ライトジギングのPEライン・リーダーおすすめ12選|号数と太さの決め方

船宿のサイトに「PE1号前後」とだけ書いてあって、じゃあリーダーは?何m巻くの?で止まってしまう。あの感じ、よく分かります。
ライトジギングは、メタルジグ(金属製のルアー=以下ジグ)を落として竿でしゃくる釣りです。
ロッドとリールは各社の説明が親切なのに、ラインだけは「号数の目安」で終わってしまうことが多いところ。

PE1号って書いてあるけど、メーカーが違っても同じ強さなの?

リーダーも4号か5号かで毎回迷う。長さも3mでいいのか自信ないんだよね…
この記事で扱うのは、船のライトジギングでPEとリーダーを実際に何号にするか、そしてどの製品を買うかの2つ。
取り上げるのはシマノ・ダイワ・YGK・バリバス・デュエルのPE8製品と、クレハ(シーガー)・ダイワ・バリバスのショックリーダー4製品です。
号数・強力・巻数・価格は、すべて各社の公式製品ページに載っている数字をそのまま並べています。
釣り方から知りたい人へ
ここはラインまわりだけを掘り下げたスポーク記事です。ワンピッチジャーク(竿を1回しゃくってリールを1回転巻く基本動作)やタックル全体の組み方は、入門ハブにまとめてあります。
ライトジギングのPEを1巻きだけ選ぶなら、シマノのグラップラー8 PEの1.2号200m巻が、ハマチ・タチウオ・根魚を一日で回す人にいちばん噛み合います。
公式の最大強力は1.2号で27.1lb(12.3kg)、200m巻の本体価格は3,300円(税別)です。
同じ1.2号で今回いちばん低い数字が21lbなので、6lbぶんの余裕がそのまま値段に出ていない計算になります。
シマノは公式ページで摩耗後の強力維持率94%(0.8号・同社計測条件)と明記していて、ジグを一日じゅうガイドに擦らせる釣りとは相性がいい数字。
他社との号数展開の差や1mあたりの単価は、このあとの比較表に全部入れてあります。
ライトジギングのPE・リーダー号数早見表

先に結論を出しておくと、船のライトジギングはPE1号+フロロ4号(16〜19.5lb)が真ん中です。
そこから水深・潮の速さ・その日に投げるジグの重さで、上下に1段ずらしていく。
条件ごとに並べたのがこの表です。
| その日の条件 | 水深 | ジグ重量 | PE号数 | リーダー(フロロ) |
|---|---|---|---|---|
| 浅場・潮が緩い | 〜40m | 40〜60g | 0.8号 | 3号(12〜15lb) |
| いちばん多い標準形 | 40〜60m | 60〜90g | 1号 | 4号(16〜19.5lb) |
| 潮が速い・青物メイン | 40〜60m | 80〜120g | 1.2号 | 4〜5号(16〜24lb) |
| 深場・水深80m前後 | 60〜100m | 100〜150g | 1.5号 | 5号(20〜24lb) |
| ブリ・カンパチ狙い | 40〜80m | 100〜200g | 2号 | 6〜8号(28〜36.5lb) |
カッコ内のlbは、シーガー フロロショックリーダーの標準強力とシーガー グランドマックスショックリーダーの実強力を下限・上限として置いた値です。
ジグ重量の欄は水深の数字に1〜1.5を掛けたグラム数という定番の目安に合わせてあります。
船宿の釣果ブログに「ジグ100g前後」と出ていれば、3行目か4行目が自分の海。
ライトジギングでPEを細くしたい理由は、感度より先に「潮に流されないこと」にあります。
PEが太いと水を受けて糸が斜めに膨らみ、ジグが真下から離れていきます。
そうなると着底が分からなくなり、しゃくってもジグが上を向いたまま泳ぐだけ。
逆に細すぎると、根に当たった一瞬や不意のブリで高切れして100m単位で失います。
だから決め方の順番は、①その日の水深と潮で底が取れるジグ重量を決める → ②そのジグを真下に落とせる最細のPEを選ぶ → ③そのPEの公称lbに見合うリーダーを付ける、になります。

迷ったら船長に「今日のジグ何グラムですか」と聞くのがいちばん早いです。そこからラインを逆算すれば、だいたい外れません。
PEの号数は日本釣用品工業会の規格でデニール(重量)基準と決まっていて、直径の公的規格は存在しません。
そのあたりの理屈とlbへの換算は分量が多いので、→ PEラインの号数とlbの関係|規格から見た太さと強度 にまとめてあります。
PE号数の使い分けと、同じ号数でも変わる強さ
- 0.8号:水深40mまでの浅場、潮が緩い日。ジグを軽くできるぶんフォールが長く出る。ただし青物が混じる海では細い
- 1号:ライトジギングの標準。ハマチ・サゴシ・根魚・タチウオを一日で回す前提ならここ
- 1.2号:1号で高切れが怖い人の逃げ場。強度は1段上がるのに潮受けはほとんど変わらない
- 1.5号:水深80m前後の深場、または大型青物が入っている時期。ジグ150gまで背負える
- 2号:ブリ・カンパチを本気で狙う日。ここまで来るとライトジギングというより近海ジギングの領域
1号か1.2号かで悩む人が多いのですが、潮受けの差は実感しづらいレベルです。
年に数回しか行かず、根掛かりで巻き替えるのがつらいなら1.2号にしておくと気持ちが楽になります。
今回取り上げる8製品の公称強力を、ライトジギングで使う号数だけ横に並べました。
| 製品 | 編み本数 | 1号 | 1.2号 | 1.5号 | 2号 |
|---|---|---|---|---|---|
| シマノ グラップラー8 PE | 8本 | 23.1lb | 27.1lb | 31.8lb | 43lb |
| シマノ タナトル8 | 8本 | 22.4lb | ラインナップなし | 31.7lb | 42.8lb |
| ダイワ UVF PEデュラセンサー×12EX+Si3 | 12本 | 22lb | 27lb | 31lb | 36lb |
| ダイワ UVF PEデュラセンサーX8EX+Si3 | 8本 | 18lb | 21lb | 26lb | 35lb |
| ダイワ UVFソルティガデュラセンサーX8+Si2 | 8本 | 18lb | 21lb | 26lb | 35lb |
| YGK スーパージグマンX8 | 8本 | 20lb | 25lb | 30lb | 35lb |
| バリバス アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE X8 | 8本 | 20.2lb | 24.1lb | 28.6lb | 33lb |
| デュエル ハードコアX8 | 8本 | 20lb | 27lb | 30lb | 35lb |
1.5号の行を横に読むと、いちばん低いダイワの8本編みが26lb、いちばん高いシマノ グラップラー8が31.8lb。
差は5.8lbで、率にすると2割以上ひらいています。
「船宿推奨1.5号」に合わせたつもりでも、ぶら下げられる重さは製品でこれだけ変わるわけです。
もうひとつ注意したいのが、表示の呼び方が各社でそろっていないこと。
シマノは「最大強力」、ダイワは「強力」、デュエルは「MAX直線強力」、バリバスは「Max.lb」と書いています。
どれも試験の平均や上限を指す表現で、保証値ではありません。
リーダーを合わせるときは号数どうしを見比べるのではなく、パッケージのlbどうしを突き合わせるほうが実態に近くなります。

ダイワの8本編みが弱いという話ではなくて、数字の出し方が保守的なんだと思ってます。ただ買う側からすると、同じ棚に並んでる以上は比べちゃいますよね。
ライトジギングの主戦場は水深40〜80mなので、200m巻が基準になります。
水深の3〜4倍という考え方で、80mの海なら240〜320m。
潮が速くて糸が斜めに出る日は実際の放出量が水深の1.5倍を超えるので、150m巻だと下巻きが見えて怖い場面が出てきます。
根掛かりと高切れで1日に10〜30m失うことも織り込むと、シーズンを通すなら300m巻が安心。
ベイトなら150〜200番、スピニングなら3000〜4000番クラスがこの巻き量にちょうど合います。
リールごとの糸巻量は、メーカー別の記事にまとめました。
PEは4本編み・8本編み・12本編みのどれを選ぶか
PEは細い原糸を何本か編んで1本にした糸で、本数が増えるほど断面が丸に近づき、表面が滑らかになります。
では値段の差ぶん強くなるのか。
同じシマノの船用PEで、編み本数だけが違うタナトル8とタナトル4を並べると答えがはっきりします。
| 比較項目 | タナトル8(8本編み) | タナトル4(4本編み) |
|---|---|---|
| 1号 最大強力 | 22.4lb(10.2kg) | 20lb(9.1kg) |
| 1.5号 最大強力 | 31.7lb(14.4kg) | 31.7lb(14.4kg) |
| 2号 最大強力 | 42.8lb(19.4kg) | 38.7lb(17.6kg) |
| 200m巻 本体価格(税別) | 3,050円 | 1,700円 |
| 1mあたり | 約15.3円 | 約8.5円 |
1.5号にいたっては、公称の最大強力が31.7lbで完全に同じ。
それでいて200m巻の価格差は1,350円あります。
強度の数字だけを見るなら、4本編みで十分。
8本編みにお金を払う理由は表面のなめらかさで、ガイドを抜けるときの摩擦音が小さく、しゃくり続けたときの手への負担も違ってきます。
ライトジギングは一日で数百回しゃくる釣りなので、ここは効いてくるところ。
それと4本編みは断面が角張っているぶん、根に擦れたときに毛羽立ちが早く出ます。
ダイワのUVF PEデュラセンサー×12EX+Si3は、150m巻で本体価格8,000円(税抜)。
1mあたり約53.3円で、同じダイワの8本編み(150m 2,840円・約18.9円/m)の2.8倍という値付けです。
公称強力は1.5号で31lb、8本編みの26lbに対して5lbぶん上。
数字だけ見ると割に合わないように見えますが、12本編みが効くのは強度より糸鳴りと潰れにくさの側面です。
公式も「角打ち12ブレイドで潰れにくい」と書いていて、ベイトタックルでスプールに強く食い込ませたくない人には理屈が通ります。
年に何十回も船に乗る人が、ラインだけは良いものを長く使うという買い方ですね。

正直、最初の1巻きは8本編みで十分だと思っています。12本編みは「PEが気持ちよくて釣りが楽しい」を買う糸ですね。
使ってみる:PE号数・lb・リーダー換算ツール
号数を入れると、そのPEのおおよそのlbと参考直径、それに釣り合うリーダーの号数とlbが出てくる換算ツールです。
手元のPEが何号か分かっていれば、売り場でリーダーの号数に迷わずに済みます。
ショックリーダーの号数・長さ・ノット

ライトジギングのリーダーが引き受けている仕事は、大きく3つ。
- 歯から守る:サワラ・タチウオ・青物の歯が当たる先端30cmを犠牲にする役目
- 根ズレから守る:底を叩くジギングでは、ジグの上1〜2mが岩に触れる
- 衝撃を吸収する:伸びないPEの弱点を、伸びるフロロで受ける
素材はフロロカーボン一択でいいと思います。
比重が高くて沈み、耐摩耗性でナイロンに勝るからですね。
ナイロンリーダーはキャスティングでの衝撃吸収が本領なので、真下に落とすライトジギングでは持ち味が出にくいところ。
リーダーはPEと違って、直径に日本釣用品工業会の標準規格があります。
だから号数が同じなら太さもほぼ同じで、違ってくるのは表示されるlbのほうです。
| 号数 | 標準直径 | シーガー フロロショックリーダー | シーガー グランドマックスショックリーダー | バリバス ショックリーダー[フロロ] | ダイワ ソルティガ フロロリーダーX’LINK |
|---|---|---|---|---|---|
| 3号 | 0.285mm | 12lb | 実強力15lb | 12lb | 12lb |
| 4号 | 0.330mm | 16lb | 実強力19.5lb | 16lb | 16lb |
| 5号 | 0.370mm | 20lb | 実強力24lb | 20lb | 20lb |
| 6号 | 0.405mm | ラインナップなし | 実強力28lb | 22lb(0.400mm) | ラインナップなし |
| 7号 | 0.435mm | 25lb | 実強力32lb | 25lb(0.440mm) | 25lb |
同じ4号・同じ0.330mmでも、16lbと19.5lbが並びます。
グランドマックス系だけが「実強力」という言い方をしていて、これは公式が実測直線強力の平均値と説明しているもの。
数字の出し方が違うだけで、どちらかが嘘をついているという話ではありません。
それから6号は、意外とラインナップの穴になりやすい号数です。
シーガー フロロショックリーダーもダイワのソルティガ フロロリーダーX’LINKも5号の次が7号なので、6号を使いたい人は選べる製品が減ります。
ライトジギングのリーダーは2〜3mが扱いやすい範囲です。
真下に落とす釣りなので、この長さならPEとの結び目がガイドの内側に収まったまま釣りが続きます。
逆に5mを超えると、しゃくるたびに結束部がトップガイドを行き来する。
細いPEほどこの摩擦がボディブローになって、忘れたころに高切れします。
タチウオやサワラが回っている時期は、歯で削られる前提で3〜4mから始めて、傷んだ先端を詰めながら使うのが現実的なやり方。
1.5mを切ったら組み直し、というのが目安になります。
PEとリーダーの結束は、結び目が細く仕上がるFGノットが有利です。
ライトジギングはガイドの中を結束部が行き来する釣りなので、コブが大きいノットは引っかかりの原因になります。
とはいえ揺れる船の上でFGを組むのは、指先が濡れているだけでもかなり大変。
家でFGを組んだ替えスプールを1個持っていくか、現場ではSCノットのような簡易な結びで復旧して、帰ってから組み直す。
この二段構えにしておくと、高切れで一日が終わることがなくなります。

私は30m巻のリーダーを1シーズンで使い切るくらいのペースです。ケチって傷んだまま使うと、だいたい一番いい魚で切れます。
ライトジギングにおすすめのPEライン8選
ここからは公式スペックが確認できるPEを、本体価格(税抜・税別)の高い順に8本。
オープン価格の3製品は最後にまとめてあります。
ダイワ UVF PEデュラセンサー×12EX+Si3
| 編み本数 | 12本 |
| 強力(1/1.2/1.5号) | 22lb・10kg/27lb・12kg/31lb・14kg |
| 号数展開 | 0.3〜15号(カラー・巻数により異なる) |
| 巻糸量 | 150m/200m/300m/400m/連結100m×6 |
| カラー | 5C(マルチカラー)/LGM(ライムグリーン マーキング) |
| メーカー希望本体価格(税抜) | 150m 8,000円/200m 9,500円/300m 14,000円/400m 18,000円 |
| 主な仕様 | マッスル12Braid・EX加工・EvoSilicone3・UVF・TOUGH PE |
ダイワの説明で目を引くのが釣り糸専用の「角打ち」12ブレイドという表現です。
編み目が潰れにくく、ベイトリールのスプールに食い込みにくい構造だと公式は書いています。
ライトジギングでベイトを使い、ジグを重くしていく人にはここが刺さります。
さらに+Si3コーティングは耐摩耗性と耐久性が+Si2のおよそ1.3倍と明記されていて、コーティング世代の差が数字で出ているのは珍しいところ。
1.5号31lbという数字は、シマノ グラップラー8の31.8lbとほぼ同じ。
グラップラー8の200m巻が3,300円(税別)なのに対して、こちらは150mで8,000円(税抜)です。
強度を買う糸ではありません。
買っているのは編み目の細かさが生む糸鳴りの少なさと、巻きグセの付きにくさのほう。

初めての1巻きでこれを選ぶ必要はないと思います。ただ一度使うと、しゃくったときの「シャリシャリ音がしない」だけで気分が違うんですよね。
ダイワ UVF PEデュラセンサーX8EX+Si3
| 編み本数 | 8本 |
| 強力(1/1.2/1.5号) | 18lb・8.0kg/21lb・9.6kg/26lb・12kg |
| 号数展開 | 0.2〜6号(カラー・巻数により異なる) |
| 巻糸量 | 150m/200m/300m/連結100m×6 |
| カラー | 5C(マルチカラー)/ライムグリーン マーキング |
| メーカー希望本体価格(税抜) | 連結2,270円/150m 2,840円/200m 3,400円/300m 4,400円 |
| 主な仕様 | EX加工・EvoSilicone3・UVF・TOUGH PE・マッスルBraiding |
この製品の強みは、スペックよりもスプール容量に合わせて巻数を選べることにあります。
1号だけでも150m・200m・300m・連結100m×6から選べるので、下巻きの計算をしなくて済みます。
ベイトの150番から200番あたりは、この「ちょうどいい長さ」が意外と見つからないもの。
1号18lbは、今回の8製品でいちばん低い数字です。
シマノ グラップラー8の1号が23.1lbなので、5lbの開きがあります。
ダイワで揃えたい人は、1段太い1.2号(21lb)を基準にすると他社の1号と釣り合います。
シマノ グラップラー8 PE
| 編み本数 | 8本 |
| 最大強力(1/1.2/1.5/2号) | 23.1lb・10.5kg/27.1lb・12.3kg/31.8lb・14.4kg/43lb・19.5kg |
| 号数展開 | 200m=0.8〜3号/300m=0.8〜8号 |
| 巻糸量 | 200m/300m |
| カラー | 10m×5カラー |
| 本体価格(税別) | 200m 3,300円/300m 4,500円 |
| 主な仕様 | IZANAS原糸(高強力グレード)・VT工法・ヒートシンクコーティング |

迷ったらこれでいい、と言い切れる数少ないラインですね。
PEのカタログはたいてい新品時の強力しか載っていません。
グラップラー8は摩耗後の強力維持率94%(0.8号・同社計測条件による)を公式ページに書いています。
ライトジギングは同じ糸を何百回もガイドに通す釣りなので、新品時より2回目・3回目の釣行での残り具合が効いてきます。
熱伝導率が水の約1/4という耐熱シリコン樹脂(ヒートシンクコーティング)も、長いファイトでの劣化を抑える設計です。
オフショア用PEは1.5号や2号スタートの製品も多いなか、グラップラー8は0.8号から用意されています。
浅場のスーパーライト寄りから、ブリを狙う3号まで同じシリーズで揃うので、2本目・3本目を買うときも迷いません。
弱点らしい弱点は、200m巻と300m巻しかなくて150mの設定がないところ。
浅溝の小型ベイトだと少し余ります。
ダイワ UVFソルティガデュラセンサーX8+Si2
| 編み本数 | 8本 |
| 強力(1/1.2/1.5/2号) | 18lb・8kg/21lb・9.6kg/26lb・12kg/35lb・16kg |
| 号数展開 | 0.6〜10号 |
| 巻糸量 | 200m/300m/400m |
| メーカー希望本体価格(税抜) | 200m 3,100円/300m 4,150円/400m 5,400円 |
公称lbを並べると、汎用のUVF PEデュラセンサーX8EX+Si3と1号から2号まで数字が完全に一致します。
違うのはコーティングの世代(+Si2と+Si3)と、巻数のパッケージです。
300m 4,150円(税抜)は1mあたり約13.8円、400m 5,400円なら約13.5円。
今回の8製品では、定価が公表されているなかでいちばん安い1m単価になります。
2台のリールに200mずつ巻くなら、400m巻を買って半分に分けるのが最も安く上がる計算。
シマノ タナトル8
| 編み本数 | 8本 |
| 最大強力(1/1.5/2号) | 22.4lb・10.2kg/31.7lb・14.4kg/42.8lb・19.4kg |
| 号数展開 | 0.6〜6号(巻数により異なる。1.2号の設定なし) |
| 巻糸量 | 150m/200m/300m/500m |
| カラー | 10m×5カラー+1m・5mピッチマーキング |
| 本体価格(税別) | 150m 2,270円/200m 3,050円/300m 4,200円/500m 7,300円 |
タナトル8の持ち場は、色分けの細かさです。
10m×5色に加えて1mと5mの位置にマーキングが入るので、着底から何m巻き上げたかを1m単位で数えられます。
タチウオのようにヒットしたタナを再現できるかどうかが釣果を分ける釣りでは、この差がそのまま数に出ます。
シマノ自身が「船用PEラインでシマノ最安価格帯」と書いている通り、150m巻2,270円(税別)という入り口の安さも効いてきますね。
タナトル8の号数展開は0.6・0.8・1・1.5・2・3号で、1.2号が飛んでいます。
1号では心細く1.5号では太い、というライトジギングの一番おいしい所がちょうど抜けている格好です。
1.2号を使いたいならグラップラー8か他社を選ぶことになります。
YGK スーパージグマンX8
| 編み本数 | 8本 |
| 強力(1/1.2/1.5/2号) | 20lb/25lb/30lb/35lb |
| 号数展開 | 200m=0.6〜3号/300m=0.6〜6号 |
| 巻糸量 | 200m/300m |
| カラー・素材 | 5COLOR/ポリエチレン(比重0.98) |
| 価格 | オープン価格 |
| 主な仕様 | WX組工法・ハイテンション高密度ピッチ製紐・HST加工 |
YGKの公式は、「for jigger!」とはっきり書いています。
ハイテンションで高密度に組んでHST加工をかけることで、耐摩耗性と直線性を上げたという説明ですね。
公称強力は1.2号25lb・1.5号30lbと、シマノ勢より一歩下がった控えめな数字。
そのぶん実売はこなれていて、8本編みのジギング専用ラインとしては手を出しやすい価格帯に落ち着いています。
ダイワの8本編みで1号18lbに不安がある人が、同じ価格帯で乗り換える先としてちょうどいい立ち位置。
バリバス アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE X8
| 編み本数 | 8本 |
| Max.強力(1/1.2/1.5/2号) | 20.2lb/24.1lb/28.6lb/33lb |
| 号数展開 | 200m=0.6〜3号/300m=0.6〜12号 |
| 巻糸量 | 200m/300m/400m/500m/600m/1200m |
| カラー | 10m×10色の繰り返し(1mマーキングなし) |
| 価格 | オープン価格 |
| 主な仕様 | マックスパワー原糸・SP-V(非フッ素コーティング) |
他社が10m×5色でまとめるなか、この製品だけ10m×10色で100m1周という設計です。
5色だと50mごとに同じ色が戻ってくるので、水深60mと110mの区別を自分で数えることになります。
10色ならその混乱が起きません。
おもしろいのは、バリバスが「フグや歯物対策としてあえて1mマーキングは入れていない」と公式に書いていること。
マーキングの染色部分は物理的に弱点になりやすく、細かく入れるほど傷みやすいという判断です。
1m単位でタナを刻みたい人にはタナトル8、100m前後の水深で色を頼りに組み立てたい人にはこちら、と分かれます。

水深40mくらいまでのライトジギングだと、10色マーキングは正直オーバーな気もします。深場も行くなら効いてきますね。
デュエル ハードコアX8
| 編み本数 | 8本 |
| MAX直線強力(1/1.2/1.5/2号) | 20lb・9kg/27lb・12kg/30lb・13.5kg/35lb・16kg |
| 標準直径(1/1.2/1.5/2号) | 0.171mm/0.191mm/0.209mm/0.242mm |
| 号数展開 | 150m=0.6〜2号/200m=0.6〜2号/300m=0.8〜4号 |
| カラー | 150m=単色/200m・300m=10m×5色マーキング |
| 価格 | オープン価格 |
この製品を入れた理由は、公式が号数ごとの標準直径をmm単位で公開しているから。
PEの直径には公的な規格がなく、載せていないメーカーのほうが多いのが現状です。
1.2号0.191mm・1.5号0.209mmという数字が分かると、リールの糸巻量表示(何号が何m)とのすり合わせが楽になります。
強力も1.2号27lbとシマノ グラップラー8の27.1lbに並んでいて、実売はこちらのほうが安いことが多いところ。
ただし公式が「MAX直線強力」と書いているとおり、これは上限値です。
同じ表に「標準強力(kg)」という別の欄があり、1.2号ではそちらが8.8kg。
MAXの12kgと比べると3.2kgぶん下で、同じ製品の中で2つの数字が並んでいるという点は知っておいたほうがいいところです。
ライトジギングにおすすめのショックリーダー4選
リーダーは4号(16〜19.5lb)と5号(20〜24lb)を1個ずつ持っておけば、ライトジギングのほとんどの日をまかなえます。
ダイワ ソルティガ フロロリーダーX’LINK
| 素材 | フロロカーボン |
| 強力と参考号数 | 12lb=3号/16lb=4号/20lb=5号/25lb=7号/30lb=8号 |
| ラインナップ | 8〜100lb(30m巻) |
| メーカー希望本体価格(税抜) | 8〜12lb 2,300円/16〜30lb 2,600円/40・50lb 2,800円 |
| カラー | ナチュラル(スプールバンドで号数を色分け) |
今回の4製品でただひとつ、メーカー希望本体価格が公表されているリーダーです。
16lb・20lbが30m巻で2,600円(税抜)と、フロロリーダーとしては高めの部類。
スプールを留めるバンドの色が号数ごとに変えてあるので、揺れる船上でケースをひっくり返しても、どれが5号かひと目で分かります。
細かい話ですが、リーダーを何本も持ち歩く人には効いてくる工夫。
弱点は6号がないこと。
5号(20lb)の次が7号(25lb)なので、その間を使いたい人は他社に行くことになります。
シーガー グランドマックスショックリーダー
| 素材 | フロロカーボン(クレハ) |
| 実強力(3/4/5/6号) | 15lb/19.5lb/24lb/28lb |
| 直径(3/4/5/6号) | 0.285mm/0.330mm/0.370mm/0.405mm |
| ラインナップ | 1.5〜10号(30m/25m/20m巻) |
| 価格 | オープン価格 |
直径は日本釣用品工業会の標準どおりなのに、4号で19.5lbという数字が出ています。
同じ0.330mmのシーガー フロロショックリーダーが16lbなので、太さそのままで3.5lbぶん強いという関係。
潮が澄んでいて魚がリーダーを嫌う日に、太さを上げずに強度だけ足せるのが使いどころです。
ただし公式は、この実強力を「実測直線強力の平均値」と説明していて保証値ではないと注記しています。
他社の標準強力表記と横並びで比べると、数字の出し方が違うぶん有利に見えるという点は頭に入れておきたいところ。
シーガー フロロショックリーダー
| 素材 | フロロカーボン(クレハ) |
| 標準強力と参考号柄 | 12lb=3号/16lb=4号/20lb=5号/25lb=7号/30lb=8号 |
| 直径(3/4/5号) | 0.285mm/0.330mm/0.370mm |
| ラインナップ | 8〜50lb(30m/20m/15m巻) |
| 価格 | オープン価格 |
いちばん数字が素直なリーダーです。
16lbが0.330mmでちょうど4号、20lbが0.370mmで5号と、規格の標準直径にきれいに乗っています。
船宿や仲間から「4号で」と言われたときに、そのまま買って話が通じるのは地味に大きいところ。
15m巻もあるので、まず1シーズン試したい人の入り口にも向いています。
バリバス ショックリーダー[フロロカーボン]
| 素材 | フロロカーボン |
| 強力と号数 | 12lb=3号(0.285mm)/16lb=4号(0.330mm)/20lb=5号(0.370mm)/22lb=6号(0.400mm) |
| ラインナップ | 10〜130lb(30m巻・平行巻き) |
| 価格 | オープン価格 |
| 主な仕様 | ノンストレスコーティング・号数別スプールバンド付き |
5号では細く、7号だと硬くて結びにくい。
その6号という空白を埋めてくれるのが、この製品の存在意義です。
PE1.5号(28〜31.8lb)に合わせるなら、20lbの5号よりこの22lbのほうが数字の釣り合いは近くなります。
ただし6号の直径は公式表記で0.400mmと、規格の標準値0.405mmよりわずかに細い数字が出ています。
実釣で差が出る幅ではないものの、号数の表記はメーカーごとの申告だという例として覚えておくといいところ。
ライン・リーダーのコスパランキング ベスト3
1mあたりの単価と、ライトジギングでの使い勝手を合わせて3本選びました。
🥇 1位:シマノ グラップラー8 PE
200m巻3,300円(税別)で1mあたり約16.5円ながら、1.2号27.1lb・1.5号31.8lbは今回の8製品で最高値です。
摩耗後の強力維持率94%を公式が出していて、0.8号から3号まで同シリーズで揃う点も含めて頭ひとつ抜けています。
🥈 2位:ダイワ UVFソルティガデュラセンサーX8+Si2
300m巻4,150円(税抜)で1mあたり約13.8円、400m巻なら約13.5円と、定価が出ている製品では最安の単価です。
公称強力は1.5号26lbと控えめなので、他社の1号と同じ感覚で使うなら1段太くする前提で選ぶと噛み合います。
🥉 3位:シマノ タナトル8
150m巻2,270円(税別)と入り口がいちばん安く、1m・5mマーキングでタナを数えられます。
1.2号の設定がないので、1号か1.5号のどちらかで割り切れる人向けという条件付きの3位です。
ライン選びでやりがちな失敗

- 号数だけ合わせてlbを見ていない:同じ1.5号でも26〜31.8lbの幅がある。パッケージのlbで揃える
- リーダーが太すぎる:PE1号に8号リーダーを結ぶと、切れてほしくない側で切れる
- 150m巻で深場に行く:潮が速い日は放出量が水深の1.5倍を超える。80mの海で150mは心もとない
- 先端を詰めずに使い続ける:サワラやタチウオの歯が当たった先端は、見た目が無事でも強度が落ちている
- PEの巻きグセを放置:ベイトで食い込んだPEはバックラッシュの元。釣行後に高切れ分を切って巻き直す
いちばん多いのが2番目の「リーダーが太すぎる」です。
不安だからと太くすると、根掛かりしたときにPE側から切れて道糸を数十m失います。
リーダーはPEと同等か、少し上まで。
PE1号(18〜23.1lb)なら4号(16〜19.5lb)、PE1.5号(26〜31.8lb)なら5〜6号(20〜28lb)が噛み合う組み合わせになります。

根掛かりはリーダーの結び目から切れてくれるのが理想です。太くしすぎると、その理想が崩れちゃうんですよね。
ライトジギングのライン・リーダーのよくある質問
ライトジギングのPEラインは何号がいいですか?
標準は1号です。
水深40mまでの浅場で潮が緩い日は0.8号、水深80m前後の深場や大型青物が入っている時期は1.5号まで太くすると底が取りやすくなります。
リーダーは何号を何m取ればいいですか?
フロロカーボンの4〜5号(16〜24lb)を2〜3mが基本です。
タチウオやサワラが回っている時期は、歯で削られるぶんを見込んで3〜4mから始めます。
傷んだ先端を詰めながら使い、1.5mを切ったら組み直します。
同じ1.5号なのにメーカーで強さが違うのはなぜですか?
PEの号数は日本釣用品工業会の規格でデニール(重量)基準と決められていて、直径や強度の公的な規格がないためです。
実際に1.5号の公称強力は、ダイワのUVF PEデュラセンサーX8EX+Si3が26lb、シマノ グラップラー8 PEが31.8lb。
2割以上ひらいているので、購入時は号数ではなくパッケージのlbで見比べるほうが正確です。
PEは4本編みと8本編みのどちらを選べばいいですか?
ライトジギングなら8本編みをおすすめします。
シマノのタナトルで比べると1.5号の最大強力は8本編みも4本編みも31.7lbで同じですが、200m巻の本体価格は3,050円と1,700円(いずれも税別)です。
差が出るのは強度ではなく表面のなめらかさで、ガイドノイズと摩擦の少なさが一日の疲れに直結する点です。
PEは何m巻けばいいですか?
水深の3〜4倍が目安で、水深40〜80mが主戦場のライトジギングなら200m巻が基準になります。
潮が速い日は糸が斜めに出て放出量が水深の1.5倍を超えるため、シーズンを通して使うなら300m巻を選んでおくと巻き替えの回数が減ります。
タイラバ用のPEラインをライトジギングに流用できますか?
号数が合っていれば流用は可能です。
ただしタイラバのPEは0.6〜0.8号が中心で、ライトジギングの標準である1号より細いことが多いため、青物が混じる日はそのままだと不安が残ります。
リーダーも太さと長さの考え方が変わるので、ジグを背負わせるなら1号以上に巻き替えるほうが安心です。
12本編みのPEはライトジギングに必要ですか?
強度を目的にするなら必要ありません。
ダイワのUVF PEデュラセンサー×12EX+Si3は1.5号31lbで、シマノ グラップラー8 PEの31.8lbとほぼ同じですが、150m巻8,000円(税抜)と200m巻3,300円(税別)という価格差があります。
12本編みが効くのは糸鳴りの少なさとスプールへの食い込みにくさなので、年に何十回も船に乗る人が快適さを買う選択になります。
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→ タイラバタックルでライトジギングは兼用できる?境目と注意点
※ 記事中のスペックは各メーカー公式サイト(2026年8月時点)の情報です。
※ 価格はメーカー希望本体価格(税抜・シマノは税別表記)です。
※ バリバス・YGK・デュエル・シーガーの各製品はオープン価格のため、公式サイトに価格の記載がありません。
※ 1mあたりの単価は本体価格を巻数で割った計算値で、購入時期や販売店により変動します。
※ 強力の表記はメーカーごとに定義が異なります(シマノ「最大強力」/ダイワ「強力」/デュエル「MAX直線強力」/バリバス「Max.lb」/シーガー グランドマックス系「実強力」)。
※ いずれも試験値であり、保証値ではありません。

