カワハギロッドの調子と価格を全38本で比較!2万円台から始められるのはシマノだけ
船宿のレンタル竿で1日やって、次は自分の竿で行こうと値段を調べると、たいてい手が止まります。
ダイワの極鋭カワハギEXが税抜88,500円、シマノのステファーノ リミテッドが87,000円。

カワハギの竿って、どうして9万円もするんですか?

お店で「調子はどうします?」と聞かれて、何も答えられませんでした…
現行のカワハギ専用竿は、ダイワ6シリーズ19本とシマノ6シリーズ19本で、あわせて12シリーズ38本あります。
このうち税抜5万円を切るのはシマノの3シリーズ10本だけ。
ダイワはいちばん安い瞬鋭カワハギでも58,500円からなので、予算3万円で探している人の前にはそもそも並びません。
もうひとつ、カワハギ竿は1本で全部をまかなう道具ではありません。
宙で吸わせる日、底べたでゼロテンを通す日、タタキで叩いて掛けにいく日。
やることが変わると、選ぶ番手も変わります。
この記事でわかること
- ダイワ6シリーズ・シマノ6シリーズ38本の公式スペック|全長・自重・錘負荷・仕舞寸法・税抜定価
- 錘負荷の下限が20号を切るのは38本中9本だけ、という宙釣りの制約
- 穂先の素材で値段がどこまで変わるか|SMT・メガトップR・タフテックメタル・グラスソリッド
- 自重49gと97g|同じカワハギ竿で倍近い差がつく理由
- ダイワは58,500円から、シマノは22,500円から|最初の1本で選べる範囲の違い
- 仕舞寸法175cmと89cm|電車で通う人が選べる14本
- 実勢価格で見たコスパ順位ベスト3と、ロッド×リールの組み合わせ3パターン
シマノ ベイゲーム カワハギM180は、1.80m・自重96gの2ピース竿で、錘負荷は20〜35号です。
税抜定価29,500円に対して実勢は2万1千円台。
この価格が、穂先がカーボンソリッドになる下限にあたります。
ひとつ下のシマノ ステファーノ BBはグラスソリッド穂先で、定価2万円台前半。
カワハギの小さなアタリをどこまで拾えるかは穂先の素材でほぼ決まるので、この5千円の差は素材の差そのものですね。
調子と番手の選び分けは、釣り方ごとのところに書いてます。
- カワハギロッドで先に決まるのは、穂先の素材と錘負荷の下限
- 宙で吸い込ませて掛けたい日|錘負荷が5号から使える番手
- 底べたでゼロテンを通す日|アタリを目で見るための極細SMT
- タタキで叩いて掛けにいく日|張りのある穂先と手に来るアタリ
- 朝から夕方まで手持ちで誘い続ける日|49gと97gの差が出るところ
- レンタル竿を卒業する最初の1本|2万円台から選べるのはシマノだけ
- 電車で通うなら仕舞90cm台の14本から選ぶことになる
- カワハギロッド12シリーズ38本の公式スペック比較表
- カワハギロッドの技術用語ミニ辞典
- 実勢価格で選ぶコスパランキング ベスト3
- ロッド × リール おすすめ組み合わせ3パターン
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カワハギロッドで先に決まるのは、穂先の素材と錘負荷の下限
カワハギ竿のカタログには、調子・先径・錘負荷・自重と数字が並びます。
ただ、買うとなって本当に決めることになるのは、そのうちの2つだけ。
- 穂先の素材:金属系(ダイワのSMT・シマノのタフテックメタル)/高弾性カーボンソリッド(メガトップR・タフテック∞・タフテック)/グラスソリッド(ステファーノ BB)の3つ。値段の差はほぼここに出る
- 錘負荷の下限:中オモリを外して軽い錘で宙を釣るなら、下限が20号を切る番手が要る。38本中9本しかない
- 番手の記号:SS・S・LSは吸い込ませる側、MH・H・HH・HHHは叩いて掛ける側。ダイワはコンセプト名で分ける
- 自重:49〜97g。1日じゅう手で持って誘い続ける釣りなので、夕方に効いてくる
- 仕舞寸法:ダイワは19本中18本が1ピースで仕舞175cm前後。車を持っていないなら最初に見るところ
穂先の素材は、値段の並びとほぼ一致します。
金属穂先を積むのはダイワの極鋭系4シリーズと、シマノではステファーノ 攻のSSS175-MSだけ。
高弾性カーボンソリッドがその下に広く分布していて、グラスソリッドはステファーノ BBの3本のみです。
金属とカーボンは、優劣ではなく性格の違い。
金属は反発が弱いぶんカワハギに違和感を与えにくく、カーボンは反発が強いぶん手に来るアタリが鋭くなります。

金属穂先で知られてるダイワが、2026年の新シリーズではあえてカーボンソリッドを選んでる。メーカーの中でも方針が割れてるのが面白いところですよ。
もうひとつの錘負荷は、数字の見た目よりずっと選択肢が狭いところ。
38本のうち29本が「20号から」で揃っています。
下限が20号を切るのは9本で、内訳は3号が1本、5号が4本、10号が2本、15号が2本。
集寄を外して軽い錘で宙を釣りたい日は、この9本から選ぶことになります。
宙で吸い込ませて掛けたい日|錘負荷が5号から使える番手
宙の釣りは、オモリを底から切って仕掛けを浮かせ、追ってきたカワハギに吸わせる釣り方です。
アタリが出たところで即アワセせず、穂先を送り込んで飲ませてから掛けにいく。
そのとき穂先が硬いと、吸い込む途中でカワハギがハリの重さに気づいて吐いてしまいます。
だから宙をメインでやる人は、軟らかい穂先と、軽い錘を背負える下限の2つを見ることになります。
38本のうち5号まで下がるのは4本で、そのうち2本がシマノ ステファーノ 攻、残り2本がダイワの極鋭系です。
シマノ ステファーノ 攻
| 穂先 | タフテックメタル(SSS175-MS)/タフテック∞(LS175・H177SP)/激短カーボンソリッド+ハイパワーXソリッド(HHH173) |
| ブランク | スパイラルXコア+ナノピッチ |
| ガイド | 穂先部Xガイド3Dチタン/中間〜バットはチタンフレームSiC |
| リールシート | Xシートフロントトリガー(H177SPのみパーフェクションシートⅥ+フルカーボンモノコックグリップ) |
| 継数 | 1ピース(SSS175-MS)/2ピース(LS175・H177SP・HHH173) |
| モデル | 全長 | 自重 | 錘負荷(号) | 仕舞(cm) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| SSS175-MS | 1.75m | 63g | 5〜35 | 175.1 | 75,000円 |
| LS175 | 1.75m | 61g | 5〜35 | 141.8 | 75,000円 |
| H177SP | 1.77m | 81g | 20〜40 | 155.7 | 75,000円 |
| HHH173 | 1.73m | 78g | 20〜40 | 137.1 | 74,000円 |

同じシリーズの中に「吸わせ特化」と「叩き特化」が同居してるので、名前で買うと事故ります。
2026年に追加されたSSS175-MSは、シマノのカワハギ竿で唯一のメタルソリッド穂先です。
シマノが公式で挙げている狙いは「反発を抑えて違和感なく吸い込ませる」の一点。
そのかわりメタルはカーボンより重く、手感度では劣ると自社で認めています。
自重63gは攻の4本でいちばん軽いLS175の61gとほぼ同じなので、重さのデメリットはほとんど数字に出ていません。
メタル穂先は低温で戻りが鈍るのが弱点ですが、この番手だけ氷点下対応の素材に変えてあるとのこと。
H177SPは攻の中で20g重く、リールシートもこの番手だけ別物です。
キャストして船から離れたところを探る「横の釣り」に振ってあり、フルカーボンモノコックグリップで手感度を補っている構造。
宙で吸わせたい人が選ぶ番手ではなく、投げて広く探りたい人のための1本と考えたほうが噛み合います。
2ピースでも仕舞は137〜156cmで、90cm台まで縮むXR以下のシリーズとは別物です。
グリップの手前で割る継ぎ方なので、短くするための2ピースではないんですよね。
ダイワ 極鋭カワハギ EX
| 穂先 | SMT(スーパーメタルトップ)先径0.5mm |
| ブランク | SVFナノプラス+X45(MC・SFはトレカM40Xを併用) |
| ガイド | AGS(エアガイドシステム・カーボンフレーム) |
| リールシート | ゼロシート キャビティトリガー |
| 継数 | 1ピース |

9万円の竿を3本そろえたら27万円。カワハギ沼はこうやって深くなるんだと思います。
SFはスーパーフレックスの頭文字で、極鋭シリーズの中でいちばん軟らかい調子です。
自重52gはダイワの極鋭系で最軽量クラス、全長1.72mも38本の中では短い側。
軟らかい穂先は操作性を落としがちですが、現行モデルは穂持ちにパワーを足して30号でも動かせるようにしたとダイワが書いています。
2026年8月に加わったMCの錘負荷は3〜35号で、下限は38本で単独最小です。
目でアタリを見るための調子なので、オモリを底に置いたままのゼロテン釣法がそのまま守備範囲。
全長1.78mはダイワの19本で最長、そのぶん長い穂先が入っていて、震えるような小さなアタリまで見えるようになっています。
1本目には尖りすぎている調子ですが、宙とゼロテンを1本でまたぎたい人には面白い番手ですね。
ダイワ 極鋭カワハギ AIR
| 穂先 | SMT(先径0.5〜0.6mm) |
| ブランク | X45 |
| ガイド | AGS(エアガイドシステム) |
| リールシート | ゼロシート |
| 継数 | 1ピース |
| モデル | 全長 | 自重 | 錘負荷(号) | 仕舞(cm) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| AIR VS | 1.75m | 61g | 20〜35 | 175 | 58,000円 |
| AIR F1 | 1.75m | 63g | 20〜40 | 175 | 58,000円 |
| AIR ボトム | 1.75m | 63g | 20〜40 | 175 | 58,000円 |
| AIR SF | 1.76m | 61g | 20〜35 | 176 | 58,000円 |
ダイワの金属穂先を税抜58,000円で買えるのは、いまのところこのシリーズだけです。
ひとつ上の極鋭カワハギ RT AGSとの差は11,000円です。
自重は逆にAIRのほうが1〜3g重い、という並びになっています。
リールシートがゼロシートのキャビティトリガーではない素の仕様なので、肉抜きのぶんの軽さがここでは出ていません。
4本とも58,000円で揃っているので、予算から逆算せずに調子だけで決められます。
吸わせたいならAIR SF、万能に使うならAIR VS、速い誘いで掛けにいくならAIR F1。
ただし錘負荷の下限は4本とも20号なので、軽い錘の宙釣りをやりたいならEXかステファーノ 攻まで上がることになります。

下限20号でも、軽いオモリを付ければ使えるんじゃないですか?

付けられるけど、穂先が曲がらないので何も分からなくなります。軽い錘で釣るなら竿側も下限を下げるしかないですね。
底べたでゼロテンを通す日|アタリを目で見るための極細SMT
水温が下がるとカワハギの動きが鈍くなり、宙まで追ってこなくなります。
そこで出てくるのが、オモリを底に置いて糸のテンションをゼロ近くに保つゼロテン釣法。
この釣りだと手にはほとんど何も来ないので、穂先の動きを目で追うことになります。
目で見るための穂先は、細くて長くて、しかも自重で垂れない素材が要る。
チタン合金のSMTがカワハギ竿で生き残っている理由が、ここにあります。
ダイワ 極鋭カワハギ RT AGS
| 穂先 | SMT(先径0.5〜0.6mm) |
| ブランク | SVFカーボン+X45 |
| ガイド | AGS(エアガイドシステム) |
| リールシート | ゼロシート キャビティトリガー/エアセンサーシート |
| 継数 | 1ピース(BOTTOM-2のみ2ピース・V-JOINTα) |
| モデル | 全長 | 自重 | 錘負荷(号) | 仕舞(cm) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| RT VS | 1.75m | 60g | 20〜35 | 175 | 69,000円 |
| N-SF | 1.76m | 58g | 20〜35 | 176 | 69,000円 |
| N-MC | 1.78m | 59g | 5〜35 | 178 | 69,500円 |
| BOTTOM-2 | 1.75m | 61g | 20〜40 | 92 | 70,000円 |
N-MCの錘負荷は5〜35号で、シリーズの他3本が20号スタートなのに対してここだけ大きく下がります。
全長も1.78mとシリーズで最長。
長い穂先ほど同じアタリでも先端の動く距離が大きくなるので、目で見る釣りでは長さがそのまま感度になります。
9万円の極鋭カワハギEXを2万円下げた位置にあって、穂先の素材もガイドも同じ。
違いはブランクのカーボンがSVFナノプラスではなく素のSVFという点と、自重が4g重いところです。
BOTTOM-2の仕舞は92cmで、ダイワ19本のうち1mを切るのはこの1本しかありません。
継ぎ目にはV-JOINTαが入っていて、2ピースでも曲がりが途中で止まらないようにしてあるとのこと。
錘負荷も20〜40号と上限が高いので、潮が速い日や中オモリを足す日はこれ1本でまかなえます。

ダイワのカワハギ竿を電車で運びたいなら、実質この1本。7万円出してようやく選択肢が1つ、というのはなかなかの話ですよね。
タタキで叩いて掛けにいく日|張りのある穂先と手に来るアタリ
タタキは、竿先を細かく揺らしてオモリを底で跳ねさせ、カワハギを寄せてから聞き上げて掛ける誘い方です。
この動きを1日じゅう続けるので、穂先が軟らかいと入力が逃げて仕掛けまで伝わりません。
反発の強い高弾性カーボンソリッドが向くのはこの釣り方。
番手の記号でいうとMH・H・HHあたり、錘負荷でいうと上限40号の番手が候補になります。
シマノ ステファーノ リミテッド
| 穂先 | タフテック∞+ハイパワーXソリッド(先径1.0mm) |
| ブランク | スパイラルXコア |
| ガイド | 穂先部Xガイド/中間〜バットはチタンフレームSiC |
| リールシート | Xシートフロントトリガー+フィッティングサポートCI4+ |
| 継数 | 1ピース |
2026年7月にMH175が加わって、現行は2本になりました。
攻が状況特化で分かれていくのに対して、リミテッドは手感度寄りのオールラウンダーに振ってあります。
自重54gは、シマノの19本でいちばん軽い数字。
ただしダイワには49gの番手があるので、メーカーをまたぐと最軽量ではありません。
1ピースで仕舞175cm、錘負荷は2本とも20〜40号。
下限が20号なので、軽い錘の宙釣りを詰めたい人はこの上位機種ではなく攻を見ることになります。
ダイワ 瞬鋭カワハギ EX
| 穂先 | メガトップR(高弾性カーボンソリッド・先径0.8〜0.9mm) |
| ブランク | X45 |
| ガイド | AGS(エアガイドシステム) |
| リールシート | ゼロシート キャビティトリガー |
| 継数 | 1ピース |
| モデル | 全長 | 自重 | 錘負荷(号) | 仕舞(cm) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| S-172 | 1.72m | 49g | 10〜35 | 172 | 80,000円 |
| H-175 | 1.75m | 55g | 20〜40 | 175 | 81,000円 |
| MHH-174 | 1.74m | 54g | 15〜40 | 174 | 81,000円 |
| S/MH-175 | 1.75m | 51g | 20〜40 | 175 | 81,000円 |

ダイワが自分でSMTを使わない選択をした竿、というのがもう面白い。
S-172の49gは、ダイワ・シマノ38本を並べていちばん軽い数字です。
カーボンソリッド穂先は金属より軽いので、軽さはSMTをやめたことで手に入っているわけですね。
錘負荷も10〜35号と下限が低めで、4本の中ではこれだけ性格が違います。
2026年8月、EXの付かない瞬鋭カワハギが出ました。
穂先はEXと同じメガトップRで、ガイドもAGS、リールシートもゼロシート キャビティトリガー。
それで税抜58,500円からなので、EXとの差は22,000円前後になります。
| モデル | 全長 | 自重 | 錘負荷(号) | 仕舞(cm) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| 瞬鋭 S-172 | 1.72m | 59g | 10〜35 | 172 | 58,500円 |
| 瞬鋭 MH-175 | 1.75m | 60g | 15〜40 | 175 | 59,000円 |
| 瞬鋭 H-172 | 1.72m | 62g | 20〜40 | 172 | 59,000円 |
削られているのは自重で、EXの49〜55gに対してこちらは59〜62g。
10g前後の差を2万2千円と釣り合うと見るかどうかが、ここの分かれ目ですね。
発売直後なので、Amazonにはまだ並んでいません。
シマノ ステファーノ XR
| 穂先 | タフテック+ハイパワーXソリッド(先径0.8〜0.9mm) |
| ブランク | スパイラルXコア+ナノピッチ |
| ガイド | 穂先部Xガイド/中間〜バットはステンレスフレームSiC |
| リールシート | Xシートフロントトリガー+フィッティングサポートCI4+ |
| 継数 | 並継2ピース(センターカット) |
| モデル | 全長 | 自重 | 錘負荷(号) | 仕舞(cm) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| XR M180-2 | 1.80m | 67g | 20〜35 | 94.5 | 52,500円 |
| XR MH175-2 | 1.75m | 68g | 20〜40 | 92 | 53,500円 |
| XR H170-2 | 1.70m | 66g | 20〜40 | 89.5 | 54,000円 |
XRは番手が硬くなるほど値段が上がり、短くなるほど軽くなります。
いちばん硬いXR H170-2が1.70m・66g・54,000円で、タタキの入力がいちばんダイレクトに伝わる番手。
ただし硬い番手はアタリを弾きやすいので、掛けにいくスタイルが固まってから選ぶほうがいいと思います。
迷ったら真ん中のXR MH175-2で、1.75m・68g・53,500円。
定価は5万円台まで落ちていて、定価から1万5千円ほど下がっています。
朝から夕方まで手持ちで誘い続ける日|49gと97gの差が出るところ
カワハギは置き竿の釣りではないので、自重がそのまま体力に効いてきます。
38本の幅は49〜97g。
ダイワの19本が49〜63gに収まっているのに対して、シマノは54〜97gと幅が広くなっています。
これはダイワが1ピース+カーボンフレームガイドで統一しているのに対して、シマノは2ピース+ステンレスフレームガイドの番手を安い側に多く持っているから。
金額でいうと、2万円台が94〜97g、6万円台が58〜63g。
3万5千円ほど足すと35g軽くなる、という並びになります。

40gの差って、そんなに変わるものですか?

持った瞬間は「こんなもんか」なんですけど、タタキを5時間やったあとだと別物です。最後の流しで集中が切れるかどうか、という話。
ダイワ 極鋭カワハギ EX AGS LC
| 穂先 | SMT(先径0.5mm) |
| ブランク | X45 |
| ガイド | AGS(エアガイドシステム) |
| リールシート | ゼロシート |
| 継数 | 1ピース |
| モデル | 全長 | 自重 | 錘負荷(号) | 仕舞(cm) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| EX AGS LC | 1.75m | 50g | 5〜35 | 175 | 87,500円 |
金属穂先の竿としては38本で最軽量で、カーボン穂先まで含めても上から2番目の50gです。
LCはライトコンセプトの略で、名前のとおり錘負荷は5〜35号。
軽い錘を使う日に、竿まで軽くして全体を軽く仕上げるための組み合わせですね。
裏を返すと、40号を背負うような潮が速い日や深場には向きません。
87,500円で用途がここまで絞られているので、2本目・3本目に足す1本ですね。
レンタル竿を卒業する最初の1本|2万円台から選べるのはシマノだけ
ここまでの機種は5万円を超えるものばかりでした。
そして税抜5万円未満のカワハギ竿は、38本のうち10本。
その10本は全部シマノで、ステファーノ SS・ベイゲーム カワハギ・ステファーノ BBの3シリーズです。
ダイワの最安は瞬鋭カワハギの58,500円なので、予算3万円ならメーカーを選ぶ余地がありません。

年に1、2回しか行かないのに、専用竿って要りますか?

年に1、2回なら、要らないと思います。秋から冬のハイシーズンに実績のある船へ乗れば、タックルが何であろうとそれなりに釣れてしまうもの。友達に誘われて行く「たまーにしかしない釣り」に、1回目から専用竿を用意する理由はありません。
ただ、同じ船で並んだとき、専用竿の人のほうが数を伸ばすのも事実で、釣れる数が違えば楽しさも変わってきます。
誘われる側から誘う側に回って、「もっと釣りたい!」が先に立つようになった時が、専用タックルを買うタイミング!だと思う。
その時が来たとして、いくらのものを買うか。

これはショアジギングでの話なんですが、安物で失敗したからこそ言えます。初心者こそ、それなりの価格で評判のいい道具を買ったほうがいい。結局使わなくなっても、リセールできるから。
ショアジギングのロッドで経験した話ですが、同じ理屈ならカワハギ竿にもあてはまります。
カワハギでその条件に当てはまるのは、定価22,500円から42,500円のシマノ3シリーズです。
シマノ ステファーノ BB
| 穂先 | グラスソリッド(先径0.9〜1.0mm) |
| ブランク | ハイパワーX(カーボン+グラス・カーボン含有率83%前後) |
| ガイド | 穂先部ステンレスフレームSiC+LDBガイド/中間〜バットはステンレスフレームKガイド |
| リールシート | マルチパーミングCI4+シート |
| 継数 | 並継2ピース(センターカット) |
| モデル | 全長 | 自重 | 錘負荷(号) | 仕舞(cm) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| BB M180 | 1.80m | 94g | 20〜40 | 93.5 | 22,500円 |
| BB MH180 | 1.80m | 96g | 20〜40 | 93.5 | 22,500円 |
| BB H175 | 1.75m | 95g | 20〜40 | 91.5 | 22,500円 |
長く入門機を務めていたカワハギ BBは、2026年時点でシマノの現行カワハギ一覧から消えています。
後継にあたるのがこのステファーノ BBで、税抜19,100円だった前任から22,500円へ。
3,400円上がったぶん、ガイドがOリングからKガイドに変わり、リールシートもCI4+製になりました。
38本のうちグラスソリッド穂先はこの3本だけで、手に来るアタリの量は上位機種とはっきり差がつきます。
ただしグラスは曲がりが大きいので、目で見るぶんにはむしろ分かりやすい。
アタリを弾きにくいのも利点で、レンタル竿から乗り換えた直後はこのくらい素直なほうが釣りになります。
シマノ ベイゲーム カワハギ
| 穂先 | タフテック+ハイパワーXソリッド(カーボンソリッド・先径0.8〜0.9mm) |
| ブランク | スパイラルX |
| ガイド | 穂先部ステンレスフレームSiC/中間〜バットはステンレスフレームアルコナイト |
| リールシート | マルチパーミングCI4+シート(セパレートグリップ) |
| 調子 | 8:2(M180・MH175)/9:1(H170) |
| モデル | 全長 | 自重 | 錘負荷(号) | 仕舞(cm) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| M180 | 1.80m | 96g | 20〜35 | 94.5 | 29,500円 |
| MH175 | 1.75m | 97g | 20〜40 | 92 | 30,000円 |
| H170 | 1.70m | 94g | 20〜40 | 89.5 | 30,000円 |

97gは38本でいちばん重い。でも穂先の素材がひとつ上がるので、最初の1本としてはここを推します。
ステファーノ BBとの定価差は7,000円、実勢の差は5千円ほど。
その5千円で、穂先がグラスソリッドからカーボンソリッドのタフテックに変わります。
ブランクもハイパワーXからスパイラルXへ。
カワハギの最初の抵抗は「ハリに触った」という程度の小さな変化なので、穂先の素材を1段上げる効果は素直に出ます。
ベイゲーム カワハギは公式が調子を明記していて、8:2が2本、9:1が1本という構成。
8:2は胴から曲がってアタリを弾かず、9:1は穂先だけが動いて掛けやすい。
1本目なら8:2側から入って、掛けにいくスタイルが固まってから9:1を足すほうが遠回りになりません。
シマノ ステファーノ SS
| 穂先 | タフテック+ハイパワーXソリッド(先径1.0mm) |
| ブランク | スパイラルX |
| ガイド | 穂先部Xガイド/中間〜バットはステンレスフレームSiC |
| リールシート | Xシートフロントトリガー+フィッティングサポートCI4+ |
| 継数 | 並継2ピース(センターカット) |
| モデル | 全長 | 自重 | 錘負荷(号) | 仕舞(cm) | 価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|
| SS S180-2 | 1.80m | 70g | 20〜35 | 94.5 | 41,500円 |
| SS M180-2 | 1.80m | 74g | 20〜35 | 94.5 | 41,500円 |
| SS MH175-2 | 1.75m | 74g | 20〜40 | 92 | 42,000円 |
| SS HH170-2 | 1.70m | 73g | 20〜40 | 89.5 | 42,500円 |
ベイゲーム カワハギの94〜97gに対して、ステファーノ SSは70〜74g。
定価で1万2千円上がるかわりに23gの軽量化と、ガイド・リールシートの格上げが付いてきます。
定価は3万円台前半から3万円台なので、ベイゲームとの差は8千円ほどまで縮みます。
予算が3万円台まで出せるなら、こちらを先に見るほうが納得しやすいですね。
柔らかいSS S180-2から硬いSS HH170-2まで4段階あるので、2本目を足すときも同じシリーズで調子違いを選べます。
電車で通うなら仕舞90cm台の14本から選ぶことになる
カワハギ竿は1.7〜1.8mと短いので、1ピースで作られることが多い道具です。
ダイワは19本のうち18本が1ピースで、仕舞は172〜178cm。
この長さだと、電車移動もタクシーもかなり気を遣います。
仕舞が1mを切る番手は38本中14本で、そのうち13本がシマノです。
内訳はXR3本・SS4本・ベイゲーム カワハギ3本・ステファーノ BB3本。
ダイワで唯一該当するのは極鋭カワハギ RT AGSのBOTTOM-2ですが、こちらは仕舞92cmで税抜70,000円。
つまり定価4万5千円以下で仕舞90cm台を探すと、選べるのはシマノの10本だけになります。
ステファーノ 攻の2ピースも仕舞137〜156cmなので、こちらは持ち運びのための継ぎ方ではありません。

スペック表で見落としがちなところだけど、車がない人にとっては調子より先に効いてくる条件ですね。
カワハギロッド12シリーズ38本の公式スペック比較表
7万円台から5万円台にかけてはダイワが厚く、5万円を切ったあとはシマノしか残りません。


| モデル | シリーズ | 全長 | 自重 | 錘負荷(号) | 仕舞(cm) | 税抜定価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SF | ダイワ 極鋭カワハギ EX | 1.72m | 52g | 20〜35 | 172 | 89,500円 |
| MC | ダイワ 極鋭カワハギ EX | 1.78m | 55g | 3〜35 | 178 | 89,500円 |
| VS | ダイワ 極鋭カワハギ EX | 1.75m | 55g | 20〜35 | 175 | 88,500円 |
| EX AGS LC | ダイワ 極鋭カワハギ EX AGS LC | 1.75m | 50g | 5〜35 | 175 | 87,500円 |
| M175 | シマノ ステファーノ リミテッド | 1.75m | 54g | 20〜40 | 175 | 87,000円 |
| MH175 | シマノ ステファーノ リミテッド | 1.75m | 56g | 20〜40 | 175 | 87,000円 |
| H-175 | ダイワ 瞬鋭カワハギ EX | 1.75m | 55g | 20〜40 | 175 | 81,000円 |
| MHH-174 | ダイワ 瞬鋭カワハギ EX | 1.74m | 54g | 15〜40 | 174 | 81,000円 |
| S/MH-175 | ダイワ 瞬鋭カワハギ EX | 1.75m | 51g | 20〜40 | 175 | 81,000円 |
| S-172 | ダイワ 瞬鋭カワハギ EX | 1.72m | 49g | 10〜35 | 172 | 80,000円 |
| SSS175-MS | シマノ ステファーノ 攻 | 1.75m | 63g | 5〜35 | 175.1 | 75,000円 |
| LS175 | シマノ ステファーノ 攻 | 1.75m | 61g | 5〜35 | 141.8 | 75,000円 |
| H177SP | シマノ ステファーノ 攻 | 1.77m | 81g | 20〜40 | 155.7 | 75,000円 |
| HHH173 | シマノ ステファーノ 攻 | 1.73m | 78g | 20〜40 | 137.1 | 74,000円 |
| BOTTOM-2 | ダイワ 極鋭カワハギ RT AGS | 1.75m | 61g | 20〜40 | 92 | 70,000円 |
| N-MC | ダイワ 極鋭カワハギ RT AGS | 1.78m | 59g | 5〜35 | 178 | 69,500円 |
| RT VS | ダイワ 極鋭カワハギ RT AGS | 1.75m | 60g | 20〜35 | 175 | 69,000円 |
| N-SF | ダイワ 極鋭カワハギ RT AGS | 1.76m | 58g | 20〜35 | 176 | 69,000円 |
| 瞬鋭 MH-175 | ダイワ 瞬鋭カワハギ | 1.75m | 60g | 15〜40 | 175 | 59,000円 |
| 瞬鋭 H-172 | ダイワ 瞬鋭カワハギ | 1.72m | 62g | 20〜40 | 172 | 59,000円 |
| 瞬鋭 S-172 | ダイワ 瞬鋭カワハギ | 1.72m | 59g | 10〜35 | 172 | 58,500円 |
| AIR VS | ダイワ 極鋭カワハギ AIR | 1.75m | 61g | 20〜35 | 175 | 58,000円 |
| AIR F1 | ダイワ 極鋭カワハギ AIR | 1.75m | 63g | 20〜40 | 175 | 58,000円 |
| AIR ボトム | ダイワ 極鋭カワハギ AIR | 1.75m | 63g | 20〜40 | 175 | 58,000円 |
| AIR SF | ダイワ 極鋭カワハギ AIR | 1.76m | 61g | 20〜35 | 176 | 58,000円 |
| XR H170-2 | シマノ ステファーノ XR | 1.70m | 66g | 20〜40 | 89.5 | 54,000円 |
| XR MH175-2 | シマノ ステファーノ XR | 1.75m | 68g | 20〜40 | 92 | 53,500円 |
| XR M180-2 | シマノ ステファーノ XR | 1.80m | 67g | 20〜35 | 94.5 | 52,500円 |
| SS HH170-2 | シマノ ステファーノ SS | 1.70m | 73g | 20〜40 | 89.5 | 42,500円 |
| SS MH175-2 | シマノ ステファーノ SS | 1.75m | 74g | 20〜40 | 92 | 42,000円 |
| SS S180-2 | シマノ ステファーノ SS | 1.80m | 70g | 20〜35 | 94.5 | 41,500円 |
| SS M180-2 | シマノ ステファーノ SS | 1.80m | 74g | 20〜35 | 94.5 | 41,500円 |
| MH175 | シマノ ベイゲーム カワハギ | 1.75m | 97g | 20〜40 | 92 | 30,000円 |
| H170 | シマノ ベイゲーム カワハギ | 1.70m | 94g | 20〜40 | 89.5 | 30,000円 |
| M180 | シマノ ベイゲーム カワハギ | 1.80m | 96g | 20〜35 | 94.5 | 29,500円 |
| BB M180 | シマノ ステファーノ BB | 1.80m | 94g | 20〜40 | 93.5 | 22,500円 |
| BB MH180 | シマノ ステファーノ BB | 1.80m | 96g | 20〜40 | 93.5 | 22,500円 |
| BB H175 | シマノ ステファーノ BB | 1.75m | 95g | 20〜40 | 91.5 | 22,500円 |
この表でいちばん目を引くのは、全長の幅の狭さです。
38本すべてが1.70〜1.80mに収まっていて、船ヒラメ竿のように2.2〜2.7mの幅があるわけではありません。
長さで迷う余地がほぼないぶん、選ぶポイントは穂先の素材と錘負荷、そして仕舞寸法に集まります。
もうひとつ、価格帯ごとにメーカーがきれいに分かれるのもカワハギ竿の特徴。
7万円台から5万円台後半まではダイワが11本、シマノは4本。
5万4千円から下はシマノが13本で、ダイワは1本も残りません。

ダイワは入門機を作らないんですか?

カワハギに関しては、いまのところ作ってないですね。他の船釣りだとアナリスターやリーオマスターみたいな価格帯があるのに、カワハギだけは極鋭と瞬鋭の2本立て。トーナメントの釣りという位置づけが強いんだと思います。
カワハギロッドの技術用語ミニ辞典
- SMT(ダイワ):超弾性チタン合金の穂先。金属なので振動が増幅され、手にも目にもアタリが出る。5℃を下回ると弾性が落ちて戻りが遅くなる性質がある
- メガトップR(ダイワ):高弾性カーボンソリッドの穂先。金属より軽く、反発が強いので誘いの入力が仕掛けまで伝わりやすい
- AGS(ダイワ):カーボンフレームのガイド。チタンの約3倍の剛性で、穂先部の重さを減らせる
- タフテック∞・タフテック(シマノ):カーボンソリッドの穂先。∞のほうが上位で、細径のまま長く入れられる
- タフテックメタル(シマノ):2026年に登場したメタルソリッド穂先。カーボンより反発が低く、カワハギに違和感を与えにくい
- スパイラルXコア・スパイラルX(シマノ):ブランクの補強構造。コア付きが上位で、ネジレに強くなる
- ハイパワーXソリッド(シマノ):穂先の付け根側に使うカーボンソリッド。穂先本体と組み合わせて曲がりをつなぐ
- Xシートフロントトリガー(シマノ):トリガーが前側にあるリールシート。手のひらで包んで細かい誘いを出しやすい
- ゼロシート キャビティトリガー(ダイワ):内側を肉抜きしたトリガーシート。握り心地を保ったまま軽くしてある
実勢価格で選ぶコスパランキング ベスト3
金賞:シマノ ベイゲーム カワハギ M180(定価2万円台後半/税抜定価29,500円)
カーボンソリッド穂先とスパイラルXが手に入る最安の1本。
ここから下はグラスソリッドになります。
錘負荷20〜35号・8:2調子で、レンタル竿からの乗り換え先としていちばん素直。
銀賞:シマノ ステファーノ XR M180-2(定価5万円台前半/税抜定価52,500円)
税抜定価52,500円に対して実勢は約28%引き。
自重67gで仕舞94.5cm。
スパイラルXコアとXガイドが4万円を切って買えます。
銅賞:ダイワ 極鋭カワハギ AIR VS(定価5万円台後半/税抜定価58,000円)
SMTのチタン穂先とAGSのカーボンガイドが載る、ダイワでいちばん安い組み合わせ。
同シリーズ4番手すべてが同じ定価なので、値段ではなく調子で選べます。
ロッド × リール おすすめ組み合わせ3パターン
カワハギのリールは小型両軸の手巻き。
PE0.8号前後を100mほど巻ければ足りるので、大きさより軽さと巻き心地で決まります。
パターン1:はじめての一式(合計2万7千円台)
ステファーノ BB MH180にバルケッタ BBを合わせて、合計2万7千円台。
バルケッタ BBはカウンター付きなので、宙の釣りで「底から何m」を数字で追えます。
タナを言葉で共有できるようになるので、同船者の釣果を真似しやすいのが利点ですね。
この価格帯のカウンター付きリールは他にもあって、1万円台のカウンター付きベイトリール7機種の比較に書いてます。
パターン2:手持ちで1日通す一式(合計5万円台)
竿をSS MH175-2に上げると自重が74gになり、ステファーノ BBより22g軽くなります。
リールはカワハギ専用のステファーノ SS 101HGで、カウンターを外して軽さに振った作り。
タタキを1日続けるなら、この組み合わせから体が楽になります。
パターン3:軽さでそろえる一式(合計7万1千円台)
ダイワ 極鋭カワハギAIR VSは61gで、SMT穂先とAGSが入ります。
メーカーをまたぐ組み合わせですが、カワハギは竿とリールのブランドを揃える必要がとくにない釣りです。
仕舞175cmの1ピースなので、車がある人向けの一式になります。
カワハギ竿の手入れ|釣行後・月1〜2回・年1回
ブランク全体はシャワーの真水で流して、水気を拭き取れば終わりです。
気をつけるのは穂先で、カワハギ竿の先径は0.5〜1.4mm。
拭くときに強く握ると簡単に曲がるので、タオルを添えて滑らせるくらいに留めます。
ガイドのリングに綿棒を通して、糸クズと塩の結晶を落とします。
2ピースの番手は継ぎ目の汚れを拭いてから、乾いた状態で差し直す。
カーボンフレームのAGSは塩がまわると固着しやすいので、ここだけは月1回でも早すぎません。
SMTやタフテックメタルは、糸がらみや巻き込みで曲がりグセが残ることのある素材です。
ダイワは曲がっている側と逆方向へゆっくり曲げて直す方法を公式に案内していますが、繰り返すと金属疲労につながるとも書いています。
あわせて、5℃以下だと弾性が落ちて穂先の戻りが遅くなる性質も明記されています。
真冬の朝いちばんに「穂先が曲がったまま」と焦らなくていいのは、この注意書きを知っているかどうかの差ですね。
カワハギロッドのよくある質問
カワハギロッドの長さは何cmを選べばいいですか?
現行38本はすべて1.70〜1.80mに収まっているので、長さで大きく外すことはありません。
1.80mは手前に引く誘いのストロークが長く取れ、1.70mは細かいタタキを刻みやすい。
迷ったら真ん中の1.75mが扱いやすく、シリーズの中心番手もここに置かれています。
調子は8:2と9:1のどちらから始めればいいですか?
1本目は8:2から入るほうが遠回りになりません。
8:2は胴から曲がってアタリを弾かず、飲ませてから掛ける釣りに寄っています。
9:1は穂先だけが動くぶん掛けやすい反面、アワセが早すぎると空振りも増える調子です。
錘負荷は何号のものを選べばいいですか?
関東の船カワハギはオモリ25〜30号が標準なので、20〜35号または20〜40号の番手で足ります。
現行38本のうち29本がこの範囲に入っています。
下限が5号や10号の番手は、集寄を外して軽い錘で宙を釣るための専用寄りの設定です。
SMTとカーボンソリッドの穂先は何が違いますか?
SMTは超弾性チタン合金で、振動が増幅されるため手にも目にもアタリが出ます。
カーボンソリッドは金属より軽く、反発が強いぶん誘いの入力が仕掛けまで素直に伝わる素材です。
吸い込ませて掛けたいならSMT寄り、叩いて掛けにいくならカーボンソリッド寄り、という分かれ方になります。
予算2万円台で買えるカワハギ竿はありますか?
シマノのステファーノ BB(税抜22,500円)とベイゲーム カワハギ(税抜29,500円から)の2シリーズです。
ダイワの最安は瞬鋭カワハギの58,500円なので、2万円台にダイワの選択肢はありません。
穂先の素材で選ぶなら、カーボンソリッドになるベイゲーム カワハギまで上げる価値はあります。
カワハギロッドの2本目は何を足せばいいですか?
同じ調子を買い足しても出番が重なるので、1本目と逆側の調子を足すのが定番です。
8:2の軟らかい番手を持っているなら9:1の硬い番手、その逆なら軟らかい番手。
ステファーノ SSのように4番手そろっているシリーズなら、同じシリーズ内で調子だけ変えられます。
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タイラバの道具が手元にある方は、タイラバタックルを流用した船キス釣りのロッド&リールも同じ考え方です。
ティップランの竿からの流用は、ティップランタックルで船キスをやる場合のロッド&リールにあります。
※ スペック表の価格は税抜き定価。本文中の実勢価格はAmazon等の2026年9月20日時点の参考値です。スペックはダイワ・シマノ公式製品ページの公称値を使用しています。

