シマノのテンヤタチウオロッド「サーベルマスター」全7シリーズ比較!2026年版

テンヤタチウオの竿、サーベルマスターだけで7シリーズ。売り場で並んでるのを見ると、どれを掴めばいいのか固まりますよね
シマノのタチウオ専用ロッドは、サーベルマスターというひとつの名前の下に7つのシリーズがぶら下がっています。
税抜2万円から8万6千円まで、価格差は4倍以上。

BBとTTって見た目そっくりなのに、なんで6千円も違うの?

XRが2026年に新しくなったらしいけど、前のXRテンヤと何が別モノなんだろう
この記事で並べるのは、サーベルマスターBB・TT・SS テンヤ・XR・エクスチューン テンヤ・エクスチューン 攻 テンヤ・リミテッド テンヤの7シリーズ、合計33モデルです。
穂先の素材、リールシートの形、ブランクス構造、そして定価と実売のギャップを、シマノ公式のスペックだけを使って表にしました。
2026年7月にフルモデルチェンジした新しいXRと、同じ月に追加されたメタル穂先モデルも入れてあります。
・サーベルマスター全7シリーズ(BB/TT/SS テンヤ/XR/エクスチューン テンヤ/エクスチューン 攻 テンヤ/リミテッド テンヤ)の違い
・穂先素材4種(タフテック∞・グラスソリッド・ソフチューブトップ・タフテックメタル)の使い分け
・7:3/8:2/9:1という調子表記の読み方
・リールシートのグレード差と、電動リールとの相性
・コスパランキング ベスト3
・ロッド×リール おすすめ組み合わせ3パターン
まずは手持ちのタックルで試したい方へ
専用ロッドを買う前に、タイラバのタックルでテンヤタチウオが成立するかを検証した記事もあります。
最初の1本で迷ったら、シマノ サーベルマスター SS テンヤの82MH180です。
アタリを弾かない高強度カーボンソリッド穂先タフテック∞と、上位機種と同じXシートテクニカルガングリップが、税抜37,500円のシリーズに載っています。
実売はおおむね2万円台後半で、上のXRとは1万2千円ほど、下のTTとは7千円ほどの差。
7シリーズを1本ずつ見た比較表は、このあとの各セクションにあります。
サーベルマスターの選び方
7シリーズ33モデルという数字を見ると身構えますが、実際に効いてくる違いは4つに絞れます。
穂先の素材、調子の数字、リールシート、そして価格帯。
この4つの組み合わせでシリーズが分かれている、と考えると整理しやすくなります。
- 穂先素材:タフテック∞は高感度カーボンソリッドで、SS以上に搭載。グラスソリッドは喰い込み重視で、BB・TTの全機種と91系の一部。ソフチューブトップは先径2.0mmの中空穂先で、エクスチューン テンヤの64MH195だけ。タフテックメタルは金属系の低反発で、攻テンヤの91H170-MSだけです。
- 調子(7:3・8:2・9:1):73はアタリを弾かず喰わせる調子。82は誘い・掛け・やり取りのバランス型。91は即掛けとバイブレーション釣法向き。最初の1本なら82が無難です。
- リールシート:BBはマルチパーミングシート。TTはXシートデュアルガングリップ。SS・XR・エクスチューン・リミテッドはXシートテクニカルガングリップ。攻テンヤだけマルチパーミングタッチCI4+です。電動リールを載せるならガングリップ系が手首に優しく感じます。
- 価格帯(税抜):BBが2万円、TTが2万6千円、SSが3万7千円、XRが5万6千円、エクスチューンが6万3千円、攻が6万9千円、リミテッドが8万6千円。上下で4倍以上の開きがあります。

調子の数字は「どこから曲がるか」の目安。91は先端だけ動いて、73は胴まで入ります
← スワイプで全機種を比較できます →
| フラッグシップ | ハイエンド | フラッグシップ (テンヤ専用) | ミドルハイ | ミドルハイ | ミドル | エントリー | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シリーズ | サーベルマスター リミテッド テンヤ 2023年・全2機種 | サーベルマスター エクスチューン 攻 テンヤ 2025年/91H170-MSは2026年追加 | サーベルマスター エクスチューン テンヤ 全4機種 | サーベルマスター XR 2026年7月フルモデルチェンジ | サーベルマスター SS テンヤ 2025年・全7機種 | サーベルマスター TT 2023年・全7機種 | サーベルマスター BB 2020年発売・全7機種 |
| 定価(税抜) | 86,000円 | 69,000円 | 63,500〜64,500円 | 56,500円 | 37,500〜38,500円 | 26,000〜27,000円 | 20,000〜22,000円 |
| ラインナップ | 82MH180/91HH170 | 82MH170/91H170-MS | 64MH195/82M/MH178 82H172/91H164 | 73M180/82MH180/91H170 | 73M190/73MH185/82MH180 82H175/82HH180 91MH165/91H170 | 73M190/73M210/73MH185 82MH180/82MH195 82HH170/91H185 | 73ML190/73M190/73MH185 82MH180/82MH195 82HH170/91H185 |
| 全長/仕舞寸法 | 1.80m(仕舞134.2cm) 1.70m(仕舞124.2cm) | 1.70m(1ピース・仕舞170cm) | 1.64〜1.95m (仕舞116.3〜147.3cm) | 1.70〜1.80m (仕舞88.5〜93.5cm) | 1.65〜1.90m (仕舞86.0〜98.5cm) | 1.70〜2.10m (仕舞88.6〜108.9cm) | 1.70〜1.95m (仕舞88.6〜101.4cm) |
| 自重 | 148g(82MH180) 153g(91HH170) | 77g(82MH170) 82g(91H170-MS) | 137〜143g | 145〜147g | 145〜155g | 132〜146g | 110〜118g |
| 穂先素材・先径 | タフテック∞(激短カーボンソリッド) +ハイパワーXソリッド 先径1.1/1.4mm | タフテック∞(82MH170) タフテックメタル(91H170-MS) 先径1.1mm | タフテック∞+ハイパワーXソリッド ソフチューブトップ(64MH195・先径2.0mm) 先径1.1/2.0mm | タフテック∞+ハイパワーXソリッド(73M180・82MH180) グラスソリッド(91H170) 高視認性オレンジ塗装/先径1.1〜1.2mm | タフテック∞+ハイパワーXソリッド(91の2機種以外) グラスソリッド(91MH165・91H170) 先径1.1〜1.2mm | グラスソリッド(全機種) 先径1.1〜1.2mm | グラスソリッド(全機種) 先径1.1〜1.2mm |
| ブランクス構造 | スパイラルXコア+ハイパワーX (リミテッド専用の高弾性素材) | スパイラルXコア+ハイパワーX | スパイラルXコア+ハイパワーX | スパイラルXコア | スパイラルX | ハイパワーX | カーボン+グラス/ハイパワーX |
| ガイド | 穂先部:Xガイド3Dチタン 中間〜バット部:チタンフレームSiCリング | 穂先部:Xガイド3Dチタン (船竿仕様の新規傾斜角度) | 穂先部:Xガイド 中間〜バット部:チタンフレームSiCリング | 穂先部:Xガイド3Dチタン | 穂先部:ステンレスフレームSiCリング(トップ) 中間〜バット部:ステンレスフレームアルコナイトリング | 穂先部:ステンレスフレームSiCリング(トップ) 中間〜バット部:ステンレスフレームアルコナイトリング | 穂先部:ステンレスフレームSiCリング(トップ) 中間〜バット部:ステンレスフレームOリング |
| リールシート・グリップ | Xシートテクニカルガングリップ カーボンモノコックグリップ(ハイレゾ) | マルチパーミングタッチCI4+ (トリガーシート) | Xシートテクニカルガングリップ カーボンモノコックグリップ(エッジ) | Xシートテクニカルガングリップ カーボンモノコックグリップ | Xシートテクニカルガングリップ | Xシートデュアルガングリップ | マルチパーミングシート (セパレートグリップ) |
| 継ぎ方式 | グリップジョイント2ピース | 1ピース | グリップジョイント2ピース | 並継センターカット2ピース | 並継センターカット2ピース | 並継センターカット2ピース | 並継センターカット2ピース |
| テンヤ号数/錘負荷 | 30〜60号 | 30〜60号 | 30〜60号 | 30〜60号 | 30〜60号 (82HH180のみ30〜80号) | テンヤ30〜60号 錘負荷20〜120号 | テンヤ15〜50号(73ML190)/30〜60号(ほか) 錘負荷15〜120号 |
| ソリッド穂先交換修理 | ○ 対応 | △ 82MH170のみ対応 | ○ 対応 | ○ 対応 | ○ 対応 | ○ 対応 | — |
| こんな人におすすめ | 2本目・3本目で感度を突き詰める人。82と91で性格が振り切れていて、73系の喰わせ調子は用意されていない | 77gという軽さを最優先する人。1ピースなので、クルマ移動でロッドケースに170cmが入ることが条件になる | 6:4から9:1まで1シリーズで組み立てを変えたい人。テンヤを止めて見せる釣りに強い64MH195はこのシリーズだけ | 長く使う前提の1本。上位機種のシートと穂先が5万円台まで降りてきた現行主力で、中身は入れ替わったばかり | 最初の1本ならここ。実売2万円台後半でタフテック∞とXシートテクニカルガングリップが載る | テンヤと天秤を1本で回したい人。全長2.1mのロングモデルがあるのは7シリーズでTTだけ | 7シリーズ最軽量110gで最安。船タチウオがどんな釣りかを知る段階なら、ここから入って不満が出た部分だけ上に替えればいい |
テンヤタチウオにおすすめのサーベルマスター全7シリーズ
掲載は税抜定価の高い順です。
サーベルマスター リミテッド テンヤ
ほかの6シリーズと決定的に違うのは、ブランクスに使う素材そのものが違うという1点に尽きます。
リミテッドにだけ許された高弾性カーボンで、細いのに神龍クラスにも負けないバットパワー。
触ると「これで大丈夫なのか」と思うくらい細いのに、テンヤを動かすと硬い、という妙な感触になります。
| グレード | フラッグシップ(2023年) |
| ブランクス | スパイラルXコア+ハイパワーX(リミテッド専用の高弾性素材) |
| 穂先 | タフテック∞(激短カーボンソリッド)+ハイパワーXソリッド |
| ガイド | 穂先部:Xガイド3Dチタン/中間〜バット部:チタンフレームSiCリングガイド |
| リールシート | Xシートテクニカルガングリップ |
| リアグリップ | カーボンモノコックグリップ(ハイレゾタイプ) |
| 継ぎ方式 | グリップジョイント2ピース |
| 定価(税抜) | 86,000円 |

82と91の性格差が極端。同じシリーズなのに別の竿を触ってる感じがします
カーボンソリッドは長いほどしなやかになる代わりに、穂先自体の重さでアタリがぼやけます。
リミテッドはそこを逆に振って、ソリッド部を極端に短くするという設計。
穂先が余計に動かないぶん、テンヤに触った瞬間の情報がそのまま手元まで来ます。
82は微速巻き・ストップ&ゴー・ジャーク&ステイ・バイブレーションまでひと通りこなす、ど真ん中の調子。
一方の91は先径1.4mmと太めのソリッドで、テンヤをぶら下げても穂先がほとんど下がりません。
省エネバイブレーション釣法をやり込む人向けに、容赦なく振り切ってある1本です。
ラインナップが2機種だけなので、73系の喰わせ調子も、82と91の中間もありません。
東京湾でバイブレーション、大阪湾で喰わせと使い分けたい人は、この上に2本目が必要になります。
税抜86,000円という価格も含めて、明確に「2本目・3本目の人の竿」という位置づけだと思っています。
サーベルマスター エクスチューン 攻 テンヤ
8:2調子の82MH170は、自重77g。
同じエクスチューンでも、テンヤの方は137〜143gですから、半分近い軽さです。
| グレード | ハイエンド(2025年/91H170-MSは2026年追加) |
| ブランクス | スパイラルXコア+ハイパワーX |
| 穂先 | タフテック∞(82MH170)/タフテックメタル(91H170-MS) |
| ガイド | 穂先部:Xガイド3Dチタン(船竿仕様の新規傾斜角度) |
| リールシート | マルチパーミングタッチCI4+(トリガーシート) |
| 継ぎ方式 | 1ピース |
| ソリッド穂先交換修理 | 82MH170のみ対応(91H170-MSは対象外) |
| 定価(税抜) | 69,000円 |

軽さを取るか、掛けてからの楽さを取るか。エクスチューン テンヤとはそこが真逆です
エクスチューン テンヤが快適性重視のXシートテクニカルガングリップなのに対し、攻はマルチパーミングタッチCI4+というトリガーシートを積んでいます。
削れるものを全部削った結果が77gで、軽量な手巻きリールや小型電動と組むとタックル全体が驚くほど軽く仕上がります。
91H170-MSに載っているタフテックメタルは、低い反発力と金属ならではの強度が持ち味の穂先素材です。
9:1という硬い調子にカーボンソリッドを合わせると反発と破損のリスクが上がるところを、メタルの低反発がクッションと目感度に変えてくれます。
穂先絡みや電動の巻き込みといった事故に強いのも、金属素材ならでは。
氷点下でも使える特殊素材が採用されていて、冬のタチウオまで通しで使える設計になっています。
自重は82gなので、82MH170との差は5gしかありません。
2機種とも1ピースなので、仕舞寸法は170cmのまま。
大阪湾の船宿は電車釣行の人も多く、そこは素直に扱いにくいところ。
クルマ移動が前提で、ロッドケースに170cmが入る人向けの竿です。
サーベルマスター エクスチューン テンヤ
凪でも船は上下していて、止めているつもりのテンヤは水中でけっこう動いています。
硬い竿ほど船の動きを拾ってしまうところを、ベリーまで軟らかく作って吸収させたのが64MH195という変わり種。
先径2.0mmのソフチューブトップという中空穂先で、アタリを目で見て取ることに全振りしています。
| グレード | フラッグシップ(テンヤタチウオ専用・全4機種) |
| ブランクス | スパイラルXコア+ハイパワーX |
| 穂先 | タフテック∞+ハイパワーXソリッド(64MH195以外)/ソフチューブトップ(64MH195) |
| ガイド | 穂先部:Xガイド/中間〜バット部:チタンフレームSiCリングガイド |
| リールシート | Xシートテクニカルガングリップ |
| リアグリップ | カーボンモノコックグリップ(エッジタイプ) |
| 継ぎ方式 | グリップジョイント2ピース |
| 定価(税抜) | 63,500〜64,500円 |
| モデル | 全長(m) | 自重(g) | 先径(mm) | 穂先 | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| 64MH195 | 1.95 | 137 | 2.0 | ソフチューブトップ | 64,500円 |
| 82M/MH178 | 1.78 | 139 | 1.1 | タフテック∞ | 64,000円 |
| 82H172 | 1.72 | 140 | 1.1 | タフテック∞ | 64,000円 |
| 91H164 | 1.64 | 143 | 1.1 | タフテック∞ | 63,500円 |

6:4のソフチューブトップは本当にクセ球。でも喰い渋った日にこれ1本だけ曲がる、みたいな展開があります
ソリッド穂先は竿のなかで最も繊細な部分で、糸絡みや電動の巻き込みで折ることがあります。
エクスチューン テンヤはソリッド穂先交換修理(有償)の対象なので、折った部分だけ交換して使い続けられます。
ブランクス構造はスパイラルXコア+ハイパワーXで、リミテッドと同じ組み合わせ。
違いは素材の弾性とソリッドの長さ、そしてグリップがエッジタイプかハイレゾタイプかという細部です。
価格差は税抜2万円強なので、ここをどう見るかは予算しだいでしょう。
64・82・91と並び、82には穂先がMで胴がMHという82M/MH178も用意されています。
喰わせから掛けまで、1シリーズで組み立てを変えられるのがエクスチューン テンヤの強み。
サーベルマスター XR
前作の21サーベルマスター XR テンヤから約5年ぶりに中身が入れ替わりました。
変わったのは大きく3つで、リールシート・穂先・ガイドです。
| グレード | ミドルハイ(2026年7月フルモデルチェンジ) |
| ブランクス | スパイラルXコア |
| 穂先 | タフテック∞+ハイパワーXソリッド(73M180・82MH180)/グラスソリッド(91H170)。高視認性オレンジ塗装 |
| ガイド | 穂先部:Xガイド3Dチタン |
| リールシート | Xシートテクニカルガングリップ |
| リアグリップ | カーボンモノコックグリップ |
| 継ぎ方式 | 並継センターカット2ピース |
| 定価(税抜) | 56,500円 |
| モデル | 全長(m) | 仕舞(cm) | 自重(g) | テンヤ号数(号) | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| 73M180 | 1.80 | 93.5 | 145 | 30-60 | 56,500円 |
| 82MH180 | 1.80 | 93.5 | 147 | 30-60 | 56,500円 |
| 91H170 | 1.70 | 88.5 | 146 | 30-60 | 56,500円 |

前作のエクストリームガングリップも良かったけど、指を掛けられるようになった差は大きいです
前作のXシートエクストリームガングリップから、Xシートテクニカルガングリップへ変更されました。
フロントにトリガーが付いたことで人差し指か中指を掛けられるようになり、竿を保持したまま手首を動かせる範囲が広がっています。
リミテッドやエクスチューンと同じシートが、5万円台まで降りてきた形です。
91H170は喰い込みと目感度を優先してグラスソリッドが選ばれています。
そのうえで高視認性のオレンジ塗装が加わり、晴天でも曇天でも穂先の動きを追いやすくなりました。
前作のXR テンヤは73 ML180から91 HH170まで全6アイテムありましたが、新XRは73・82・91の3本立てです。
迷わない代わりに、細かい調子の使い分けはできないという見方もできます。
前作は税抜46,600〜49,300円だったので、在庫が残っているうちに旧型を安く拾うという手も残っています。
サーベルマスター SS テンヤ
税抜37,500円から、実売は2万円台後半。
この価格でタフテック∞穂先とXシートテクニカルガングリップの2つが載っているのが、SS テンヤの立ち位置です。
少し前まで、この2つは上位機種だけの装備でした。
| グレード | ミドルハイ(2025年) |
| ブランクス | スパイラルX |
| 穂先 | タフテック∞+ハイパワーXソリッド(91MH165・91H170を除く)/グラスソリッド(91の2機種) |
| ガイド | 穂先部:ステンレスフレームSiCリングガイド(トップ)/中間〜バット部:ステンレスフレームアルコナイトリングガイド |
| リールシート | Xシートテクニカルガングリップ |
| 継ぎ方式 | 並継センターカット2ピース |
| 定価(税抜) | 37,500〜38,500円 |
| モデル | 全長(m) | 自重(g) | テンヤ号数(号) | 穂先 | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| 73M190 | 1.90 | 146 | 30-60 | タフテック∞ | 38,000円 |
| 73MH185 | 1.85 | 147 | 30-60 | タフテック∞ | 38,500円 |
| 82MH180 | 1.80 | 149 | 30-60 | タフテック∞ | 37,500円 |
| 82H175 | 1.75 | 153 | 30-60 | タフテック∞ | 37,500円 |
| 82HH180 | 1.80 | 153 | 30-80 | タフテック∞ | 38,500円 |
| 91MH165 | 1.65 | 145 | 30-60 | グラスソリッド | 37,500円 |
| 91H170 | 1.70 | 155 | 30-60 | グラスソリッド | 38,000円 |

SSでこれなら、正直XRとの差額ぶんの体感差を探すほうが難しいくらい
73が2本、82が3本、91が2本という構成。
浅場でゆるく喰わせたい日と、深場で即掛けしたい日で、同じシリーズ内から選べます。
82HH180だけテンヤ号数が30〜80号と広く、重いテンヤを使うエリアではここが候補になります。
XR以上がスパイラルXコアなのに対し、SSはひとつ下のスパイラルXです。
ネジレやつぶれの強度で差が出る部分ですが、テンヤタチウオの負荷域で違いを言い当てられる人は多くないと思っています。
定価でいえば1万9千円の差を、ここに払うかどうかという話。
XR以上がチタンフレームやXガイドなのに対し、SSはステンレスフレーム+アルコナイトリング。
重さと錆びやすさでは不利ですが、そのぶん値段が抑えられています。
釣行後に真水で流す習慣さえあれば、実用上そこまで気にならない部分です。
サーベルマスター TT
TTはテンヤ専用ではなく、天秤タチウオも守備範囲に入れたシリーズです。
スペック表にテンヤ号数と錘負荷が両方書かれているのがその証拠で、関東の天秤船にそのまま持ち込めます。
| グレード | ミドル(2023年) |
| ブランクス | ハイパワーX |
| 穂先 | グラスソリッド(全機種) |
| ガイド | 穂先部:ステンレスフレームSiCリングガイド(トップ)/中間〜バット部:ステンレスフレームアルコナイトリングガイド |
| リールシート | Xシートデュアルガングリップ |
| 継ぎ方式 | 並継センターカット2ピース |
| 定価(税抜) | 26,000〜27,000円 |
| モデル | 全長(m) | 自重(g) | テンヤ号数(号) | 錘負荷(号) | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| 73M190 | 1.90 | 140 | 30-60 | 20-80 | 26,000円 |
| 73M210 | 2.10 | 133 | 30-60 | 20-80 | 27,000円 |
| 73MH185 | 1.85 | 138 | 30-60 | 20-100 | 26,500円 |
| 82MH180 | 1.80 | 138 | 30-60 | 30-100 | 26,500円 |
| 82MH195 | 1.95 | 146 | 30-60 | 30-100 | 27,000円 |
| 82HH170 | 1.70 | 132 | 30-60 | 40-120 | 27,000円 |
| 91H185 | 1.85 | 144 | 30-60 | 40-120 | 27,000円 |

全長2.1mのロングモデルがあるのはTTだけ。座ったまま誘えるので、混雑した乗合では地味に効きます
Xシートデュアルガングリップが載るのはTTからで、手首の負担が目に見えて変わります。
穂先を折ってもソリッド部だけ交換修理に出せるのも、BBとの実用上の差。
差額は税抜で6千円ほどです。
スパイラルX系の構造は入っておらず、外層にカーボンテープをX状に巻くハイパワーXだけ。
ドラゴン級を掛けたときのブランクスの粘り方で上位機種との差は残りますが、価格を考えれば妥当な割り切りだと感じています。
サーベルマスター BB
| グレード | エントリー(2020年発売・2021年にアイテム追加) |
| ブランクス | カーボン+グラス/ハイパワーX |
| 穂先 | グラスソリッド(全機種) |
| ガイド | 穂先部:ステンレスフレームSiCリングガイド(トップ)/中間〜バット部:ステンレスフレームOリングガイド |
| リールシート | マルチパーミングシート(セパレートグリップ) |
| 継ぎ方式 | 並継センターカット2ピース |
| 定価(税抜) | 20,000〜22,000円 |
| モデル | 全長(m) | 自重(g) | 錘負荷(号) | 定価(税抜) |
|---|---|---|---|---|
| 73ML190 | 1.90 | 110 | 15-80 | 20,000円 |
| 73M190 | 1.90 | 110 | 20-80 | 20,000円 |
| 73MH185 | 1.85 | 110 | 20-100 | 21,000円 |
| 82MH180 | 1.80 | 110 | 30-100 | 21,000円 |
| 82MH195 | 1.95 | 118 | 30-100 | 22,000円 |
| 82HH170 | 1.70 | 110 | 40-120 | 21,000円 |
| 91H185 | 1.85 | 115 | 40-120 | 21,000円 |
※ 適合テンヤ号数は73ML190が15〜50号、それ以外は30〜60号です。

数字だけ見るとBBが一番軽い。上位機種の重さはグリップやシートの物量ぶんです
7シリーズを通して自重110g前後で、上位機種より30〜40g軽い数字が並びます。
一方でリールシートはマルチパーミングシートで、ガングリップ系のような手首の逃げはありません。
電動リールを載せて一日誘い続けると、手首に来るというのが正直なところ。
BBだけがセパレートグリップを採用していて、握る位置の自由度が高くなっています。
まずは船タチウオがどんな釣りかを知りたい、という段階ならここから入って問題ありません。
サーベルマスターの技術用語ミニ辞典
スペック表に並ぶシマノ用語を、テンヤタチウオの文脈だけに絞って並べました。
| スパイラルXコア | カーボンテープをX状に斜め巻きするスパイラルX構造に、ナノアロイ素材の高強度テープを追加した最上位構造。XR以上に搭載 |
| スパイラルX | カーボンテープを斜めにクロス巻きしてネジレ・つぶれ剛性を高めた構造。SS テンヤに搭載 |
| ハイパワーX | ブランクス外周にカーボンテープをX状に密巻きしてネジレを抑える補強。TT・BBはこれ単独で構成 |
| タフテック∞ | カーボンソリッド穂先の最上位規格。一般的なソリッドに対して巻き込み強度3倍・巻き込み量5倍(シマノ社比) |
| タフテックメタル | 金属系のソリッド穂先。低反発で目感度に優れ、穂先絡みや巻き込みに強い。攻テンヤの9:1調子に採用 |
| ハイパワーXソリッド | ソリッド部をカーボンテープで補強する技術。喰い込みを損なわずにブレとパワーロスを抑える |
| ソフチューブトップ | 中空構造のまま柔軟性を持たせた穂先。エクスチューン テンヤ64MH195は先径2.0mmで目感度に特化 |
| グラスソリッド | アタリを弾きにくく目感度に優れた穂先素材。BB・TTの全機種と、SS・XRの91系に採用 |
| カーボンモノコックグリップ | リアグリップをカーボン一体成型で中空化したもの。脇に挟んだ腕にも振動が伝わる |
| Xシートテクニカルガングリップ | フロントにトリガーを設けたガングリップ。左右共用で、SS以上に搭載 |
| Xシートデュアルガングリップ | TTに載るガングリップ。パーミング負荷を最大37%軽減(シマノ社比) |
| マルチパーミングタッチCI4+ | 攻テンヤ専用の軽量トリガーシート。CI4+製で、タックル全体の軽量化に効く |
| Xガイド3Dチタン | 糸絡みを抑えるシマノ独自形状のガイド。船竿仕様は傾斜角度を寝かせてある |
サーベルマスターのコスパランキング ベスト3
税抜定価と実売価格、そして「その価格でどの装備まで載っているか」で3本選びました。
🥇 1位:サーベルマスター SS テンヤ 82MH180
税抜37,500円、実売は2万円台後半。
タフテック∞穂先とXシートテクニカルガングリップという、少し前まで上位機種専用だった装備がここまで降りてきました。
ブランクスがスパイラルXまで・ガイドがステンレスという割り切りはありますが、実売の差額を考えると納得できる範囲です。
🥈 2位:サーベルマスター XR 82MH180
税抜56,500円、実売4万円前後。
スパイラルXコア・Xガイド3Dチタン・カーボンモノコックグリップと、上位機種の装備がほぼ揃います。
2026年7月のフルモデルチェンジで中身が新しくなったばかりなので、長く使う前提ならここが買い時です。
🥉 3位:サーベルマスター TT 82MH180
税抜26,500円、実売2万円前後。
テンヤと天秤の両方に錘負荷が設定されていて、関東と関西のどちらのスタイルにも持ち込めます。
ガングリップとソリッド穂先交換修理が付いてこの値段なら、2本目の予備竿としても悪くない選択です。

1位と2位の実売差は1万3千円くらい。長く使う前提ならXR、まず1本ならSSかなと思っていますよ
ロッド × リール おすすめ組み合わせ3パターン
テンヤタチウオは手持ちで誘い続ける釣りなので、リール選びで一日の疲れ方が変わります。

リールが重いと、誘いより先に手首が終わります。ロッドより先にリールを軽くする、という考え方もアリですね
はじめの1セット|BB × バルケッタBB
入門グレード同士で組む、船タチウオの流れを覚えるためのセットです。
テンヤタチウオはタナの指示が細かく出るので、カウンター付きは最初の1台から欲しい装備。
ダブルハンドルなら微速巻きの誘いも安定します。
タックルを買い足す前に手持ちで試したい方は、タイラバタックルをテンヤタチウオに流用する条件もまとめてあります。
長く使う王道|XR × バルケッタFカスタム
手巻きで感度を取りにいく組み合わせ。
カーボンモノコックグリップの情報量を活かすなら、リール側も軽いほうが噛み合います。
丸型とロープロ型で迷ったら、丸型とロープロ型ベイトリールの違いと選び方も参考になります。
深場と電動|SS テンヤ × フォースマスター600DH
水深60mを超えるエリアや、電動の微速巻きで喰わせるパターンならこちら。
SS テンヤはXシートテクニカルガングリップなので、電動リールの重さが手首に効いてきません。
シマノの小型電動の選び分けは、シマノのライトゲーム向け電動リール全7機種の比較にまとめています。
サーベルマスターの基本メンテナンス
タチウオの歯とテンヤの鉛は、竿にとってなかなか過酷な相手です。

PEが歯で傷むのは有名だけど、竿に残った塩もじわじわ効いてきますからね
釣行後(毎回)
ガイドとリールシートに真水をかけて、塩を落とします。
塗装面に塩が残ると傷みが早いのは、グラスソリッドやカーボンソリッドの穂先。
継ぎ目を抜いて中の水を出し、日陰でしっかり乾かします。
月1〜2回
ガイドリングの割れは、綿棒を通すと一発でわかる話。
引っかかりがあればリング欠けのサインで、そのまま使うとPEラインが一発で切れます。
リールシートのネジ部は真水で流したあと、乾かしてから締め直しておくと固着しません。
年1回
グリップジョイントや並継の継ぎ目に、フェルールワックスを薄く塗ります。
穂先のソリッド部に曲がり癖や白化が出ていたら、ソリッド穂先交換修理(有償)という手も。
交換に対応しているのはTT以上のシリーズで、攻テンヤは82MH170だけです。
テンヤタチウオロッドのFAQ
サーベルマスターはどのシリーズから選べばいいですか?
予算が3万円までならサーベルマスターBBかTT、4万円前後まで出せるならSS テンヤが候補になります。
SS テンヤにはタフテック∞穂先とXシートテクニカルガングリップという上位機種の装備が載っていて、7シリーズのなかで最も価格に対する中身が濃いところです。
2本目以降で調子を尖らせたくなったら、XRやエクスチューン テンヤへ進む流れになります。
テンヤタチウオのロッドは73・82・91のどれを買えばいいですか?
最初の1本なら8:2調子の82です。
誘い・止め・掛け・やり取りのバランスが取れていて、シマノもシリーズの基軸として82を位置づけています。
低活性で喰い込ませたい日が多いなら7:3の73、即掛けやバイブレーション釣法をやり込むなら9:1の91という選び分けになります。
サーベルマスターXRは2026年に何が変わりましたか?
リールシート・穂先・ガイドの3点が変わりました。
グリップはXシートエクストリームガングリップからフロントトリガー付きのXシートテクニカルガングリップへ、穂先は高視認性オレンジ塗装のタフテック∞へ、ガイドはXガイド3Dチタンへ変更されています。
ラインナップは前作の全6アイテムから3アイテムに絞られ、税抜価格は46,600〜49,300円から56,500円になりました。
タフテック∞とグラスソリッドはどちらが良いですか?
釣り方次第で、上下関係ではありません。
タフテック∞は高感度カーボンソリッドで、手感度とレスポンスを重視する釣りに向きます。
グラスソリッドはアタリを弾きにくく目感度に優れるので、9:1調子のように硬い竿のクッション役としても優秀です。
実際、SS テンヤとXRの91系はどちらもグラスソリッドが選ばれています。
サーベルマスターBBとTTの差額ぶんの違いはありますか?
グリップとアフターサービスに違いがあります。
TTにはXシートデュアルガングリップが載り、パーミング時の負荷がシマノ社比で最大37%軽減されます。
さらにTTはソリッド穂先の交換修理に対応しているので、折っても部分交換で復帰が可能です。
税抜の差額は6千円ほどなので、年に何度も行くならTTを選ぶ価値はあります。
テンヤタチウオのロッドで他の釣りもできますか?
錘負荷が合う範囲なら、天秤タチウオやライトな五目釣りに流用できます。
特にサーベルマスターTTとBBはテンヤ号数と錘負荷の両方が設定されていて、天秤タチウオまで守備範囲に入っています。
逆にテンヤ専用のリミテッドやエクスチューンは調子が特化しているので、無理に他の釣りへ回さないほうが竿のためです。
穂先を折ってしまったら修理できますか?
ソリッド穂先交換修理(有償)の対象なら、折れた部分だけ交換できます。
対象はサーベルマスターTT・SS テンヤ・XR・エクスチューン テンヤ・リミテッド テンヤと、攻テンヤの8:2調子モデルです。
攻テンヤの9:1調子モデルは対象外なので、購入前に確認しておくと安心です。
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※ 記事中のスペック・定価は、シマノ公式サイトの各製品ページ(2026年8月時点・税抜のメーカー希望本体価格)の数値です。
※ 本文中の実売価格はAmazonの実勢価格(2026年8月13日時点)を参考にしています。

