オシアジガーCT徹底解説!オシアコンクエストCTとの違いと番手の選び方

オシアジガーにカウンター付きが出るらしいけど、コンクエストCTと何が違うの?

値段はほぼ倍って聞いた。その差、どこに払うことになるのか知りたい!
シマノの2026年秋冬モデルに、オシアジガーとしては初のカウンター搭載機「オシアジガーCT」が入りました。
発売は2026年11月予定で、2001HG・2501MG・2501HGの3機種だけ12月予定という段取りになっています。
執筆時点ではまだ市販されていないため、この記事の数値はシマノ公式が公表しているスペックだけで組み立てました。

未発売なので、盛った期待値じゃなく数字だけで並べます。カウンター付きの丸型がジガー側にも来たのは、個人的にはけっこうな事件だと思っていますよ。
近海の青物ジギングと中深海の両方をやるなら、シマノのオシアジガーCT 2000HGが本命になります。
自重590gでPE3号を500m積めて、最大ドラグ12kg、ハンドル1回転あたり117cmという構成です。
いっぽうタイラバや水深60m前後のライトジギングが中心の人には、同じシマノでもオシアコンクエストCT 200HG(自重295g)のほうが体力的にラクで、価格も4万円ほど安く収まります。
この線引きの根拠は、糸巻量とドラグ、そしてレベルワインドの有無にあります。
オシアジガーCTはどんなリール?公式スペックで整理
オシアジガーCTは、シマノがオフショア(カウンター付き)に分類する新シリーズです。
サイズは2000番と2500番の2つで、右ハンドル・左ハンドルとギア比違いを合わせて全6機種のラインアップになります。
ボディはHAGANEボディ、そこにマイクロモジュールギア・インフィニティドライブ・サイレントドライブ・Xプロテクトが載ります。
フレームがアルミなのかマグネシウムなのかは公式ページに書かれていないので、素材の話はここでは保留にしておきます。
| 発売時期 | 2026年11月予定(2001HG・2501MG・2501HGのみ12月予定) |
| ラインアップ | 2000番・2500番 × 右/左 × ギア比=全6機種 |
| ボディ | HAGANEボディ(素材の明記は公式になし) |
| ギア・駆動系 | マイクロモジュールギア/インフィニティドライブ/サイレントドライブ |
| 防水 | Xプロテクト |
| ベアリング | 7個 |
| ドラグ | 最大12kg(HG)/13kg(MG)・エキサイティングドラグサウンド搭載(座金素材は公式記載なし) |
| スタードラグ | 外径を前作比+4mm・肉厚アップ |
| カウンター機能 | フォールスピード表示/巻上距離アラーム/LEDバックライト |
| 電池 | CR1632(通常使用で約10釣行が目安)・交換可 |
| スプール | 径60mm(2000番は幅22mm・2500番は幅29mm)・PE専用 |
| ハンドル | 88/100mmの2ポジション(前作比+8mm)・ノブ6mm大型化+防水シール追加 |
| パーミングカップ | 高さを前作比2.4mm小型化 |
| そのほか | 次世代探見丸とのBluetooth連携を開発中と公式に記載 |
| モデル | 自重 | 巻上長 | PE糸巻量 | 価格(税別) |
|---|---|---|---|---|
| 2000HG | 590g | 117cm | 2.5号-600m/3号-500m/4号-370m | 96,000円 |
| 2001HG | 590g | 117cm | 2.5号-600m/3号-500m/4号-370m | 96,000円 |
| 2500HG | 605g | 117cm | 3号-670m/4号-500m/5号-400m | 98,000円 |
| 2501HG | 605g | 117cm | 3号-670m/4号-500m/5号-400m | 98,000円 |
| 2500MG | 605g | 107cm | 3号-670m/4号-500m/5号-400m | 98,000円 |
| 2501MG | 605g | 107cm | 3号-670m/4号-500m/5号-400m | 98,000円 |
※ ギア比はHGが6.2、MGが5.7、型番末尾の「1」が左ハンドルです。
※ 最大ドラグ力はHGが12kg、MGが13kgとなっています。

MG番手だけドラグが1kg強いのは、表を作りながら「お」と声が出た部分です。
同じPE3号670mを積めるオシアジガーLD 2500MGが690gなので、85g軽い計算になります。
カウンターを積んだら重くなる、という予想とは逆の数字が出てきました。
公式はパーミングカップの高さを前作比2.4mm小型化したとも書いていて、握る部分から削りにきています。
前作比で8mm長くなり、ノブも6mm大型化されたうえに防水シールが追加されました。
重いジグをしゃくって深いレンジから巻き上げる釣りだと、この手の地味な変更が終盤に効いてきます。
付け替えではなく2ポジションで選べるという点も、船や潮に合わせて調整したい人にはありがたいところ。
公式が書いている電池寿命の目安は、通常使用で約10釣行です。
裏を返せば10釣行に一度は電池を気にする運用になるということ。
市販のボタン電池なので、遠征前に自分で新品へ替えられるのは救いです。
オシアコンクエストCTとの違いはどこ?
比較の相手は、カウンター付き丸型の先輩にあたるオシアコンクエストCTです。
200番と300番の2サイズがあり、どちらもタイラバとライトジギングを主戦場にしてきました。
| 項目 | オシアジガーCT | オシアコンクエストCT300 | オシアコンクエストCT200 |
|---|---|---|---|
| 番手 | 2000/2500 | 300/301 | 200/201 |
| 自重 | 590〜605g | 390g | 295〜300g |
| 最大ドラグ | 12〜13kg | 8kg | 8kg |
| PE糸巻量 | 3号-500〜670m | 2号-380m | 1.5号-300m |
| レベルワインド | なし | セーフティ+フォール連動 | セーフティ+フォール連動 |
| フォールレバー | なし | あり | あり |
| カウンター表示 | フォールスピード+巻上距離アラーム | 巻上・フォール速度+巻上距離アラーム | 巻上・フォール速度+巻上距離アラーム |
| ベアリング | 7個 | 9個 | 9個(PG・MGは11個) |
| ハンドル長 | 88/100mm | 70mm | 68mm |
| 価格 | 96,000〜98,000円(税別本体) | 57,750円(税込) | 55,000円(税込) |
※ 価格の表記基準だけ注意してください(オシアジガーCTは公式が税別本体価格、オシアコンクエストCTは税込のメーカー希望小売価格で公表しています)。
重さは300g近く違う|握って巻き続ける釣りかどうか
オシアジガーCTは590〜605g、オシアコンクエストCTは295〜390gです。
差にすると200〜300g、500mlのペットボトルの半分くらいが手元に増える感覚になります。
ジギングロッドに載せてしゃくりの支点をロッド側に預けられる釣りなら、600gは十分に許容範囲です。
ところがタイラバのようにリールを握ったまま延々と巻く釣りだと、この300gは容赦なく効いてきます。
軽さの正体はボディサイズそのものなので、ノブを軽いものに替えた程度では埋まらない差です。
レベルワインドとフォールレバーが無い|ジガーCT側の割り切り
オシアコンクエストCTには、セーフティレベルワインドとレベルワインド連動、そしてフォールレバーの3つが載っています。
フォール中もレベルワインドがスプールと一緒に動くため糸の放出が素直で、落ちる速度はレバーで作れます。
オシアジガーCTは、この3つが全部ありません。
レベルワインドが無いぶんライン放出の抵抗は減り、太いPEを扱うときのストレスは小さくなります。
そのかわり、巻き上げのときは指でラインを左右へ送ってやる操作が必要です。
片寄ったまま巻き続けると、次の落とし込みでラインが暴れます。

レベルワインド無しは慣れてしまえばどうということもないんですが、最初の1台がこれだと戸惑うと思いますよ。ジギング歴が浅いうちは、素直にコンクエストCTのほうが親切です。
ジギング用の丸型としては、レベルワインドを持たないほうがむしろ本流という事情もあります。
丸型とロープロ型の構造そのものの違いは、丸型とロープロ型ベイトリールの違いと選び方で図解しています。
カウンターの中身も同じではない
オシアコンクエストCTは巻上とフォールの両方の速度を表示します。
オシアジガーCTで公式が挙げているのは、フォールスピード表示・巻上距離アラーム・LEDバックライトの3つです。
等速巻きの速度を数字で管理したい人にとって、ここは地味ながら効いてくる違いになります。
糸巻量とドラグはクラスがひとつ違う
オシアジガーCTの2500番はPE3号を670m、オシアコンクエストCT300はPE2号を380mです。
最大ドラグも12〜13kgと8kgで、想定している魚のサイズがそもそも違います。
中深海のスロージギングや、良型の青物が混じる海域でPE3号以上を使う釣りなら、8kgでは足りない場面が出てきます。
逆にPE1.5号のタイラバで13kgのドラグは使いきれません。
4万円前後の価格差は、この番手クラスの差だと考えると理解しやすい数字です。
どっちを買う?釣りものから決める使い分け
スペックの差を、実際の釣りものに当てはめて3つに整理します。
PE3号以上を巻いて、水深100mより深いレンジをやる人はこちらです。
ドラグ12〜13kgと88/100mmのハンドルは、走る魚を止めてから巻き上げるための数字になります。
2000番と2500番の選び分けは、PE3号を500m積めば足りるか、670m欲しいかで決まります。
中深海のスロー系でゆっくり巻きたいなら、巻上107cmでドラグ13kgの2500MGが候補になります。
PE1.5〜2号の釣りが主戦場なら、295gの軽さとフォールレバーが素直に効いてきます。
タイラバ用としての細かい選び分けは、シマノ「オシアコンクエスト」のタイラバ向けモデル比較にまとめました。
| モデル | 自重 | ギア比 | PE糸巻量 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| 200PG | 300g | 4.8 | 1.5号-300m | 55,000円 |
| 200MG | 公式記載なし | 5.7 | 1.5号-300m | 55,000円 |
| 200HG | 295g | 6.5 | 1.5号-300m | 55,000円 |
| 300PG | 390g | 4.8 | 2号-380m | 57,750円 |
| 300MG | 390g | 5.7 | 2号-380m | 57,750円 |
| 300HG | 390g | 6.2 | 2号-380m | 57,750円 |
| 300XG | 390g | 7.5 | 2号-380m | 57,750円 |
※ 末尾に「1」が付く201・301が左ハンドルで、スペックと価格は同じです。
※ 巻上長は公式サイトで一部の番手しか公表されていないため、ここではギア比を載せました。
ジギングもタイラバもやる人が1台で済ませようとすると、たいてい中途半端なところに落ちます。
タイラバ側を諦めて青物と中深海に寄せるならオシアジガーCT、逆ならオシアコンクエストCT300、という切り分けが現実的だと思います。
オシアジガー・ジガーLDと並べるとどこに立つ?
| シリーズ | 自重 | 最大ドラグ | PE糸巻量 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| オシアジガーCT 2500MG | 605g | 13kg | 3号-670m | 98,000円(税別本体) |
| オシアジガーLD 2500MG | 690g | 20kg | 3号-670m | 72,000円(税込) |
| オシアジガー 2000HG | 465g | 25kg | 4号-400m | 56,700円(税込) |
ドラグ25kgの無印オシアジガーと比べると、CTの12〜13kgは数字の上でははっきり下です。
公式ページには「最大ドラグ力アップ」という記載がありますが、無印オシアジガーの25kgと同じ土俵の話ではありません。
いっぽう重さでは、同じ糸巻量のジガーLDより85g軽い。
カウンターが欲しくてLDを我慢していた人には、そのまま乗り換え候補になる立ち位置です。
フォールレバーが必要なら、オシアジガー Fカスタム(62,900円から・税込)という道も残っています。
買う前に引っかかりそうなところ
- レベルワインドが無い:巻き上げ中に指でラインを送る手間がかかる。太いPEを均一に巻く自信がないうちは、それなりのストレス
- 電池の管理:CR1632で約10釣行が目安。遠征前に新品へ替えてから出るのが無難
- 探見丸との連携は「開発中」:公式に次世代探見丸とのBluetooth連携を開発中と書かれている段階。発売時点で何がどこまでできるかは未確定
- 素材の情報が薄い:フレーム素材もドラグ座金の素材も公式ページに記載がなく、カタログ数値だけでは中身を判断しきれない
- 価格:税別96,000〜98,000円。消費税10%で単純に計算すると10万円を超える
未発売である以上、実売がどのあたりに落ち着くかも読めません。
発売直後の新型は品薄になりやすく、欲しい番手が左ハンドルだとさらに待たされることもあります。

探見丸連携が本当に動くなら、船の魚探とリールのカウンターが繋がる話になります。これは発売後に自分で確かめたいところですね。
オシアジガーCTの技術用語ミニ辞典
| HAGANEボディ | アルミまたはマグネシウム合金による高剛性フレーム設計の総称。ボディのたわみを抑えてギアのかみ合いを保つ |
| マイクロモジュールギア | 歯を極限まで小さく精密に加工したギア。巻き始めから終わりまでのノイズとガタつきを抑える |
| インフィニティドライブ | 駆動系のトルクロスを抑え、重い負荷がかかっても軽く巻けるようにする技術 |
| サイレントドライブ | 駆動系の各パーツを精密に整合させ、振動・ガタつき・ノイズを抑える技術 |
| Xプロテクト | 非接触ラビリンス構造による高防水仕様。海水や波しぶきの侵入を防ぐ |
| S A-RB | ステンレス製の防錆ベアリング。塩水・湿気に強い |
| エキサイティングドラグサウンド | ドラグが滑り出すときに鳴るクリック音。ラインの出方が音でわかる |
| Sコンパクトボディ | 標準モデルより一回り小さく軽量化したボディ設計 |
| フォールスピード表示 | ジグが落ちる速度をカウンターに表示する機能 |
| 巻上距離アラーム | 設定した巻上距離の倍数に達するたびに音で知らせる機能 |
オシアジガーCTのよくある質問
オシアジガーCTの発売日と価格は?
2026年11月発売予定で、2001HG・2501MG・2501HGの3機種だけ12月予定です。
価格は2000番が96,000円、2500番が98,000円で、いずれも公式表記の税別本体価格になります。
レベルワインドが無いと初心者には難しいですか?
巻き上げ中に指でラインを左右へ送る操作が必要になるので、最初の1台としてはハードルが上がります。
ジギング用の丸型では珍しくない仕様なので、慣れの問題という面も大きいところです。
不安ならレベルワインド付きのオシアコンクエストCTから入る手もあります。
タイラバに使えますか?
使えなくはないものの、590〜605gという自重は握って巻き続ける釣りには重いです。
タイラバが目的なら、295gのオシアコンクエストCT200やエンゲツ系のほうが素直に楽しめます。
電池は自分で交換できますか?
CR1632を使う設計で、電池交換に対応しています。
電池寿命は通常使用で約10釣行が目安と公式に記載されています。
2000番と2500番はどちらを選べばいいですか?
PE3号を500m積めば足りる近海のジギングなら2000番、670m欲しい中深海や深場なら2500番です。
自重差は15gなので、糸巻量とドラグ(12kgか13kgか)で決めるほうが後悔が少ないと思います。
探見丸と連携できますか?
公式ページには、次世代探見丸とのBluetooth連携を開発中という記載があります。
発売時点でどこまで使えるかは公表されていないため、この機能をあてにした購入判断は避けたほうが安全です。
関連記事
※ スペックはシマノ公式サイトの公表値です。
※ オシアジガーCTの価格は公式表記の税別(税抜)本体価格、オシアコンクエストCT・オシアジガー・ジガーLDはメーカー希望小売価格(税込)で、表記の基準が異なります。
※ オシアジガーCTは2026年11月発売予定の未発売モデルのため、実勢価格や在庫状況には触れていません。

