タイラバロッド「エンゲツ」VS「紅牙」!!金額別に比較してみた。
タイラバロッド対決!シマノ「エンゲツ」VSダイワ「紅牙」
タイラバロッド買おうと思うんやけど、「炎月」と「紅牙」どっちがイイと思う?
一概にどっちがイイ!とは言えないけど、予算をベースにモデル別に見ると自分がどっちに合ってるか分かりやすいよ!
シマノとダイワのタイラバロッドと言えば「エンゲツ」と「紅牙」。
もちろん他社の「ジャッカル」とか「メジャークラフト」とか「アブガルシア」とか…いっぱいあるわけですけれども、まずはシマノかダイワか、って人も多いハズ。
それでシマノ「エンゲツ」とダイワ「紅牙」を見比べてもよく似ていて、イマイチどっちが良くて自分に合ってるのか分かりにくいこともあるでしょう。
ということで今回は予算ごとに「エンゲツ」と「紅牙」の違いを簡単に分かりやすく調べてみました。
長文のため、自分の予算に合わせて目次から飛んでもらえるとスムーズに読んで頂けると思います…
※本文中にでてくる実売価格はAmazonの税込価格を参考にしています。
タイミングや購入店舗によって大きく変わってくることもあるのでご了承ください。
2024年ラインアップ
まずはそれぞれ2024年のラインアップを見てみましょう。
シマノ「エンゲツ」のラインアップ
エンゲツBB | エンゲツTT | エンゲツSS | エンゲツXR | エンゲツ エクスチューン | エンゲツ リミテッド | |
ハイパワーX | ● | – | ● フルソリッド除く | ● フルソリッド除く | ● フルソリッド除く | ● 乗せモデルのみ |
ハイパワーX フルソリッド | – | – | – | ● フルソリッドのみ | ● フルソリッドのみ | ● フルソリッドのみ |
スパイラルX | – | ● | ● | – | – | – |
スパイラルXコア | – | – | – | ● フルソリッド除く | ● フルソリッド除く | ● 乗せモデルのみ |
Xガイド | – | – | – | – | 3Dチタン トップ+Xリング ※チューブラ除く | 3Dチタントップ |
他ガイド | ステン(トップ) +アルコナイト | ステン(トップ) +アルコナイト | ステン(トップ) +アルコナイト | チタン(トップ) +ステン | チタン | チタン |
リールシート | Xシート デュアル ガングリップ | Xシート デュアル ガングリップ | Xシート エクストリーム ガングリップ | Xシート エクストリーム ガングリップ | Xシート エクストリーム ガングリップ | Xシート エクストリーム ガングリップ |
カーボン モノコック グリップ | – | – | – | – | – | ● |
自重 | 128-148g | 123-132g | 134-150g | 131-152g | 138-162g | 131-149g |
Amazon価格 | 15,000円 | 17,000円 | 23,000円 | 30,000円 | 45,000円 | 60,000円 |
全6種類のラインアップ。
ダイワ「紅牙」のラインアップ
紅牙X | 紅牙 | 紅牙MX | 紅牙AIR | 紅牙EX | |
ブレーディングX | ● | ● | – | – | – |
X45 | – | – | ● | ● | ● |
SVFナノプラス ※1 | – | – | – | – | ● |
HVFナノプラス | – | ● | ● | ● | ● |
ESS | – | – | – | – | ● |
AGSガイド | – | – | – | ● | ● |
エアセンサー シート※1 | – | – | ● | ● | ● |
メガトップ ※1 | – | ● | ● | ● | ● |
メタルトップ ※1 | – | – | ● | ● | ● |
自重 | 100-113g | 97-115g | 87-128g | 92-130g | 90-110g |
Amazon価格 | 12,000円 | 18,000円 | 30,000円 | 40,000円 | 60,000円 |
ダイワは5種類のラインアップ。
ここからは実売価格帯別に「炎月」と「紅牙」を比較してみます。
1万円台「エンゲツBB」「エンゲツTT」VS「紅牙X」
「エンゲツBB」2021年、「エンゲツTT」2022年、「紅牙X」2022年発売。
いずれも6.9ft(2.06m)、ソリッドティップ、乗せ重視…など仕様はよく似ています。
比較
もっとも大きな違いは「エンゲツBB」と「エンゲツSS」は「Xシート デュアルガングリップ」が採用されていること。(※左右巻き共通)
「Xシート デュアルガングリップ」とは…
- ガングリップ形状で握りやすい
- 手のひら、手首への負担が少なく疲れにくい
- リーリングしやすい
とにかく握りやすく、疲れにくく、パワーロス少なくリーリングしやすい。
筆者も最近はこのガングリップ形状が手放せなくなってきました
ただ、デメリットとしてはその分自重で、「紅牙X」と比べるとおよそ20~30gほど重い。
実際に使ってみると、握りやすさとウェイトバランスの良さからそこまで重みは感じにくいですが、超軽量リールと組み合わせると少しバランスは崩れてしまうように感じます。
ですから、少し重めのリールやタイラバを使用してパワフルな釣りをしたいなら「エンゲツBB」、とにかく軽量でフィネスな釣りをしたいなら「紅牙X」というキャラ分けでしょうか。
価格もよく似ている「エンゲツBB」と「エンゲツTT」の違いは何かというと、簡単に言うと採用されている強化構造。
「エンゲツBB」は「ハイパワーX」、「エンゲツTT」は「スパイラルX」が採用されています。
一概にどちらがイイとは言いにくいところではありますが、軽量性を求めるなら「エンゲツTT」の方が若干軽量。
- 握りやすい「Xシート デュアルガングリップ」なら「エンゲツBB」か「エンゲツTT」
- 「エンゲツBB」と「エンゲツTT」は強化構造が違う
- とにかく軽量なロッドにするなら「紅牙X」
「エンゲツBB」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
B69ML-S/2 | 乗せ | 2.06 | 131 | 30-100 |
B69M-S/2 | 乗せ | 2.06 | 141 | 40-150 |
B69MH-S/2 | 乗せ | 2.06 | 147 | 45-200 |
B69L-S | 乗せ | 2.06 | 128 | 20-80 |
B69ML-S | 乗せ | 2.06 | 132 | 30-100 |
B69M-S | 乗せ | 2.06 | 137 | 40-150 |
B69MH-S | 乗せ | 2.06 | 148 | 45-200 |
S610M | スピニング | 2.08 | 116 | 20-70 ※キャスト |
グリップジョイント2ピースモデルが5種類(うち1種はスピニング)、センターカット2ピースモデルが3種類、計8種類のラインアップになっています。
オールマイティモデル
炎月BB B69M-S
- 全長:2.06m
- 自重:137g
- 適合ルアーウエイト:40-150g
- 適合ライン:MAX1.2号
- 先径:1.3mm
- カーボン含有率:90.2%
- 定価:18,700円
「エンゲツTT」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
B69L-S | 乗せ | 2.06 | 123 | 20-80 |
B69ML-S | 乗せ | 2.06 | 126 | 30-100 |
B69M-S | 乗せ | 2.06 | 126 | 40-150 |
B69MH-S | 乗せ | 2.06 | 132 | 45-200 |
S610M | スピニング | 2.08 | 117 | 20-70 ※キャスト |
ベイトモデル4種、スピニングモデル1種の計5種類のシンプルなラインアップ。
オールマイティモデル
B69M-S
- 全長:2.06m
- 自重:126g
- 適合ルアーウエイト:40-150g
- 適合ライン:MAX1.2号
- 先径:1.3mm
- カーボン含有率:77%
- 定価:23,600円
「紅牙X」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
69MB-S | ベイト | 2.06 | 100 | 30-120 |
69MHB-S | ベイト | 2.06 | 104 | 40-150 |
69HB-S | ベイト | 2.06 | 109 | 45-200 |
69XHB-S | ベイト | 2.06 | 113 | 60-300 |
69MHS-S | スピニング | 2.06 | 110 | 20-65 |
「紅牙X」はベイトモデル4種とスピニングモデル1種の計5種類のラインアップ。
オールマイティモデル
紅牙X 69MHB-S
- 全長:206cm
- 自重:104g
- 先径/元径:0.8/8.9mm
- 適合PEライン:0.5-1.2号
- 適合ルアー:40-150g
- カーボン含有率:83%
- 定価:15,000円
2万円台「エンゲツSS」VS「紅牙」
「エンゲツSS」は2020年、「紅牙」は2024年発売。
ともに「乗せ調子」(胴調子)または「掛け調子」(先調子)、そしてキャスティング対応のスピニングモデルから選択できるようになるのは共通。
「紅牙」はさらに「電動タイラバ」や「タイジギング」モデルもあり。
シマノ「エンゲツSS」
大きな違いは「エンゲツSS」のベイトモデルには左右専用設計の「Xシートエクストリームガングリップ」が採用されていること。
「Xシートエクストリームガングリップ」とは…
- パーミング負荷分散や巻き取りのブレ縮小など、手首に負担がかからないよう最適化されたグリップで、右巻、左巻モデルに分かれている。
実際握りやすく疲れにくいグリップであるのは間違いないのですが、難点としてはやはり自重が144g~156gとかなり重いこと。
上述したように、その重さを感じにくい設計にはなっているのですが、組み合わせるリールによってバランスをとりやすいかと思います。
例えばシマノのフォールレバー搭載リール(例えば「炎月CT」など)との組み合わせで「フォールタイラバ」。
また、しっかり握りやすいという特性を活かして電動リールと組み合わせて「電動タイラバ」もピッタリかと。
ダイワ「紅牙」
一方「紅牙」は軽量性が武器。
「メガトップ」や「HVFナノプラス」などが採用されて感度、強度が向上していながら、もっとも軽量なモデルではアンダー100g、もっとも重いモデルでも110g台と「紅牙」シリーズ最軽量クラス。
またセンターカット2ピースで仕舞寸法短く持ち運びしやすくなっています。
「HVFナノプラス」とは、カーボン同士の接着剤的役割であるレジンの量を減らし、その分カーボン繊維の密度をあげる技術。
カーボン密度が上がることでロッドの細身化→軽量化→高感度化、かつ高強度化。というロッドにとって良いことの連鎖が起きます。
比較
ガングリップ形状を活かした「エンゲツSS」か、とにかく軽量性が武器の「紅牙」か。大きくキャラが分かれます。
とにかく軽量性を追求するなら「紅牙」、カウンターやフォールレバー搭載、または電動リールなどと組み合わせるなら「エンゲツSS」がオススメ。
- 「エンゲツSS」:「Xシートエクストリームガングリップ」で握りやすく、疲れにくい!でも重い!
- 「紅牙」:とにかく軽量!かつ感度、剛性もアップ!
「エンゲツSS」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
B610L-S (RIGHT/LEFT) | 乗せ | 2.08 | 144 | 20-80 |
B610ML-S (RIGHT/LEFT) | 乗せ | 2.08 | 145 | 30-100 |
B610M-S (RIGHT/LEFT) | 乗せ | 2.08 | 148 | 40-150 |
B610MH-S (RIGHT/LEFT) | 乗せ | 2.08 | 150 | 45-200 |
B66ML-S (RIGHT/LEFT) | 掛け | 1.98 | 143 | 30-100 |
B66M-S (RIGHT/LEFT) | 掛け | 1.98 | 145 | 40-150 |
S66M | スピニング | 1.98 | 115 | 20-70 ※キャスト |
S72MH | スピニング | 2.18 | 112 | 30-90 ※キャスト |
B60ML-FS (RIGHT/LEFT) | フルソリッド | 1.83 | 134 | 30-100 |
B63M-FS (RIGHT/LEFT) | フルソリッド | 1.83 | 146 | 40-150 |
B63MH-FS (RIGHT/LEFT) | フルソリッド | 1.83 | 149 | 45-200 |
乗せ調子モデルが4種類と掛け調子モデルが2種類、そしてキャスティングタイラバ対応のスピニングモデルが2種類、そしてフルソリッドモデルが3種類追加になり計11種と豊富なラインアップ。
オールマイティモデル
B610M-S/RIGHT(LEFT)
- ワン&ハーフ設計
- 全長:2.08m
- 自重:148g
- 適合ルアーウエイト:40-150g
- 適合ライン:MAX1.2号
- 先径:1.3mm
- カーボン含有率:68.7%
- 定価:31,100円
B66M-S/RIGHT(LEFT)
- ワン&ハーフ設計
- 全長:1.98m
- 自重:156g
- 適合ルアーウエイト:40-150g
- 適合ライン:MAX1.2号
- 先径:0.9mm
- カーボン含有率:98.8%
- 定価:30,600円
B63M-FS/RIGHT(LEFT)
- ワン&ハーフ設計
- 全長:1.91m
- 自重:146g
- 適合ルアー:40-150g
- 適合ライン:MAX1.2号
- 先径:1.4mm
- カーボン含有率:85.0%
- 定価:32,800円
「紅牙」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
K65HB-S・K | 掛け | 1.96 | 113 | 40-120 |
K65XHB-S・K | 掛け | 1.96 | 115 | 60-150 |
N510HB-S・K | 乗せ | 1.78 | 98 | 45-200 |
N69HB-S・K | 乗せ | 2.06 | 110 | 45-200 |
N69MB-S・K | 乗せ | 2.06 | 97 | 30-120 |
N69MHB-S・K | 乗せ | 2.06 | 98 | 40-150 |
N69XHB-S・K | 乗せ | 2.06 | 112 | 60-300 |
C65MHS-S・K | キャスティング | 1.96 | 106 | 20-65 |
D610HB-S・K | 電動タイラバ | 2.08 | 114 | 60-350 |
TJ68HS・K | タイジギング | 2.03 | 114 | 20-100 |
「乗せ」と「掛け」、さらに「キャスティング」「タイジギング」モデルが登場し、全10種と豊富なラインアップ。
オールマイティモデル
紅牙 K65XHB-S・K
- 全長:1.96m
- 自重:115g
- 先径/元径:0.8/10.4mm
- 適合PEライン:0.8-1.5号
- 適合ルアー:60-150g
- カーボン含有率(%):92
- 定価:25,100円
紅牙 N69MHB-S・K
- 全長:2.06m
- 自重:98g
- 先径/元径:0.8/8.4mm
- 適合PEライン:0.5-1.2号
- 適合ルアー:40-150g
- カーボン含有率(%):91
- 定価:24,500円
3万円台「エンゲツXR」VS「紅牙MX」
「エンゲツXR」2021年発売、「紅牙MX」は2023年発売。
シマノ「エンゲツXR」
まず「エンゲツXR」。
こちらシマノでも全身フルソリッド仕様のモデルが登場。
強度アップでネジレとブレを抑制する「ハイパワーXフルソリッド」採用、さらにシマノおなじみの「Xシートエクストリームガングリップ」ももちろん搭載により、しなやかでスムーズかつパワフルなタイラバを楽しめるでしょう!
高強度化の技術がさらに進化した「スパイラルXコア」や「タフテック∞(インフィニティ)」を採用、軽量でありながらネジレやつぶれなどに対してさらに強度が増しています。
ダイワ「紅牙MX」
メタルトップとは超弾性チタン合金という金属の穂先のことで強度があり、外傷に強くなっています。
またわずかな動きにもしなやかに曲がるのでアタリが目に見えやすく、金属ならではの振動の増幅力があるため手元にもアタリが伝わりやすいというメリットがあります。
シマノ「エンゲツ」シリーズにはない技術で、「紅牙」シリーズではこの「紅牙MXエアポータブル」より高いロッドには必ずラインアップに入っているダイワイチオシの技術。
この金属穂先じゃないととれないアタリがある!というプロもいるのだとか。(もちろんダイワの人曰く)
全身メガトップ、つまりフルソリッドモデルも登場しました。
フルソリッドならではの強度を活かすことで極限まで細いロッドに仕上がり(通常モデルに比べて約2mm細い)、細いことでより曲がる=柔軟性のあるロッドになっています。
シマノの「Xシートエクストリームガングリップ」に対して、ダイワは逆にトリガーをスリム化。
トリガー形状を徹底的に見直し、ショートトリガー仕様にすることでさらに握りやすく、疲れにくくなりました。
比較
感度や強度アップのための技術が多数採用されているのは共通でありますが、分かりやすく大きな違いはやはりグリップ形状とメタルトップ、フルソリッドモデルの有無、そしてやはり自重。
- ガングリップの「エンゲツXR」、ショートトリガーの「紅牙MX」
- 自重約140gの「エンゲツXR」、「紅牙MX」は約100g
- メタルトップなら「紅牙MX」
「エンゲツXR」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
FS-B55ML (RIGHT/LEFT) | フルソリッド | 1.65 | 131 | 30-100 |
FS-B66ML (RIGHT/LEFT) | フルソリッド | 1.98 | 139 | 30-100 |
FS-B66M (RIGHT/LEFT) | フルソリッド | 1.98 | 149 | 40-150 |
FS-B68MH (RIGHT/LEFT) | フルソリッド | 2.03 | 152 | 45-200 |
N-B63ML-S (RIGHT/LEFT) | 乗せ | 1.91 | 134 | 30-100 |
N-B610ML-S (RIGHT/LEFT) | 乗せ | 2.08 | 136 | 30-100 |
N-B610M-S | 乗せ | 2.08 | 138 | 40-150 |
N-B72MH-S | 乗せ | 2.18 | 143 | 45-200 |
K-B66M-S (RIGHT/LEFT) | 掛け | 1.98 | 134 | 40-150 |
C-S70M+ | スピニング | 2.13 | 107 | 20-100 ※キャスト |
「フルソリッドモデル」4種類、「乗せ調子」モデルが4種類、「掛け調子」モデルが1種類、「スピニング」モデルが1種類で計10種類。(※ベイトモデルは左右専用設計)
オールマイティモデル
エンゲツXR N-B610M-S/RIGHT(LEFT)
- 全長:2.08m
- 自重:138g
- 適合ルアーウェイト:40ー150g
- 適合ライン:MAX1.2号
- 先径:1.4mm
- カーボン含有率:92.4%
- 定価:41,500円
エンゲツXR K-B66M-S/RIGHT(LEFT)
- 全長:1.98m
- 自重:134g
- 適合ルアーウェイト:40ー150g
- 適合ライン:MAX1.2号
- 先径:0.8mm
- カーボン含有率:98.5%
- 定価:41,000円
「紅牙MX」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
N610MHB-MT | 乗せ メタルトップ | 2.08 | 92 | 40-150 |
N58HB-MT | 乗せ メタルトップ | 1.73 | 87 | 45-200 |
N69HB-MT | 乗せ メタルトップ | 2.06 | 92 | 45-200 |
N68XHB-MT | 乗せ メタルトップ | 2.03 | 93 | 60-300 |
N611MLB TG | 乗せ フルソリッド | 2.11 | 100 | 30-200 |
N510MB TG | 乗せ フルソリッド | 1.78 | 94 | 40-250 |
N610MB TG | 乗せ フルソリッド | 2.08 | 103 | 40-250 |
N69MHB TG | 乗せ フルソリッド | 2.06 | 107 | 60-300 |
K65HB-MT | 掛け メタルトップ | 1.96 | 92 | 40-120 |
K64XHB-MT | 掛け メタルトップ | 1.93 | 96 | 60-150 |
D68MHB TG | 電動タイラバ フルソリッド | 2.03 | 122 | 60-300 |
D610HB TG | 電動タイラバ フルソリッド | 2.08 | 128 | 60-350 |
C62MHS-S | キャスティング | 1.88 | 91 | 20-65 |
C65MS TG | キャスティング フルソリッド | 1.96 | 105 | 20-65 |
TJ610HS | タイジギング | 2.08 | 99 | 40-120 |
定番の「乗せ」モデル8種類、「掛け」モデル2種類、「電動タイラバ」モデル2種類、「キャスティング」モデル2種類「タイジギング」モデル1種類、計15種類の豊富なラインアップ。
さらにその中で「メタルトップ」または「スリルゲーム(=フルソリッド)」も選択可能。
オールマイティモデル
紅牙MX N69HB-MT・W
- 全長:2.06m
- 自重:92g
- 適合PEライン:0.6-1.5号
- 適合ルアー:45-200g
- 定価:38,800円
紅牙MX K64XHB-MT・W
- 全長:1.93m
- 自重:96g
- 適合PEライン:0.8-1.5号
- 適合ルアー:60-150g
- 定価:39,100円
4万円台「エンゲツエクスチューン」VS「紅牙AIR」
「エンゲツエクスチューン」は2024年発売、「紅牙AIR」は2021年発売。
シマノ「エンゲツエクスチューン」
フルソリッドモデルの「ハイパワーXフルソリッド」や「スパイラルXコア」、「タフテック∞」などは「エンゲツXR」から引き続き採用。
「エンゲツエクスチューン」の進化したポイントとしては、ガイドの仕様。
全ガイドがチタン製になったほか(「XR」はトップのみチタン、ほかはステン)、トップガイドはスムーズな糸抜けでトラブルレス、さらに感度に優れる「Xガイド」仕様。
ダイワ「紅牙AIR」
一方ダイワ「紅牙AIR」。
新たに採用された「AGS」とは「エアガイドシステム」の略で、カーボンのガイドのこと。
従来のチタン製ガイドシステムより意外?にも剛性が高い上に40%も軽量化されています。
またガイドに直接触れているラインからの信号を伝えやすい=感度が良い、またライントラブルも減少しているということで、特にキャスティングモデルのスピニングロッドには相性が良いでしょう。
比較
「Xシートエクストリームガングリップ」×ガイド性能アップで握りやすく、強度はあるけど自重が重い「エンゲツエクスチューン」。
一方ガイドまで軽量化と高感度化され、シリーズ最軽量の「紅牙AIR」。
電動リールやカウンター付きリールと組み合わせて重めのタイラバ使うなら「エンゲツエクスチューン」、リールもタイラバもとにかく軽量!な人なら「紅牙AIR」がオススメ。
- ガングリップの「エンゲツエクスチューン」、ショートトリガーの「紅牙AIR」
- 自重約138-162gの「エンゲツエクスチューン」、「紅牙AIR」は約92-130g
「エンゲツエクスチューン」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
N-B510ML-FS (RIGHT/LEFT) | フルソリッド | 1.78 | 138 | 30-100 |
N-B66ML-FS (RIGHT/LEFT) | フルソリッド | 1.98 | 142 | 30-100 |
N-B66M-FS (RIGHT/LEFT) | フルソリッド | 1.98 | 154 | 40-150 |
N-B70M+-FS (RIGHT/LEFT) | フルソリッド | 2.13 | 162 | 45-180 |
N-B69ML-T (RIGHT/LEFT) | 乗せ/チューブラ | 2.06 | 151 | 30-100 |
N-B610ML-S (RIGHT/LEFT) | 乗せ/ソリッド | 2.08 | 144 | 30-100 |
N-B610M-S (RIGHT/LEFT) | 乗せ/ソリッド | 2.08 | 146 | 40-150 |
D-B611M+-T (RIGHT/LEFT) | ドテラ | 2.11 | 144 | 50-250 |
C-S66ML+-S (RIGHT/LEFT) | スピニング | 1.98 | 103 | 20-60 ※キャスト |
「フルソリッド」が4種類、「乗せ調子」が3種類、「ドテラ」1種類、「スピニング」が1種類、計9種類(※ベイトモデルは左右専用設計)。
オールマイティモデル
エンゲツエクスチューン N-B66M-FS/RIGHT(LEFT)
- 全長:1.98m
- 自重:154g
- 適合ルアーウェイト:40ー150g
- 適合ライン:MAX1.2号
- 先径:1.4mm
- カーボン含有率:92.6%
- 定価:56,000円
エンゲツエクスチューン N-B610M-S/RIGHT(LEFT)
- 全長:2.08m
- 自重:146g
- 適合ルアーウェイト:40ー150g
- 適合ライン:MAX1.2号
- 先径:1.3mm
- カーボン含有率:90.2%
- 定価:54,000円
「紅牙AIR」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
N69MHB-MT | 乗せ メタルトップ | 2.06 | 95 | 40-150 |
N69HB-MT | 乗せ メタルトップ | 2.06 | 95 | 45-200 |
N69XHB-MT | 乗せ メタルトップ | 2.06 | 100 | 60-300 |
N510MB TG | 乗せ フルソリッド | 1.78 | 92 | 40-250 |
N610MB TG | 乗せ フルソリッド | 2.08 | 100 | 40-250 |
N610MHB TG | 乗せ フルソリッド | 2.08 | 105 | 60-300 |
K65HB-MT | 掛け メタルトップ | 1.96 | 95 | 40-120 |
K65XHB-MT | 掛け メタルトップ | 1.96 | 100 | 60-150 |
D68MHB TG | 電動タイラバ フルソリッド | 2.03 | 122 | 60-300 |
D70HB TG | 電動タイラバ フルソリッド | 2.13 | 130 | 60-350 |
C74MHS-MT | キャスティング メタルトップ | 2.24 | 95 | 20-65 |
C610MS TG | キャスティング フルソリッド | 2.08 | 105 | 20-65 |
「乗せ」モデル6種類、「掛け」モデル2種類、「キャスティング」モデル2種類、「電動タイラバ」モデル2種類の計12種類と豊富なラインアップとなっています。
型番に「TG=スリルゲーム」がついているのは「全身メガトップ」仕様、「MT」は「メタルトップ」仕様を表します。
オールマイティモデル
紅牙AIR N69HB-MT・N
- 全長:2.06m
- 自重:95g
- 先径/元径:0.8/9.9mm
- 適合ライン:0.6-1.5号
- 適合ルアー:40-200g
- カーボン含有率(%):96
- 定価:47,500円
紅牙AIR K65XHB-MT・N
- 全長:1.96m
- 自重:100g
- 先径/元径:0.7/9.9mm
- 適合ライン:0.8-1.5号
- 適合ルアー:60-150g
- カーボン含有率(%):99
- 定価:48,000円
5万円台「エンゲツリミテッド」VS「紅牙EX」
「エンゲツリミテッド」2023年、「紅牙EX」2020年(一部モデルは2021年)発売。
シマノ 「エンゲツリミテッド」
まずシマノタイラバ専用ロッドフラッグシップモデル「炎月リミテッド」
基本的には「エンゲツエクスチューン」と同様にXシートエクストリームガングリップ形状であることなどスペックは似ています。
ほかには新たに「カーボンモノコックグリップ」や「チタンフレームトルザイトリング」などが採用されさらに感度、強度アップしながら約15gほどの軽量化。
とはいえやはりガングリップ採用ということもあり自重135~147gとタイラバロッドとしては重い。
ダイワ 「紅牙EX」
対してダイワ、2020年に新発売となったフラッグシップモデル「紅牙EX」。
「SVFナノプラス」(掛けモデル)や「HVFナノプラス」(乗せモデル)といったカーボン密度を上げる技術が採用され、強度、感度アップ。
ロッドは曲がった後に元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」が発生しますが、従来のロッド設計では竿尻がもっとも硬く、穂先に近づくにつれて柔らかくなるという単調な設計でした。
「ESS」により効率的にエネルギーを分布させることで、ロッドが持つ性能を最大限に発揮させることができるようになります。
シマノの「Xシートエクストリームガングリップ」に対して、ダイワはショートトリガー仕様に。
リールを包み込むように持つ場合に適した形状になっていて、長時間の使用でも疲れにくく握りやすいトリガーとなっています。
ダイワのタイラバ専用ロッドの中では最高の高感度、高強度、さらに軽量さも体感できるでしょう。
比較
分かりやすい形状として大きく握りやすいシマノ「Xシートエクストリームガングリップ」か、小型でリールを包み込むように握れるダイワ「エアセンサーシートショートトリガー」かどちらが好みかがポイント。
軽量小型なのか、カウンター&フォールレバー搭載なのか、または電動リールか。
組み合わせるリールとの相性もありますので、実際に握ってみるのが一番イイと思います。
- 「Xシートエクストリームガングリップ形状」+シマノ最高の高感度、高強度=「炎月リミテッド」
- 「エアセンサーシートショートトリガー」+ダイワ最強の高感度、高強度=「紅牙EX」
- 性能的にはどちらも甲乙つけがたい…決め手はグリップ形状と自重の差
「エンゲツリミテッド」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
FS-B510ML (RIGHT/LEFT) | フルソリッド | 1.78 | 131 | 30-100 |
FS-B66ML (RIGHT/LEFT) | フルソリッド | 1.98 | 136 | 30-100 |
FS-B66M (RIGHT/LEFT) | フルソリッド | 1.98 | 149 | 40-150 |
N-B610ML-S (RIGHT/LEFT) | 乗せ | 2.08 | 136 | 30-100 |
N-B610M-S (RIGHT/LEFT) | 乗せ | 2.08 | 139 | 40-150 |
「フルソリッド」モデル3種、「乗せ調子」モデル2種でそれぞれ左右巻きの計10種類のラインアップ。
オールマイティモデル
N-B610ML-S/RIGHT(LEFT)
- 全長:2.08m
- 自重:136g
- 適合ルアーウエイト:30-100g
- 適合ライン:MAX1.0号
- 先径:1.4mm
- カーボン含有率:97.9%
- 定価:74,000円
「紅牙EX」のラインアップ
品番 | タイプ | 全長(m) | 自重(g) | 適合ルア(g) |
N65LB TG | 乗せ フルソリッド | 1.96 | 90 | 20-200 |
N611MLB TG | 乗せ フルソリッド | 2.11 | 110 | 30-200 |
N68HB-SMT | 乗せ メタルトップ | 2.03 | 100 | 45-200 |
K64HB-SMT | 掛け メタルトップ | 1.93 | 104 | 40-120 |
「乗せ」モデルが全身フルソリッド「スリルゲーム」2種と、「スーパーメタルトップ」1種の計3種類のラインアップ。
一方「掛け」モデルは「スーパーメタルトップ」モデル1種類のみ。
オールマイティモデル
紅牙EX N68HB-SMT
- 全長:2.03m
- 自重:100g
- 先径/元径:0.7/10.8mm
- 適合ライン:0.5-1.5号
- 適合ルアー:45-200g
- カーボン含有率(%):98
- 定価:70,000円
まとめ
以上価格帯別に「エンゲツ」シリーズと「紅牙」シリーズを比較してみました。
各モデル強みや弱みをそれぞれ持っていて、どちらが必ずしも優れている!というのはないのかなと。
例えば「自重が軽い方がイイ!」とか「グリップしやすいロッド希望」など基準があればどちらが自分にあってるのか分かりやすいですね。
「Xシートエクストリームガングリップ」が個人的には推しですが、もしリールも含めて軽量性を追求しているなら「紅牙」シリーズの方がイイ。
自分なりの基準を作って、最適なタイラバロッド選びの参考になれば幸いです!