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釣りに適したプレジャーボートとエンジンの選び方とは?

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プレジャーボートとエンジンの選び方

今回は釣り用のプレジャーボートとエンジンの選び方について解説。

まずボートを選ぶ基準として次のようなポイントがあげられます。

  • ボートのサイズ
  • エンジンの種類と出力数
  • キャビンの有無
  • 装備品の有無(GPS魚探、スパンカー、トイレ、電動ウインチ、キャスティング用レール、ロッドホルダーなど)

以下これらのポイントをそれぞれ見ていきましょう。

釣りに適したボートのサイズとは

ポイント

大きいほど釣り場も広くて安定するけど、小回り効かず係留場所も限られる

釣りに適したボートのサイズは搭載予定のエンジンの大きさにもよりますし、メインに釣りをする海域によってくるので一概に言えません。

しかし、全長が長いほどまた幅が広いほど波に対して強くなり揺れが少なく安定するのは間違いない。

逆に船体が大きくなるほど小回りはききにくくなり、着岸が難しくなります。

係留する場所は潮流が速い、スペースが狭いなどといった環境ですと、より難しくなり最悪の場合係留できないといったことも考えられます。

あとは当然船体が大きいほど購入価格は上がりますので、自分が無理なく購入できる範囲の大きさで選ぶことになるでしょう、当然ですが。

無理して大きめのボートを買って維持費が払えない…

また逆にとにかく価格重視で安い小さなボートにしたために思うように釣りにならない…

などの理由で結局手放すなどといったことは避けなければいけません。

後述の魚探などの装備品は後から買替や追加はできますが、ボート自体のサイズは後から変更できません。

また自分やゲストの乗船者の命にかかわるところだと思うのでここは慎重に検討しましょう。

フィッシングボートとしては各社20ft(約6m)ちょっとぐらいのサイズのラインアップが最も充実してます。

まいぼ
まいぼ

僕が持っているボートも23ft

僕が行くメインの海域は潮流が速く波が高いポイントもありますが、23ftあれば十分釣りになります。

しいていえばもう少し大きめの26ftぐらいあればもう少し楽に釣りができるかなとは思いますが、係留場所が狭いため23ftぐらいが限界でした。

また、購入時点では浅場で小物狙いをメインに思っていたので23ftで十分でしたが、いざボートを持つとやはりあれもこれもと欲がでるものでもう少し深場でジギングで青物や、中深海で底物を狙いに出ることも。

すると23ftでは少しシンドイポイントもありますのでもっとお金に余裕があれば大きめのボートでマリーナに預けたいところ…

といった僕の経験談からもメインの海域問わずおすすめなのは、予算と係留場所が許す範囲で大きめのボートを選ぶことです。

大は小を兼ねるといいますが、メインの海域がよほど狭いポイントや湾内だけといった場合を除けば大きめのボートであれば行動範囲が広がります。

行動範囲が広がれば狙える魚種も増えますし、いろんな釣法が楽しめます。

また安定感が増し楽に釣りができるので自分も楽ですしゲストを招いて釣りをしても喜ばれます。

ポイント

予算と係留場所が許す範囲でできるだけ大きなボートを選ぶこと

キャビンはいる?いらない?

いります(断言)

これも先ほどと同じく予算の兼ね合いもありますし、ある一定のサイズ以上のボートには必然的にありますが、許されるなら断然キャビンあるほうが良いです。

キャビンがあるメリットとして…

メリット
  • 移動中風を受けない
  • 雨や波しぶきをしのげる
  • 小物や釣り道具の収納スペース
  • トイレも収容できる
  • 日差しを遮り陰になる

などキャビンの恩恵は数えきれないほどあります。

キャビンのおかげで波しぶきや風が防げるというのは想像以上に楽ですし、絶対キャビン付をおすすめします。

まいぼ
まいぼ

さらにいえばキャビンドア付でエアコン完備で…上を見るときりがない(笑)

デメリットとしては、釣りのスペースが狭くなることと風の影響を受けやすいことです。

23ftぐらいのサイズのボートではキャビンがあることで釣りスペースが狭い。

特にキャビン横なんかは通路幅40cmぐらいしかなく、そのスペースで釣りするのは少し狭すぎます。

あとは風の影響を受けやすくスパンカーがないと風に対して後ろ向きになりやすい。

本来ボートは船首(船の前方)から波を受けるような設計になっていますが、風を受けることにより後ろ向きになると船尾(船の後方)から波を受けるように。

すると安定感はなくなりますし、非常に釣りにくい状況になってしまうので、スパンカーをつけることによって風に対して船首を向かせることができます。

デメリット
  • 狭い
  • 風の影響を受ける

こういったデメリットありますが、キャビンがあることによりそれらを上回り余るほどの恩恵が受けられると思いますのでぜひキャビン付を選びましょう。

フィッシングボートにオススメのオプション

最初に書きましたGPS魚探、スパンカー、トイレ、電動ウインチ、キャスティング用レール、ロッドホルダーなどすべて付けるに越したことはありません。

ただ予算の都合もあると思うので、最低限絶対必要なのはGPS魚探です。

あとはボートの形状や狙う魚種、釣法によって必要ですが、例えば先ほども説明しましたキャビン付ボートだとスパンカーは必須ですし、ボートの船首にたってキャスティングゲームをしたいならレールも必須です。

アンカリングしてチョイ投げでキスなどを釣ることが多いのであれば電動ウインチがあればアンカーの回収が大変楽ですし、ゲストを招いて釣りに出かけることが多いならトイレがあると(特に女性や子ども)喜ばれますよね。

ほかにロッドホルダーやドリンクホルダーなどもありますが、実際にボートに乗り始めてからつけても遅くありません。

まいぼ
まいぼ

取り回しのしやすい場所など実際に釣りをしてみないとわからない部分もありますし

エンジンはボートに応じたものを

続いてエンジンを選ぶ基準になるのが形態と馬力と燃料ですが、これは選んだボートによってある程度制限されます。

基本的に各ボートメーカは同メーカの組み合わせを推奨しています。(例:ヤマハのボートにヤマハのエンジン)

カタログ上でも各ボートに搭載できる同メーカのエンジンが記載されています。

じゃあ別メーカのエンジンは載せられないかというと、そんなことはありません。

例えばヤマハのボートにスズキのエンジンを載せるといったことも可能ですので詳細は購入予定のお店に相談しましょう。

ボート用エンジンの3種類の形態。どれを選ぶ?

エンジンには「船外機」「船内外機」「船内機」の3種類の形態があり、それぞれメリットデメリットがあります。

20ftぐらいのボートで近海での釣りを楽しむのであれば船外機がオススメです。

以下エンジンの種類と船外機を選ぶ理由を説明します。

船外機(アウトボードエンジン)

近海での釣りをメインで検討されている場合はこの船外機を選ぶ場合が多いと思います。

各社ラインアップも最も充実している形態で、免許不要の2馬力から350馬力(V8、約5000cc)まで幅広く設定されています。

現在は各社ガソリンエンジン、4ストロークモデルのみとなっています。

もし中古で検討されている場合は2ストロークモデルというのもあり違いを簡単に言うと

  • 4ストローク:燃費が良い、静か
  • 2ストローク:加速が良いかわりに燃費が悪い、音がうるさい、混合油(ガソリンとオイルを混ぜたもの)が必要

ということで新品を買うなら問答無用で4ストローク、中古で検討していてもトータルでは4ストロークで検討するのが無難。

また形状的にボートの外側に取り付ける形になりますので、ボートのスペースが有効活用できますし小回りがききます。

ほかに船外機はメンテナンスのしやすさが大きなメリット

僕も何度も経験ありますが海上ではプロペラにごみやロープ、釣り糸が絡まりエンジンが止まるということはよくあります。

そんな時船外機であれば海上でもチルトアップすればプロペラに手が届きますので絡まったごみを取り除くことができます。

また予備のプロペラを持っていれば破損した場合でもその場で交換しようと思えば可能です。

それからカバーを外せばすぐエンジン見えますし、少し詳しい方ならエンジンオイルやギヤオイルを自分で交換したりすることもできます。

そういった面からも維持費は安い、速い(単純な加速力)など20ftぐらいのボートを検討されているのであればトータルではオススメの形状です。

ポイント
  • ボートのスペースが有効活用できる
  • 小回りがきく
  • メンテナンスしやすい
  • 割と安い

船内外機(インボードエンジン・アウトボードドライブ)

この形状からディーゼルが選べます。

ディーゼルのメリットとしては、

メリット
  • 安い(免税軽油を手続きすればガソリンと比べて約3分の1)
  • トルクがあるため超低速走行しやすい

特に2つ目の低速走行はアンカリングする場合は不要ですが、タイラバやジギングなど船を流しながら釣りする時に力を発揮します。

ガソリンエンジンですと潮流、風に合わせた低速域での加減が難しいですが、ディーゼルであればトルクがあるので微調整が利きやすい。

これにより狙ったポイントをじっくり攻めることが可能になります。

また形状的には船尾の下のほうにエンジン、プロペラは船尾に配置されます。

メリット
  • 船外機と同じく海上でもエンジンのメンテナンスがしやすい
  • ディーゼルのラインアップがある
  • ボート後方にエンジンがあるため高速走行時の安定感がある(高速走行時は船首があがり、船尾側の船底のウェイトが大きくなるため)
デメリット
  • ボート後方の船体下部にエンジンがあるためスペースが犠牲になる
  • 船外機と船内機の良い所と悪い所併せ持っており中途半端

船内機(インボードエンジン)

エンジンがボートの中央当たり、ちょうどキャビンの下あたりに配置されそこからシャフトが船尾に向けてプロペラシャフトがのびてプロペラのみが海中にあるという形状。

大型のボートに採用されている形状でなんといってもエンジンが中央付近にあるため安定感があり、大排気量のラインアップも多いです(その分高いけど)。

また船内外機のデメリットであったスペースの問題もキャビンの下方にあることで極力スペースの犠牲も抑えられています。

それから海中にはプロペラだけ浸かっているので、機械的な故障がしにくいです。

ただそれらは逆に、エンジンメンテナンスがしにくかったり、船外機や船内外機では可能であったプロペラのチルトアップができないためロープをひっかけるなど海上でのトラブルに対応しにくい。

注意点

大型船向き。安定感あるけど、メンテナンスは簡単ではない。

よほど大型のボートを検討している、頻繁に釣りにでかけるというのではなく、2級免許で近海での釣りを楽しむレベルであれば、手軽さはあまりないためこの船内機を選ぶことは少ないかと思います。

釣りをするにあたって低速の微調整ができるという理由だけでもディーゼル船内外機を選ぶ価値はあると思いますが、近海での釣りを楽しむのであればやはり経費面や手軽さの面でトータルでは船外機をえらぶべきだと思います。

まとめ

以上ボートやエンジンの種類を説明してきましたが、簡単にまとめるとこんな感じ。

まとめ
  • ボートサイズは予算と係留場所が許す範囲で大きめのボートを選ぶ
  • キャビンはあったほうが良い!
  • 魚探は必須
  • エンジンは船外機が手軽。大きさは船とフィールドに合わせて

具体的な例を挙げると、20ft前後、100馬力前後の船外機の組み合わせが近海ではもっとも多いイメージがあります。

メジャー=無難な組み合わせで大体のフィールドでの釣りはこれである程度は対応できるかと思いますので参考にしてみてください。

一度購入すれば10年ぐらい使用することも多いマイボート。

後悔のないようにじっくりアレコレと楽しみながら考えて検討してみてくださいね!

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まいぼ
まいぼ
なんでも釣り師
船も陸も、ルアーもエサもOK、なんでも釣り師。

釣りの種類が多すぎて専用タックル揃えられないのが悩み。

人が多い有名ポイントで釣果にこだわるより、釣れなくてものんびーり釣りしたい派。
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