはベイトリールと同じような巻取の仕組みのこと。
メリットはスプールが上下運動をしている中で、上下死点(もっとも上と下)に達した際にブレや引っ掛かりなくスムーズに等速に巻けるという点。
「ナスキー」より下位機種だと「S字カム」という簡易的な方式であるため、極スローで巻取中に上下死点に達した際にわずかに引っ掛かりやブレが感じられることがあります。
ちなみにダイワのスピニングリールは上位機種までほぼこの「S字カム」方式。
正直「ウォームシャフトオシュレーション」の有無の違いは意識して巻いていても分からない、筆者のレベルでは
「ウォームシャフトオシュレーション」採用機種のデメリットとしては構造が複雑であるため重くなってしまう事と、分解メンテナンスが難しい事。
シマノのスピニングリールでは「アルテグラ」より上位機種では当然のように採用されている技術のひとつ。
ベアリングに特殊防錆処理を施した「S A-RB」が新たに採用。
こちらも「アルテグラ」より上位機種には当たり前のように搭載される技術です。
そのままですが、錆びにくいように処理されたベアリングを使うことで耐久性がアップしています。
- 「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」でより滑らか回転
- 防水システム「Xプロテクト」に進化
- ウォームシャフトオシュレーション採用
- ベアリングが「S A-RB」に
- その他最上位モデル並みの新機能もりだくさん
以上のような大幅なグレードアップで4,000円ほどのアップということで、1万円台のラインアップの中では圧倒的にコスパ優秀なリール。
「アルテグラ」ひとつテンヤにオススメモデル
「アルテグラ」の3000サイズは「C3000」「C3000HG」「C3000XG」の3つのラインアップ。
このなかから「C3000HG」と「C3000XG」をピックアップ。
C3000HG
- コンパクトボディ、ハイギアモデル
- ギア比:6.0
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):225
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):89
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):17,800
C3000XG
- コンパクトボディ、エクストラハイギアモデル
- ギア比:6.4
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):225
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):94
- ベアリング数(ボール/ローラー):5/1
- 本体価格(円):17,800
約20,000円「ストラディック」(2023年発売)
アルミボディで高剛性、高耐久!
さらに回転性能やドラグ性能なども高機能でコスパに優れる。
「ストラディック」の特徴
これまでボディの材質としてCI4+や高強度樹脂が使われていましたが、「ストラディック」は剛性、強度に勝るアルミ製の「HAGANEボディ」採用。
なおかつリール全体の自重は軽量化され、「軽くて強い」正常進化しています。
ドライブギアとピニオンギアの噛み合う接地面積が向上することで、ギアの歯面にかかる負荷を広範囲へ分散する技術「インフィティクロス」を新採用。
従来の巻き上げを軽くする機構「X-SHIP」がさらに進化し、メインシャフトを特殊低摩耗ブッシュで支持することで摺動抵抗が大幅に減少する「インフィニティドライブ」が採用されました。
さらにメインシャフト自体にも特殊表面処理や加工を施すことで回転トルクも大幅に低減。
高負荷時でも軽く巻き上げることができる仕様となっています。
従来のドラグワッシャーを構成する繊維方向にクロスするように新しい繊維を織り込み強化した「DURAクロス」も採用。
耐摩耗性能をシマノ社比較で10倍以上アップし、シマノ史上最強のドラグ性能を誇ります。
滑り出しから滑らかに、かつ耐久性も高い「カーボンクロスドラグワッシャ」(3000サイズ以上)、摩擦が少なく軽い回転性能を持つ「低摩擦ローラークラッチ」、不意のベール返りを防ぐ「新設計ベール開閉機構」などの機能が盛りだくさん。
数年前なら最上位モデル級の性能。これでアンダー20,000円という驚き
- 最上位モデル並みの新機能が盛りだくさん
- それでいて約20,000円というお手頃価格
- 後述の「ヴァンフォード」争うコスパ優秀モデル
後述の新型「ヴァンフォード」と金額や性能はよく似ていますが、「ストラディック」はアルミボディ、「ヴァンフォード」は「CI4+(樹脂)」ボディ。
もちろんその分「ヴァンフォード」がかなり軽量でありますので、耐久性や剛性をとるか(ストラディック)、軽量性をとるか(ヴァンフォード)の選択になりますね。
「ストラディック」ひとつテンヤにオススメモデル
3000サイズは「C3000」「C3000HG」「C3000XG」「3000MHG」の4つのラインアップ。
ひとつテンヤには「C3000HG」「C3000XG」あたりがオススメでしょうか。
C3000HG
- コンパクトボディ、ハイギアモデル
- ギア比:5.8
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):225
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):86
- ベアリング数(ボール/ローラー):6/1
- 本体価格(円):29,100
C3000XG
- コンパクトボディ、エクストラハイギアモデル
- ギア比:6.4
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):225
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):94
- ベアリング数(ボール/ローラー):6/1
- 本体価格(円):29,100
約24,000円「ヴァンフォード」(2020年発売)
金属ボディにこだわらなければ、コスパ最強。
「ヴァンフォード」の特徴
ボディ、ローターは「CI4+」採用、3000サイズのコンパクトボディモデルで180gという軽量性。
これはシマノ最軽量リール「ヴァンキッシュ」の170gに迫るほど。
さらに「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「NEW HAGANEギア」「ロングストロークスプール」…など最上位モデル「ヴァンキッシュ」や「ステラ」にも採用されている技術が多数搭載。
上記のように「ヴァンフォード」は軽量だし、高性能、それで2万円台で買えちゃう。
一方最上位モデルの「ステラ」や「ヴァンキッシュ」は「ヴァンフォード」の2倍ほどの価格になっているわけですが、一体何が違うのでしょうか?
それは例えば、最上位モデルはボディ素材が金属(マグネシウム)製で、剛性や耐久性と軽量性を併せ持つ。というのがもっとも大きな点。
それ以外にもスプールリング材質がチタンコーティングされてるとか、「E.I.(超防錆処理)」や「DLCラインローラー」も採用…など細かい部分を究極に突き詰められた仕様。
これらのちょっとしたことに見える違いが、大きな金額差になっているわけですね
2万円台のリールと最上位モデルのリールの性能差を比べると、上記のようにそこまで大きな差はなくなってきています。
究極の釣り(他人より1匹でも多く、とか魚の活性がめっちゃ低い時にいかに釣るか!?など)を求めて突き詰めると、最上位モデルのリールが必要になることもあるでしょうが、実際はそうではないことも多いはず。
所有欲を満たしたい!ってことであれば別ですが
一方1万円台のリールと「ヴァンフォード」を比較すると、金額差に対して性能差がかなり大きい。
軽量性とか、巻き心地とか、そこまで釣りをやりこんだ人じゃなくても分かりやすく、性能の違いが分かりやすいです。
そういう意味では「ヴァンフォード」はコスパ最強なリール。
- 「CI4+」ボディ、ローターにより超軽量
- 最上位モデル並みの性能
- これで2万円台とコスパ最強
「ヴァンフォード」ひとつテンヤにオススメモデル
3000サイズは「C3000」「C3000SDH」「C3000HG」「C3000XG」「3000MHG」と豊富なラインアップ。
この中でひとつテンヤにオススメとしてハイギア「C3000HG」とエクストラハイギアの「C3000XG」をピックアップ。
C3000HG
- コンパクトボディ、ハイギアモデル
- ギア比:6
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):180
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):89
- ベアリング数(ボール/ローラー):7/1
- 本体価格(円):32,400
C3000XG
- コンパクトボディ、エクストラハイギアモデル
- ギア比:6.4
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):180
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):94
- ベアリング数(ボール/ローラー):7/1
- 本体価格(円):32,400
約45,000円「ツインパワー」(2024年発売)
元祖、高強度リール。
金属ボディ×金属ローターでとにかくガンガンゴリゴリに使いたい!方にはやっぱりツインパ。
「ツインパワー」の特徴
「ツインパワー」最大の特徴はボディもローターも金属(アルミ)製であること。
これによりたわみやゆがみ、ネジレを抑制できる剛性や強度、耐久性を持ちます。
こう聞くと重そう…ですが、C3000で自重215gと抑えられています。
ちなみにシマノ製スピニングリールでボディもローターも金属製はこの「ツインパワー」と最上位モデル「ステラ」だけ。
「インフィニティテクノロジー」はもちろん、スプールが上下動する速度を低速化する技術「インフィニティループ」も追加で採用。
低速化することでラインが「超」密巻きになり、キャスティング時の放出抵抗の軽減=飛距離アップや、ジグのフォール時などの感度アップにつながります。
地面にリールを置いた時などに傷つきやすいスプールリング。
「ツインパワー」ではステンレス製のスプールリングにバリアコート加工で傷がつきにくい仕様。
もちろん「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「ロングストロークスプール」…なども搭載。
- アルミボディ×ローターでとにかく高剛性、高強度、高耐久!
「ツインパワー」ひとつテンヤにオススメモデル
3000サイズは「C3000」「C3000MHG」「C3000XG」「3000MHG」の4つのラインアップ。
ハイギアで軽量な「C3000MHG」またはエクストラハイギアの「C3000XG」がひとつテンヤには使えそう。
C3000MHG
- コンパクトボディ、ミディアムディープスプール、ハイギアモデル
- ギア比:5.8
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):215
- PE糸巻量(号ーm):1-190,1.2-150,1.5-120
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):86
- ベアリング数(ボール/ローラー):9/1
- 本体価格(円):54,000
C3000XG
- コンパクトボディ、エキストラハイギアモデル
- ギア比:6.4
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):215
- PE糸巻量(号ーm):1-400,1.5-270,2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):94
- ベアリング数(ボール/ローラー):9/1
- 本体価格(円):54,000
約37,000円「ツインパワー XD」(2021年発売)
ツインパといえば強さが売りですが、こちらローターは樹脂(CI4)製。
ちょっと軽めが良いならこちら。
「ツインパワー XD」の特徴
細かい部分ですが、スプールリングは「ステラSW」にも搭載されている「バリアコートスプールリング」を採用。
傷つきやすいスプールリングを守ってくれます。
本家「ツインパワー」と違い、「ツインパワーXD」のローターはCI4+製のマグナムライトローター。
これにより自重200gと軽量化はされているのですが、「ツインパワー」といえば高剛性、高強度!感は薄れてしまったかと。
本来「ツインパワーXD」のXDとは「ExtremeDurability」、つまり究極の耐久性を持つ。という意味ですが、ちょっと薄れてしまった感が…
- 「バリアコートスプールリング」で傷つきにくい
- ローターはカーボン樹脂「CI4+」製
「ツインパワー XD」ひとつテンヤにオススメモデル
「ツインパワーXD」の3000サイズは「C3000HG」「C3000XG」の2モデルとシンプルなラインアップ。
少しのギア比の差だけなので、ひとつテンヤにはどちらか好みで選んでOKでしょう。
C3000HG
- コンパクトボディ、ハイギアモデル
- ギア比:6.0
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):200
- PE糸巻量(号ーm):1-400,1.5-270,2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):89
- ベアリング数(ボール/ローラー):10/1
- 本体価格(円):50,300
C3000XG
- コンパクトボディ、エキストラハイギアモデル
- ギア比:6.4
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):200
- PE糸巻量(号ーm):1-400,1.5-270,2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):94
- ベアリング数(ボール/ローラー):10/1
- 本体価格(円):50,300
約50,000円「ヴァンキッシュ」(2023年発売)
「軽くて強い」の究極形。
3000サイズで自重170gはCI4ボディの「ヴァンフォード」より軽量。
「ヴァンキッシュ」の特徴
ボディはマグネシウム(一部)、CI4+製マグナムライトローター、他にもハンドルやベール形状、素材などが徹底的に見直され、究極の軽量化と感度も手に入れました。
その重量はなんと3000サイズで約170g!
さらにラインローラー部の特殊撥水BB仕様や傷に強いスプールリングなど最低限の強度や耐久性も確保。
「軽くて強い」の究極ともいえるリールで、ライトタックルで挑むひとつテンヤマダイには大きな武器になりそう。
「マイクロモジュールギアⅡ」はギアの設計見直し、また「サイレントドライブ」はボディ全体の基本設計やギア、シャフトなど駆動部品の設計見直しされたことで、回転性能や静粛性がアップしています。
下位モデルだけど新型の「ストラディック」やフラッグシップモデル「ステラ」にも採用されている現状シマノの最高峰のギア設計技術。
「インフィニティクロス」「インフィニティドライブ」など回転性能やギア耐久性を上げる「インフィニティテクノロジ」を採用。
さらに超密巻き技術「インフィニティループ」や高耐久で滑らかな「デュラクロス」、ライントラブル抑制する「アンチツイストフィン」などももちろん採用。
「軽くて強い」とは言われますが、ボディ全体金属製の「ツインパワーXD」や「ステラ」には強度、剛性だけでいうと及ばないでしょう。
(※「ステラ」はローターも金属製」)
あくまで比べた場合の話で、「ヴァンキッシュ」でもひとつテンヤマダイには必要最低限以上の剛性は持っている
- 「マイクロモジュールギアⅡ」と「サイレントドライブ」で滑らか
- 究極の軽量化と剛性、耐久性の両立された「軽くて強い」リール
- 究極の剛性をとるなら「ステラ」
「ヴァンキッシュ」ひとつテンヤにオススメモデル
3000サイズは「C3000SDH」「C3000SDHHG」「C3000MHG」「C3000XG」「3000MHG」の5種類と豊富なラインアップ。
中でもハイギアかつ軽量な「C3000MHG」と「C3000XG」がひとつテンヤにはオススメ。
C3000MHG
- コンパクトボディ、ミディアムディープスプール、ハイギアモデル
- ギア比:5.8
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):170
- PE糸巻量(号ーm):1-190、1.2-150、1.5-120
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):86
- ベアリング数(ボール/ローラー):11/1
- 本体価格(円):67,500
C3000XG
- コンパクトボディ、エキストラハイギアモデル
- ギア比:6.4
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):170
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):94
- ベアリング数(ボール/ローラー):11/1
- 本体価格(円):67,500
約75,000円〜「ステラ」(2022年発売)
言わずと知れたシマノ最強のスピニングリール。
憧れですね…
「ステラ」の特徴
言わずと知れたシマノのスピニングリールフラッグシップモデル。
2022年にモデルチェンジ、3つの「インフィニティ」技術を身につけさらに進化しています。
ボディはもちろん、ローター、ドラグノブ、ハンドルキャップにいたるまで金属製。
ラインローラー部にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)処理でラインへの摩擦を低減したり、チタンコートスプールリング、「Xプロテクト」などももちろん採用されており耐久性も確保。
「ヴァンキッシュ」に軽量さでは劣るものの、剛性、強度、耐久性はシマノ製スピニングリールでは群を抜いているでしょう。
「ヴァンキッシュ」同様「マイクロモジュールギアⅡ」や「サイレントドライブ」、「インフィニティテクノロジー」ももちろん搭載。
ベアリング数12個もシマノの中ではトップの数。
- シマノスピニングリールフラッグシップモデル
- 最強の所以はパーツのほとんどが金属製であること
- さらに巻き心地、感度、軽量化も両立
「ステラ」ひとつテンヤにオススメモデル
「ステラ」の3000サイズは「C3000SDH」「C3000SDHHG」「C3000XG」「C3000MHG」「3000MHG」の5種類と豊富なラインアップ。
中でもハイギアかつ軽量な「C3000XG」がひとつテンヤにはオススメ。
C3000XG
- コンパクトボディ、エキストラハイギアモデル
- ギア比:6.4
- 最大ドラグ力(kg):9.0
- 自重(g):210
- PE糸巻量(号ーm):1-400、1.5-270、2-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):94
- ベアリング数(ボール/ローラー):12/1
- 本体価格(円):87,600
まとめとコスパ優秀ランキング
以上シマノのひとつテンヤマダイに使えるスピニングリール10選をお届けしてきました。
で、長々と紹介してきましたが、結局使えるリールはどれなんだ!?ってことで最後にコスパ優秀ランキングベスト3(※マイボ!調べ)を作ってみました。
この中から予算に合わせて選択すれば、きっと大きな間違いはないでしょう!
コスパ優秀第3位 アルテグラ
ひとつテンヤに求められる性能は満たしたうえで、ギアシステム「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「X-SHIP」や防水技術「Xプロテクト」「ウォータープルーフドラグ」を搭載。
数年前だったら最上位モデル並みの技術が搭載されて1万円台という、コスパ超優秀モデル。
コスパ優秀第2位 ヴァンフォード
コスパ優秀リール第2位は「ヴァンフォード」。
「ストラディック」同様「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「NEW HAGANEギア」など最上位モデル並みの性能。
そして「ヴァンフォード」何よりの強みは3000サイズで180gという軽量性。
「CI4+」ボディ、ローターによる軽量性ということで、剛性は金属製と比べると劣りますが通常の釣りにおいては必要最低限以上。
コスパ優秀第1位 ヴァンフォード
アルミ(HAGANEボディ)ボディで高剛性かつ「Xプロテクト(ボディ、ラインローラー)」「ウォータープルーフドラグ」などの防水技術も使われており高耐久を誇るリール。
さらに「インフィニティテクノロジ」や「マイクロモジュールギアⅡ」「サイレントドライブ」「NEW HAGANEギア」など最上位クラスの機能も搭載しています。
また「ロングストロークスプール」「ワンピースベール」「カーボンクロスドラグワッシャ」など細かいけど役立つ技術たち。
約20,000円というお手頃価格ながら上記のような最上位モデル並みの技術が多数搭載かつアルミボディな「ストラディック」がトータルで見ると個人的にはコスパダントツ1位。
ということでコスパ最強は「ストラディック」、新機能多数搭載されながらお手頃価格という点が高評価。
ただ、このランキング外でも例えば高剛性を誇る「ツインパワー」などもあり、個性豊かなラインアップのシマノのスピニングリールたちです。
カタログだけでは読み取りにくいそれぞれの個性を読み取り、自分にあったリールでひとつテンヤマダイを楽しみましょう!
ちなみにダイワ編はコチラ↓