ボート用GPS魚探をホンデックス・フルノ・ガーミン全13機種で比較!20ft級に載せるなら600Wと1kWのどっちか

GPS魚探のカタログを開くと、5型で100Wの機種と10.4型で2kWの機種が同じページに並んでいます。
この記事で扱うホンデックスの9機種だけでも、希望小売価格は5万円から40万円まで。

20ftくらいの船に付けたいんですけど、600Wと1kWって何が違うんですか?

PSシリーズとHEシリーズ、画面のサイズが同じなのに値段がぜんぜん違うのはなぜ…?
取り上げるのはホンデックス9機種、フルノ1機種、ガーミン3機種の合わせて13機種です。
船に据え付けるときは、本体より先に振動子の付け方と電源で候補が絞られるんですよね。
・ホンデックス・フルノ・ガーミンの現行GPS魚探13機種の画面サイズ・出力・周波数・電源・希望小売価格
・2馬力ボート、ミニボート、20ft級で変わる電源と振動子の付け方
・600Wと1kW・2kWの違いについて、メーカーが公式に書いていること
・画面サイズが同じPS-900GPIIとHE-90SIIで7万円違う理由
・インナーハル・トランサム・スルーハルの違いと、対応する振動子の型番
20ft級のボートに初めてGPS魚探を据え付けるなら、ホンデックスのPS-900GPIIがおすすめ!
9型ワイド液晶に出力600W、50kHzと200kHzの2周波、全国詳細地図とGPSアンテナを内蔵して、希望小売価格は140,000円です。
船内から船底に付けるインナーハル用の振動子TD28と、架台、電源コードが標準で付きます。
外付けのGPSアンテナやヘディングセンサーをつなぎたい人は、同じ9型ワイドのホンデックスHE-90SII(210,000円)が候補。
GPS魚探13機種のスペック比較表|画面サイズ・出力・希望小売価格
← スワイプで全機種を比較できます →
| 1kW・2kWを選べる | 据え付け 500〜600W | 据え付け 500〜600W | 据え付け 500〜600W | PSシリーズ 600W | PSシリーズ 600W | 5〜7型・小型艇向け | 5〜7型・小型艇向け | 5〜7型・小型艇向け | 1kW・2kWを選べる | 据え付け 500〜600W | 据え付け 500〜600W | 5〜7型・小型艇向け | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 機種 | ホンデックス HE-1011II | ホンデックス HE-100S | ホンデックス HE-8SIII | ホンデックス HE-90SII | ホンデックス PS-900GPII | ホンデックス PS-800GPII | ホンデックス HE-601GPⅢ | ホンデックス PS-711CN | ホンデックス PS-611CNⅡ | フルノ GP-1971F | ガーミン ECHOMAP UHD2 92sv | ガーミン ECHOMAP UHD2 72sv | ガーミン ECHOMAP UHD2 52cv |
| 画面 | 10.4型 | 10.4型 | 8.4型 | 9型ワイド | 9型ワイド | 8.4型 | 5型ワイド | 7型ワイド(縦型) | 5型ワイド(縦型) | 9型ワイド | 9インチ | 7インチ | 5インチ |
| 出力 | 600W/1kW/2kW (仕様を選択) | 600W | 600W | 600W | 600W | 600W | 300W | 100W | 100W | 600Wまたは1kW (CHIRPは300W/600W/1kW) | 500W | 500W | 500W |
| 周波数 | 50/200kHz (600W)、 50&200kHz (1kW・2kW) | 50/200kHz | 50/200kHz | 50/200kHz | 50/200kHz | 50/200kHz | 200kHz | 200kHz (Deep仕様は50/200kHz) | 200kHz (Deep仕様は50/200kHz) | CHIRP 40〜225kHz、 50/200kHz | CHIRP 50/77/83/200kHz、 ClearVü・SideVü 260〜1200kHz | CHIRP 50/77/83/200kHz、 ClearVü・SideVü 260〜1200kHz | CHIRP 50/77/83/200kHz、 ClearVü 260〜1200kHz |
| 付属の振動子 | TD28 (600W)/TD47 (1kW)/TD68 (2kW) | TD28またはTD25 | TD28またはTD25 | TD28またはTD25 | TD28 | TD28 | TD03 | TD04A (Deep仕様はTD25) | TD04A (Deep仕様はTD25) | 別売 | GT56-TM (振動子なしモデルもあり) | GT54-TM (振動子なしモデルもあり) | なし |
| GPS・地図 | GPS内蔵 全国詳細地図 | GPS内蔵 全国詳細地図 | GPS内蔵 全国詳細地図 | GPS内蔵 全国詳細地図 | GPS内蔵 全国詳細地図 | GPS内蔵 全国詳細地図 | GPS内蔵 全国詳細地図 | GPS内蔵 全国地図 | GPS内蔵 全国地図 | GPS内蔵 new pec(フルノフォーマット) | GPS内蔵 Garmin Navionics+などに対応 | GPS内蔵 Garmin Navionics+などに対応 | GPS内蔵 Garmin Navionics+などに対応 |
| 電源 | DC10.8〜30V 約1.6A(12V時) | DC10.8〜30V 約1.6A(12V時) | DC10.8〜30V 約1A(12V時) | DC10.8〜30V 約0.8A(12V時) | DC10.8〜30V 約0.8A(12V時) | DC10.8〜30V 約1A(12V時) | DC11〜15V 約0.3A(12V時) | DC10.8〜14V 約0.9A(12V時) | 単三乾電池8本またはDC11〜14V 約0.3A(12V時) | DC12〜24V 1.1〜0.6A | DC9〜18V 1.72A(12V時) | DC9〜18V 1.52A(12V時) | DC9〜18V 1.0A(12V時) |
| 希望小売価格(税別) | 295,000〜400,000円 | 260,000円 (TD25仕様 265,000円) | 210,000円 (TD25仕様 215,000円) | 210,000円 (TD25仕様 215,000円) | 140,000円 | 140,000円 | 83,000円 | 68,000円 (Deep仕様 79,000円) | 50,000円 (Deep仕様 61,000円) | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 公式に記載なし |
ホンデックスのPS-711CN、PS-800GPII、PS-900GPII、HE-8SIII、HE-90SII、HE-100S、HE-1011IIの7機種は、公式ページに「2026年4月発売予定」と載っている新しいモデルです。
ホンデックスの8.4型から10.4型の据え付け機は600Wが標準です。
1kWと2kWを選べるのはホンデックスのHE-1011IIと、フルノのGP-1971Fだけ。
100Wの2機種と300WのHE-601GPⅢは周波数が200kHzのみで、PSシリーズの2機種はDeep仕様を選ぶと50kHzが加わります。
ガーミンのECHOMAP UHD2は3機種とも500Wで、ホンデックスやフルノにはない260〜1200kHzのスキャンソナーが入っているのが違い。
価格を公式サイトに載せているのはホンデックスだけで、フルノとガーミンは製品ページに価格の記載がありません。

フルノとガーミンは、買う前に取扱店で見積もりを取るしかないんですよね。ホンデックスは全機種の希望小売価格が出ているので、予算は立てやすいです。
船のサイズ別に見る出力と画面サイズの目安

船のサイズで先に決まるのは、出力よりも電源と振動子の付け方です。
バッテリーを積んでいない船に、12Vで1.6A流れる10.4型は載せられません。
| 船のサイズ | 電源 | 振動子の付け方 | 当てはまる機種 |
|---|---|---|---|
| 2馬力ボート・レンタルボート | 単三乾電池、持ち運べるバッテリー | 万能パイプ | PS-611CNⅡ、PS-711CN |
| ミニボート(小さな船外機艇) | 12Vバッテリー | 万能パイプ、トランサム(船尾) | PS-711CN、HE-601GPⅢ、ECHOMAP UHD2 52cv |
| 20ft級 | 船の12Vまたは24Vバッテリー | インナーハル、トランサム、スルーハル | PS-800GPII、PS-900GPII、HE-8SIII、HE-90SII、HE-100S、HE-1011II、GP-1971F、ECHOMAP UHD2 72sv・92sv |
ホンデックスのPS-611CNⅡは電池ボックス一体型で、単三乾電池8本で約8時間動きます。
公式ページにも小型ボート向けと書かれていて、本体は約0.7kg。
振動子を付ける万能パイプについて、ホンデックスは工事が不要で、レンタルボートへの取り付けに向くと説明しています。
釣りが終わったら振動子ごと外して持ち帰れるんです。
PS-711CNは7型ワイドで、付属の自立ベースを使えばポータブル、架台を使えば据え置きの両方に対応。
オプションのBMOバッテリーを使うと連続で約6時間です。
2馬力ボートに乗る前に知っておきたい注意点は、2馬力ボートの危険性と楽しみ方に書いてます。
僕が乗っている23ftの船も、このクラスに入ります。
20ft級で候補になる据え付け機は、ホンデックスだと出力がすべて600Wから。
画面は8.4型、9型ワイド、10.4型の3種類。
画面サイズについて「何ftなら何型」という目安は、3社とも公式には出していません。
そこで見るのが本体の幅と高さです。
| 機種 | 画面 | 本体寸法(幅×奥行×高さ) | 質量 |
|---|---|---|---|
| HE-8SIII | 8.4型 | 240×97×220mm | 約2kg |
| PS-800GPII | 8.4型 | 243×108×228mm | 約1.8kg |
| HE-90SII/PS-900GPII | 9型ワイド | 315×111×180mm | 約2kg |
| HE-100S/HE-1011II(横置き) | 10.4型 | 297×127×249mm | 約3kg |
| ECHOMAP UHD2 92sv | 9インチ | 264×166×80mm | 1.3kg |
9型ワイドは幅が315mmあるかわりに高さは180mmで、8.4型より4cm低くなります。
10.4型は高さが約25cm。
操船席の前に置くなら、視界にかからないか置き場所の寸法を測ってから選ぶのが安心かなと思います。
どんな船を選ぶかという話は、釣りに適したプレジャーボートとエンジンの選び方に書いてます。
出力が違っても探知の精度は変わらず、変わるのは探知できる距離、というのがホンデックス公式の答えです。
もうひとつ、周波数の説明ページにはこんな例があります。
200kHz・600Wでもっと深いところを見たいときは、出力を3kWに上げるより、600Wのまま50kHzにしたほうが効果的。
音波は周波数が低いほど弱まりにくいからです。
ホンデックスの600W機はどれも50kHzと200kHzの2周波。
まず50kHzを使い、それでも足りない水深で釣る人が1kWを選ぶ、という順番でしょうか。
「600Wは何mまで映る」という数字を、ホンデックスは公式に出していません。
仕様表にある表示レンジ(600W機で最大1000m)には「測深能力を意味しておりません」という注記付き。

レンジの1000mを「1000mまで映る」と読んでしまいそうですが、メーカーがそうではないと書いているんですよね。深場の釣りをする人は、買う前に取扱店で水深を伝えて相談するのがいいと思います。
20ft級のボートに据え付けるときの振動子・架台・電源

| 付け方 | 内容 | ホンデックスの振動子(税別) | フルノ GP-1971Fのオプション送受波器 |
|---|---|---|---|
| インナーハル | 船底の内側に付ける。船底に穴をあけない | TD28(15,000円)、1kW用TD47(60,000円) | オプション品の一覧に記載なし |
| トランサム | 船尾に付ける。振動子が直接水に触れる | TD25(20,000円) | 525-5PWD |
| スルーハル | 船底に穴をあけ、振動子を水中に出す | — | 520-5PSD |
フルノの送受波器ガイドによると、インナーハルは底板を通して超音波を出すぶん、スルーハルよりパワーが弱まります。
トランサムは効率よく送受信できる一方で、走行中のエンジンノイズや泡の影響を受けやすい付け方。
ホンデックスの8.4〜10.4型はTD28仕様とTD25仕様を買うときに選ぶ形で、TD25仕様は5,000円高くなります。
PS-800GPIIとPS-900GPIIは標準がTD28で、TD25に変えるときの交換費も同じ5,000円です。
振動子を船底の内側に接着する付け方について、ホンデックスは条件を書いています。
FRP船で船底が単層、厚さ10mm以下の場合だけ有効で、サンドイッチ構造の船底には使えません。
深くまで探知したいときにも向かないとのこと。
走ると反応が途切れる「泡切れ」は、ホンデックスのよくある質問にも載っています。
原因は船底を流れる泡の通り道に振動子があることで、魚探の設定では直らず、位置を変えるしかないそうです。
ホンデックスの据え付け機は、標準装備品に「本体&架台」と書かれていて、架台を別に買う必要はありません。
左右に首を振れるロータリー架台は、7型ワイド以上の機種に対応するものが現在ないと公式に書かれています。
HE-8SIIIにはオプションでインダッシュ取付金具があり、パネルに埋め込む付け方ができます。
フルノのGP-1971Fはブラケットマウントとフラッシュマウント、ガーミンのECHOMAP UHD2はベイルマウントとフラッシュマウントに対応。
ホンデックスの600W機とHE-1011IIは電源電圧がDC10.8〜30Vで、12Vの船にも24Vの船にもつなげます。
フルノのGP-1971FもDC12〜24Vです。
PS-711CNはDC10.8〜14Vの12V専用で、PS-611CNⅡとHE-601GPⅢも12Vまで。
ガーミンのECHOMAP UHD2はDC9〜18Vなので、24Vの船にはそのままつなげません。
消費電流は12Vで0.3〜1.7Aほど。
電動リールと同じバッテリーから取るなら、容量の計算は電動リール用バッテリーは何Ah必要かの記事と同じやり方でできます。
ホンデックスは公式に「本体は防滴構造」としていて、雨ざらしや水洗いは避けるよう書いています。
フルノのGP-1971FはIP56、ガーミンのECHOMAP UHD2はIPX7。
屋根のないオープンボートに付けっぱなしにする人は、ハードカバーが標準で付くかどうかも見ておきたいところです。
HE-8SIII、HE-90SII、HE-100S、HE-1011II、PS-900GPII、PS-711CNはハードカバーが標準装備品に入っています。
ボート用GPS魚探の現行13機種
ホンデックス HE-1011II
ホンデックスの9機種でただひとつ、1kWと2kWを選べます。
GPS内蔵仕様の希望小売価格は600Wが295,000円、1kWが340,000円、2kWが400,000円。
600Wから1kWへは45,000円の差で、付属の振動子がTD28からインナーハル用のTD47に変わります。
1kWと2kWは50kHzと200kHzを同時に出す「50&200kHz」。
表示レンジも最大1500mで、600W機の1000mより深い設定です。
本体の寸法と質量は10.4型のHE-100Sと同じで、こちらは縦置きにも対応します。
リモコンやメモリーカード、2台目のモニターに対応するのは、ホンデックスの9機種ではHE-1011IIだけ。
GPS外付仕様は各出力とも50,000円高くなります。

深場で釣る人、あとから機器を足していきたい人向けの1台だと思います。600W仕様ならHE-100Sとの差は35,000円なんです。
ホンデックス HE-100S
10.4型で600W、希望小売価格は260,000円(TD28仕様)です。
ホンデックスが「カンタンナビ」と呼ぶシリーズで、HE-8SIII、HE-90SIIと魚探・プロッターの仕様は共通。
違うのは画面の大きさで、8.4型・9型ワイドとの差は50,000円です。
消費電流は約1.6Aと、9型ワイドの倍になります。
メモリーカードは使えず、ほかのホンデックス機とデータを移すときは本体をメーカーに送る有償対応(10,000円)です。
ホンデックス HE-8SIII/HE-90SII
8.4型のHE-8SIIIと9型ワイドのHE-90SIIは、どちらも210,000円(TD28仕様)。
出力600W、50/200kHz、全国詳細地図、航跡32,000点・マーク24,000点まで同じです。
解像度はHE-8SIIIが640×480、HE-90SIIが800×480。
2機種とも、追加ユニットのマルチスキャン・ミニ(MM-01)をつなげます。
外付けのGPSアンテナ、ヘディングセンサー、スルーハルタイプの水温センサーにも対応していて、NMEA出力付きです。

値段が同じなので、置き場所で決めていいと思います。横に広いのが90SII、背が高いのが8SIIIです。
ホンデックス PS-900GPII/PS-800GPII
PSシリーズの据え付け機で、9型ワイドのPS-900GPIIと8.4型のPS-800GPIIはどちらも140,000円。
PS-900GPIIは、本体の寸法も画面の解像度もHE-90SIIと同じです。
600W・50/200kHz・全国詳細地図・航跡とマークの記憶点数まで変わりません。
70,000円の差は、つなげる機器に出ます。
| 項目 | PS-900GPII | HE-90SII |
|---|---|---|
| 希望小売価格(税別) | 140,000円 | 210,000円(TD28仕様) |
| 外付けGPSアンテナ | 接続できない | GP-16H(L)に対応 |
| ヘディングセンサー | 対応オプションに記載なし | HD03に対応 |
| マルチスキャン・ミニ | 対応オプションに記載なし | MM-01に対応 |
| 水温センサー | トランサムタイプ | トランサムタイプ、スルーハルタイプ |
| データ移設 | 非対応 | 本体をメーカーに送る有償対応 |
PSシリーズは外付けのアンテナをつなげないので、屋根の下など内蔵アンテナが受信しにくい場所に置く船は要注意。
魚探と地図だけ使えれば足りる人には、PS-900GPIIのほうが安く済みます。
8.4型のPS-800GPIIは、公式の価格欄に「ボンディング液晶ではありません」と注記があります。
画面の見え方が気になる人は、店頭で2機種を見比べてから決めたいところ。
ホンデックス HE-601GPⅢ
5型ワイドで300W、周波数は200kHzのみ。
希望小売価格は83,000円です。
同じ5型ワイドのPS-611CNⅡより33,000円高いぶん、出力が3倍で、外付けのGPSアンテナにも対応します。
マークは12,000点まで入り、PS-611CNⅡの1,000点とは桁が違います。
電源はDC11〜15Vで、標準装備品は本体と架台、振動子TD03、電源コード。
50kHzは使えないので、深場まで見たい人は600W機になります。
ホンデックス PS-711CN
7型ワイドを縦に使うポータブル機で、68,000円。
出力は100W、周波数は200kHzです。
振動子がTD25になるDeep仕様(79,000円)なら50kHzも使えます。
電源コード、自立ベース、ハードカバー、架台まで標準で付くので、ミニボートの12Vバッテリーにつないで据え置きにもできます。
BMOバッテリーがセットになったモデルは82,000円。

5型だと地図と魚探を並べたときに小さいかな、という人向けですね。12V専用なので、24Vの船には付けられません。
ホンデックス PS-611CNⅡ
単三乾電池8本で動く5型ワイドのポータブル機。
希望小売価格は50,000円で、価格が公式に出ている9機種のなかで最も安い機種です。
GPSアンテナと全国地図を内蔵し、航跡16,000点、マーク1,000点を記憶できます。
画面は太陽の下でも見やすいボンディング液晶で、偏光サングラスにも対応。
注意したいのは本体を30度以上傾けるとGPSを受信できないことがある点で、外付けのアンテナもつなげません。
Deep仕様は61,000円、BMOバッテリーセットも同じ61,000円です。
フルノ GP-1971F
フルノの現行GPSプロッタ魚探は、9型ワイドのGP-1971Fと12.1型のGP-3700Fの2機種です。
7型のGP-1871Fは2025年7月に販売を終えたと、公式のよくある質問に書かれています。
GP-1971Fはマルチタッチパネルで、CHIRPと通常の50/200kHzの両方に対応。
地図は日本水路協会のnew pecをフルノの形式に変換したもので、等深線や定置網の場所が入っています。
2周波の送受波器をつなぐと、水深2〜100mで魚の大きさを10〜199cmの数字で表示する機能が使えます。
水深5〜100mの底質を岩・小石・砂・泥に分ける機能もあり。
CHIRP専用の送受波器ではこの2つは使えないので、どちらを取るかで送受波器を選ぶことになります。
送受波器は別売で、1kWの送受波器をつなぐには分配箱MB-1100も必要です。
オプションでレーダーもつなげます。
フルノにはもうひとつ、9型ワイドのTZMAP9というマルチファンクションディスプレイがあります。
こちらは地図の「TZ MAPS」が1年ごとのライセンス制です。

送受波器が別売で価格も公式に出ていないので、総額は見積もりを取らないと分かりません。魚のサイズを数字で出したい人には気になる機種ですよね。
ガーミン ECHOMAP UHD2 92sv/72sv/52cv
ガーミンのECHOMAP UHD2は、5インチの52cvがキー操作、7インチの72svと9インチの92svがキー付きのタッチパネルです。
出力は3機種とも500W。
通常の魚探に加えて、真下を細かく映すClearVüが入り、72svと92svは左右を映すSideVüにも対応します。
振動子は72svにGT54-TM、92svにGT56-TMが付くモデルがあり、振動子なしのモデルも選べます。
52cvは振動子なしです。
防水はIPX7で、72svと92svはNMEA 2000にも対応。
気になるのは地図です。
公式の仕様欄では内蔵地図が「あり(注記を参照)」となっていて、日本の海の収録範囲は確認できません。
価格も公式サイトに記載がなく、電源はDC9〜18Vです。

スキャンソナーを使いたい人はガーミンが候補になります。ただ、地図と価格は買う前に取扱店で確認してほしいです。
50kHzと200kHz、CHIRPの違い
ホンデックスの説明では、200kHz前後の高い周波数は音波の広がりが小さく、ポイントの正確な位置をつかめます。
50kHz前後の低い周波数は広い範囲を探知でき、深い場所まで届くのが特徴。
低周波には映って高周波に映らない反応は、船の真下から離れたところにあると読めます。
魚探の反応からポイントを探す手順は、マイボートで釣れるポイントの探し方に書いてます。
CHIRPは、ひとつの周波数ではなく幅のある周波数を出す方式です。
フルノのGP-1971Fは40〜225kHz、ガーミンは低・中・高の3帯域に対応しています。
ホンデックスでCHIRPを積むのはHDXシリーズなどの上位機で、上の9機種には入っていません。
ボート用GPS魚探でよくある質問(FAQ)
20ft級のボートに付けるGPS魚探の出力は何Wですか?
ホンデックスの8.4〜10.4型の据え付け機は600Wが標準です。
ホンデックスは出力の違いを探知できる距離の違いと説明していて、深いところを見たいときは出力を上げるより50kHzを使うほうが効果的だと書いています。
600Wで何mまで映るかという数字は公式に出ていません。
ホンデックスのPS-900GPIIとHE-90SIIは何が違いますか?
画面サイズ・解像度・出力・本体寸法は同じで、希望小売価格はPS-900GPIIが140,000円、HE-90SIIが210,000円(税別)です。
HE-90SIIは外付けGPSアンテナ、ヘディングセンサー、マルチスキャン・ミニ、スルーハルタイプの水温センサーに対応します。
PSシリーズは外付けアンテナを接続できません。
振動子のインナーハルとトランサムはどう違いますか?
インナーハルは船底の内側に付ける方法で、船底に穴をあけません。
底板を通すぶん超音波は弱まります。
トランサムは船尾に付けて振動子が直接水に触れる方法で、走行中の泡やエンジンノイズの影響を受けやすくなります。
ホンデックスではTD28がインナーハル用、TD25がトランサム用です。
2馬力ボートでも使えるGPS魚探はありますか?
ホンデックスのPS-611CNⅡは単三乾電池8本で約8時間動き、GPSアンテナと全国地図を内蔵しています。
振動子は万能パイプで付けられるので、工事は要りません。
7型ワイドのPS-711CNも自立ベースが付属し、持ち運んで使えます。
フルノとガーミンのGPS魚探の価格はいくらですか?
フルノのGP-1971FとガーミンのECHOMAP UHD2は、どちらも公式の製品ページに価格の記載がありません。
フルノは送受波器が別売なので、取扱店で本体と送受波器を合わせた見積もりを取ることになります。
24Vの船にそのままつなげるGPS魚探はどれですか?
ホンデックスのPS-800GPII、PS-900GPII、HE-8SIII、HE-90SII、HE-100S、HE-1011IIは電源電圧がDC10.8〜30V、フルノのGP-1971FはDC12〜24Vです。
ホンデックスのPS-611CNⅡ、PS-711CN、HE-601GPⅢは12V用で、24Vにはつなげません。
ガーミンのECHOMAP UHD2もDC9〜18Vまでとなっています。

