1万円台のカウンター付きベイトリール7機種比較!船タチウオ・イカメタル・タイラバを1台で

カウンター付きって上を見ると10万円コースですけど、実売1万円台にも各社の現行機がちゃんと残ってるんですよね
水深が数字で見える安心感は、一度味わうと手放せません。
この記事は、実売1万円台で買えるカウンター付きベイトリールだけを集めた、メーカー横断の比較です。

安いカウンター付きって、大手の型落ちしか無いんじゃないの?

タチウオもイカメタルもタイラバもやりたい。1台でまかなうならどれ?
取り上げるのは、アブガルシアのマックスDLCとマックスDLC BG、テイルウォークのエラン DGⅡ 70、プロックスのバルトムデジ棚、ダイワのライトSW X ICとライトゲーム X IC、シマノのバルケッタBBの7機種です。
全部、いま各社の公式サイトに載っている現行機。
型落ち探しではなく、現行機どうしの横並びで選べる、めずらしい価格帯です。
スペックと機能の記載は、各社公式サイトの掲載値だけを使っています。
・実売1万円台で買えるカウンター付きベイトリール7機種の顔ぶれと定価・実売
・この価格帯で削られている装備と、ちゃんと残っている装備
・船タチウオ・イカメタル・タイラバ・落とし込み、釣りものごとの向き不向き
・電池を自分で交換できる機種と、メーカー預かりになる機種の分かれ目
・兼用1台目線のコスパランキング ベスト3と、ロッドとの組み合わせ3パターン
大手2社をシリーズ丸ごと見たい方へ
シマノはバルケッタとグラップラーCT、ダイワはIC系で上位機まで層が厚いです。予算を上げる選択肢も見てから決めたい方はこちらから。
船タチウオ・イカメタル・タイラバを1台でまかなうなら、ダイワ ライトゲーム X ICの150-DHです。
標準でPE1号400mの深溝スプール、付属のエコノマイザーを装着すればPE0.4号からカウンター入力できるので、太糸のテンヤタチウオから細糸のイカメタルまで糸の入れ替えに1台で追従できます。
船べりアラームと道糸高切れ修正も付いて、実売は1.3万円前後。
唯一の泣きどころである電池交換の預かり問題も含めて、詳しい比較は本文にまとめました。

「1万円台のカウンター付き」で削られる装備、残る装備
この価格帯を見るときは、上位機から何が削られているかを先に知っておくと選びやすくなります。
削られているのは、フォールレバー、落下や巻上げのスピード表示、10mごとに鳴るデプスアラーム、そして金属ボディやベアリング数といった中身の贅沢さ。
逆に残っているのは、水深のデジタル表示そのもの、機種によっては船べりアラーム、LEDバックライト、セルフ電池交換です。
つまり「いま仕掛けが何mにいるか」というカウンターの本業は、1万円台でも欠けていません。
削られた装備が必要になるのは、フォール中のアタリを取るタチウオジギングや、巻き速度を数字で管理したい人。
そこまで踏み込むなら、ダイワのカウンター付きリール8機種の世代比較で書いたとおり、2.5万円前後の中位機から世界が変わります。
誘い上げのテンヤ、タナを刻むイカメタル、等速巻きのタイラバなら話は別。
水深表示さえ正確なら成立する釣りなので、1万円台との相性がいちばん良い釣りものだと思っています。

スピード表示は無ければ無いで釣りになるんですが、船べりアラームだけは有り無しで巻き込み事故率が変わりますよ
釣りものとPE号数から逆算する選び方
カウンター付きの選び分けは、使うPEラインの号数から逆算するのが早いです。
釣りものごとに必要な糸がまるで違うから。
- 船タチウオ(テンヤ):PE2号200mが基準。深溝スプールと船べりアラームがあると安心
- イカメタル・バチコン:PE0.6〜0.8号。細糸をカウンターに入力できるかが分かれ目。夜の便はバックライトの有無が効く
- タイラバ:PE0.8〜1号200m。浅溝スプールなら下巻きなしで済み、軽さと等速で巻ける形状を優先
- 落とし込み・ビシアジ:PE3号200mクラス。糸巻量とドラグ力で選ぶ大型番手の領域
7機種をこの物差しに当てると、担当範囲がきれいに分かれます。
タチウオの太糸側に強いのは、PE1号400mの深溝を持つライトゲーム X IC。
PE2号200mを巻けるエラン DGⅡ 70とバルケッタBBの150番も、テンヤの基準を満たします。
イカメタルの細糸側は、エコノマイザー付属のライトゲーム X ICとバルトムデジ棚が担当。
糸入力がPE0.6号から効くマックスDLCも候補に入ります。
タイラバの下巻きなし運用なら、PE1号200m浅溝のライトSW X IC。
PE3号の落とし込み・ビシアジ級は、マックスDLC BGの独壇場です。
1台で釣りものをまたぐ予定があるほど、入力できる糸の範囲が広い機種が有利になる、という構図ですね。
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| 価格帯1.98万 | 価格帯1.7〜1.8万 | 価格帯1.7〜1.8万 | 価格帯1.6万台 | 価格帯1.6万台 | 価格帯1.6万台 | 価格帯1.29万 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 写真 | |||||||
| 機種 | MAX DLC BG アブガルシア/BG・BG H |
エラン DGⅡ 70 テイルウォーク/70 |
バルケッタBB シマノ/150番・300番 |
ライトゲーム X IC ダイワ/150番・200番 |
MAX DLC アブガルシア/無印・P・H・MHP |
ライトSW X IC ダイワ/右・左 |
バルトムデジ棚 R150 プロックス/R150 |
| メーカー希望価格(税抜) | 19,800円 | 18,000円 | 17,200円(150番)/18,200円(300番) | 16,800〜20,400円 | 16,200円 | 16,000円 | 12,900円 |
| 番手・ラインナップ | MAX DLC BG(ギア比4.8) MAX DLC BG H(同6.2) 各 右・左ハンドル |
70(ギア比7.0) 右ハンドルのみ(現行) |
150HG/150DH-PG/150DH-HG 300PG/300HG (150番は左=151系あり) |
150-DH/150/200 (左=150L-DH・150Lあり) |
MAX DLC(ギア比5.8)/P(5.8) H(7.0)/MHP(6.4) 各 右・左ハンドル |
LIGHT SW X IC(右) LIGHT SW X IC L(左) |
R150(VDTR150・ギア比7.6) 右ハンドルのみ |
| 自重 | 358g(BG)/360g(BG H) | 255g | 220g(150番)/250g(300番) | 230g(150-DH)/260g(150) 250g(200) |
218g(P・MHP) 220g(無印・H) |
240g | 245g |
| 巻上長(ハンドル1回転) | 60cm(BG)/78cm(BG H) | 81cm(7機種で最長) | 58〜73cm (ギア比5.8/7.0) |
69cm(全番手・ギア比6.3) | 60cm(無印・P)/73cm(H) 66cm(MHP) |
69cm(ギア比6.3) | 68cm |
| PE糸巻量(号-m) | 2-300/3-200/4-150 | 2-200 | 150番 1.5-200/2-150/3-100 300番 2-300/3-200 |
150番 1-400/1.5-250/2-200 200番 2-300/3-200/4-160 |
1.5-200/2-150/0.6-500 MHPのみ 1.5-270/2-200(中深溝) |
1-200/0.8-300 (PE1号200mの浅溝スプール) |
1.5-200(エコノマイザー無) 0.8-200(同 装着時) |
| 最大ドラグ力 | 9.0kg(7機種で最大) | 5.5kg | 5.0kg(150番) 5.5〜6.0kg(300番) |
5.0kg | 5.0kg | 5.0kg | 6.0kg |
| ボディ・ギア・ベアリング | グラファイトフレーム+サイドプレート カーボンマトリックスドラグ+クリッカー ベアリング5+1(ソルトシールド撥水コート) |
アルミフレーム ジュラルミンギア ベアリング5+1(ワンウェイクラッチ) |
高強度樹脂フレーム カーボンクロスワッシャドラグ ベアリング3+1(防錆S A-RB) |
高剛性アルミフレーム 高強度真鍮ギア ベアリング5+1 |
C6カーボンフレーム (剛性はマグネシウムに匹敵と公式) カーボンマトリックスドラグ+クリッカー ベアリング5+1(ソルトシールド撥水コート) |
スーパーメタルフレーム(アルミ) 高強度真鍮ギア ベアリング5+1 |
ロープロファイル+アルミスプール ベアリング6+ワンウェイクラッチ (ベアリング数は7機種で最多) |
| 船べりアラーム | ○ | 公式に記載なし | — | ○ | ○ | ○ 残り5mから1m間隔 | ○ |
| セルフ電池交換 | ○ CR2032・残量目安表示 | 公式に記載なし | ○ 電池交換可能な仕様 | — SLP預かり(公式明記) | ○ CR2032・残量目安表示 | 公式に記載なし | 公式に記載なし |
| カウンター機能 | デカ文字液晶+白色LEDバックライト 糸入力4方式(初期値PE3号-200m) スプールに下巻き目安ライン1/3・1/2 |
デジタルカウンター+リターンレバー (タチウオ・タイラバ・メタルスッテ ゲーム対応と公式明記) |
LEDバックライト付き液晶 (点灯パターン3種) アラーム・スピード表示はなし |
10cm単位水深+道糸高切れ修正 エコノマイザーH・L付属(150番)で PE0.4号から入力可(バックライトなし) |
デカ文字液晶+白色LEDバックライト 糸入力4方式(初期値PE1.5号-200m) スプールに下巻き目安ライン |
10cm単位水深 入力できるPEは0.8〜2号の4種 ワンプッシュONクラッチ(バックライトなし) |
10cm単位カウンター+バックライト 自動電源OFF エコノマイザー付属(PE0.4〜2.0号の6設定) |
| ハンドル | 60/72/85mm 3ポジションパワーハンドル |
カーボンシングルパワーハンドル | 150番 55mm(DH=ダブルハンドル) 300番 60mmシングル |
100mmダブル(150-DH) 50mm(150)/60mm(200) |
105mmクランクダブル(無印・H) 60/70mm 2ポジション(P・MHP) |
100mmダブル+大型EVAノブ | 100mmダブルハンドル |
| こんな人におすすめ | タチウオの落とし込みサビキやビシアジまで視野の人。PE3号200mとドラグ9kgはこの価格帯で唯一の太糸クラス。358gは手持ちで誘い続ける釣りには重い | 回収と手返しの速さで選ぶ人。ハンドル1回転81cmは次点の73cmに頭ひとつの差。Amazonは欠品時期が多く、楽天・Yahoo!側の在庫確認が前提 | Amazon実売で今回の最安を狙う人。ベアリング数は最少でも防錆S A-RB配置がシマノ流。アラームが無いので巻き終盤は液晶から目を離さない運用になる | タチウオ・イカメタル・タイラバ兼用1台の最有力で、記事の「迷ったらコレ」。深溝+エコノマイザーでPE0.4〜2号に追従。弱点は電池交換が預かりになる点だけ | 夜のイカメタルや半夜便が多い人。明るいバックライトと自分で替えられる電池でシーズン中のトラブルに強い。深溝ゆえ細糸ジャストは下巻き前提 | タイラバ・イカメタル中心で、買った日に下巻きゼロで使い始めたい人。浅溝ゆえPE2号200mが欲しいテンヤタチウオは深溝のライトゲーム X ICに任せる | 定価12,900円で装備の数を最優先したい人。ギア比7.6も最速。Amazonに取り扱いがなく(2026年8月時点)、入手は釣具店か楽天・Yahoo!のモール系が現実的 |
実売1万円台のカウンター付きベイトリール7機種
ここからは1台ずつ。
並び順は定価(税抜)の高い順で、アブガルシアはマックスDLC BGとマックスDLCを別の機種として数えています。
アブガルシア MAX DLC BG
| ボディ | グラファイトフレーム・サイドプレート |
| ドラグ | カーボンマトリックスドラグ+ドラグクリッカー/最大9kg |
| ベアリング | 5個(ソルトシールド撥水コートのピニオンベアリング採用) |
| カウンター | デカ文字液晶・白色LEDバックライト・船べりアラーム・電池CR2032(セルフ交換可・残量目安表示付き) |
| ハンドル | 60/72/85mmの3ポジションパワーハンドル |
| 定価(税抜) | 19,800円 |
| モデル | 自重 | 巻上長 | PE(号-m) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| MAX DLC BG | 358g | 60cm | 2-300/3-200/4-150 | 19,800円 |
| MAX DLC BG H | 360g | 78cm | 2-300/3-200/4-150 | 19,800円 |

ビシアジと落とし込みまでカバーできるカウンター付きは、この値段だとBGくらいしか思いつかないですよ
公式が挙げる用途は、ビシアジ・青物ジギング・深場のタイラバ。
PE2号300m・3号200mの糸巻量に最大ドラグ9kgですから、タチウオの落とし込みサビキや泳がせの手巻き入門機としても数字が足りています。
3ポジションのパワーハンドルは60・72・85mmの3段階に付け替えられて、重いビシを巻く日は85mmへ。
ただ、自重は358〜360gで、今回の7機種ではひとりだけ別の階級です。
1日誘い続けるテンヤタチウオやイカメタルに持ち込む番手ではなく、竿掛け併用の釣りで真価が出るタイプ。
細糸のライトゲームは、このあと出てくる標準サイズのマックスDLCに任せる住み分けです。
テイルウォーク エラン DGⅡ 70
| ボディ | アルミフレーム |
| ギア | ジュラルミンギア(ギア比7.0) |
| ドラグ | 最大5.5kg |
| ベアリング | 5個+ワンウェイクラッチ |
| カウンター | デジタルカウンター(タチウオ・タイラバ・メタルスッテゲーム対応と公式明記) |
| ハンドル | カーボンシングルパワーハンドル付属 |
| 定価(税抜) | 18,000円 |
| モデル | 自重 | 巻上長 | PE(号-m) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| 70 | 255g | 81cm | 2-200 | 18,000円 |

水深80mから回収するとき、巻上長81cmの速さは一度使うと戻れないんですよね
ギア比7.0にワイドなスプール径が組み合わさって、ハンドル1回転81cmという数字が出ています。
次に速いマックスDLC HとバルケッタBB 300HGが73cmなので、頭ひとつ抜けた回収スピード。
棚の入れ直しが多いイカメタルや、1匹ごとに数十mを巻き上げる船タチウオでは、この差が手返しにそのまま乗ってきます。
公式が「アタリ棚を的確に攻めるゲームに最適」とうたうとおり、リターンレバー付きでフォール中の当たり棚にもすぐ戻れる設計です。
気を付けたいのは流通で、Amazonでは在庫が切れている時期が多い機種です(2026年8月時点も欠品)。
楽天やYahoo!ショッピングでは1.5万円台から見つかるので、ボタンでモール側もあわせて確認を。
公式サイトの現行ラインナップは右ハンドルの「70」のみで、左巻き派は選べない点も購入前にチェックしたいところです。
シマノ バルケッタBB
| ボディ | 高強度樹脂フレーム |
| ドラグ | カーボンクロスワッシャ/最大5.0〜6.0kg |
| ベアリング | 3個(S A-RB=防錆処理ベアリング) |
| カウンター | LEDバックライト付き液晶(点灯パターン3種)・電池交換可 |
| ハンドル | 55mmロングダブル(150番)/60mmシングル(300番) |
| レベルワインド | セーフティレベルワインド(300番は非対応) |
| 定価(税抜) | 17,200円(150番)/18,200円(300番) |
| モデル | 自重 | 巻上長 | PE(号-m) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| 150HG | 220g | 70cm | 1.5-200/2-150/3-100 | 17,200円 |
| 150DH-PG | 220g | 58cm | 1.5-200/2-150/3-100 | 17,200円 |
| 150DH-HG | 220g | 70cm | 1.5-200/2-150/3-100 | 17,200円 |
| 300PG | 250g | 60cm | 2-300/3-200 | 18,200円 |
| 300HG | 250g | 73cm | 2-300/3-200 | 18,200円 |

実は定価だと7機種の真ん中あたりなのに、Amazon実売だと一番安くなるのがバルケッタBBの面白いところ
ベアリング数は3個と最少クラスながら、防錆処理のS A-RBが入っているのがシマノらしい部分です。
数を並べるより錆びない場所に置く、という考え方なんですよね。
イカメタルの夜便で効くLEDバックライトも、点灯パターンを3種類から選べる仕様で載っています。
割り切りポイントはアラーム機能が無いこと。
船べりに仕掛けが近づいても音では教えてくれないので、巻き上げの終盤は液晶から目を離さない運用になります。
音の警告に慣れている人ほど、最初の数回はヒヤッとしやすい部分です。
タチウオとイカメタル兼用なら、ダブルハンドルの150DH-HG。
PE2号300mの落とし込み用途なら、300番という分担。
シリーズ内の詳しい違いはシマノのカウンター付きリール比較にまとめてあります。
ダイワ ライトゲーム X IC
| ボディ | 高剛性アルミフレーム |
| ギア | 高強度真鍮ギア |
| ドラグ | 最大5kg |
| ベアリング | 5個 |
| カウンター | 10cm単位水深・船べりアラーム・道糸高切れ修正・PE0.4号から入力可(150サイズ)/バックライトなし |
| 電池交換 | SLP預かり(公式注記:作業が複雑なため防水性能維持のため) |
| 付属 | エコノマイザーH・L+取付ビス(150-DH・150) |
| 定価(税抜) | 16,800〜20,400円 |
| モデル | 自重 | 巻上長 | PE(号-m) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| 150-DH | 230g | 69cm | 1-400/1.5-250/2-200 | 16,800円 |
| 150L-DH | 230g | 69cm | 1-400/1.5-250/2-200 | 16,800円 |
| 150 | 260g | 69cm | 1-400/1.5-250/2-200 | 18,600円 |
| 150L | 260g | 69cm | 1-400/1.5-250/2-200 | 18,600円 |
| 200 | 250g | 69cm | 2-300/3-200/4-160 | 20,400円 |

タチウオの2号もイカメタルの0.4号も同じリールで受けられるのは、この価格帯だと事件レベルの対応幅ですよ!
素の150サイズはPE1号400m・2号200mの深溝で、テンヤタチウオの基準糸がそのまま入ります。
細糸を使う日は付属のエコノマイザーを装着して、Hを付ければ下巻きなしでPE0.4号200mからカウンター入力できる二段構え。
イカメタル、バチコン、浅場のタイラバまで、糸の側から見ると穴がありません。
公式の対応魚種はタチウオが先頭で、船べりアラームと道糸高切れ修正というダイワICの実用機能も一通り入っています。
タチウオにやられて道糸が数m飛ぶのは、あの釣りの日常です。
高切れ修正機能で糸長データを直せるので、リーダーを結び直したあともカウンターの数字を信じ続けられます。
ここは同価格帯の他社機に対して、はっきり一歩前に出ている部分ですね。
弱点は電池まわりに集中しています。
公式ページに「電池交換は作業が複雑なため防水性能を維持するためSLP預かりになります」と明記されていて、シーズン中に電池が切れると数週間リールが手元から消える可能性があります。
バックライトも無いので、夜メインのイカメタル専属機として買うなら、この2点は先に飲み込んでおきたい条件です。
アブガルシア MAX DLC
| ボディ | C6カーボンフレーム(剛性はマグネシウムに匹敵と公式) |
| ドラグ | カーボンマトリックスドラグ+ドラグクリッカー/最大5kg |
| ベアリング | 5個(ソルトシールド撥水コートのピニオンベアリング採用) |
| カウンター | デカ文字液晶・白色LEDバックライト・船べりアラーム・糸入力4方式・電池CR2032(セルフ交換可・残量目安表示付き) |
| スプール | 1/3・1/2の下巻き目安ライン入り(MHPは1/4・1/2) |
| ハンドル | 105mmクランクダブル(無印・H)/60・70mm 2ポジションシングル(P・MHP) |
| 定価(税抜) | 16,200円 |
| モデル | 自重 | 巻上長 | PE(号-m) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| MAX DLC | 220g | 60cm | 1.5-200/2-150 | 16,200円 |
| MAX DLC P | 218g | 60cm | 1.5-200/2-150 | 16,200円 |
| MAX DLC H | 220g | 73cm | 1.5-200/2-150 | 16,200円 |
| MAX DLC MHP | 218g | 66cm | 1.5-270/2-200 | 16,200円 |

置き竿でドラグクリッカーがジーッと鳴った瞬間の高揚感、あれは値段に関係ない楽しさですよね
電池はCR2032のコイン電池で、残量の交換目安表示が出て、ユーザー自身で交換できると公式が明記しています。
ダイワのX IC世代が預かり修理になるのと正反対の思想で、シーズン中のトラブルに強い設計。
白色LEDバックライトも明るく、夜のイカメタルやタチウオの半夜便で頼りになります。
糸の入力方法が4方式あり、巻いた後からでも糸長を登録し直せます。
スプール側面には1/3・1/2の下巻き目安ラインが刻まれていて、PE0.6号500mの深溝を細糸で使うときの下巻き量に悩まなくて済む仕掛けです。
手持ちのラインを巻き替えながら使い回す人ほど、この気配りが効いてきます。
裏返すと、素のスプールはPE0.6号で500m入る深溝なので、細糸をジャストで巻くには下巻きがほぼ必須です。
ダイワやプロックスのようなエコノマイザー方式ではなく、目安ラインを頼りに自分で嵩上げするタイプ。
最初の糸巻きだけ少し手間ですが、218gの自重は今回の顔ぶれでいちばん軽く、1日手持ちの釣りで報われます。
ダイワ ライトSW X IC
| ボディ | スーパーメタルフレーム(アルミ) |
| ギア | 高強度真鍮ギア |
| ドラグ | 最大5kg |
| ベアリング | 5個 |
| カウンター | 10cm単位水深・船べりアラーム(残り5mから1m間隔)/バックライトなし |
| 機構 | ワンプッシュONクラッチ・スーパースプールフリー・ラインストッパー |
| 定価(税抜) | 16,000円 |
| モデル | 自重 | 巻上長 | PE(号-m) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| LIGHT SW X IC | 240g | 69cm | 1-200/0.8-300 | 16,000円 |
| LIGHT SW X IC L | 240g | 69cm | 1-200/0.8-300 | 16,000円 |

買った日にPE1号を巻いて終わり、下巻き計算ゼロ。このラクさはタイラバ勢に刺さると思うんですよ
PE1号200m・0.8号300mの浅溝スプールは、タイラバとイカメタルの定番ラインをそのまま受ける設計です。
カウンターの初期設定もPE1号200mなので、その組み合わせなら糸入力の操作すら不要。
ワンプッシュONクラッチは、リールを持つ手の親指だけでクラッチを戻せる機構で、棚の取り直しが多いイカメタルには特にありがたい装備。
入力できる道糸はPE0.8〜2号で、浅溝ゆえ2号を巻くと距離が伸びません。
PE2号200mが欲しいテンヤタチウオには不向きで、その用途は深溝のライトゲーム X ICが受け持ちます。
浅場中心・細糸中心と割り切った人向け、という立ち位置です。
プロックス バルトムデジ棚 R150
| ボディ | ロープロファイル/アルミスプール |
| ドラグ | 最大6kg |
| ベアリング | 6個+ワンウェイクラッチ |
| カウンター | 10cm単位デジタルカウンター・船べりアラーム・バックライト・自動電源OFF |
| 付属 | エコノマイザー(ライン設定0.4〜2.0号の6種類)・専用工具・ライン通し |
| ハンドル | 100mmダブルハンドル |
| 定価(税抜) | 12,900円 |
| モデル | 自重 | 巻上長 | PE(号-m) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| R150 | 245g | 68cm | 1.5-200(エコノマイザー無)/0.8-200(有) | 12,900円 |

プロックスって「そこまで載せて、この値段?」をやってくるメーカーで、個人的に応援したくなるんですよね
ベアリング6個は今回の顔ぶれで最多、ギア比7.6も最速です。
そこにエコノマイザーとバックライト、船べりアラーム、自動電源OFFまで載って定価12,900円。
ライン設定は0.4〜2.0号の6種類で、公式もタイラバとイカメタルを中心にすえた万能機とうたっています。
展開は右ハンドルのみで、左巻きは選べません。
電池交換についても公式サイトに記載が見当たらず、切れたときの手順は販売店経由で確認する前提になります。
Amazonには取り扱いが無いため(2026年8月時点)、入手は釣具店か楽天・Yahoo!などのモール系が現実的です。
→ Amazonでプロックス バルトムデジ棚の取り扱いを探す
糸の入力範囲と電池交換。買ってから効いてくる2つの差
店頭スペックに出にくいのに、使い始めてから満足度を左右するのがこの2項目です。
まず糸の入力範囲。
カウンターは「何号を何m巻いたか」を登録して初めて正確になるので、対応する号数の幅がそのまま使える釣りものの幅になります。
広いのはライトゲーム X IC(エコノマイザーでPE0.4号〜)、バルトムデジ棚(0.4〜2.0号)、マックスDLC(表の範囲でPE0.6〜3号)。
ライトSW X ICは0.8〜2号と狭めですが、そのぶん浅溝で下巻きいらず、という交換条件になっています。
次に電池です。
アブガルシアの2機種はCR2032を自分で交換でき、残量の目安表示まで出ます。
シマノのバルケッタBBも電池交換可能な仕様。
いっぽうダイワのライトゲーム X ICはSLP預かりの交換で、ライトSW X ICとテイルウォーク、プロックスは公式サイトに交換手順の記載がありません。
最盛期の10〜12月に電池が落ちたら、と考えると、セルフ交換組の気楽さは数字以上の価値があると思っています。
夜の釣りが多い人は、ここにバックライトの有無(アブ・シマノ・プロックス=あり、ダイワ2機種=なし)も足して判断を。

カウンター付きは「電子機器を海に持ち込む釣り」なので、電池と防水の設計思想はスペック表より雄弁ですよ
兼用1台目線のコスパランキング ベスト3
「タチウオ・イカメタル・タイラバをどれもやる」前提で、実売価格と装備の釣り合いから3台選びました。
🥇 1位:ダイワ ライトゲーム X IC 150-DH
定価16,800円、実売1.3万円前後。
深溝+エコノマイザーでPE0.4〜2号を1台で受けられて、船べりアラームと道糸高切れ修正まで付く対応幅の広さが決め手です。
電池がSLP預かり・バックライト無しという弱点はありますが、昼の釣りを広く兼用する使い方なら、この価格帯でいちばん穴が少ない構成だと思います。
🥈 2位:シマノ バルケッタBB 150DH-HG
定価17,200円、Amazon実売は1.1万円台と今回の最安値。
防錆のS A-RBベアリング、点灯パターンを選べるバックライト、電池交換可という基礎体力で、値段以上に長く使えます。
アラーム類が無い割り切りを許せるかどうかだけ、買う前に自問を。
🥉 3位:アブガルシア マックスDLC P
定価16,200円、実売1.3万円台。
セルフ電池交換+残量表示+白色バックライトで、夜の便と長いシーズンに強いのがこの機種です。
深溝スプールなので細糸運用は下巻き前提。
その一手間を惜しまない人には、今回の最軽量となる218gという返礼があります。
ロッドとの組み合わせ3パターン
釣りものが決まっている人向けに、実売ベースで組みやすい3セットを用意しました。
船タチウオテンヤをまず1式:サーベルマスターBB × バルケッタBB
実売の合計は2.8万円前後で、シマノ同士の入門1式が組めます。
グラスソリッド穂先の82調子に水深カウンターとダブルハンドル、誘い上げのテンヤに必要な要素はこれで揃い踏み。
テンヤ本体の号数選びは船タチウオテンヤの重さ・メーカー比較とあわせてどうぞ。
タイラバとイカメタルを半々で:紅牙X × ライトSW X IC
PE0.8〜1号の釣りだけで回すなら、浅溝のライトSW X ICがいちばん手間いらずです。
紅牙Xの乗せ調子で春秋はタイラバ、夏は同じリールをスッテ用ロッドに載せ替えてイカメタル、という2毛作もPE0.8号300mなら現実的。
ダイワ同士なので、リールの色味がどちらの竿にもなじみます。
夜焚きのイカメタル専属:セフィアBB メタルスッテ × MAX DLC
夜の船上で効くのは、白色バックライトのデカ文字カウンターと、いつでも自分で替えられる電池です。
PE0.6号は下巻き1/2で250m入り、スプールの目安ラインが下巻き量を教えてくれます。
ファストテーパーのセフィアBB メタルスッテと合わせて、実売2.8万円前後の夜焚きセットです。
カウンター付きを長持ちさせる手入れ
カウンター付きは、電子機器と精密ギアの同居体です。
釣行後は、ドラグを締めた状態で真水を弱いシャワーで当てて塩を流し、水気を拭いてからドラグを緩めて陰干しへ。
高圧で水をかけると、防水パッキンの内側へ塩水を押し込みかねないので逆効果です。
洗い方の細部は機種ごとに指定が違うため、最終的には各社の取扱説明書を優先してください。
シーズン中に見ておきたいのは電池と糸長データの2つ。
マックスDLC系は残量の交換目安が表示されたらCR2032を早めに交換、ダイワのライトゲーム X ICは切れる前にSLPへ出す計画を立てる、という向き合い方になります。
高切れやラインの巻き替えをしたら、カウンターの糸長入力もやり直すこと。
表示と実際の水深がずれたまま使うと、カウンター付きを選んだ意味そのものが薄れてしまうので。

年1回のオーバーホールに出すなら、電池交換も同じタイミングでまとめると送料も待ち時間も1回で済みますよ
よくある質問
カウンターの水深表示は水面から?それとも海底から?
この価格帯のカウンターは、糸の放出量から計算した「水面からの深さ」を表示します。
ダイワは10cm単位の水面からの水深表示と公式に明記しており、プロックスも10cm単位です。
魚探の水深と数字がずれるのは、潮で糸が斜めに入るためで故障ではありません。
イカメタルのPE0.6号に対応できる機種はどれですか?
下巻きなしで使いやすいのは、エコノマイザー付属のダイワ ライトゲーム X IC(PE0.4号〜)とプロックス バルトムデジ棚(0.4〜2.0号)です。
アブガルシア マックスDLCは糸入力自体は0.6号に対応しますが、深溝のため下巻きが前提。
ダイワ ライトSW X ICは入力が0.8号からなので、0.6号運用には向きません。
電池が切れたら自分で交換できますか?
アブガルシアのマックスDLC系はCR2032をユーザー自身で交換でき、残量の目安表示も出ます。
シマノのバルケッタBBも電池交換可能な仕様です。
ダイワのライトゲーム X ICは、防水維持のためSLP預かりでの交換です。
ライトSW X IC・エラン DGⅡ・バルトムデジ棚は公式サイトに交換手順の記載が見当たらず、購入店やメーカーへの確認が必要になります。
タイラバにカウンターは必要ですか?
着底からの巻き上げ距離を数える釣りなので、無くても成立はします。
ただ、アタリがあった水深を数字で覚えておけるのと、船長の「反応は30mから底」といった指示に即応できるのは大きな利点です。
浅溝でPE1号200mがそのまま巻けるライトSW X ICか、軽さ重視ならマックスDLC Pがタイラバ向きです。
タチウオの落とし込みやビシアジにも流用できますか?
PE3号200mクラスの糸巻量が必要になるため、7機種の中ではマックスDLC BG(最大ドラグ9kg)が指名になります。
バルケッタBBの300番もPE2号300m・3号200mまで対応しますが、ドラグ力はBGのほうに余裕があります。
1万円台と2万円台以上のカウンター付きは何が違いますか?
大きいのはフォールレバー、落下・巻上げのスピード表示、深度ごとのアラームの有無で、フォール中のアタリを取る釣りへの対応力が変わるところです。
金属ボディやベアリング数など巻きの質も上がるので、タチウオジギングまでやるつもりなら、2万円台の中位機からが目安になります。
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・シマノのタチウオ用カウンター付きリール比較(バルケッタ〜オシアコンクエストCT)
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※ 記事中のスペック・定価は、各メーカー公式サイトの製品ページに掲載の数値で、いずれも2026年8月時点・税抜のメーカー希望本体価格です。
※ 出典はすべて公式サイトで、本文中の実売価格はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピング等の実勢価格(2026年8月22日時点)を参考にしています。

